#013 ブランド施策の予算が通らない。社内説得のための3つのポイント
2026-06-02 35:22

#013 ブランド施策の予算が通らない。社内説得のための3つのポイント

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▼今回のトーク内容:

リスナーからのお悩みコメント/ブランド予算の正当性をどう裏付けるか/ブランドを「信頼による差別化」と再定義し経営層の目線を揃える/ロゴやイメージといった表層的な誤解を解くこと/「信頼による差別化」を経営課題として提示する/会計基準・ブランド・マーケティングの矛盾/短期的な売上だけでなく長期的な資産としてのブランド構築/Airbnb:広告費を大幅に削っても流入が落ちなかったブランドの底力/説得のための3つのポイント:定義の共有・LTVの定量化・オーガニック獲得率の測定/ユニクロ:3年かけて結実した「服は情報」という一貫した経営哲学とプラットフォーム戦略/NYスナップ:公園に響くジャズの音色が知らせるニューヨークの春の訪れ

 

▼番組概要:

ブランドとは、経営戦略の中核である——。日本でも、経営の文脈で語られることが増えたブランドという言葉。だが日本では、ブランドが「広告」や「イメージ」の話として語られがちで、誤解されてしまうことも少なくない。ブランドとは、一体何なのだろうか。

グローバル・イノベーション・カンパニー「I&CO」共同創業パートナーのレイ・イナモトと、APAC COOの間澤崇が、時代によって変わりゆく「ブランド」という概念を、経営の視点から丁寧に捉え直す番組。毎週火曜日配信。

▼番組ハッシュタグ:#ブランドシフト

▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください: ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/bUKPjnbJ8k1hLooB7⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼I&CO Instagram NY Snapの写真はストーリーズにアップします: ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.instagram.com/hello_iandco⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼MC:レイ イナモト(I&CO 共同創業パートナー)

飛騨高山出身。スイスの高校を経てミシガン大学で美術とコンピュータサイエンスを専攻後、1999年にニューヨークへ移住。R/GAを経て、AKQAでナイキ、アウディ、Google、Xboxなど世界的ブランドのデジタル戦略・クリエイティブを担当。米Creativity誌「世界で最も影響力のある50人」、米Forbes誌「広告業界で最もクリエイティブな25人」に選出。カンヌ国際広告祭では、モバイル部門・デジタルクラフト部門の審査委員長を日本人として初めて務めた(2013年・2019年)。2016年にI&COを設立し、2019年には東京オフィスを開設。 

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.instagram.com/reiinamoto/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

間澤 崇(I&CO APAC COO)

愛知県豊田市出身。ニッセイアセットマネジメントでの資産運用業務を経て、アクセンチュアのストラテジーグループで金融・小売・通信・エネルギーなど幅広い業界の企業戦略コンサルティングに従事。2019年に、レイ・イナモト、高宮範有とともにI&CO Tokyoを設立。現在はAPAC地域統括COOとして、経営戦略・ブランド戦略・新規事業開発を手がける。

▼I&CO 公式サイト:

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▼ディレクター:

Andy

▼プロデューサー:

野村 高文

▼制作:

Podcast Studio Chronicle( ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://chronicle-inc.net⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼協賛:

株式会社デジタルガレージ(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.garage.co.jp/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

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感想

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サマリー

本エピソードでは、ブランド施策の予算が社内で承認されないというリスナーからの悩みに焦点を当て、その説得のための具体的な方法を議論しています。ブランド施策の予算確保の難しさは日本で特に顕著であり、担当者が経営層に予算を申請する際に、ブランドが広告やイメージといった表面的なものと捉えられがちで、ビジネスとの繋がりが見えにくいことが課題となっています。 まず、ブランドの定義を「信頼による差別化」と再定義し、経営層と目線を揃えることが重要だと指摘します。これは、現代の透明性の高い市場において、顧客の声が重視され、購入後の信頼こそが他社との差別化要因となるためです。また、会計基準(IFRS)ではブランド資産の形状が難しく、マーケティング費用が短期的な費用計上になりがちであるという構造的な課題も解説されます。これにより、短期的な売上を重視する経営層との間に乖離が生じやすい背景が示唆されます。 説得のための具体的なポイントとして、ブランド施策の正当性を裏付けるためのデータ活用、ブランドに疎い社内層への「翻訳」の重要性が挙げられます。さらに、ブランド施策の成果を測る指標として、長期的な視点での「LTV(顧客生涯価値)の定量化」と、短期的な効果を示す「オーガニック獲得率の測定」が提案されています。ユニクロの「服は情報」という一貫した経営哲学や、Airbnbのブランドマーケティングへのシフト事例も紹介され、短期的な成果だけでなく、長期的な視点でのブランド構築の重要性が強調されています。

リスナーからの悩みとブランド予算確保の課題
レイさん、皆さんから、実は、ハッシュタグブランドシフトで、コメントが結構ドシドシと来ています。
皆さん、投稿ありがとうございます。
今回は、その中にかなりいい質問がたくさんあったので、その中から1つピックアップをして、レイさんとちょっと話をしていきたいなというふうに思っています。
まずちょっと取り上げたい、そのポストの内容を少し紹介させていただこうと思います。
ブランドシフトが好きで聞いています。第5回、ブランドへの投資は売上に直結するのか?も面白かったのですが、テーマのアンサーがあまり腹落ちしきれなかったです。
予算確保の観点で、ブランディングに予算をつけるために、その正当性をどう裏付ければ、ブランドに疎い社内の層を説得できるかを知りたかった。
こういう内容のポストをいただいていますね。これ難しいっちゃ難しいですよね。
難しいっちゃ難しいんですけど、でもこれに似たようなお悩みっていうのはすごくよく聞きます。
多いですよね。
皆さんこんにちは。アイアンドコー、共同創業パートナーのレイナウトです。
アイアンドコーのマザワタカシです。
ブランドシフト、誰も教えてくれない経営とブランドの話。
この番組はグローバルイノベーションファームアイアンドコーが、経営をブランドの視点で捉え直すポドキャストです。
ニューヨークのレイナウトと東京のマザワタカシでお届けします。
では、いってみましょう。
我々が対峙させていただいている方々は非常にこういった悩みをお持ちですし、
それどうしたらいいんですかっていう悩みも結構相談としては多いかなと思うんですけれども、
これレイさんやっぱりそれは日本、アメリカ、グローバル限らずどこでもこの悩みってやっぱりあるもんですか?
いや、これはですね、正直、日本の方から聞くのが圧倒的に多いです。
圧倒的に多い。
圧倒的に多い。
圧倒的に多いですか。
逆に言うと。
大体聞く場面っていうのが、例えば年度末、半年とか3ヶ月くらい前の時に、
次の年度の予算を取りに行く時に、
どうやってブランディングに対する予算をつける。
そしてそれをどう説得するかみたいな悩みっていうのはよく聞きますね。
本当ですか。
それは大体、担当者の人たちが経営層の人たちに予算を申請しなきゃいけなくて、
その時にそのブランドっていう言葉が入っちゃってると、
それブランドなんてみたいな、ブランディングなんてみたいな、
そういう言われ方でなかなか通すのは大変。
もしくはブランドとビジネスをどうつなげたらいいかわかんないというような、
そういう声は非常によく聞きますね。
ブランドの定義と会計基準の構造的課題
これって逆にアメリカの場合は、あんまり話としては持ち上がらないんですか。
持ち上がるのは、これざっくりと言っての話なので、
全部が全部そうじゃないかもしれないんですけども、
大体そういう話になって、
ブランディングにどうやってお金をかけるか、どれぐらいお金をかけるか、
もしくはかけるとしても、すごい奨学しかかけたがらないっていう企業の傾向は、
スタートアップとか、まず日が浅い企業に多いですね、正直。
日が浅い、そうか、そういうのから間もないっていうことですね。
間もないって言っても、それでも5年、10年ぐらい経っている企業もあるんですけども、
いわゆる日本でも知られているような大企業っていうよりかは、
スタートアップだったりとか、中小企業だったりとか、
そういうところが、なぜそんなお金かかんの?
どうしてそんなことお金かけないといけないの?っていうふうに。
それはそれで、確かにそこにお金かけるべきじゃないでしょっていうことも、
実はあったりするんですけども、
でも共通しているのは、ブランディング、
僕はブランディングっていう言葉とブランド模式、
そしてブランド構築っていう言葉をすごく意識して分けて使ってるんですけど、
そこの辺のところからちゃんと理解しないと、
なぜお金をかけなきゃいけないのかとか、なぜ大事なのかっていうのが、
ビジネスにつながらないっていう場面はよく見受けますね。
なるほどね。
やっぱりその辺がポイントになってくるんです。
そうすると、やっぱりまずこのご質問、コメントに答える前に、
ブランディングっていう話とか、ブランドっていう言葉とか、
ちょっと言葉のいろんな解釈とかもあるかなとは思うんですけど。
そうですね、これは今までのエピソードで取り上げたトピックではあるので、
ちょっと繰り返しにはなるんですけども、
簡単なおさらいとして言うと、
いわゆるマーケティングとかブランド構築とか、
ブランド戦略とかを専門にやってないと、
そのブランディングっていう言葉を聞いたときに、
それってロゴだよねとか、
それって色の使い方だよねとか、
それってそのイメージをどう絵で見せる、
もしくは写真で見せることなのかみたいな、
結構表面的な、表層的な話になりがちなんですね。
これはですね、僕が共通して、
なかなか上層部の説得ができないんですよねって言われるときに、
まずアドバイスとして渡しているのが、
じゃあブランドの定義をどうされてますかって、
聞いてみたことありますかっていうふうに言うんですね。
まずしてないっていう人が多いんですけども、
じゃあブランドって何なのか、
もしくはブランディングって何なのかって言われたときに、
大体返ってくる言葉が、
いやそれってマーケティングをすることでしょうとか、
それってプロモーションを打つことでしょうとか、
イメージを作るみたいな、すごく表面的な話になりがちなんですよ。
そこで僕がアドバイスとして渡しているのは、
いやブランドっていうのは、
昔はそうだったかもしれないけども、
これだけ透明性があって、
これだけお客様の声が強くなって、
そしてこれだけ、
例えばその商品を買った後、サービスを使った後にレビューとかで、
いくらでもいいこともよくないことも言えてしまうような、
透明性の非常に高い世界になったときに、
ブランドっていうのはただのイメージはなくて、
その購入後、サービスを使った後にできてくる信頼、
それがちゃんと他とは違う、
ここは他とは違うっていう差別化になることで、
ブランドになるんですよ。
つまりブランドとは信頼による差別化なんですよ。
そう捉えたら、
差別化による、
信頼による差別化って必要だと思いませんかって、
経営者もしくは経営層、上層部の人に聞いて、
それでいやいやいや、そんなものは必要ないって言ったら、
もうそれは終わってるっていう、
そういう話なんじゃないですかっていうのは、
まずお伝えはしてますね。
なるほどね。
少しレイさんの話を聞いて思ったのは、
まずこのご質問いただいた内容を、
ちょっと整理した方がいいかなとは思いまして、
質問自体は、
かなりどういうふうに説得するのかっていうような方だったんですけど、
3つぐらいの話かなと思ってます。
1つは、
まずそもそもブランドの施策、
ブランドに関連する施策の正当性をどう裏付けるか。
これはやっぱデータをちゃんと使う話、
データの問題ですよね。
2つ目は、
ブランドのことをよくわかってない、
うとい社内の層をどう説得するかっていう、
いわゆる翻訳の問題。
最後が、
現場の人がどうちゃんと動いてもらうかっていう実行の問題があって、
最後のどう動いてもらうかっていうところまでやるのは、
かなりこの時間の中で難しい気はするんですけども、
ブランドの施策の正当性をどう裏付けるかと、
ブランドにうとい社内層をどう説得するかっていう2つは、
結構ポイントで、
今のレイさんの話を聞くと、
今のは2個目の、
どういうふうにそれを説得しにいくかっていうようなところが、
結構1つキーなのかなというふうには感じています。
ちょっとこれは、
まったくその通りだと思います。
それで、
追加で言うと、
今、タカさんが整理してくれた、
このタイルの3つの論点のところから言うと、
施策の正当化をどう裏付けるかっていうのと、
そのブランドの定義の理解を、
目線を揃えるかっていう2つのレイヤーの話があって、
今の後者の方は、
確かに今僕が言った定義のところですと、
で、
この前者のブランド施策のっていうところで言うと、
だいたい売り上げが良くないとか、
ちょっとこう売り上げが下がってきちゃってるとかっていうときになると、
マーケティングとか、
それってブランディングができてないから、
マーケティングができてないからっていうふうに、
そのせいにするっていうのは、
これは別にその日本だからとかアメリカだからとかではなくて、
よく見かける光景なんですね。
確かにもちろん話題があればもっと見るとか、
そういうのはあるので、
じゃあ話題を作ればいいのかっていう問題になるんですけども、
でも、
もちろんそういう場合もあるんだけども、
話を聞いてみると、
実は問題が別のところにある企業って少なくないんですよね。
なるほど。
これはちょっとあまり名指しでは言わないんですけども、
例えば、
うちが昔お仕事をしたことがあって、
ちょっと売り上げがここ2,3年下がってきていて、
マーケティングがうまくいってないとは思うので、
そのお手伝いをしてくださいっていうふうに頼まれて、
で、
もちろん確かにもっとマーケティングに力を入れればいいのになっていることもあるんですけども、
でも根本的なところはもっと別のところにあったりとか、
そもそもこれプロダクト自体のプロダクトのコミュニケーションが全然できてないよねっていうことだったりとか、
そういう他に課題を抱えている企業って結構少なくないんですよね。
だからこのブランドの試作の正当化を裏付けるかっていう話で、
実はそのブランド試作、
そのブランド試作が何かっていう問題もあるんだけども、
それ自体をやろうっていうところが、
実はそこが違うんじゃないですかっていう場面も少なくないですよね。
なるほどね。
これちょっと今のところは深掘りしたいんですけど、
ちょっと1個ステップバックをして見ると、
これ結構構造的な問題とか課題があるかなと僕は思ってるんですね。
ちょっと専門的な話になっちゃうんですけど、
IFRSっていう国際会計基準があって、
その中に
ニッチナ
これ一応グローバルのスタンダードな会計基準があるんですけど、
この中にIAS38っていういわゆる無形資産、
無形資産をどう会計に載せるかっていういわゆるルールがあるんですね。
それ僕もしなかった。
本当ですか。これ結構大事なポイントで、
平たく言うとですね、
いわゆるブランドっていうものに係る資産の形状っていうのは、
明示的に一応禁止してるんですよ。
なるほどね。
要は消虐しづらいんですね。
何でか何でかっていうのがポイントで、
2つあって、1つはいわゆるブランドっていうものと、
いわゆるパフォーマンス、マーケティングのパフォーマンスっていうものの分離、
分けるっていうことが実務上かなり困難。
つまりこれはブランドのいわゆる取り組みによるものなのか、
マーケティングの取り組みによるものなのかっていうものが、
実務上分けられないものは形状できない。
っていうのと、もう1個はいわゆるこのカスタマーサービスとか、
他にもタッチポイントがたくさんあるじゃないですか。
ブランドっていったいわゆる企業が持つアセットってのがたくさんあって、
そういったものは全部タッチポイントは、
ブランドのエクイティに寄与するので、
そこにかかったお金っていうのが、
どれにかかったお金かっていうのは、
信頼性を持って測定ができない。
つまり測定、あるいは分離上できないものっていうのは、
会計上載せにくいんですよ。
ってなるとどうなるかっていうと、
結果としてそのマーケティングの費用っていうのは、
年内で全額費用計上が必要になってくるわけですね。
要は消極できないので。
ブランドっていうのは選ばれ続けるために、
無効何年もかけてやる取り組みのはずなんだけど、
そういった形で、いわゆる機械を購入しますとかっていう風に、
原価消極できないので、実質年内に計上しなきゃいけない。
年内に計上しなきゃいけないってなると、
当然年内に売り上げを立てないとバランスしないわけですよ。
だから構造的な課題で、
それはもうしょうがないと思うんですよ。
つまり何が言いたいかっていうと、
ブランドっていうものは長期的にお客様との信頼を
高めていく取り組みのはずなんだけど、
全部がIFRSに準拠してるわけではないんですけども、
一つそういった、いわゆるマーケティングとブランドの支度って
構造的に分けづらいので、結果マーケティングの方に寄せざるを得ない。
そうなると年内にやっぱり売上を立てざるを得ないっていう、
もうこれは仕方ないものなので、
まさにレイスさんさっき話のあった
今年の売上がっていうのは、
なって当然っちゃ当然なんですよね。
じゃあその中でどうするかっていうのが、
今回の多分問い合わせの本質的な多分問いで、
そこにちょっと我々はアプローチして
今日話していった方がいいのかなっていうのをちょっと脱線しちゃったんですけど、
結構大事な観点なので、みんな別にやりたくて
ブランドの試作やりたくないって言ってるわけじゃないと思うんですよ。
なのでこの辺がちょっとレイさんとももうちょっと
彫っていきたいポイントかなと思います。
説得のための具体的な指標と事例
それで言うと、いくつか思い当たる事例があって、
一つは、これちょっと数回前のエピソードで話したことではあるので、
繰り返しになるんですけど、
パンデミック中にAirbnbがマーケティングの予算を下げたけど、
ユーザーの数、そしてアクセスの数が下がらなかったっていう
情報をタカさんが持ってきてくれたじゃない。
ありましたね。
それと同じ延長線上の話で、
いわゆるマーケティングとかに関わってる人だと、
パフォーマンスマーケティングっていう言葉は、
もう本当嫌になるほど聞いてる方たちも多いと思うんですけども、
パフォーマンスマーケティングって結構瞬時に結果が見えると、
これだけ広告を打って、そしてこれだけコンバージョンが起きて、
これだけ売り上げにつながるみたいな、
その点をつなげられるので、
測りやすいことなんですよね。
それこそ売り上げとかが下がったりとかしてた、
パンデミック前後ぐらいの時に、
Airbnb が先来的に、
ブランドマーケティングよりも、
パフォーマンスマーケティングに力を入れようっていうことを
数年してたんですね。
なるほど。
確かに短期的には売り上げが上がったりとか、
コンバージョンが上がったっていうのは見えてはいたんですけども、
そこが1年以上の年度末を超えちゃうと、
どうそれを形成するかみたいなところが、
なかなか12ヶ月で区切っている。
会社はそれすべてだと思うんですけども、
なかなか難しいところではあるんですけども、
結局パフォーマンスマーケティングばっかり特化しちゃった時に、
長い目で見たら、
ブランドの測り方っていうのもいろんな数値があって、
それで見たら下がりつつあったっていうことで、
これはいけないですねっていうことで、
パフォーマンスマーケティングから、
もっとブランドよりのマーケティングに変えたっていう過去もあるんですよね。
だからその辺は、
もちろん現場と経営層の乖離っていうことも、
結構課題になってくるなと思うんですけども、
いいポジティブなことで言えば、
この番組、そして僕は本を書いた理由の一つでもあるんですけども、
ようやくここ数年、2、3年になって、
経営層の方たちも、
ブランドって大事なんだよねっていうのを、
徐々に理解されてきている人たちが少なくないんじゃないかなっていうのは、
肌感でも感じます。
これがね、もう少し進んでくれば、
割と会話もしやすくなるとは思うんですけど、
もうちょっとかかりそうな感じはしますよね。
いや、かかると思います。
ちょっとこれは名指しでは言わないんですけど、
ちょこちょこあるのが、
ブランドを認知を上げなきゃいけないから広告を打とうとか、
うちにもキャッチコピーが必要だみたいな、
ナイキってそういえばJust Do Itっていう世界中の皆さんが知ってる言葉があるよね、
うちもなきゃいけないねみたいな、
結構表面的なことだけで、
キャッチコピーとかタグラインっていう方向に流れちゃう、
結構な大企業からもそういう話を聞いて、
もちろんあることは悪いことではないんですけど、
それだけ広告とか宣伝とか、
タグラインだけみたいな手法だけで考えちゃうと、
結局長続きしない、本質的じゃないブランド構築になっちゃうっていう。
そうですよね。
あとあれですよね、いわゆる時間軸ですよね。
これをやったから売り上げどうなるの?っていう質問もやっぱり、
いわゆる大きな会議体にこういうのが上がってくると、
要はこれに参画されてないメンバーの方、役員の方も含めて、
やっぱり売り上げどうなるの?
これでどういう効果がいつ現れるの?みたいなことで、
すごく短期的な効果を求めがち。
そうするとやることなすことがどんどん変わってきて、
どんどんいわゆるマーケティング的な内容になっていってしまうっていうのも、
結構目の当たりにはしているので、
こういったやることを表明的にやるだけではないですし、
かつ時間軸っていうところもきちっとこういったプロジェクトをやるにあたっては、
メンバー間でしっかりと説明して、
アラインをとっておくというのは大事だなという。
あとこれもすごい細かい話なんですけど、大事かなと思うのは、
数だけが多ければいいっていう話でもなくて、
例えば今の時代だと結構ソーシャルメディアとかで、
ただフォロワー数が多ければいいっていう話でもなくて、
やっぱりコミュニティに刺さってるかとか、
誰がフォローしてるかっていうのもすごく大事で、
例えばAとBというブラウンドがあったときに、
Aの方がフォロワー数は多いんだけど、
実はBの方が人気のサポートがもっと厚くて、
フォローされているコミュニティにすごく深く刺さってる。
そういうことを可視化だったりとか、数値化するツールもあるので、
このご質問いただいた方の企業がどういう企業かっていうのも、
結構左右してくるとは思うんですけども、
例えばいわゆるB2Cの企業だったら、
どういうコミュニティに刺さっているのかっていうのを
ちゃんと洗い出すのも、それで伸ばせば売上につながるんですよっていうことをすれれば、
ただマーケティングやってフォロワー数を増やすことだけが目的じゃなくて、
ちゃんとリピーターになってくれるお客様に刺さるような
コミュニティを見つけて、そこにコミュニケーションしていくっていうのをしていかないと、
結局ブランド構築には数だけで多くの認知を取るため、
人気だけをかけても、結局すぐ聞くものはすぐ聞かなくなるので。
そうですね。
だからどこを伸ばすかっていうのを、ちゃんと数字と可視化をして、
上層部だったりとか経営層の人に持っていくのが一つ手前じゃないかなと思います。
確かに確かに。
これどうしてもブランドの話になってくると、
その指標ってすごくある意味定量化する上で大事だと思っていて、
ただ結構難しいのも、いろんな要素が入ってくるのであるんですけど、
あえてどういった指標で見ていくと良いのかみたいな話でいくと、
ブランドの施策って結構遅れて出てくるものが多いと思うんですよね。
速攻性がないというか。
なのでその上であえて2つ私がピックするんだったらっていうのがちょっとあって、
1つはブランドのLTV、いわゆるライフタイムバリューをどういうふうに測るか。
例えば自分たちのブランド企業であったりサービスに対して、
親和性の高いお客様と親和性の低いお客様のLTVの差を、
このLTVっていうのは売上であったり利益率みたいなものの何年間のいわゆる相話として、
1つ出してあげるっていうのは1つその差がどれくらいあるのかっていうのは定量化してあげるっていうのはアプローチとしてはあるのかなと。
もう1個はこれは結構わかりやすいかなと思うんですけど、
シンプルで強いのがオーガニックのやっぱり獲得率。
オーガニックにブランド認知先行として入ってもらえるかっていうのはやっぱりペイドチャンネルの経由じゃない、
新規顧客のいわゆる比率っていうのは1つブランドの選んでくれてるっていう状態のすごくわかりやすい指標なので、
これの方がさっきのブランドのLTVよりももうちょっと早く結果としては出てくるかなと思うので、
なんかまあ短期的に、あえて短期的に見るのであればオーガニックの獲得率だし、
もうちょっとやっぱり長期的にどっしり構えてみるのであればブランドのLTVを見ていくっていうのは、
わりと説明、社内を説得するときには強く使える指標なのかなっていうふうには思ってます。
言い換えれば口コミでちゃんと成り立っているかということですか?
成り立っているかというのが1つあるかなと思いますね。
いろんな指標はあると思うんですけれども、あえてピックするならっていうので参考になるといいのかなと思ってます。
いろいろこのブランドっていう言葉と経営っていう言葉をつなげるときに、
やっぱりいつ結果が出るのかとかすぐ効果が出るのかみたいなことは、
もちろん気にされる人たちが、もちろん経営で数字を見てればそうなのは当たり前で、
効果がすぐ出ない施策はすぐやめるべきみたいなことも少なくないんですね。
それは確かに、それはそういう場面もあるとは思うんですけども、
いろんな施策をやる中でなぜその施策をやるのかっていう、
そのなぜが、ただお金を儲けるためだけとか、ただ商品をもっと売るためだけっていうことよりかは、
ちゃんと長い目線でやってったほうがいいなと思うんですね。
ちょっとこれ具体的な例で一応外に出てることではあるので紹介するんですけど、
我々ユニコロさんとすごく一番最初からお付き合いして10年以上お付き合いあるんですけども、
柳社長が、これは海外的にもおっしゃってることなんですが、
僕らがサポートをし始めた2、3年後ぐらいから、
服は情報だ、服は情報だっていうことをやたらと社内で経営層の人たちだったりとか、
ゲーマーの人たちに言ってたんですね。
そんな時に我々から提案したプラットフォームのアイデアがスタイルヒントっていう、
今となっては店員さんが全世界で使われていて、
店員さんが販売促進のためのプラットフォームとして、
そしてサイトにもスタイルヒントから上がってきた着こなしの投稿が展開されたりとか、
今すごくいい営業ツールにはなってるんですけど、
それって形になるまでに実は3年ぐらいかかってるんですよね。
その例で言うと、ただプラットフォームを作るとか、
ただ着こなしが見れるものを作るっていうことの向こう側に、
その服は情報なんだ、
じゃあ商品を情報として扱う、そして情報を商品につなげるっていう、
すごくある意味概念的なところがあったからこそ、
長い目で年度末を超えた取り組みができて、
経営層もこういう概念でやってるから、
1年だけじゃなくて2年3年とつながることをやっていくんですよねっていうのを、
ちゃんと経営層、そして現場も理解しておかないと、
結局短い目線でパフォーマンスマーケティングやりましょう、
今期にこんだけ上げましょうみたいなことばっかり、
もちろんその大事な場面もあるんですけども、
それだけになっちゃうと、
本当に短いところだけの繰り返しになって、
長い目線で見ると結局ダメージになってたってことになっちゃうので、
なぜその施策をやるのかっていう背景をちゃんと持ってるのは大事だと思います。
大事ですね、そこが。
そこなくて結構やられる表情的な部分だけでやっちゃうと、
さっきのレイさん言ってたような、とにかくタグライン作りましょうとか、
キャッチコピー作りましょうとか、
すごく表面的な話になっちゃうので、
その裏側をどう持って進められるかっていうところですね。
大事ですね。
ブランド施策予算獲得のための3つのポイント
というわけで今回はレイさん、
ブランド関連の予算をどう社内に説明するかということをテーマに話をしてきました。
結構こうやってお便りもらえるとすごくいいなというふうに思ってるんですけども、
その一つピックアップさせていただいていう感じですけれども、
最後にリスナーの皆さんからの皆さんに持ち帰ってもらえる
お持ち帰りポイントっていうのをレイさんからまとめてもらおうかなと思います。
そうですね、今日は3つ明確なお持ち帰りのポイントがあります。
まず一つは、ブランドという概念の目線を揃える。
冒頭にもお伝えしましたように、
世界観とかイメージとかプロモーションみたいな感覚で
ブランドって言葉を使ってしまうと、
それはなんでそんなところにお金を使うのっていう話になっちゃうんですけども、
ブランドというのは信頼による差別化。
それってどんな企業にとっても必要不可欠なことですよね。
そしてそれが選ばれる理由になるわけですよねっていうのを
ちゃんと社内でブランドイコール信頼による差別化っていうのを
理解の目線を揃えてもらう。それがまず一つ。
2つ目と3つ目は高田さんが言ってくれたことなんだけども、
2つ目はLTBとライフタイムバリューの定量化。
なのでそうすることによって、例えば今期だけじゃなくて
来期もそして来年も再来年も、
じゃあその同じお客さんがまた次のお客さんになってくれるためには
どうしたらいいかっていうふうに長い目でビジネスを
捉えることができるので、LTBの定量化をする。それが2つ目。
でもやっぱりすぐその効果を見せなきゃいけないんだけどっていうときには
オーガニックの獲得率の指標を決めて、
例えばその3ヶ月以内でとか6ヶ月以内で
何らかの形で結果が見えるような数字を持っておく。
その3つが今日頂いたコメント、Xから頂いたコメントに対する
まとめかなと思います。なのでまとめると
ブランドという概念の目線を揃える。そしてLTBの定量化。
最後にその短期でも測れるオーガニックの獲得率の数値化。
その3つかなと思います。
ありがとうございます。
NYスナップ:ニューヨークの春の訪れ
ということでレイさん、本編は以上になるんですけれども、
この番組では恒例コーナーでレイのニューヨークスナップがありまして、
レイさんがニューヨークで見かけた風景や気になった話題を紹介してもらいたいという風に思っています。
紹介される写真がですね、
i&coのインスタグラムストーリーズにアップしているので、
気になる方はぜひチェックしてみてください。
ではレイさん、今日はどんな写真でしょうか。
日本だと、日本って結構四季があるので、
季節の変わり目っていうのがすごくはっきりするじゃないですか、ある程度。
僕は今ニューヨークに住んでて、
西海岸に住んでた時はなかなかその四季っていうのが、
ごめんなさい、今ちょっと犬の音が入っちゃいましたね。
一瞬入りました。
大丈夫ですよ。
僕は今ニューヨークに住んでて、ニューヨークって結構その四季がはっきりしているので、
その冬、春、夏、秋みたいなのがはっきりしていて、
西海岸とかは逆にその四季があんまりはっきりしてないんですよ。
で、一回そのニューヨークを出て、
なんか西海岸ってその四季がないんだなって、
これってちょっと寂しいなっていうふうに思って、
そのニューヨークに戻ってきたかったっていうのもあるんですけど、
日本だと春ってやっぱりその桜こそ春の印みたいなのがあるじゃないですか。
ありますね。
ニューヨークって何だと思います?
これはね、別にニューヨーカーがみんな全部こう思ってるっていうよりかは、
僕がもう完全に独断と偏見で、
これってそのニューヨークの春を知らせるものだよねっていうふうに思ってるんですけど、
なんだろう、自然なのか、でも自然、自然なものなのかな、なんか。
いや、違います。
え?全然見通すからですね。
何かっていうと、これなんですよ。
これ今公演でジャズをしてる、ドラムとベースを弾いてるミュージシャンたちなんですけど、
春先になるとニューヨークのいろんな公演で、
こう路上で演奏するミュージシャンたちがいっぱい出てくる。
あ、そうなんですか。
そう。
もう半袖で着られてますね。
これはね、今これ5月の収録なんですけど、
1ヶ月くらい前、4月の頭ぐらいに、4月の半ばぐらいに撮った写真で、
ジャズを路上で聴くようになったな、春だなっていうふうに思ったので。
こういう、これちょっと音付きのもあるんですけど、
一応動画もあるので、これは。
そうなんです。
トランペットとコントラバスと、これドラムのパーカッションですかね。
そうですね。
サックスフォンですね。
サックスフォンか、サックスフォンですね。
なのでニューヨークの春は、ジャズと共にやってきますという話でした。
おしゃれですね。
これはニューヨークらしいという。
ニューヨークらしいですね。いいですね。
これは僕の勝手な思い込みですけど。
でもいいですね、こういうの。
ありがとうございます。
じゃあ続きは次回にまたしましょう。
はい、では次回もよろしくお願いします。
ブランドシフト、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
番組への感想は、ハッシュタグブランドシフト、すべてカタカナでXにぜひ投稿ください。
また質問やメッセージなどは、番組の概要欄、もしくはi&coのインスタグラムにあるリンクからお寄せください。
それではまた次回にお会いしましょう。
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