それで言うと、まず従来、昔の定義のブランドっていうのと、今の時代のブランドの定義がこう変わってきてるっていうのが僕の論理なんですけど、昔だと確かにやっぱり高いものイコールブランドだったんですね。
で、例えば車で言うと、あえてちょっとこれ海外の事例なんですけど、ドイツのボルスワーゲン、ついこの間まで、数年前まで時価総額、そして規模では世界一一番大きい車の企業ではあったんですね。
今、トヨタさんが抜いちゃったんですけど、それだけ大きい会社でボルスワーゲンっていうのと、あとフェラーリ、めちゃくちゃ高級なフェラーリで比べた時に、タカさんどっちがブランドとして強いか、どっちがブランドとして人に愛されてるかどう思います?
フェラーリとボルスワーゲンを比べた時に。
難しいですね。その直感的には、さっき言ってたフェラーリっていうところがすごくエンジニアリングもしっかりしてるし、車に対してスペック的にはすごく優れていると思う反面、フォルクスワーゲンさんはたくさんの人に愛されてると考えると、やっぱりフォルクスワーゲンさんの方がブランドとしては強いっていう風に言ってもいいんじゃないかなと。
これはですね、どっちが正解ってことは実はなくて、見方によっては今タカさんが言ったみたいにフェラーリの方がめちゃくちゃ値段も高いし、1台に対する利益もフェラーリの方が実際に多いんですよ、圧倒的に。
フォルクスワーゲンの場合は、タカさんが今言ったみたいに、やっぱり多くの人に使われてるから、値段は1台1台の値段は高くないけどもスケールがあると。
で、時価総額っていうところで言うと、ちょっとこれ数年前のデータなんですけども、ほぼどっちも同じぐらいなんですね。
なるほど。
そう、1台に対する利益、フェラーリの場合は1年間にもう数千台しか売らない。
で、フォルクスワーゲンの場合は何百万台も売るっていうことなので、確かに1台に対する利益はフェラーリの方が全然上ですよと。
で、フォルクスワーゲンは逆の戦略で、いかにどれだけ多くの人に愛してもらうかっていう戦略を取ってるので、見方によってはフェラーリの方がいいブランドだよねっていうふうに見られることの方が、利益っていうこととか希少性っていうところで言うと確かにそうはありますと。
で、ただ、その方程式はずっと続いてたんですけども、特にやっぱりGoogleとかAmazonとか価格だけでは勝負していないブランドっていうのがたくさん出てきて、そこはお客さんとかユーザーに使われている理由は価格とか全く切り離されたところで、例えば利便性っていうところで勝負をしているので、
実は金額がそんなに高くない、もしくはGoogleとかインスタグラム場合だと、ただじゃないですか。
そうですね。
なんだけども、例えばインスタグラムで言うと、もう世界中の何十億人っていう人が、もう1日に何十回、下手したら何百回と使っている。
やっぱりそのインスタを使えば、新しい発見があったりとか、いろんなものが共有できたりとかっていう、そういうその信頼につながってるし、で、なおかつやっぱりここでしかないものが得られるっていう差別化にもつながってるから、
ただのサービスではあるんだけども、ブランドとしてちゃんと成り立ってるっていうのが、これはここ20年ぐらいの現象ですよね。
なので、その価格だけでは、ブランドっていうのが買たれなくなった時代なんですよっていう背景があるわけなんです。
なるほど。
そうですね。これはだから、時代が変わっていく中で、そのブランドの構成する要素というか、変数が結構増えてきてるっていうのは結構大きいことですね。
だから、ブランドシフトっていう名前の意味も、おそらくそこに込められているとは思うんですけども。
これはでも、ただ一方で、ユーザーの目線に立つと、これはいくらなのかっていうところも大事なポイント、やっぱり購入を決めるための一つの決め手にはなってくると思うので、それを提供する側の企業、サービス提供者ですよね。
ある人たちの意見では、これは戦略的に間違ってるっていうことを言ってる人もいるんですね。
っていうのは、今までのアップルの事業って薄い利益薄利多倍のビジネスではなくて、厚い利益のものをたくさん売るっていう普通ではない商売モデルをやってきたアップルが、
なるほどね。
その商品よりもほぼ確実に利益率が少ないだろうと思われるものを売り始めるっていうのって、これ結構戦略的にも今までとはちょっと違う戦略を取り始めてるのが、なんかこういうとこに現れてるんじゃないかなと思います。
うーん、なるほどね。
ああ。
新しいチャレンジになるんですかね、なるほど。
レイさんはずっとアメリカにいるので、多分アップルの歴史を横でずっと見られてきたと思うんですけど、アップルって、マックブックじゃないんですけど、iPhoneで2回結構大きなチャレンジをしてて、
1回目がiPhoneの5C、2013年頃でしたっけ、iPhoneの廉価版でプラスチック筐体で出したんです。何て言ったんだろう、確かUnapologetically Plasticみたいな、そんな打ち出し方をしてプラスチック筐体でバッて出して大失敗したんですね。
当時結構国評された確か記憶があって、でその後にもう1回iPhoneでSE、その3年後の2016年に出したんです。
この時はデザインは結構簡素なんだけれども、中身は本格っていうような、確か打ち出し方をしていて、なんか私がちょっとこれは事実かわからないんですけど、結構その2回の経験、失敗と成功を踏まえて、今回それをマックブックの方、つまりiPhoneじゃなくて、
いわゆるPC筐体の方に成功したパターン、つまりiPhone SEでしっかりとプレミアムのポジションを崩さずにしっかりとやったっていうところが結構大きかったのかなと思っていて、なんかそのAppleらしい成功のパターンの1つとしては、ある意味その同じものの廉価版で出すんじゃなくて、
別のラインとしてやっぱり出すっていう、先ほどお伝えしてたその安い版じゃなくて、例えばiPhoneSEだとコンパクト版みたいなその位置づけを少し変えながら出したっていうのは、ある意味Appleのそのブランドを大きく崩さずにしっかりと広い層まで捉えられるっていう成功パターンだったのかなとは、ちょっと歴史から見るとそういったことも言えるのかなというふうにはちょっと思いました。
ちょっと聞いて聞きながらですけれども。だから、もしかするとそれプラスさっきのそのプレミアム感を維持したまま、ソシャルでの打ち出し方とかも工夫をして、よりこれまでよりも広い層に対して、ちゃんとブランドは崩さずにやるっていうのは何かAppleらしい成功の方程式を見つけたのかなというのはちょっと感じましたね。
そう、だからそれで言うとちょっとこれ話ずれちゃうんですけど、やっぱりその価格戦略ってこれもいくらこうデータを使ってもなかなか読めない領域の一つだと思うんですよ。
そうですね。はいはい。
で、ちょっと今話してて思ったのが、去年ちょっと似たような話で、ネットフリックスって今までそのネットフリックスの大きな売りが月額の料金を有料で払ってもらうことによって、ネットフリックスを見れば広告見ずに見放題ですよっていう。
モデルがそれが差別化であり、それがまあそれこそ信頼による差別化であって、ずっと伸びてきた会社じゃないですか。
なんだけども、去年からかな、あえて広告が入ってるんだけども、月額の料金が安いモデルっていうのを出して、サービス発表して、それも今までのそのブランド戦略が言うと間違いなんじゃないかっていうことは言われたんですけども。
でもね、それはね、結果的には成長につながってるんですよ。
今、結構言ってますよね。
ちょっと今、パッドデータはないんですけど、新しく登録してる人たちで、安い方で、なおかつ広告が入ってるプランを選んでる人が実はすごく多いんですよね。
なるほどね。
かといって、ネットフリックスのブランドに築いたってことはないわけで。
なるほど。
そこもなんか、さっきのアップルの話に戻すと、高田さんが言った既存の例えばMacBook Airを下げた、値段を下げた、ではなくて、
新しいLINEにして、新しいプロダクトとして、それも見せ方も変えて、今までは違う。
で、そのターゲット層も変えて売ってるっていうのは、僕はね、これは正解なんじゃないかなと思います。
うーん、なるほど。
これがね、どう出るかっていうのは、もうあと1年、2年ぐらいちょっとかかるかもしれないですけど、この戦略がどう出るかっていうのは結構注目ですよね。
はい、というわけで今回はレイさんブランドの価値と根付けの話というところについてトークしてきたわけなんですけれども、最後にリスナーの皆さんが今日からビジネスに生かしてもらえるお持ち帰りポイントをちょっとまとめてもらいたいなというふうに思います。レイさんお願いします。
はい、今日の話は結構数字の話だったり値段の話だとか結構ビジネスの話で、皆さんにちょっとこれ気にしていただけるといいなと思うポイントはですね、やっぱりこれだけその価格っていうところとブランドっていうところの密接な関係が今日の話で皆さん感じ取っていただけたんじゃないかなと思います。
で、やっぱりその大事になるのは成長するとか成功するとかっていうそのビジネスやってるではそういうことなんですけども、あの高いからブランドなんだ、安いからブランドじゃないんだっていうことでは実はなくて、戦略的にどうやってブランドを構築していくかそこには価格戦略も含まれているからビジネスとブランドの密接な関係っていうのは無視できないですよっていうことでございます。
ということで、本編は以上です。この番組では恒例のコーナーでレイさんのニューヨークスナップとしてレイさんがニューヨークで見かけた風景や気になった話題を紹介してもらいたいと思ってます。
アイアンドコーのインスタグラムのストーリーですね、アップしているのでぜひ気になる方チェックしてみていただきたいんですけれども、レイさん今週はどんな写真ですか。
これはですね、なんだこれって思われるかもしれないんですけど。
どっかの屋台というか、街の屋台みたいな感じですね。
ちなみにちょっとこれ話す前に、僕がねカリフォルニアに住んでたときに、ニューヨークとカリフォルニアのギャップっていう話で、カリフォルニアでおいしいピザを食べるにはいくらかかりますかっていう質問があるんですね。
おいしいピザ、なるほどね。
それいくらかかると思います。
おいしいピザか、なんとなく日本円で4500円ぐらいだから30ドルぐらいかなって思いました。
500ドル。
500ドル、桁が違う。
ていうのはなぜかっていうと、西海岸でおいしいピザ食べられません。なのでニューヨークに行かなきゃいけないっていう。
ジョークですね。
冗談なんですよ。
面白い、なるほど。
逆に同じノリのジョークで、ニューヨークでおいしいメキシカンを食べるにはいくらかかるかっていうと、これも500ドル。
これは別にさっきのピザのジョークはよく言われてるジョークで、今僕が言ってるのは、ニューヨークって実はメキシカンがね、メキシコ料理がおいしくないんですよ。
そうなんですか。
なんでだろう。
カリフォルニア系の人はすごくおいしいんだけど、カリフォルニアはメキシコで生まれたメキシカンがすごく多いんだけど、メキシコの国境に面してるってこともあって、なのですごくオーセンティックなメキシカンが食べられるんだけども、ニューヨークは食べられないんですよ。
僕も20何年以上住んでるんですけど、なかなかカリフォルニアに行った時に、あ、メキシカンってこんなおいしいんだって思ったの、今は誰にも覚えてない。
そんなに違います?
そう。
食べたいな。
それでようやく最近になっておいしいメキシカンが食べられるお店が、今日の安いものをたくさん売るのか、高いものをちょこっと売るのか、高いものをたくさん売るのかっていう、ブランドと価格の話にも関係するんですけど、ロスタコスっていう、
ロスタコスっていうんですね。
メキシカンのチェーンなんですよ、ニューヨークにある。
チェーンなんですね。
チェーン店。
そうそう。
ところどころにあるんですけど、結構安くて、その場でオーダーしてその場で作ってくれるんで、
いいですね。
熱いままでタコスとかそういうものが食べられるお店で、
で、これ僕のオフィスにあるところのお店の風景を撮ったんですけど、
おすすめですっていう話と、
ここはブランドが、彼らが提供している商品、これはメキシカンが安くておいしい。
新鮮で安くておいしい。
それがこのお店のブランドになってるっていう、そういう話もあったんで。
ちょっと今日は、しばらく前に撮った写真なんですけど、
ちょっと話につながるなと思ったので紹介してみました。
いいですね。
ちなみに1タコスいくらぐらいなんですか?
5ドルぐらい。
5ドル。
日本円にすると700円とか800円とかになっちゃうから高いなと思うかもしれないですけど。
結構大きいんじゃないですか?
アメリカのやつは結構大きい。
1個2個食べれば十分なランチになる。
じゃあやっぱ大きいですね。
私はリーズナブルというか、すごくいい意味で。
いつ行っても混んでる。
それだけ人気なんだ。
このお店結構偉いなと思うのが、どのお店行っても品質がちゃんと担保されてる。
そうなんですね。
だからその辺はちゃんとプロダクトにこだわってて、
その品質をどうやって保つかっていうのも、たぶん裏でちゃんと管理してるんだなと思う。
そうですね。管理設計されて、どこでやっても同じ品質で。
素晴らしい。いいですね。ロスタコスですね。
ちょっと今度行った時に食べてみようと思います。
ニューヨークで500ドル払わずに5ドルで食べれるメキシカン。
5ドルで食べれる。100分の1ですね。楽しみだな。行ってみたいな。
ありがとうございます、レイさん。