ニューヨークと東京を股にかけて仕事をするっていうのも、10年やってるんですけど、
確かに時差の調整とか、時差を越えて、軸を越えて仕事をするっていうのは楽ではないんですけど、
でも実は、うまく使えば、意外と、こうね、24時間対象じゃないけど、できますよね。
そうですね。
朝と夜の卓球のラリーで。
卓球のラリーで。僕もどっちかっていうと朝方なんで、こうやって収録朝とかもすごく楽しいですし、
回転もするんで、たくさん撮っていけるといいかなというふうに思っています。
じゃあレイさん、そろそろブランドシフトの本編始めていきたいなというふうに思います。いきましょう。
はい、よろしくお願いします。
皆さんこんにちは、I&CO共同創業パートナーのレイ稲本です。
I&COの松原隆です。
ブランドシフト〜だれも教えてくれない経営とブランドの話〜。
この番組はグローバルイノベーションファームI&COが、経営をブランドの視点で捉え直すポドキャストです。
ニューヨークのレイ稲本と東京の松原隆でお届けします。
Alright, let's dive in.
前回までは僕たちの自己紹介、そしてこの番組のざっくりとした趣旨についてトークしてきました。
ブランドっていうのは、ある種のストーリーであるっていう定義の話をレーサーされてたと思うんですけども、
そのストーリーっていうのがメディアで広がって、その後にブランドがしっかりと構築されるっていう話だったと思うんですけど、
そういう話で合ってますよね、レーサー。
はい、合ってます。
今はメディアっていうものが、昔は書籍、本みたいなものだったものから、
ソーシャルメディアであったり、今やっているようなポドキャストであったり、いろんな形でメディアが変化している。
今のこの時代にブランドっていう構造自体がシフトしてきているっていう話だったというものだと思うんですけども、
ただ最後の方にですね、レイさんが言っていた信頼による差別化っていうところが、かなり大事な言葉かなというふうに私は捉えていて、
ちょっとそこがですね、あんまり詳しく話せなかった、ちょっと駆け足になっちゃったかなというふうには思っているんですけども、
ちょっとその辺りを今日は話していけるといいなというふうに思っています。
はい、ここ数年、特にここ5年ぐらいで、そのメディアの環境が大きく変わってきたっていうのは、これはアメリカだけじゃなくて日本でも同じだと思いますし、
やっぱりそのスマホ、そして今高井さんが言っているみたいに、ソーシャルメディアができて、情報の流れ方のスピードが圧倒的に速くなったっていうのと、
あと情報を発信するっていうのが、10年ぐらい前までは、例えば企業とか組織とかある程度規模だったりとか力がないと、
その情報を発信するという技術もしくは力がなかったのは、今や個人でもスマホさえあれば、そしてインターネットさえにつなげれば、極端なところ1人でもテレビ局になれちゃうと。
そうですね。
1人でも1万人、10万人、100万人、下手したらもっと何百万人というフォロワーを持つ、いわゆるインフルエンサー、他の言い方をすると、たった1人の放送局にもなるということができる。
そうすると、そのストーリーだけでブランドっていうものを伝えたとしても、例えば企業がそれを伝えたとしても、ある個人がいやいや、これ違うんですよって言うと、あっという間にそのストーリーが崩れちゃうってことですね。
なので、信頼という構造が裏っかわにないと、良くない言い方をすると、その表面的なことだけのストーリーだけだと見破られてしまうっていうことなんですね。
なるほど、なるほど。
なので、信頼に差別化っていう、我々なりのブランドのこれからの定義っていうことを言ってるんですが、事例も踏まえて、これどういうことなのかっていうことを、今日の回でお互い話し合いながらキャッチボールしながら下取りたいなと思います。
めちゃくちゃ大事なポイントなので、この辺り深掘れるとすごいいいなと思ってるので、そのくらいでいきましょう。
まず、この信頼とは何かなんですけども、これは極端なことを言えば、命を預けられるかどうかなんですよね。
これはどういうことかっていうのを企業とかブランドで置き換えると分かりやすい例が、自動運転のブランドWaymoなんです。
これはですね、僕が結構身近に感じている例で、ただまだ日本には広がってない事例なので、ちょっと海の向こうの話になってしまうかもしれないんですが、ここ2,3年、日本から知り合いが来ると、皆さんこぞって試してみたいって言われるサービスがWaymoっていうサービスなんですね。
これって今日本で、高井さんは知っていると思うんですけど、どうですかね、認知と言うと。
一応、Googleの地図アプリにも一応裏側では使えるようにはなっているので、ただ認知はそんなに高くないかもしれないですね。
これ、ある意味すごくシンプルなサービスで、自動運転で人が、運転手がいなくても目的に連れて行ってくれるというサービスで。
僕もですね、これ一昨年初めて体験したんですね。
どちらで体験したんですか。
ニューヨークにはまだなくて、今2026年なんですけど、2026年に今テストしていて、今年ニューヨークでもこのサービスが受けられるようになるかならないかというところです。
主に、一番最初多分サンフランシスコから始まって、僕が体験したのは西海岸のカルフォルニアのロサンゼルスだったんですけど、乗ってみるとこれ意外と良くて、ある意味全然人と喋らなくても、普通に迎えに来てくれて、普通に連れてってきてくれるんで、これって意外と良いなっていう。
今まで半信半疑というか、会議的に見ていたものが体験したことによって一気に、これってもうこれが当たり前になればいいなっていう風になったんですね。
それって、いわゆる完全自動運転になってるわけなんですか。
完全にそう。まずそれこそUberを呼ぶみたいに、全くほとんどインターフェースも同じでアプリで呼びます。
呼ぶと、あと何分で来ますっていう表示がされて、目の前まで来るわけではないんだけども、例えば通りの向こう側だったりとか、ちょっとここまで動いてくださいみたいな指示はアプリでされるんだけども、でもほんの徒歩1,2分で行けるぐらいのところで迎えにまで来てくれて、
車が来ると、車の屋根の上にカメラがついてる車がバッと寄ってきて、アプリで確認をしてドアを開けます。でも中には誰もいません。運転していません。
そういう、たぶん一番初めて乗るときは正直違和感はあります。
レイさんの違和感をもうちょっと、最初のこの開ける瞬間の違和感をもうちょっと知りたいんですけど、普通はやっぱり人がいて、乗るときに会話するじゃないですか。
日本だったら、こんにちはとか誰誰ですって言って、乗り込むって、どこですかって、ちょっとしたラリーというか会話のラリーがあると思うんですけど、全くないわけじゃないですか。
会話のラリーはないんだけども、入るとまず後ろの座席にも前の座席にも結構iPadぐらいのタブレットが画面があって、音声でようこそ何々さんみたいなことが言われる。
すごく丁寧に設計されるなと思ったのは、もし初めての体験でしたらみたいなちょっと言葉が添えてあって、今の段階だからまだ初めての人も多いと思うんで、初めての体験でしたらご安心くださいみたいな言葉がかけられて、
ちゃんとシートベルトをしないと車も出発しませんっていう、そういう、だから皆さんしてくださいねって。
僕が乗ったときは3人かな?で乗って。
3人だった。
そうそうそうそう。で、言葉がここまで行きますみたいな誘導をしてくれるのと、あとこの画面上に常に周りに何が起こってるかっていうのが可視化されて見えるんですよね。
周りっていうのは車の外ですか?
車の外の、例えば前に何台車がいるかとか、それとか横にある歩道に歩行者がいるかとか、ペットを連れてる人がいるかみたいなとか。
僕が乗ったのは、一番初めて乗ったときはたまたまそれ夜で、肉眼では見えないですね。
そうですよね。
でもやっぱそういうのが肉眼で見えないことが具体的に見えると、あ、これって人間の目で見えないこともこうやって可視化されるんだ。
これって人間の運転手だとできないよねっていうのが、その場ですぐ体験の中でわかるんでしょう。
なるほどね。
そうそうそうそう。
なるほどね。はいはいはい。
だから2年ぐらい、2、3年ぐらい前までは、特にやっぱりこういうサービスって1人でも人身事故とかが起きちゃうと、もうそれがこう全部の世界なんだみたいな感じになっちゃって。
もう一瞬で叩かれちゃううち。
そうそうそう。でそれが多分2、3年ぐらい前にそういう自動運転の車無人タクシーで、それウェーモじゃなかった、ウェーモだったから別の会社かもしれないんだけど。
そうそうそうそう。で結構叩かれたことがあったんですが、でもやっぱりもう10年以上これをやってて、であと人間の運転手よりも安全だっていう証拠をずっとこう築き上げてきて。
でこれっていくらねマーケティングとか、それこそストーリーをいくら作っても、その逆のストーリーが、例えばそのさっき言ったみたいに人身事故があったっていうのが、一瞬にしてそれこそスマホで、でなおかつ映像でそういうのが抑えられたりすると、もうあっという間にこう流れちゃうんで。
いわゆるネガティブキャンペーンになっちゃうわけじゃないですか。
そうですね確かにね。
だから極端なやっぱりこの人の命に関わるっていうのは、あえて今極端な霊法で使ってはいるんですが、信頼がやっぱりそこにないとブランドってのは最終的にはこう使われるそして愛されるものにはならないんじゃないかなっていうのは強く思うわけです。
そこでもう一つ深掘りしたほうがいいなと思うのは、信頼という言葉と安心もしくは安全という言葉の違い。
例えばさっきのWaymoの例だと、あれって安全っていう言葉で表してもそれは間違ってはないじゃないですか。
いけますよね。
安心とか安全っていう言葉と。僕がなぜそこを信頼っていう言葉にこだわってるかっていうと、やっぱり信頼っていうのは信じることであって頼ることである。
そういうことなんですね。
ただその安全っていうだけではなくて、安全と安全もしくは安心と信頼には言葉の意味の違いも構造も違うっていうことがあるんですね。
これはここ数年僕本を書いてはいたんですけども、社会心理学者であり、信頼や協力に関する研究で国際的に結構高い評価を受けている山岸俊夫さんという教授がいらっしゃるんですけども、その方が信頼の構造っていう本を書かれたんですね。
その信頼とは何かっていう提案を結構詳しく説明されていて、ちょっとここをかいつまんでメインのところを説明すると、信頼っていうのは構造に3つのレイヤーがあると。
特にこれからの時代、特にその生成AIがここまで発達してしまうと、何が本当で何が嘘でっていうのが分かりにくくなると。
それこそさっきのストーリーじゃないけども、生成AIで動画も簡単に作れちゃうし、本当の人の言葉をあたかも本物のように言い換えることもできちゃうと、嘘でも。
なるほどね。
そうするとまたさらに信頼っていうことが今後もっと重要になるっていうのはそういう時代が来ると思うんです。
そこでこの信頼っていうのは何かっていうと3つの要素があって、まず特に組織だったりとか会社だったりとかブランドってことで考えると、顧客のリスクを引き受ける姿勢があるか。
はい、顧客のリスクを引き受ける姿勢。
さっきのWaymoで言うと、人の命を預かるっていう相当高いリスクを。
引き受けてますよね。
引き受けてるじゃないですか。
引き受けてます。
で、もっと例えば日常的なところで、例えばその人の命に関わるほどのリスクではないんだけども、ある程度やっぱりその企業側としてそのリスクを引き受けてるっていう姿勢が見せられる例としてもっと身近なところで言うと、例えばAmazonプライムがあると思うんです。
Amazonプライム。
何かって言うと、あれって月額2000円ぐらいの金額で、毎回の配送を毎回払わずに、もう無料で2日以内で届けてくれますっていう作業。
それって、言葉でパッと言ってしまうのはいいけども、その裏側にめちゃくちゃ複雑な流通のシステムがないとできないことで。
2日で届けますって言ってるのに、それが2日半に延びたときには、もうめちゃくちゃ非難を浴びるじゃない。
実際そうですね。
でも、そういうリスクを、これすごい、物が例えば2日で来るものには2日半で来ても正直大したことではないかもしれないけども、それが何十件何百件何千件って起きちゃうと、あっという間に援助するじゃない。
そのリスクを分かりつつ、Amazonっていう会社はそれをこう受けてる。
なるほど。
だからさっきのウェームみたいに命を預かるっていうリスクから比べると相当低いリスクではあるけども、でもその2日で絶対届けますよっていうリスクを引き受けてるシステム。
それを繰り返すことによって、ただの安心じゃなくて、それが信頼につながるっていう。
それが一つ。
一つ目。
2つ目に山岸教授がおっしゃってるのは、判断の一貫性があるか。
判断の一貫性、はい。
サービスとか提供しているプロダクトに、例えばつける機能だったりとか、そういうところに一貫性があるか。
それってもう遡ると、やっぱりその企業がなぜ存在しているのかとか、やっぱりパーパスとかミッションとかそういう結構理念的なところに基づいてサービスを作ってないと中途半端なサービスになって、何か状況が変わったからいうことを変えるとか、そういうことになるわけですね。
企業の姿勢やスタンスをコロコロ変えるようなところは信頼できんと。
そういうことですよね。
さっきのAmazonでいうと、もう世界一に利便性の高い企業になるっていうのはずっと前から言っていて、Amazonプライムみたいな例もあれば、いろんなサービスがあって、それもすべてその利便性っていうところをとにかく追求する。
なるほど。
そういうところはすごく一貫性してると。
確かに。
それが2つ目。
3つ目はその信頼の証拠が存在する。
ちゃんとね。
なるほど。
Waymoの場合だと、例えば法律だったりとか、性別の話から個人個人のレビューだったりとか。
そういうところが、そういう証拠が重なっていくことによって、ただの安心から信頼に変わっていくっていう。
なるほどね。
じゃあ、リスクを引き受けてる。
うん。
それから2つ目が。
判断の活性。
判断の活性、スタンスですね。
スタンスを変えないとですね。
で、3つ目がファクト。
ちゃんとその証拠を持っている、集めている。
はいはい。
そういうことですね。
これでも3つ。
もちろんやるべきだとは思うんですけど。
特にそのスタンスを一貫して持つっていうのも、分かっちゃいるけど、なかなか難しい。
これって、れいさん的には、2つ目のスタンスを貫き通すっていうのは、何をしたらそれを貫き通せると思います?
もちろん、ビジョンとかミッションとかパーパスとか、今そういったものを決めるのが大事。
ちょっと少し変わってきてるかもしれないんですけど、それも大事だった時もあると思うんですけど、
それを決めたとて、全従業員が同じ思いでできるかっていうと、多分そうでもないと思ってますし、
じゃあ、いわゆるワンマン経営者、パワーのある経営者の方がオラってやるのもなかないと思うんですけど、
そういう企業ばっかりでもないと思うんですよね。
だから、そうじゃない企業にとっては何をしたらそれができるのかなっていうことを、
これはこの回で全部話せないかもしれないんですけど、ちょっと話せるといいなと思ったんですけど。
そうですね。いくつか企業がやらなきゃいけないことっていうのはあると思うんですけど、
これ結構当たり前のことかもしれないんだけど、
意外と数年おき、もしくは結構頻繁にやらないと意外と見失うことが多いのが、
やっぱりその原点に戻る。なぜこの会社ができたのかっていうところを常にリマインドするっていうのが、
これ意外と口で言うのは簡単なんだけど、
高田さんもいろんな企業とお付き合いをしてて、そして今までの会社の経験も含めて、
これがパッと言えるところってなかなかなかったりとか。
そうかもしれないですね。
本当に何が良いのかとか良かったのかっていうところが、その会社が大きくなればなるほど。
会社が例えばそこまで、例えばレストランみたいな個人事業主がやってる会社でも、
世の中どうしても変わっちゃうじゃない。
だからその周りの変化と組織の変化を見極めながら、
なぜこの会社って始まったんだっけっていうことを常に問いだらすっていうのはすごく大事だなっていうのは。
大事かもしれないですね。
時代が変わって、当然取り巻く環境も変わってますけど、
創業された時の人間の思いみたいなものって、
多分そんなに時代変わっても変わらない普遍的なものだったりするんで、
確かに私もいろんなクライアントの方々の前に行くと、
すごく原点の部分って、
プロジェクトを進めていけば進めていくほど結構大事なところだったり、
意外とその従業員の皆さんであったり、レイヤーの高い方々であっても、
意外とそこが共感されることは確かに多かったので、
大事かもしれないですね。
なるほど。
2つ目に、やっぱりそれを言語化する、名文化する、
言葉に落として名文化するっていうのも、
これも例えばスタートアップがやるべきだよね、
大きい会社はもうそれが名文化されてるよね、みたいなことって思いがちなんですけど、
これって50年ある会社でも、
原点にまず立ち戻って、じゃあそれをもう一回名文化しようってなると、
意外とできてないところも、
僕らが仕事をご一緒されている企業でも、実は結構見受けられるっていうのはあるんじゃないかなと思います。
なるほどね、なるほど。
なんかちょっと今の話聞いてて、
我々もご支援させていただいたことになるのは、
ASICSさんとかだと、
社名がASICSがそのまま、
アニマサノインコポレサノっていう形で、
いわゆる健全な肉体に健全な精神、アリカシっていうところの要素をちゃんと、
ある意味創業の理念、
当時いわゆる日本がまだまだこれから成長していくっていう時に、
鬼塚さんが創業された時の思いとかをガチッと入れている企業って、
ある種、すごいなぁとも思いますし、
その辺を今聞きながら、
ハーレ・ダビットソンとか、
ウェイもそのままの企業ではないかもしれないんですけど、
ちょっと重なるところは、
完全な感想ですけれども。
だからそれでいうと、