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2018-02-13

第282回 「ブランドの意味とは?」

エルメスのケリーバッグはグレース・ケリー、バーキンはジェーン・バーキンのストーリーから
世界的に有名になりました。ブランドの意味と共感できるストーリーが合致した時に、大ヒット商品が生まれます。



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経営コンサルタント 中井隆栄の
幸せな成功者育成塾
この番組では、18歳で起業し、6社の社長を歴任した、実業家出身の経営コンサルタントであり、
自ら経営塾を主催する中井隆栄が、これまでに1200人以上の経営者の方々の経営相談・人生相談に応えてきた、
農科学・心理学とマーケティングを活用した独自のノウハウで、
ビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功の実現をお手伝いします。
リスナーの皆さん、こんにちは。経営コンサルタントの中井隆栄です。
今日はですね、私の品川のオフィスから、ポッドキャストをお届けしたいと思います。
今日はね、ブランディングっていう話をしたいと思います。
まずね、ブランディングの前にポジショニング、以前にもね、ポジショニングの話をしたと思いますけれども、
ピーター・ドラッガーの重要な質問、何によって覚えられたいか。
何によって覚えられたいかっていうことがですね、ポジショニング戦略の中で一番重要な質問ということで、
ポジショニングっていうのはね、いっぱい競合がいる中で、どのポジションで自分自身が勝負をしていくのかということなんですけれども、
じゃあそのポジションが決まったら、次ブランディングっていう話に移るわけなんですよね。
で、じゃあブランディングって何、ブランド戦略って何って言うと、ポジショニングでどこで戦うかを決めた後に、それを市場に共有すること。
簡単に言うと、ブランドが構築されることで、顧客と信頼関係が構築されて、そこで差別化もされるわけですから、
非常に顧客獲得コストが低下して、マーケティングの成果を高めることができると。
要はしっかりとしたブランドの認知があることで、競合よりも有利にポジショニングで戦えるという、そういうことですよね。
ブランドってもともと牛を放牧してるじゃないですか。
どこの牧場の牛か分からないということで、夜勤をしたんですよね。
仲いいとか、仲いいはないかもしれないですけど。
夜勤をして、この牛がどこの牧場の所属にしてるかということを明らかにしたのがブランディングの始まりで、
そこからいろいろと同じような競合商品でも、どこどこの製品、どこどこの商品、どこどこのサービスというふうにブランド化されてくるということが起こってきたわけですよね。
ブランドっていうのはロゴマークとかデザインとか、もちろんそういうネーミングとかも大事なんですけど、
最終的に何かというと、お客様の頭の中にイメージされる意味なんですよね。
だからデザインコンセプトだけではなくて、それらによって引き起こされる意味、これがブランドの本質ということです。
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例えば、USBとブランディングということもすごく重要な要素になってきて、
USBとブランディングが合致しているとものすごく強いわけなんですけど、
例えば有名な例でいうと、世界一安全な車といえばボルボ。
アメリカで翌日配達の宅配便といえばフェデックス。
30分で熱々のピザといえばドミノピザみたいなね。
USBとブランディングが全く合致しているというと、ものすごく強い商品サービスになってくるんですが、
それまでいかなくても、例えばこれ意味イメージですから、
同じ車でもベンツというと高級感とかステータスとか成功している経営者みたいなイメージがありますよね。
ボルボは安全安心なんで、どちらかというとステータスとかラグジュアリー感とかないじゃないですか。
例えばポルシェとかだったらスポーティーな感じしますよね。
スポーティーでかっこいい感じ。
だから同じ車でも当然車自体の持っているコンセプトやブランド力やデザインによってイメージが全然違うわけで、
ボルボを好む人もいれば、ベンツを好む人もいれば、ポルシェを好む人もいるし、フェラーリを好む人もいるという、こういうことですね。
だからお客様の中でイメージされる意味付け、デザインやコンセプトよりも意味付けの方が非常に大事だということをまず理解をしていただけたらなというふうに思います。
そしてこのブランドを認知させていくのは当然販売数ということ、それから注目度や露出という話もあるんですけど、
やっぱり最終的には共感できるストーリーなんですよね。
例えば有名なブランドでエルメスがありますよね。
エルメスのケリーバッグとかバーキンとか欲しい人いっぱいいると思うんですけど、なかなか銀座店でも入ってこないですからね。
入ってきてもすぐ売れてしまうということで、店頭に並んでいるのをほとんど見たことないですけども。
例えばケリーバッグがなんで有名になったかというと、大女優のグレイス・ケリーがモナコ王妃となって、モナコの公室に入ったときの結婚しますという記者会見のときに妊娠3ヶ月だったんですよね。
お腹がちょっと出ているのを隠すためにエルメスのバッグをお腹の前で持ってインタビューに答えたという、そういう裏というか有名なストーリーになったんですけど、
それでグレイス・ケリーのケリーを取ってケリーバッグという愛称になって、今ではそれが品番何番というか知りませんけど、一般的な名前になって認知されているわけですよね。
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ケリーのもう一つ大きいバーキンあるじゃないですか。あれはどうやって生まれたかというと、あるときエルメスの何代目の社長か分かりませんけども、社長がエールフランスのファーストクラスに仕事で載っていたら隣に大女優、大歌手のジェーン・バーキンが隣に、たまたまファーストクラスに隣に座ったんです。
なぜか荷物の多い女性といいますよね、いろんなものを持っている。小さなバッグをいくつもジェーン・バーキンが持っていたらしいですよね。
エルメスの社長がそれを見て、国民的スターですからね、名刺を出して、実は私エルメスの社長をやっているんですが、もしよかったらジェーン・バーキンさんに今持っている細かな袋というかポーチというか、そういうのが一つまとまりで入るようなバッグを作ってプレゼントしますので持ってもらえませんかという提案をしたんですね。
ジェーン・バーキンが喜んで、ぜひぜひということで、そのバッグをオーダーメイドで作ってジェーン・バーキンのところにエルメスが届けたらですね、ジェーン・バーキンがすごいそれを気に入って、いろんなところに出かけていくとか記者会見とか取材とかありますよね、そのときに持って行って、これエルメスの新作で、新作というかオーダーで私のために作ってくれたバッグなのよというのをストーリーで喋ったわけですね。
それがすごくまた有名になって、ケリーバッグと並ぶ2台エルメスバッグになったわけですけど、やっぱりストーリーって人の共感とか感動、注目だけじゃなくて呼ぶので、どういうストーリーをその意味に対して作っていくのかということが大事になります。
ちなみにね、ちょっとマニアックな話ですけどね、私エルメス好きなんで、エルメスの包装紙とか袋、箱、みんなオレンジでしょ。あれ何でオレンジになったか知ってます?昔はなかったんですよね。
それはもう初代の話なんですけど、初代1号店がパリにできたときに、エルメスって元々バグ屋さんなんですよね。バグって馬具ね。馬のムチとか馬にかける何ていうんですか、いろんな革製品ですよね。
から始まってカバンとか革製品になって、そこから洋服に展開してという風になってるんですけど、あるときにバグの大きなやつが売れたときに、その大きなバグを入れる袋とか包装する包装紙がお店に用意してなかったんです。そんな大きいの売れると思ってないから。
それでお客様をお待たせしてちょっとすいませんということで、町の商店街の中にあるラッピングとか包装紙とかカバンとか売ってるような店があって、そこに買いに行ってそのバグを包んでお客様にお渡しすることができたと。
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そのときにその店主がお客さんに対して高い買い物をしてもらうお客さんに対してバッグとか包装紙がないっていうのは失礼だと。お客様お待たせするのも失礼だしということで、その体験を忘れないようにそのときの包んだ包装紙があの色のオレンジだったんで、エルメスオレンジで言われるやつね。
エルメスオレンジで袋とか包装紙とか箱とかを作るっていうことが決まって、そこからずっと続いてオレンジになってるっていう、そういうちょっとマニアックな話ですけど、ストーリーがあります。
ということでね、ブランド。ブランドっていうのは単にロゴマークとかネーミングとかデザインじゃなくて、ブランドそういったことをすべてを通してお客様の中にイメージされる意味。
そしてそれを広めていくとポジショニングの中で、ポジショニングで選んだポジションの中で競合と明らかに差別化がされるので、戦いやすくなって競争性に優位が出ると。
そしてそのブランドをブランド化していくためにはやっぱり注目を集めるっていうことと、やっぱりストーリー、共感できる感動できるストーリーを作っていく、それを広めていくっていうことが必要だということです。
今日はポジショニング、主にブランド戦略ということについて語りました。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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