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きんじょうひでき
こんにちは、readline.fmです。readline.fmは、つんどくが庶民の2人が何かの本を読んだ感想を雑談するポッドキャストです。
ハッシュタグは、ハッシュリードライン fm です。ミクシー2にもreadline.fmのコミュニティがありますので、そちらでも感想やわいわい、よろしくお願いします。
ポスト役はゲインさんと金城です。それではゲインさん、よろしくお願いします。
げんえい
よろしくお願いします。
きんじょうひでき
はい、ということで、今回読んでいくのが、江戸川栄一社員の問いかける技術という本ですね。
ハンブルーインクワイヤリー・ザ・ジェントル・アート・オブ・アスキング・インステッド・オブ・テリング。確かな人間関係と優れた組織をつくるって書いてありますね。なんか表紙の情報量が多いですね。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
2010年のビジネス招待賞第1位って帯がついてますね。今気づいた。アワード続き。
げんえい
はい、実はこれもアワードのお話続きみたいな感じになってますけど。
きんじょうひでき
で、そうだから、2011年かな?の本でしたっけ。
げんえい
これ2010、え、でも2014年って書いてありますね。だから、人を助けるとはどういうことか、2010年のビジネスの大賞だから。
オンライン著者の新しいの出たよ、みたいな帯ですね。
著者とその背景
きんじょうひでき
そうですね。人を助けるとはどういうことかの、たぶん次に出版された本ですね。
そうです。
2010年、11年でしたっけって言ったのが、後書きの最後に〇〇年って書いてあったのが、なんかそのぐらいだった気すんだよなって思ったんですけど。
げんえい
現著が2013年っぽいですね。
きんじょうひでき
そうだ、全然嘘でしたね。
写辞だ。写辞に2013年6月って書いてあって、まあまあまあそのぐらいだから、最近の本ですね。
げんえい
最近の本ですね、だいぶ。
きんじょうひでき
はい。
げんえい
こないだ読んだ本に比べたら、もう全てが最近になってしまうみたいな。
きんじょうひでき
いやーすごいな、楽ですね。何も考えないで、新しい本ですって言っとけば、だいたい当たるやろみたいな。
で、江戸川社員なんですけど、源永さんは社員先生の本は読んだことありましたか?
げんえい
いや、それが全く読んだことがなくて、江戸川社員っていう名前だけはあちこちで耳にするなと思ってて。
そうだ、そうだ、HR系の会社にいるから。
社内でも聞くし、スクラム系のコミュニティに行っても、やっぱ社員先生社員先生って。
社員って会社員の社員かなって最初思ったりとかするぐらいに、ピンとこねえと思ってたんですけど。
けど、表紙とか本のタイトルとかは、ある時にパッと耳に入ってからは、なんかいっぱい出てんなみたいなことを思いながら、読まなきゃな、読まなきゃなと思って、家にいっぱい積んでありました。気づいたら。
きんじょうひでき
いっぱい積んではあったんですね。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
域上文化とか言い始めた人って言っていいのかな。結構、域上文化っていう概念を有名にしたっていうぐらいの言い方になるのかな。
人だったりとか。あと、組織開発も結構走りの人なので。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
そういう感じの人だなっていうところですかね。
げんえい
なので、自分は四度言った方がいいんだなってすごい思ってますね。
きんじょうひでき
僕もゲイさんは読んでおいた方がいいんだろうなって思ってますけど。
だから、あんまりこういう本を読まなそうな人でもありますよね。
げんえい
そうですね。あんまり、いや、問いかけるって大事だよねって言われたらそうだよねって思うんですけど。
いやー、それができたら苦労しないんだよなって思いながら、じゃあちょっと技術書でも読むかとか。
いや、ちょっとなんかもっと全然違うジャンルの本、フードエッセイとか読むかみたいな感じで、すっと目を背けてきたので、結果詰まれてたっていう感じですね。
きんじょうひでき
なるほど。どんな人なのかっていう話、もう少しだけ膨らませると。
もともとあれですね、軍隊、米国軍にいて洗脳の研究とかしてた人ですね。
げんえい
全然そんなことやってたのって、ちょっと著者について調べたりとかした時にびっくりしました。
きんじょうひでき
洗脳の研究とかしてて、そこが抜けてから組織文化、同調圧力とかそっち側の切り口で入っていったんじゃなかったっけなって思ってますけど。
同じ組織にいたら人はそこに染まるのかみたいなのとか、っていうところで文化とかそういう話とか、文化に染まらないより個人の力だみたいな話をしてたりしたんじゃないかなって、めちゃくちゃ裏覚えですけど。
聞いてる皆さんはね、ちゃんと裏を取ってくださいっていう感じですね。
さっき言った人を助けるとはどういうことかとか、プロセスコンサルテーションとか、いわゆる答えを与えて指導していくっていうよりかは、
一人一人の内面により内発的な力をどんどん引き出すやり方はどういうのがいいんだろうみたいなところで、
組織開発、ODとかそっち側の分野に行ったりだとか、あと有名なジャリアハンカーとかですかね、みたいな話をやっている大御所の先生ということで、私が知っている社員情報でした。
問いかけの技術
げんえい
自分はあれでしたね、人を助けるとはどういうことかと、あと問いかける技術が今回の本と、あと謙虚なリーダーシップとかを持ってたんで、
結構リーダーシップとか、チームとか組織に対する引っ張っていくタイプなのかサーバントなのかとか、いろいろあるけども、
そういうようなところの話をしてる人なのかなっていうイメージだったんで、さっきの洗脳の研究とかをしてるって聞いて、え?みたいな、そんな気持ちになりながら見てました。
きんじょうひでき
これだから問いかける技術っていうのがめちゃくちゃ洗脳の話なんですかっていうのは、この本を読んでいくと分かると。
逆っぽかったですね。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
っていうような感じで、時代背景みたいないつもやってる話で言うと、さっき言ったように2011年とかに書かれてる本なんで、どうなんですかね。
そんなに時代的なやつは皆さんご存じの通りですっていうぐらいかな。
一応、より人間的な複雑さみたいなものが、あとコミュニケーションとかチームとかそういうのがより重視されていくんじゃないかっていう気持ちで書いた本ですよみたいなことは一応書いてありましたね。
げんえい
そうですよね。だんだんやっぱり組織とかチームみたいなものは大事っていうことがどんどんどんどん言われ続けてはいると思うんですけど。
なので個人の時代ってよりはチームとか組織の時代で、そっち側に引っ張られながらいろんなことが大事だよねみたいな。
たぶん我々の業界とかでいくとチームギークみたいな本があったりとか、今言おうと思った本が忘れちゃいましたけど。
やっぱりここではうまくいかないから、うまくいってるチームを作るんだっていう話っていうのはずっと引き続きに来て、現代においても今我々が話してる時点でも結局心理的安全性が大事とかいう話とかも出てくるし、
それって結局組織とかチームっていうところにフォーカスをしながらっていうところだと思うんで、ずっと繋がってるなっていう感じのあるような時代背景かなという気がしますね。
きんじょうひでき
そうですね。みんな大好き、ブーカのブーカブーカと言って、言っておけばとりあえずいいやろみたいな感じのあれですね。
そんな別に毒を吐く必要もないのでいいんですけど、そんな課題感というかミッションみたいなものもありつつ、この時代により役に立つ、より良くしていくためにっていう思いを込めて書かれた本ですよっていう話をした中で、
ちょっとずつ中身入っていこうかなと思ってるんですけど、改めてというか全体的に読んでみてどうでした?感想とか。
げんえい
そうですね。問いかける技術、自分が一方的に喋るんじゃなくて、相手の意見を引き出したりとかいうことの大事さみたいなのをすごい読んでて、そうだよね、そうだよねって思いながらも、
それができたら苦労しないんだよなみたいな、コントロールできないものじゃないですか、会話相手なんていうのは。
うまく引き出せるかどうかって、なかなかどういう問いかけをするかって、やっぱり自分の中に引き出しを増やしていく必要があるっていうのは思いつつも、
俺は結構言われたらそうだよねって思うけど、やるのはめっちゃむずいって思いながら読んでましたね。
あと、こないだEMコンフの感想線で、これからリーダーはビジョンが言えるとか、チーム引っ張っていくみたいなのが強いっしょみたいな発祥した上でこれを読むと、そうじゃないかと思ってなるような気持ちになりました。
きんじょうひでき
なるほど、そうですね。リーダーシップ建築みたいなのがそもそもいろいろあって、いろんなリーダーいるよねみたいなところは前提なんですけど、
強いビジョンを持って駆動していく、前に立ってオラーって引っ張っていくタイプのリーダーでも、この本に書かれているような問いかけの技術というか、巻き込み方というか乗せ方みたいなところですかね。
そういうのも必要かなという気はするので、大丈夫です。そんな2週間前の自分を否定しなくても大丈夫ですよ。
げんえい
おだしょー というところは、結構面白いなって思いながら読んでましたね。
きんじょうひでき
あとあれですね、今気づいたんですけど、原書のタイトルとサブタイがザクになってますね、たぶん。
げんえい
ハンブルインクイリがオリジナルタイトルで、サブタイトルがThe Gentle Art of Asking Instead of Tellingがサブタイトルになってるんですけど。
きんじょうひでき
おだしょー 問いかける技術は、Art of Asking Instead of Tellingの方が問いかける技術っぽいので。
げんえい
そうですね。でも結構これ逆になってることによって、すごいわかりやすいタイトルだなって思いましたけどね、日本語版は。
きんじょうひでき
おだしょー まあまあまあ、確かに。ただ問いかける技術の話はしてるんですけど、やっぱり本の中身、開いてみると第1章、謙虚に問いかけるって書いてあって。
げんえい
そうね。
きんじょうひでき
おだしょー で、問いかけるとかあるいは謙虚であるとはどういうことかみたいなところに重きを置いてる本なんで。あれやっぱ楽じゃないかなって僕は今思ったんですけど。
げんえい
いやーでも謙虚に問いかけるって。
きんじょうひでき
おだしょー 売れなそうだからなー。
げんえい
売れなさそうじゃねーって今すごい思いますね。なんやねん謙虚ってみたいな。それよりは問いかけるって言った方が、そうだよな、なんか話を聞き出すの大事だよなみたいな人とかはパッと買ってくれそうだし。
きんじょうひでき
なんすかね。謙虚さとか謙虚であるみたいな、あり方みたいな話よりもこうなんとかの技術とか、なんとかの品格みたいなこれが手に入りますっていう方が売れるんだろうなーっていう気はしますよね。
げんえい
おだしょー いやーもうだってね、顧客はこのね、紙の束求めてるんじゃなくてハウが欲しいわけですよねきっと。
きんじょうひでき
まあかといって謙虚に問いかけるとはどういうことかみたいなタイトルにしても、謙虚に問いかけたいんだよなどうすればいいんだろうなっていう人が市場にいないので、そうじゃないしなーってなりますし。
げんえい
おだしょー そうですねー。難しいですね。
きんじょうひでき
難しい。
げんえい
おだしょー だから入りはやっぱこっちの方が入りやすいなって思いますね。
きんじょうひでき
入りやすい入りやすいです入りやすいです。ただなんか謙虚じゃないタイトルしてるよなって思っちゃったんですよね。
げんえい
おだしょー なるほどね。
きんじょうひでき
さあ鑑賞してやるぞみたいな、鑑賞っていうワードが本の中で出てきますけど、問いかけてやるぜみたいな、そのためにどんなテクニックを使ってやろうかなーみたいな。
おだしょー そうそうそう。
謙虚に問いかけることの重要性
きんじょうひでき
謙虚じゃないんじゃないですか。
げんえい
おだしょー そうね。
きんじょうひでき
はい。
げんえい
おだしょー まあサブタイトルがちょっとバランス取りにいってる感は確かにあるかもなって気がしますね。
人間関係を作るとか優れた組織を作るっていうのは、ただ一方的にこっちから何かしら働きかけをしたことによって決定されるみたいなことではなくて、
そこの理解があった上でっていうようなのが人間関係みたいなところが入れてるのはそういう意図なのかなみたいな感じはありますね。
きんじょうひでき
そうですね。
げんえい
おだしょー オビも100の言葉よりも一つの問いかけが人を動かすって書いてあって、
お、なんかこのいい問いかけの技法があるのかなみたいな気持ちになりますね、オビ見ると。
きんじょうひでき
ああ、そうですね。まあこっちはそんなに鼻につかなかったです。
げんえい
おだしょー ああ。
きんじょうひでき
ああだこーだいろいろ解決策を示すよりも、なんか素朴に問いかけたら、素朴に問いかけるあれだな、別の本だな。
げんえい
おだしょー うんうん。
きんじょうひでき
うまくいったよ、みたいなケースの紹介もあったりしたんで。
げんえい
おだしょー そうですね。
きんじょうひでき
はい、中身入っていきますか。
げんえい
おだしょー そうですね。
きんじょうひでき
で、賞立てとしては7賞立てですね。
おだしょー うんうん。
でも7賞は、なんていうかまとめプラスちょっとした低減みたいな感じの短めの賞。
なので、本文みたいなところで言うと実質6賞立てかなっていう感じがあって、そんなにボリュームがないですよね。
げんえい
おだしょー そうですね。なんか我々今まで長い本読んでたんだなって思うぐらいにはボリュームはなかったですね。
きんじょうひでき
100、200ページ弱ぐらいか。
おだしょー うん。
元々アカデミック系の人ではありますけど、だいぶこの方が分かりやすくというか、平易に書かれてるなっていう感じを僕はそういう印象を受けたんですけど。
げんえい
おだしょー いやもう全く一緒ですね。めちゃくちゃ読みやすい。
おだしょー もしかしたら翻訳者がすごい頑張ったっていう説もあるかもしれないですけど。
おだしょー でも難しい言葉は一切出てこないし、専門用語みたいなの。
脱線も少ない。
おだしょー そう、脱線も少ないし。
脱線も少ない。
おだしょー そう、辞令も分かりやすいし、めちゃくちゃ読みやすい。
きんじょうひでき
そうな、文章自体が読みやすいのと、文章、単語とか一部のレベルで読みやすいのと、なんか構成というか話の流れとしても。
げんえい
おだしょー うん。
きんじょうひでき
なんかテンポいいですしね、そんなに間延びしない。
げんえい
おだしょー そう、逆に今までが読みづらかったのではみたいなちょっと気持ちになっちゃうぐらいには、今までの本に比べて全然違うなってパフェで読みながら思ってましたね。
きんじょうひでき
まあでも難しいところですよね。なんかそういう、読むのに苦労させる本を読むのもそれはそれで楽しいじゃないですか、読書として。
げんえい
おだしょー そうそうそう。
きんじょうひでき
なんだったらちょっと悪態つきながら、こいついつまでくだらないことうだうだ言ってんだって思いながら読んでみると。
おだしょー そうそうそう。
ちょっと仲良くなった気になるみたいな。
げんえい
おだしょー うんうんうん。
きんじょうひでき
それもそれで楽しいのに。
っていう7章立てで、最初の方に、最初の方というか、この本で通廷しているテーマとしては謙虚に問いかけるっていうテーマを掲げていて、
問いかけを通じたコミュニケーション
きんじょうひでき
謙虚さとは、謙虚であるとは、どういう態度なのかっていう話と、それを踏まえた上での問いかけるっていうのは一体どういうコミュニケーションなんだっけみたいなところが語られている本ですね。
で、1章2章3章ぐらいでそういう概念的な話で、その後後半の4章ぐらいからが、じゃあ実際問題、実社会において、実際の生活の中において謙虚に問いかけるっていうのが、なんでそんなに難しいんだっけみたいな、何がそれを妨げてるんだっけっていうようなことを話していって。
げんえい
おだしょー うんうん。
きんじょうひでき
ちょっと実践編みたいな感じですよね。
げんえい
おだしょー そうですね。
きんじょうひでき
っていう感じの流れの本ですね。はい。で、第1章が謙虚に問いかけると。ちょっとじゃあ入っていきますか。
げんえい
おだしょー はい。
その物ズバリのタイトルですね、1章は。
きんじょうひでき
そうですね。最初からちゃんと結論出してくれているのが素晴らしい。謙虚に問いかけるはどうでしたか?この章は読んでいて。
おだしょー そうですね。謙虚に問いかけるなんて言うんですかね。ちゃんと自分できてるのかなっていうのをすごく思うような気持ちになりましたね。
げんえい
そんなド反省モードになったんですか最初から。
おだしょー この謙虚に問いかけるの中で一方的に話す関係性になるみたいな話が30ページとかに出てきたりするんですけど、割と自分おしゃべり大好きだから一方的に話すこと多いなみたいなことをすごく思いましたね。
きんじょうひでき
欧米人じゃないですか、じゃあ。この本の中でステレオタイプの欧米的な文化として、自分が動き自分が話す文化っていうくだりがあるんで。
げんえい
おだしょー この本で良くないとされてることをすごくしてるなと思って、最近栄長とか大事だよねって言われるとそうだよねって言ったら結構腐ってくるなって思いながら。
きんじょうひでき
でもそれができたら苦労しねえんだよなって言って技術賞を読んだわけですね。
げんえい
おだしょー そうですそうです。一人じゃ練習できねえしなとかって思いながら。大事だなと思いながら、すごく良い一文というかあったのが20ページに、これちょっと一章じゃなくて始めになっちゃうんですけど、
の中で、人間関係を築くのも問題を解決するのも物事を前進させるのも全ては適切な質問があってこそうまくいくっていうのが書かれていて、でこれ、表紙の折り返しの扉というかにも同じ文章が引用されていて、
この文章を見た時に、そうか前に進まねえのは時は適切な質問ができてねえのかみたいな気持ちになったりとかもしましたね。
きんじょうひでき
確かに確かに。そうだからなんでそんなに質問大事なんだっけっていうようなところですよね。
質問の中でもケントに問いかけるっていうのがなんでなんだっけねえっていう。
書いてありましたっけ?書いてないことはないんだけど。
げんえい
謙虚の種類っていう話はありましたよね。謙虚さにはこういう種類があるよっていうのと。
きんじょうひでき
謙虚さの種類あるのと、あとあれか、その前にちょっとあれですね。質問することでどのように人間関係が築かれるのかっていうところがあって、
だから人間関係を豊かに築いていくために、そういう質問ってコミュニケーション大事だよね。
げんえい
いい使い道があるはずだよねっていうような議論ですかね。この本でいうと。
そうですねそうですね。質問すると相手にターンを渡すことにもなるし、基本的には教えてもらうっていうことになるので、
相手の方が詳しい人、自分は詳しくない人っていう関係性になるから、これが繰り返されると関係性が築かれやすいっていうようなことが書かれてますね。
きんじょうひでき
そうですね。20ページあたりを抜き出すのが一番端的に言っているのかな。相手に何を尋ねるかということと、
それをある特定の流儀、私はこれを謙虚に問いかけると表現しているって行うということは、人と人が信頼関係を築く上で、
究極的にはその土台となる、これがしっかりとできていればコミュニケーションは円滑になり、
仕事の完遂に欠かせない共同の精神が醸成されることになるらしいので、関係性構築をやっていくために、
謙虚に問いかけようぜということで、それでさっき言ってた謙虚さ3種類あるよねっていう話に繋がっていくわけですね。
そこら辺が書いてあるのは35ページか。
基本的な謙虚さと任意に示す謙虚さと今ここで必要な謙虚さっていう3つ。
これで1と2はそんなに重要視してないというか、3の話をしたい本でしたね。
げんえい
そうですね、1と2は社会的な通念とか文化だったりとか立場だったりみたいないうところに対する謙虚さみたいなところですね。
きんじょうひでき
そうですね、先輩とか上司に対して応募にならないように謙虚でいいよみたいなところが基本的な謙虚さで、
任意に示す謙虚さっていうのがなんか社会的な地位とかには差がなくて、例えば同僚とか同期なんだけどあいつが陰でめっちゃ努力してるの知ってんだよねってなったら個人的な文脈というか、
特別な関係性みたいなものが生まれたりするので、私はあなたに敬意を払いますっていうような任意に示す謙虚さ。
3ですよね。3が一番、少なくともこの本の中で一番重要だし本質的なんですけど、捉えどころがないのも3ですよね、難しいとも。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
これなんか1回目に読んだ時にスッと理解できました?
げんえい
何だっけな、後ろの下価値意味に当てはめて考えるとか、例が出てきたことによってわかりやすくなったかなっていうふうに思いましたね、自分は。
まあそこまでいかないと、ああなるほど、なんかそうじゃないものみたいな、そうじゃないものが謙虚さ、その必要な謙虚に問いかける必要な謙虚さみたいな、こういうふうに最初はパッと理解してましたね。
きんじょうひでき
そうなんですね、ちょうどいいサイズの例え話をちょうどいいタイミングで出してくれますよね。
げんえい
そうそうそう。
きんじょうひでき
そうですね。
げんえい
自分はなんかここで思ってたのは、46ページのところで謙虚に問いかけるっていう中で、今までの中にないものだなって思って大事だなと思ってこう思ったのが、やっぱ上司っていうのは尊敬されるとかいうことになるんだけども、
結局上司と部下っていう関係性になったとしても、上司は部下に頼る必要はあるので、そこで問いかけるときに命令とかいうことではなくて、謙虚に尋ねることによってお互いに対等な関係に、
対等な関係って言い方がいいのかわかんないけども、相互の信頼だったりとか人間関係が出来上がってて、物事が前に進んでいくっていう風なイメージをするといいのかなっていう風に思って読んでましたね。
きんじょうひでき
そうですね、他者に頼るとか他人の力を借りるっていうのを気持ちよくやるために気持ちよくというか、そういう援助を受けることを成功させるために謙虚さっていうのが必要になるよねっていう、すごい乱暴に言うと、そういうニュアンスでこの3つ目の謙虚さ、今ここで必要な謙虚さっていうのが言われていて、
なんかあれですよね、上司部下みたいな関係で言うとなんだろうな、僕イメージしてたのは命令してやりなさい、私の命令通りに動くのがあなたの仕事ですっていう風に投げつけるっていうよりかは、力を貸してくださいっていうスタンス、私を助けてくださいっていう風な態度になれるかどうかっていうのが、今ここで必要な謙虚さって話なのかなとかっていうイメージで読んでましたね。
実生活での謙虚さ
げんえい
おだしょー うんうん、自分も結構同じイメージだなと思ってますね、そこは。
きんじょうひでき
そうだから逆に言うと、部下なんだから俺の言うこと聞いて当たり前だろうみたいな感じで言うと、そうじゃないよねっていう話。果たしてそれで本当に仕事がうまくいくんですかっていうところを指しでくる本として。
げんえい
おだしょー そうそうそう、あとは上司なんだから、俺は上司なんだから、俺の分かるようにお前は説明をしないといけないみたいな、問いかけるっていうか、同じ質問するにしても質問するとか何かを聞き出すにしても、そういう聞き方じゃないよねっていう風に思ったりもしましたね。
きんじょうひでき
そうですね、しかもあれですよね、その場限りというか1回のやり取り、1回のタスクだけで単発的に終わる関係だったらまあいいんですけど、人間関係とか組織内の人間関係とかって往々にして持続的にその後も続いていくものなので、って考えると謙虚に接していった方が良いだろうと。
うまく説明できてるのかな、なんかすごい謙虚なこと言ってる本に思われたらすごい嫌なんですけど。
げんえい
読んでて書いてあることは平易だから、なんかまあ理解できた気がするなって思いながら読んでて、なんかこうさささっと進んじゃうから、あれなんか俺大事なこと見落としてんじゃないかなみたいなことを思いながらすごい読んでて思ったんで。
まあむしろこうパッと結局、いや謙虚さとか大事だよねみたいな普通にこうなんですかね、カンファレンスの廊下で話してるのとそんな変わんないっちゃ変わんないかもしれないですね、言うことは。
きんじょうひでき
まあでもそうすると読み進めていくうちで、なるほどそこまで深いこと言ってる話だったのかみたいな、ちょっとね感動できるポイント多分あると思うので、まあいっか気にしすぎなくて。
そこらへんがあれですね、今言ってた謙虚に問いかけるの主要な要素2つのうちの1つ目である謙虚さとはっていう話で、1章の後半が問いかけるとはどういうことかっていうのが入ってますね。
問いかける。
げんえい
問いかけるっていうのはこの本ではあれですね、私が本章で語ろうとしている問いかけるという行為は相手に対して興味や好奇心を抱くという態度から導かれるものなのだっていうふうに言ってるので、なんかただ単に質問すればあなたはどう思うんですかって聞くだけっていうことではなくて、相手に対してちゃんと興味とか好奇心とかを抱かないとダメですよっていうふうに言ってますね。
なのでなんか簡単な、よく使う質問集10選みたいなやつがあるのではなくて、その質問する時のマインドセットが大事ですよっていうふうなことを言ってますね。
今ここで必要な顕著さを示す時の心のありようは人に対する興味と好奇心を育むための根っこの部分だっていうことなんで、まあまあそういう根っこありきの上でどういうふうに顕著さっていうのが示されるかとか、どういうふうな問いかけが発されるのかとかですね。
きんじょうひでき
でもこれまた難しいのが後の方に出てきましたけど、何を聞いてるかっていうよりかはどういうふうに聞いてるかだし、どういうふうに聞いてるかっていうだけの単純な話でもなくて、なんか本当に心から相手に対して興味を向けて発される問いかけなのかどうかっていうところが全てですよみたいなこと書いてあって。
だから定義を説明せよって言われても難しいですよね多分。
げんえい
そうですね。しかもこれもあれじゃないですか、興味や好奇心を育く、育いているから質問をするは多分いいんですけど、そもそも相手に対して興味や好奇心を育くために相手から情報が必要で、そのために情報を引き出さないと難しいなって思うと、なんていうかニワトリ卵っていうかブートストラップ問題というか、最初がすげえ難しいこれって思ったりもしましたね。
きんじょうひでき
あとあれなんですよね、興味を抱えてるっていう主体が自分じゃんってなった時に、相手の全体とか真相について知りたいなっていう純粋な好奇心とか興味から発された問いかけだったとしても、自分のニーズを満たすためにやってるじゃんってなった時って多分それって謙虚に問いかけるではないんだよなみたいなところがあって。
未熟にも30秒難しい話だよなあっていう感じがしてるんですよね。
げんえい
言ってることは大事だよねっていうのはすごく大事だねって思うんですけどね、この質問で謙虚に問いかけるは大事、うんわかるわかる。
じゃあ一切それはできるのかとか、自分がうまくやれるかなとかって思うと、うん僕大変だなってやっぱ思っちゃうなっていうのはありますね。
きんじょうひでき
そうですね、第一章でいうと本当に定義、プラスちょっと枝葉の葉っぱの部分みたいなところの説明で、より具体的にそれらがどういうことなのかっていうのは、続きの章以降でまたどんどんどんどん掘り下げられていくので、第一章としてはそんなところですかね、なんか他に触れておきたいところありますか?
げんえい
自分は大丈夫ですね、それぐらいで。
きんじょうひでき
ちょっとじゃあ次いきますか。第二章、実例に学ぶ謙虚に問いかける。