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2025-08-01 42:02

EP118 コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学 PART1

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## とりあげた本

『コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学―』G.M.ワインバーグ ・ D.C.ゴース 共立出版 1995


## mixi2

https://mixi.social/communities/513e0bc9-582b-4962-a9c1-c5c076175e08/about


## ShowNote

https://gennei.notion.site/EP118-PART1-241c645d4911803fac67ffd76de0726b

サマリー

エドワード・ワインバーグの著書『コンサルタントの秘密』を通じて、コンサルタント業の難しさや人間関係における信頼の重要性が語られています。特に、依頼主とのコミュニケーションや専門家としての影響力を深く理解することが強調されており、さまざまな職業の人々にとっても多くの学びがあります。EP118では、コンサルタントの役割や彼らが抱える課題について議論されており、特に人間関係の重要性やクライアントとの誠実なコミュニケーションが問題解決にどのように寄与するかについて触れられています。また、コンサルタントが抱える困難や失敗の受容についても語られています。コンサルタントの役割に関する議論が展開され、問題解決が常に必要であるのか、また問題を無視する能力の重要性についても考察されています。さらに、最高度混乱法則が自分を助けることの難しさを示し、成功したコンサルティングのためには自己を客観視することが重要であることが強調されています。

00:06
スピーカー 2
こんにちは、readline.fmです。readline.fmは、文読が趣味の2人が何かの本を読んだ感想を雑談するポッドキャストです。
ハッシュタグは、ハッシュ・リードライン・FMです。Mixi2にもコミュニティーがあるので、感想やワイワイお待ちしております。
スピーカー 1
オススメ役はゲイウィさんと金城です。それではゲイウィさん、よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、ということで、今回も引き続きワインバーグさんの本を読んでいこうという流れでございますが、何でしょうか、今日は。
スピーカー 1
今回は、コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学という本ですね。
スピーカー 2
なんか、人間学って単語好きですよね、たぶん、この人。
スピーカー 1
そうですね、やたらとあちこちに人間学ってつけてる気がしますね。
まあ、でも確かに中身を見てみるとすごい、何ですか、人間って感じの中身でしたね。
そうですね。
スピーカー 2
いや、すごい適当なことを言った気がするけど、でもそんな感想です。
スピーカー 1
そうなんですよ、そうなんですよ。
この本もそうなんですけど、やっぱワインバーグってプログラマーの人たちが読んでるから、プログラミングに関係する人、実際ソフトウェア開発の分野の人ではあるから、それは正しいんですけど、
一方でやっぱりすごく人間の方に注目してる人なので、プログラマーじゃない人たちが読んでも、
ああ、なんかすごく面白く読めたりとか、結構ためになることがたくさんあるような本をいっぱい書いてるなっていうような気がしますね。
スピーカー 2
そうですね、この本で言うと本当に理系と文系の両方を含む、良い仕事を目指す大人のための楽しく、また恐ろしい本っていうふうに。
うん、ありましたね。
出版社の書籍紹介に書いてありますもんね。
スピーカー 1
だからまあ割と誰が読んでも読めるぞっていう感じではあるような感じですね。
スピーカー 2
そしてこれはすごい、なんか人気というか、なんですかね、影響を受けた本みたいなことを聞かれて、この本の名前を挙げる人はごしばしば目にしますよね、っていう印象がある。
スピーカー 1
うん、自分も多分誰かがこのコンサルタントの秘密にすごい影響を受けましたみたいな、おすすめですみたいなことを書いてるのを読んで、買って、買ったまんまずっとつんどくにやってたんですけど、
でも、その買ってからも、ITエンジニアにおすすめする100冊みたいな特集本があったりするんですけど、その中でも言及されていたし、
あと今年、この2025年に出た本で、山形博さんのエッセイみたいな、翻訳者がなぜこんなに翻訳するのかとか、その人はどういうことを考えているのかみたいなエッセイでも、
その人は本業はコンサルタントで、副業で翻訳をやってるんですけど、その人もコンサルタントの影響を受けた本にはこのワインバーグのコンサルタントの秘密だっていうふうに挙げていて、
すごくいろんな人に影響を与えている本なんだなっていうのは、しばしば目にしますね。
スピーカー 2
そして、僕、なんて買ったんだっけな。なんで買ったんだろう。たぶんタイトルを見て買ってはいると思うんですけど、タイトルのせいで積んでたなっていう気はしていて。
いや、わかる。 コンサルタントの話かと思って、全然読んでなかったんですけど、いい意味でっていうのも変なんですけど、
全くコンサルタント職的な話ぽくはないこともないのか、なんかでも全然職種とか立場とか限定されずに考えるべき、
大事にしたいなっていうことがたくさん出てきてましたね、って思いました。
スピーカー 1
そうですよね、なんか本当に普段仕事で何ていうか役に立つことがたくさんあり、しかもなんかこれはたくさんその後、この後もどんどんこういう場面に出会うんだろうな、みたいな気持ちになるようなこといっぱいありますね。
スピーカー 2
うん。だからなんか職業人、とりわけ専門家というか、専門的な技術職とか専門領域を持つ人で、人に助言を求められたりとか、助言をしなきゃいけないっていうような立場にある人っていうぐらいの広さまで広げてコンサルタントっていうふうな言い方をしていい気がしますね。
この本の扱ってる広さで言うと。
スピーカー 1
そうですね、なんか専門家として意見を求められてる時にも同じ考え方だったりとかは使えそうだなっていうのはすごいあるし、なんとなく人を助けるということを。
スピーカー 2
そうそうそう、人を助けるとはどういうことか。
スピーカー 1
そう、あれを連想するようなこともちょっとあったりしましたね。
スピーカー 2
そうですよね、公式の支援と非公式の支援あたりの話にすごい絡んできそう。で、あそこまでソフト、いやソフトではあるけど、あそこまでなんか相手の自立を促すみたいな話ではないですね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
あくまでコンサルティングなので。
スピーカー 1
その場の問題が上手に解決されるとか、クライアントを立てる、上手に立てましょうみたいな、なんかそういう感じではありましたね。
スピーカー 2
そうですね、なんかコミュニケーションのタイプというかモードがいろいろある中でのそのコンサルティング、解決の支援っていうところの話なので、
江戸川社員のあの本とはまた違うんですけど、なんか僕もすごい通じるものはありそうだなとか、あの本にも書いちゃったあれじゃんとか思いながらちょっと読んでましたね。
スピーカー 1
あともう一個ワインバーグの他の本のところでいくと、なんかこの間読んでたソフトウェア文化をつくるシリーズの中でも、
自分と他者と状況みたいな話が出てきて、そこで問題を上手に落ち着かせるというか、みたいな話もあったから、やっぱなんかワインバーグの中で一つ通じるものというか、
一本筋が通ってるような理解というか物の見方みたいなのは、なんとかこの本読んでると、なんかあっちでもその要素あったよなとか、こっちの本でもそういうこと言ってたよなみたいなのがすごく感じ、
自分は感じられて、やっぱりワインバーグってすごくいろんな視点を持ってる人だし、なんかやっぱ面白い考え方をする人なんだなっていうふうに、
ここで言う面白いっていうのは、なんか興味深いとかっていうぐらいのことですけど、だなっていうのをすごく感じました。
ライトついてますかも書いてる人だし、やっぱこういうようなことも考えられるのかみたいなふうに結構読めるような本でしたね。
スピーカー 2
なんかそれこそ他の本との関連で言うと、どこだ推薦の字?役者前書きの前にあるなんか、なんか推薦の言葉みたいな前書きの後か、前書きの後で役者前書きの前にあってこの本はこういうふうなことでオススメでございますみたいなことを書いてるのがバージニア・サティアさんですね。
ずいぶんと出てきたサティアさん、かなり縁が深い方なんだなっていうのを改めて思ったりするし、やっぱり家族療法とかセラピーの人のはずなんですけどサティアさんが、
その人が読んでもなんかこうオススメすべきポイントがたくさんあるっていうことで、この推薦の言葉書いてると思うので、なんかそういう意味でもやっぱりこう人との関わり方とかどうやって変化を促す、回復させるかみたいなところ、根本にあるのはそういうところなんだろうなーっていうような感じ。
ちょっとしますよね。
スピーカー 1
そうですね。ここでやっぱサティアの名前が出てくるのはやっぱ面白いというか、本当にこう一本通じてるとこなんだなーって思うし、相当一緒にお仕事してたんだろうなと思いながら。
スピーカー 2
何のお仕事してたんですかね。
スピーカー 1
何のお仕事をしてたんでしょうかねって感じはありますけど。
スピーカー 2
そういえばって思っちゃっています。
スピーカー 1
コンサル?コンサルちゃんとやったのかな。
スピーカー 2
コンサルなのかな。まあまあまあそんな感じで、時代が書かれたのが1986?
スピーカー 1
5年。
スピーカー 2
5年か。
生まれてない。生まれてない。
姉が生まれた年だな。
まあだから前に読んだのが幼少子用の探検学が89年。でその後にソフトウェア文化を作るシリーズを出版し始めてるっていうのが90年代。
なのでまあ時代的にはかなり近いというか、収録始まる前にも喋ってたんですけど、この人めちゃくちゃ本格なって話をしてる。
スピーカー 1
そうですね。なんか毎年一冊ぐらいのペースで本出してて、一体コンサルしてるんでしょうみたいなことを思いながら仕事しながらこんなに本書けるのかってちょっと思ったりもしましたね。
スピーカー 2
いや恐ろしいですよね。
でもそんなところなのであんまり時代の掘り下げはいらんかなっていう感じがするのと、ソフトウェア作りみたいな話はそんなに出てなかったので、どっちかっていうと組織というか対人みたいな他者とどう関わるか的な。
他者とどう関わるかっていうとちょっとニュアンスずれるんですけど、他人との関わりの中で何を見出して生み出していくか的な話ではあるので、なんていうか別に10年20年のスパンで変わるもんじゃないので、人間って。
だから別にこの前3年後の世界の話を振り返ってたから、今回はいい気がする。
スピーカー 1
いいっすね。じゃあ本題入っていきますか。
入っていきますか。
ちょっと全部を拾っていくと大変なのではありますが、一旦第一章から始めて気になるところを拾いながら喋っていくみたいな感じにしますか。
スピーカー 2
そうですね。全部で14章あって、本全体としてはそんなに長くない。220ページくらいか。全体的にかなり文章が読みやすかった気もするので。
っていう情報を織り込みつつ第一章からいきますか。
コンサルタント業の難しさ
スピーカー 1
一章がコンサルタント業はなぜ大変かっていうタイトルですね。
スピーカー 2
なんで大変なんですか。コンサルタント業ってそもそも何かって定義してましたっけ。
スピーカー 1
多分あんまり定義なかったような気がするんですよね。
スピーカー 2
ないですよね。ですし、前書きがどっかで、これからコンサルタントになるぞっていう人以外でもこの方が役に立つはず的なことを言ってなかったかなっていう感じなので、
あんまりコンサルタント業っていうイメージをカチッと固める必要はない。この本を読むにあたっては。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
っていう気はするけど、とりあえず大変なのを知っておいてくれよっていうことで第一章が始まると。
そうですね。
この章はどんなところですかね。ポイントで言うと。
スピーカー 1
そうですね。コンサルタント業の、読んでて難しさみたいなものがあるなと思いながら、何て言うんですかね。
何の話をしようと思ってたんだっけな。
やっぱりライトついてますかの人だからっていうのもあるんですけど、コンサルタントとして雇われてどういうふうに向き合うかみたいなところで、
第一法則、第二法則、第三法則っていうのがあるんですけど、依頼主がどう言おうとも問題は必ずあるが第一法則で、第二法則が一見どう見えようともそれは常に人の問題である。
第三法則は料金は時間に対して支払われるのであって、回答に対して支払われるのではないということを忘れてはならないっていうふうに出てて、
この3つを読んで、やっぱこういうところに着目するんだなっていうのを最初読んで感心したというか、なるほどってちょっと思ったりもしたんですよね。
スピーカー 2
お前の頭の中にあるそれをイメージしている姿が正解じゃないぞ、それが売り物になるわけじゃないぞって突きつけてくるような感じしますよね、この3つの第三法則まで見ると。
スピーカー 1
勝手なコンサルイメージですけど、自分の中の問題を解決してその問題が解けたことに対してお金が払われているっていうふうに結構思ってたんですけど、
ここではそうではないんだよみたいな、時間に対して払われているのでですよっていうふうに言われて、そうなのかっていうふうにちょっと思ったりしましたね。
スピーカー 2
なんですかね、コンサルタントの秘密、いいタイトルだな。何が難しいんだっけっていうのを整理している賞ではあるし、
何を問題とするか、要するに依頼主が解決したいと思っているって意味で何を問題とするかっていうのがそもそも難しいよねっていう難しさと、それだけじゃなくて、
スピーカー 1
この本全体を通じてですけど、目の前の相手からどうやって自分を信頼に値する存在だと見せていくかでいいのかな、信頼を勝ち得るかみたいなところまですごい気にして書かれている本なんですよね。
スピーカー 2
それこそコンサルの料金を安くしすぎるな、でももちろん高くしすぎるなみたいな話もあったりするし、その中にあってのやっぱり第三法則、時間に対して支払われるのであってっていうところですよね。
信用を築く方法
スピーカー 2
第三法則だけちょっと掘り下げるというか、もう少しだけ丁寧にさらっておきますか。
スピーカー 1
そうですね。
6ページ、7ページあたりですね。
7ページとかの上段の真ん中くらいに、第三法則はコンサルタントにもし依頼主が本当に回答を求めたのであれば、回答に対して金を払ったはずだということを思い出させてくれるものでもあるっていうことがあって。
要は問題を解くっていうことよりも、問題があるっていうことを知っていて、解いたことに対して払うっていうよりもパートタイムで雇っていることに対してお金を払っていて。
だから問題が大きければ大きい報酬が得られるかっていうと、まあそうではないよと感じでもありますね。
逆に解けなかったから払われないっていうことでもないしっていうようなことが書いてあったりもしますね。
スピーカー 2
第三の法則は、これは本気で言ってるんですかね。ひにくり。でもその後があるのか。
手柄の法則とかね。
スピーカー 1
この辺を読んでるとやっぱり、コンサルタントっていうのは、どっかにもあったけど相手の顔を立てるみたいな話もあったんですけど、やっぱり目立っちゃダメというか、
本来問題を抱えていて問題を解きたいっていう人に、解くべき問題があると思っている人に対して支援をするっていう立場であって、
その人が大きな成果をあげるかどうかってよりも、実際そのコンサルタントに依頼した人がこういう問題があってこういうふうに依頼して問題を解きましたっていうことのほうが大事だよねみたいな感じのことを言ってるところが結構あったりするので、
結局その問題の大きさとか難しさっていうことよりも、書いてないんだけど自分の中で結構良き相談相手としてこう振る舞って、それによって問題が解かれるっていうことが結構大事だよっていうようなことが結構全体としてもそうだし、この最初の方とかを読んでいてもちょっとそういうふうに受け取ったりもしましたね。
スピーカー 2
なんか僕感じたのは結構、相手の顔を立てるみたいな話っていうのはやっぱりあるなと思ってるなというか、要するに正論パンチして、これやればもうできるんでやってくださいって言って、
なんか1時間でパッと出されたなんかドキュメントみたいなものよりも、クライアントっていう人に対してまずリスペクトを持って接して、なんかすっかり労力をかければいいっていう話では本来はないんでしょうけど、合理的に考えたらそこじゃないんでしょうけど、
でもやっぱり人間って感情で動くよねとか、メンツ大事だよねみたいなところまでちゃんと頭に入れて、本当にお金払う人に価値を感じてもらうっていうところを絶対見落としちゃいけないみたいな心を感じましたね。
問題をなんかちゃんと解いていけばいいっていうだけだったら多分ある程度単純、正解がある世界になるんですけど、なんかやっぱり人間っていうすげーウエットなよくわからないモジュールが絡んでくるから、っていう中で価値想像していく、価値を発揮していくっていうのが、
どれだけつより問題が複雑化して泥沼化するんだっけっていうのところがなんかこの第三法則から感じられるしっていうふうに思った上でその第二法則を見ると一見どう見えようともそれは常に人の問題であるって書いてあるんで、なんか仕組みで解決だけじゃないよなみたいな。
スピーカー 1
うん。まあ関連して第一法則が依頼主がどういうことも問題は必ずあるっていう話をした後に、この本では10%の約束っていう話があって、10%の約束の法則っていうのがあって、10%より多くの改良を約束してはいけないとか、
10%を超えるような改良をしてしまったときは気づかれないように手を打つことにしましょうっていうようなことがあったりとかして、だからその改良がめちゃくちゃ改良しましたっていうことが大事っていうよりもやっぱ改良されたんだっていうことの方が大事だったりとか、
どんだけ改良したかではなくて改良が進んでいるってことの方が大事だよねっていうふうにもあったりとかするんで、やっぱり結局じゃあそう考えるとクライアントの問題を大きく改良したからといって高い金が現れるわけでもないっていうふうな部分だったりとかにもつながってくるのかなってちょっと思ったりしましたね。
スピーカー 2
うん、そうなんですよね、なんか、何て言うんですかね、ただなんか相手、他人のことをバカにしてるみたいな感じで話してるんではないだろうなっていう印象はすごいワインバーグって人に対して持ってますし、
今の10%の解決策のお話でも、本当は気づいてる問題、他いい方法っていうのがあっても、不誠実にそれを放置すべきだっていう話をしてるんではないんだろうなっていう雰囲気は感じるんですよね。
スピーカー 1
そうですね、そうですね。
スピーカー 2
なんかただ、自分の力を誇示するとか、こんなにできるよ、すごいでしょみたいな見せびらかすようなことは絶対にするべきじゃなくて、本当にクライアントを求めてるものに応えようとする姿勢、そういう誠実さっていうのを強調してるのかなとか思ったり。
スピーカー 1
そうですね、そうですね。
いや、なんかそれめっちゃあると思ってて、これはすごく偏見で今喋るんで、あんまりあれですけど、コンサルタントって言ったときに、あんまりいいイメージを持たない人もいそうだなと思ってて、
要は外からやってきた奴が急に、これはいけてないですねってこうしましょうって言って、問題を増やして帰っていくみたいな、そういうイメージが一般的にありそうみたいな。
私はそういう人と会ったことはないですけども、ネットとか見てるとそういうのあるのかなみたいな、そういうイメージになってしまう、自分の力を誇示したくて、外からやってきて、これはいけてないですね、これでバッチリ改良できますぜって。
でも結局そこで、それはテクニカルな問題ではなく、本当にやっぱり人の方の問題を解かないと、多分そういうのって組織にどうやって根付かせるかとか、そういう解決策を。
いうようなことは本質的な問題というか、本来的に解決したい問題っていうのはそうじゃないとうまくいかないみたいなのがあって、そういうものと結構戦ってたかなみたいなのはちょっと読みながら思ったりしてましたね。
スピーカー 2
そうですよね、ワインバーグ自体がいろいろ痛い思いしてきたんだろうなーっていう感じがするのと、あとあれですね、今のゲインさんの話聞いてて中途入所していろいろやろうとしてうまくいかないで失敗する、典型的なパターンとしてすごい。
コンサルタントの第一代に時間に対して支払われているのでっていうことではないと思うんですけど、要素としては通ずるものがあるなーっていう感じがしましたね。
スピーカー 1
これ読みながらコンサルタントって能力的な部分、いろんなことを知ったりとか、深い洞察が必要だとか、知らない動員のことをキャッチアップするとか、そういうようなこともテクニカルスキルとしては必要なんだけども、一方でやっぱり人とうまくやっていくっていうことをどうやったらできるのかってことを考えると、とてもとても難しい職業だなっていうふうに思ったりもしましたね。
スピーカー 2
で、その3つの法則があったランページカートに第4法則が出てくるんですね。
第4法則が自分を雇ったのでない相手の問題を解いてやるなっていう、これはやすりするなみたいな話を少なからず含まれてはいると思うんですけど、
なんですかね、頼まれもしないお手伝いを買って出るという病気であるってすごいかなり強い表現してる。
で、それをおまんまに差し支える上にうまくいかない、それどころか大抵の場合に恨みに出るものだって書いてあって。
なんというか、これも自分の能力を発揮することが目的になっちゃってる車いかもしれないなっていうのは自問自答しておく必要がありますよね。
スピーカー 1
ありますね。
スピーカー 2
本当にちゃんと問題解決しようとしたらここじゃないじゃんみたいなのは往々にしてあると思うんですけど。
スピーカー 1
こうなんだよな、コードを書いてる中でちょっとこっちも気になったので直しておきましたって同じプルリクエストの中に違う糸が挟まったりすると、
確かにそれはやってくれるのは嬉しいが、ここじゃなくないみたいなことになって余計に一手増やすみたいなことが起きたりとかして大変みたいなことにちょっと似てるなって思ったりとか。
スピーカー 2
いやー、しょっちゅうあるんだろうなーっていう気がしますね、ここら辺は。
スピーカー 1
でもこっち側直さないと、実際そのクライアントの課題は解決されないんだみたいな時もあるんで、
なかなかこう、ただまれてないけどここも直さないとちょっと本筋に関わるんでみたいなこととかもきっとあるんだろうなと思いながら。
スピーカー 2
なんか仕事の進め方も大事だよねって話にはなってきそうですよね、勝手にやるのはやっぱり誠実というか相手をバカにしてるような感じはあって、
10%の約束と価値の創造
スピーカー 2
なんかそうじゃなくてちゃんと合意というかリスペクトをちゃんと示しつつやっていく必要あるよねー的な。
っていうようなコンサルタントの第1、第2、第3、第4法則あって、なんか第1章他に気になるところどこら辺ですか?
スピーカー 1
あとはそうですね、なんか18ページ、19ページあたりが困難に、コンサルタントって困難がいっぱいついて回るよみたいな話があって、
失敗を容認できない人はコンサルタントとしては成功できないとか、中にはコンサルタントとして成功してる人もあるのだから失敗と付き合うことも可能なはずだ、
失敗してもうまくやってる人もいるよみたいなのとか、失敗みたいなとか困難さみたいなところという話があって、
まあ当たり前だけどワインバーグも失敗するんだな、みたいなことをちょっとなんか素朴に読んでて思いましたね、そっかーって思いながら、
でもなんか多分この辺であのワインバーグがコンサルやってくれるぞってなったら、やっぱ失敗を容認するって結構難しくなるんじゃないかなっていう風に思ったりとか、
しましたね、それを受け入れるって結構大変なことなのかもしれないなーみたいな。
スピーカー 2
俺はなんでこんなこと言ってるんでしょうね、失敗と付き合うことを覚えた方が良いっていう風な表現を同じ説に出てくるので、そういうところなのかな。
スピーカー 1
コンサルタントって言った時にこう、輝かしい難しい問題を解決したぜとか、やっぱいい面がすごく日が当たるというところから、こういう話もやっぱしておいて失敗と折り合いをつけましょうっていうことかなっていう風に思いましたね。
なんなら上手くいかないことの方が多いかもしれないっていうところまでは言ってないけども、そういうようなことでもあるのかなっていう。
スピーカー 2
全然書いてないですけどニュアンスとしてはこう、上手くいったことばっかりに目を向けるようになると視野が狭くなっていくみたいな感じもするのかなとかは思ったし、
実際この本通してワインバーグの体験なのかわからないですけど、こんな風に上手くいかなかったとか、これは失敗するみたいな話がたくさん出てきてましたもんね。
でその時に、じゃあ本当はどうやるべきなんだっけ、どうするとその確実性、成功確率が高まるんだっけ的な視点に切り替えて話してるから、そこら辺のニュアンスもちょっとあるのかな。
スピーカー 1
やっぱりコンサルタントになりたいという人がこの本をもしかしたら手に取るかもっていうことを考えた時に甘い話だけを書いて、じゃあ君も明日からコンサルタントだねってやるよりも、ちゃんとこういう困難が待ってるからそれを受け入れて、そういうことがわかった上でその道を選んでねっていうようなことでもあるのかなっていう風に読んでましたね自分は。
失敗と困難への対処
スピーカー 2
そうですね、コンサルタントの真の秘密を明かしてさせあげようって書いてますもんね。
スピーカー 1
そうそう。で、ちょっと最近出た本で東大生はなぜコンサルを目指すのかっていう本があって、中身読んでないんで全然わかんないですけど、ちょっと読んでみたいなっていう気持ちになりましたね。
なんでみんなコンサルに行くんだろう、なんでこんなこんな大変な仕事につきたがるんだろうっていうのをちょっと読んでみたいなと思いました。
スピーカー 2
東大生って今もコンサルタント目指してるんですか?
スピーカー 1
わかんないです。けど、ちょっと違う、これはまたちょっと違う情報ソースですけど、別のYouTubeチャンネルで最近同期とか、2014年卒って言ってたか、2014年、15年ぐらいに卒業した人たちの就職先の第一位っていうのはメガバンクだったっていうのがあって、
だいたいみんなメガバンに行くみたいな。で、それがここ最近のトレンドとしてはみんな外資系コンサルとかに転職するみたいなのがあって、なんでそこに行くかみたいなところで言うと、メガバンに行ったら潰しが効くんじゃないかっていう理由で行ったんだけど、あれ意外とそうでもないかみたいなことがあって、
その後、外資コンサルに転職する人が増えているみたいな、それは多分その人の周りでっていう話だと思うんですけど、っていうような話を聞いたりとかして、なるほど、潰しが効くかどうかとか、スキルが手に入るから転職するって、別にそれが悪いことではもちろんないと思うんだけども、
そういうことを目当てに行った時に、じゃあこういう、このハイバーグの本読んでると結構困難と向き合うけど、みなさんどうなるのだろうな、その先っていうのはちょっと気になったりとかしました。
スピーカー 2
多いですね。でも、外資コンサル行けるぐらい頭良ければどれかなるんじゃないかなとか思っちゃうけど、これも偏見なんだろうな。
スピーカー 1
なんかこれって言えば、5年前はITエンジニア、リモートワークで1000万みたいなの連れて行った人たちが一体どうなったんだろうかみたいな話と、似てるっちゃ似てるかなっていう気もしていて、
そのキラキラしてる部分とか、すごく良さそうっていうところに惹かれてった人たちがその後どうなったのかなみたいな、やっぱ気になるなってちょっと思ったりしましたね。
スピーカー 2
そうですね。でもそうっすね、就職の話で言うとなんか、インターネット面白そう以外の何かで動いてなかったから、本当に何も言えなくなって。
スピーカー 1
逆に言うと、そこが担保されてると、きっちり撤退来日がわかるというか、自分の基準がある人と、なかなかこれもうちょっと頑張ろうかなと思えたりもするかもしれないし、なかなか難しいなって。
就職って結局でも、就職した先で意外と良い出会いがあって、上手くいくっていう場合もあるから、一概に良い悪いはわかんないけど、入る前からは。
スピーカー 2
そう、わかんないっすよね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
自分より後に入ってきた○○さんのせいですげえ良くなった悪くなったとかもあるからな。
けどやっぱ、期待値とのギャップみたいなものには、調整ができるものは調整しておいた方が良いだろうし、転職だったり就職で、何も考えずに前に進むよりは何か考えていた方が良いかなっていう気もするし、なかなか難しいなという気持ちですね。
本の話戻りますか。
スピーカー 1
そうですね。
問題解決の重要性
スピーカー 2
で、困難法則がさっきの失敗を容認できない人はってやつで、その後も2つあるんですよね。比較中、最上級みたいな。
で、困難法則があって、その次に出てるのが高度、ハイレベルの高度ですね。困難法則っていうのがあって、第1番の問題を取り除いた時、第2番を昇進させるのは君だっていうのが。
待って、これ、あれなんですよね、この本でそのちょっと前にルーディのルタバカ法則でやってたやつなんですけども、1個問題を解いたら次の問題がプライオリティー上がってくるというか、そうやって永遠に問題が出てくるよね的なやつですよね。
なんかこれあれですよね、ボトルネックは移動し続けるみたいな話に近いなーっていう気もしつつですけど、見方を変えるとある問題、安定してる状態だったのにサルタントが外からやってきて問題を解いてしまったが故に、
安定状態が不安定になって、その第2の問題っていうのが新しい問題として立ち現れてくるっていうような話でもあるよなーっていう気がしますよね。昔は良かったのになりがち。
スピーカー 1
そうですね、だからこそやっぱ解くべき問題を間違っちゃいけないっていう部分もあるんだろうなーとか、要はクライアントが困ってることを解決すればいいのに、ちょっと横目に見えたその問題、これもなんか解決しといたらいいかもって言って、やった結果その第1の問題解決した結果第2の問題がやってきて余計カオスになったみたいなことが起きたりするから
スピーカー 2
あとなんかその問題を解決するっていうのがある意味本筋じゃない、サービスを作って売り上げを立てるべきなのにその組織課題みたいなのばっかずっとやってるみたいな話とかって、なんかあれ結局手段と目的逆転してるじゃんみたいな話があり
なんかそこら辺もあるから、なんか次々に出てくる問題をすべて解こうとしないっていうのもちょっと大事なんだよ的なところは感じますね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
本文の文章をそのまま読み上げると、問題が解ける人はいい暮らしができる、だが必要に応じて問題を無視することができる人こそ最高の暮らしができるのだ、その両方ができるのでない限りコンサルタント業に首を突っ込まない方が良いって書いてあって
スピーカー 1
さっきの失敗を許容できるのとちょっと近いですよね。
コンサルタント業に首を突っ込まない方が良い、太字で書いておいた方がいいなって思ったりするんだけど。
まあでもまだ2番目なんで、この後最高度混乱法則があるので。
最高度混乱法則ちょっと好きなんですよね。
スピーカー 2
これ書かれてるのが、自分の手助けをすることは他人の手助けをするよりもっと難しいって書いてあって、そしてこれが最高度混乱法則であり、この方の中心課題であるっていうふうに書かれて、第1章は終わってるんですけど。
最高度混乱法則の解釈
スピーカー 2
どうですか、最高度混乱法則。
そうですね、ピンとくるようで、自分のことをやるっていうのは難しいけど、他人を手助けするのも難しいと俺は思ってるから、両方難しいなって思ってますね。
結構第1章のこの時点だとあっさりしか触れてないんですよね。だからかなり抽象度の高い言い方にとどまっちゃってるなっていう気はしていて。
僕はこれ自分の好きなように解釈して、いい言葉だなあ、そういうところがある、わかるって思ってるんですけど、あんまりこのくだり、第1章の中でどういう見合わせでこれが書かれているのかはちょっと。
スピーカー 1
自分が読んで思った解釈のところは、やっぱりその失敗を容認するとか、そこがやっぱり一番難しいこと。他者が失敗したものは励ますのは結構簡単に、
これは良かったじゃん、ナイストライ、じゃあ次もう一回やろうよとかいうのは多分言いやすいけど、やっぱり自分が失敗した時って落ち込むし、自分が変語入れたソースコードをデプロイして障害が起きましたって言ったらそれなりに凹むなって思うので、
やっぱりその失敗を受け入れたりとか、その失敗はある種目をつむって、よしじゃあ次に行こうみたいな、いうことっていうのがどれだけ難しいかって言われるとそこはやっぱり大変で、ワインバーグもわざわざそういうことを書いてるっていうのはそういうことを自覚するために書いてるんですよみたいなこともここに書いてあって、
すごくわかるなっていう一方、やっぱ他人を手助けするって大変じゃないと思うので、違う困難さがあるのではみたいな気持ちはなりますね。
それがこの辺のことができないとコンサルトして飯を食っていこうと思うとやっぱり難しいんだぞっていう、必ず毎回成功していい報酬がもらえるわけじゃないんだよっていうところなのかなっていう気もしますね。
スピーカー 2
そうですね。すごい端的に言うと、自分を客観視するより他人を客観視するほうが絶えやすいですもんね。客帯でしかないので、そもそも。
感情移入とか共感っていうのを自分に対して捨てるのはやっぱり難しいけど、他者に対してそれらを取り払って接するのは少しイージーな気はするので、そこら辺はあるのかなとか思いましたね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
まあでも大小そんなところですかね。
スピーカー 1
そんなところですかね。
42:02

コメント

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