1. エンジニアストーリー by Qiita
  2. #6 世界一流のエンジニアの思..
2024-05-28 27:47

#6 世界一流のエンジニアの思考法【ゲスト:『世界一流エンジニアの思考法』の著者 牛尾剛さん】

ゲストは引き続き、『世界一流エンジニアの思考法』の著者 牛尾剛さんです


<トークテーマ>

・本を執筆することになった経緯

・なぜ「思考法」に着目した?

・「思考法」について考えるようになったのはなぜか

・アメリカ人の同僚の反応

・どんな課題を抱えているエンジニアに「世界一流のエンジニアの思考法」を読んで欲しいか?


< 牛尾さんTwitterページ>

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#QiitaFM


<メッセージフォーム>

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00:00
日本最大級のエンジニアコミュニティ Qiita プロダクトマネージャーの
清野俊文です。この番組では、 日本で活躍するエンジニアをゲスト
に迎え、キャリアやモチベーション の話を深掘りしながら、エンジニア
の皆さんに役立つ話題を発信して いきます。前回に引き続きゲスト
は世界一流エンジニアの思考法 の著者、牛尾剛さんです。牛尾さん
は現在シアトルにお住まいです ので、オンラインで収録した音声
になります。よろしくお願いします。 牛尾さんとお送りする2回目の
テーマは、世界一流のエンジニア の思考法です。今日は本のところ
についていろいろお伺いしていき たいなと思ってます。特に本の内容
というよりも、本を書くきっかけ とか、そこの周りの反応とか、そういう
ところいろいろお伺いできたらな と思ってます。ということで早速
聞きたいなというところが、なんで この本を執筆することになったん
ですか。 ああ、意味はないですかね。 意味はないんですか。仰げですかね、
強いて言うと。なんかこうお話として そういうこう書きませんかみたいな
オファーがあったとか、そういう わけでもないんですか。まあそういう
わけです。だからなんとか、僕は だからもともとブログとかたくさん
書いてて。で、そのブログは、ブログ はでも言ったように自分のために
書いてるに等しいですね。何か自分が 気づいたりとか学んだりしたこと
があったら、まあブログに書いてる っていう感じです。だからまあ自分
としては、だからなんていうかな、 そのまあそういうなんかハビット
があるので、そういうの書いてたら 文芸春秋さんからなんか本出しません
かって言われて、いいっすね、やり ましょうかみたいな、まあそういう
ノリです。そういう感じなんですね。 そう、だから強い、すごい強いパッション
があって、俺はこの本書きたいんです っていうノリではないです。はいはい
はい、むしろ誘われたから書こうかな ぐらいで書き始めた。そうそう
誘われたから書こうかなみたいな。 書こうかなというか、まあそもそも
たくさんブログ書いてたんで。はいはいはい。 そういうのが気に入っていただけ
たんで。その延長で本の執筆にも 取り組んでらっしゃったってことですね。
まあそうですね。ありがとうございます。 みんなの役に立つんであればって。
はいはいはい。だからそのタイミング で、まあ本のタイトルにあるような
思考法みたいなところをテーマに 書いてくださいみたいなお話があったん
ですか。なんでだっけな、なんか僕も 細かく覚えてないですけど、編集者さん
が一番刺さったブログが、まあなんか 思考法的なやつだったんで。まあ
オノズとそういう感じになったって 感じですかね。ああそうなんですね。
なんか他にも候補とかアイディアとか あったりしたんですか、その時って。
うーん、僕はなんか適当に考えたん じゃったんちゃうかったっけな
確か。うーん。えー。適当に考えて。はい。 こういうタイトルやったらみんな
03:02
興味持ってくれるかなみたいな、そういう ぐらいの感じですよね。
あー、そうだったんですね。はい。 なんか本、僕も読ませていただいて
いるんですけど、本当にこう本の中に 出てくるところって本当にまあテクニカル
のところってより、まあ本当にこう 同僚のまあこういうことをやってる
ところを見てこういう気づきを得た よって話がもうかなりたくさん
書かれてるかなと思うんですけど、なんで そういうこうなんて言うんですかね、
思考法について関心を持ったりとか、 周りにいる同僚についてそういう
目を持ちながらこう観察していたり したんですか。うん。そりゃあもう
だって自分ダメダメですからね。だって そもそも日本ですら通用しなかったん
ですよ、僕は。僕普段三流エンジニア とか言ってるけど別にクエンソン
とかじゃないんですよ。だから本当に そうだったんで、そもそもキャリアも
そんな長くないじゃないですか。たださ、さっき 言ったみたいに子供の頃から
自分で何かやったら何やってもダメっていう ふうなやつやのに。うん。で、
だからまあその、そのチームに入るためには めっちゃ工夫しましたよ。もう
スーパーストラテジーをいろいろ考えて 使って実践してみてやって、まあ自分の
希望のチームに入れたわけじゃない ですか。はい。で、入るでしょ。もう
みんなめっちゃできるんですよ。めっちゃ できるんです。周りの人みんなですよ。
みんなめっちゃできるんや。明らかに僕が 一番ダメにゃんにゃんねって感じ
じゃないですか。そしたら、そしたらどう すんねんって言ったらもうなんかもう
真似するしかないですよね。なんで。で、 例えばだから自分が何かの障害調査を
するじゃないですか。うん。で、障害調査をして で、やってなんかもう何、もう何時間も
かかるけど、僕の前に座っているポール なんかもうなんかね、もう5分くらいで
終わるんですよ。はい。もうなんだそれや って感じじゃないですか。はい。そいつが
全然知らん分野でも5分くらいで障害の ルートコースとかを見つけるわけですよ。もう
意味がわかんないですよね。なんでやねん みたいな。というかその、そこのコード
俺が書いてるんやみたいな。はい。 でも俺がやったら2時間ぐらいかかるとか
3時間、4時間ぐらいかかるとか、下手したら 次の日までかかるとかそういうわけ
じゃないですか。はい。だからそういうの なんで、まあなんか疑問がわけますよね。
こいつがスーパー賢いのはわかる。それは 頭の出来が違うのもわかる。でもなんで
こいつはこんなにすごい出来んねやろ。 僕はすごい思うしかないわけじゃないですか。
マイルドだってみんな出来んねやろ。 だから僕はそういうのを観察して
才能はないのはわかってるんだよ。さっきの ADHDと一緒で、もう才能はない。
そしたら俺にはストラテジーしか残って ないわけですよ。
メソッドとストラテジーしか残ってないので、 だから観察をしてメソッドにしてしまえば
自分もちょっとは馬鹿になるはず。しかもなんか 世界一流のやつが自分の前に座ってるんやったら
こいつを、こいつを丸コピーしたら 世界二流とかにはなれるかもしれないって
06:03
感じじゃないですか。そういう動機ですよ。 だからもう自分がダメダメっていうのと
周りがめっちゃ出来る人ばっかりなんで コピーをするしかないと。
本当に周りの出来るメンバーがどうして 出来るのかってところを本当にずっと
考えていたってことですね。ずっと 考えていたしやっぱりそこが自分との
ギャップとして見えているものが いろいろあったってことですかね。
そうっすね。だからなんで違うんだろうって 常に今でも考えてるので、何か…
今も考えてるんですか? 今も考えてますよ、そんな奴らだって。
僕はダメにゃんにゃんなんで常に考えてます。 なんかマジックみたいにあいつらが
問題解決とかをしたりとかね、一瞬で コーディングしたりとかしたりするのを見たら
なんかどうやってやってんねやろうって 常に観察してますよね。本人に聞いたりと。
ありがとうございます。本を読んでいても 思うんですけど、やっぱその
周りの人たちの振る舞いを見て、これが 自分とは違うんだっていうところを
言語化するのがすごい上手いというか それがすごい僕も読んでいて
こういうところが違うのかって、そのシーン 一つ一つを見ていて感じるんですけど
そこを、なんていうんですかね、ただ漠然と 見ているわけではないと思うんですよね、
その言語ができているってことは。メンバーとか 周りの人の振る舞いの具体的に
どういうところに普段着目して意識して いろんなものを見ていたりとか
その中からどうやって共通点を見つけていくか みたいなのを意識してたりしますか?
うん。それはどっちかというとアプローチは そうじゃないですね。
そうなんですかね。 だから、自分がダメなところは100万個ぐらいあるんで
劣ってるところは。だから、なんていうか、 全部に対して観察をしようとしたら大変じゃないですか。
はい。 だから僕が普段やってるのは
自分の一番の今のペインポイントですね。 ペインポイント。
はい。ペインポイントに対して 深く観察している感じですね。
例えばさっきみたいに、「ああ、俺なんで こんな障害調査遅いんだろう?」とか
なんか、「俺なんでこんなプロリクエストに コメントたくさん付くわけ?」とかさ、
なんかあるじゃないですか。いろいろ思うじゃないですか。
いろいろ自分で思う自分のダメダメなところのうち、 これが一番ペイン。
そいつをとりあえず解決しようとするって感じです。
コーディング遅いっていうのもあるかもしれないし、 プロリクエストなんか出してもすげーレビューがついて
なんか終われへんとか。みんなプロリクエスト1日3個くらい 上げてくんのになんか俺は1日に1個も上げられへん。
なんでやろうとか。 まあなんか一つの問題をクリアしても
その次のやつがまた出てきたりするじゃないですか。
まあそういう感じですよね。だからその時々の
なんで俺こんなダメなんだろうみたいな。 このダメなやつをどうやった解決できるやろう
の一番ペインが強いやつを1個ピックアップして、 それに関して観察してるっていうのが
09:04
近いですかね。 なるほど。じゃあ本当に普段
周りの人たちの振る舞いを見て、漠然とここが良さそうみたいに ひらめくみたいな感じではなくて、どっちかって言うと
まず問い置くというか、ここをうまくやれる人とやれない人の違いは何だろうか
みたいな答えを立てた上でそこを観察するみたいなイメージですかね。
そうですね。だからそういう風にフォーカスしてる感じですね。
どっちかというと。 なるほど。本当にやっぱりそのできないところのまず言語化とか
何が課題なのかっていうのをまず言語化するところから ちゃんとやっているっていうイメージですね。
そうですね。だから定期的に振り返りっていうのをしてるので、 自分のペインポイントみたいな
いろいろ思うところがあるじゃないですか、自分ができなかったら。 これ本当なんだろうこんなクソみたいな押せえんだみたいな。
そういうのを3週間に1回ぐらい 自分のワンノートに書いたりするんですよね。
自分のペインポイントみたいなのを書いて、これをどうやってクリアするかの ストラテジーみたいなのを考えるんです。
そんな毎回うまいこといくかどうか分からないから。 だからそういうふうに振り返りをして、ペインポイントを整理して
それに対する対策を考えてみる。 でもその対策がいきなりうまくいくとは限らない。
で、あとは僕はメンターをつけてるので、 そのメンターの人にもそういうのを相談してみて、
俺こんなクソみたいな押せえんやけどとか、 俺のネーミングセンスのなさに絶望してるんやけどどうしたらいいかなみたいな。
そういう話をするわけよ。 で、それで学んだことを書いたりとか、忘れへんようにブログに書いたりとか。
僕はそういううちにですね。
なんかそこの個人で振り返りできてるっていうのがすごいなぁと思っていて。
なんかやっぱその振り返りって、いわば自分ができてないところを可視化していくみたいな感じだと思うんですけど、自分振り返りって。
だからそういうのをやってて、なんか自分でしんどくなったりしないですか?
だって僕は何もやれなかったらもう超絶できない自分が残るだけなんで、仕方がないっすよね。
あーなるほど。さっきの話にも通じるところですね。
そうですね。自分はもうストラテジーとメッソッドで勝負するしかないので、それを洗練させるしかないです。
だって石尾剛くんの能力は超低いんですね。
でも本当にそういうのをルーティンとしてやってきている賜物が、なんかもう今回の本なのかなっていうのは、なんか改めてなんかすごい僕の中で踏み落ちました。
なんかここまで言語化できているのってすごいなって思って。
なんか、やっぱ読んでいて、人の魅力とか人の良さみたいなのを言語化したり見つけるのがすごい上手そうに感じていて、もう読んでいて。
例えばその5分で見つけちゃうみたいな。5分で見つけちゃうことを、なんとなくやっぱ自分よりも早くできる人がいるってそれだけで終わるんじゃなくて、
具体的にこういうところが上手くできてるからこの人は早くできるんだみたいな。
12:02
こう解像度を上げていくみたいなのができるのは、やっぱりそういう自分自身の分析とか振り返りも含めてやってるからのかなって聞いてて感じたところですね。
まあそうかもしれんですね。とりあえずできるまで頑張るんで、イテレーティブですよね。
アサンプションを外してる場合もあるので、もちろん。
ちなみにこの本を執筆してからの、結構登場人物の方いっぱいいらっしゃるじゃないですか、同僚から。
どういう反応だったりしましたか。
本売れたみたいな話したときに?
そうですそうです。本出たよ。
同僚に?
そうですね。2つウェブのスキップマネージャーのアニルードとかもすごい喜んでましたね。
お前会社やるんじゃない?お前儲かったやろ?みたいな。
いやそんなことないって言ったりとか。
他にも、よう名前が出てくるポールとかにも本をあげたりとか。アニルードにもあげたりとか。名前出てくる人には著者でもらえるじゃないですか、本。
だからそれでその人らにあげたりとか。最初だから日本語で書いてあるからさ、こんなんあげても嬉しないんやろうなと思ったけど、
なんかあげてみると意外と喜ばれたんで。読めないんだけど。
そうなんですね。
だから名前出てきた人には本あげてみたりとか。
英語で出えへんのかとか。
したけどね、なんかね。
じゃあその本に登場される方たちもやっぱりその本の執筆自体はすごい喜んでくれたんですね。
そうですね。
なんかこういうの書いていい?みたいなコミュニケーションを取ってたんですか?
いや別にそんなん僕の勝手じゃないですけど。
分かれんけど。
まあだから会社としていろいろルールはありますよ。
あるけど、別にそんなにマイクロソフトの名を語ってなんか商売したりとかしなければ、
まあ言うたら副業してんのと一緒なんで、副業規定っていうのがあって、
ムーンライティングポリシーっていうのがあるので、
まあそれに別に反してなければ別にOKです。
今もリアルタイムでいろいろな発見をしているってお話さっきあったと思うんですけど、
まとめて第2弾みたいなのを考えたりするんですか?
だって本書くのめんどくさくないし。
またブログがたまったら、それが役に立つんであればいいかもしれないです。
あとは僕はめんどくさがり屋なんで、
楽にできる方法があってそれが役に立つんやったらええかなと思いますけど。
これの前に本書いたの10年前やしね。
10年周期ぐらいじゃないですかね。分かれへんけど。
次の10年後、楽しみにしてます。
やっぱりその、なんていうんですかね、メソッド的に書かれてる本ではなくて、
エピソードとして語られてるのはすごいリアリティがあって、
読んでいて面白いなってすごく感じていたので。
それはよかったです。
またエピソードがあればいろいろ本を書いて。
15:02
ブログはね、多分継続的に書いてるんで。
ブログは書くと思うんですけど。
番組ではリスナーの皆さんにも参加してより楽しんでいただけるよう、
ゲストに質問したいことを番組詳細欄にあるフォームにて事前に募集しています。
採用されたご質問は番組内で紹介し、直接ゲストの方にお答えいただきます。
では早速リスナーネームジョニーさんからのご質問です。
質問の内容は、どんな課題を抱えているエンジニアに
世界一流のエンジニアの思考法を読んでほしいですかってのが来てます。
これちょっと僕も気になります。
なんていうのかな。別に僕はそういうのはないんです。
好きな人が読んだらいいんかなと思ってて。
ある意味、なんていうのかな。
自分の心を保つためにそうしているとかもあるかもしれないですけど。
昔よくブログとかを書いてて、よく炎上してたんですよ。
そうなんですか。
マイクロソフトの一番最初の頃とか、僕炎上王子って言われてたんですよ。
炎上王子。
そうそう。炎上王子って言われてて、よく炎上してて。
炎上するとやっぱり心がやられるんですよね、やっぱりね。
ハテナとかもすごいことになるんですよ。
たくさん読んでもらってもええんやろうけど、
人格否定みたいなのが平気であるんで、精神やられやすいんです。
だから僕10年に1冊ぐらい書いてあるけど、
本出したときもそうなんですよ。
Amazonのやつとかにそういうのが載ることとかもよくあって。
ああいうの見ると、わかっていてもつらいみたいな。
だから、そのときにあるアジャイル一緒にやってた、
長瀬さんっていうお友達がいるんですけど、
長瀬さんが後ろさんとこういうときはね、
放流したらもうあとは忘れるんやっていうアドバイスをしてくれて。
だから僕も本書いたりとかそういうのをしたら、
基本的にはあんまり考えないようにしてるんです。
それは自分のプロテクトをするために。
だからどんな方に読んでいただいてもいいし、
希望があるとすれば、
読んでくれた人が、
意図って本がエンジョイできるとか役に立つとか、
そういうのがあれば僕は嬉しいなと思うんで。
こういう人に是非っていう感じではなくて、
この本読んでもわからないって思う人は別に、
その人の時間を奪ってることになるんで、
あんまり僕はそれはお金がたとえ自分に入っても嬉しくないし、
この本読んで役に立ったなとか面白かったなとか、
そういうのを思ってる人やったら誰でも読んでくれたら嬉しいなと思います。
なるほど、ありがとうございます。
さっき炎上の話あったじゃないですか。
炎上しても書き続ける、アウトプットし続ける理由って何なんですか?
18:00
どうやら、
僕の意見は僕の意見であって、
それが他の人に何か言われたからって変わるかって言うと変わるんかなって感じじゃないですか。
だってそれって単なる僕の意見ですよね。
そうですね。
だから、それは何が悪いんやろっていう感覚は正直言ってあります。
世間がどう言おうと僕はこう思ってますと。
っていうのをシェアしてるだけですよね。
で、他の人が気に食わへんやったら自分でブログ書いたらいいんじゃないですかって感じじゃないですか。
だから僕は何で他の人に左右されなあかんっていうところは正直ありますよね。
だからそれを炎上せへんように丸めて丸めてってやったら、
文章として面白くなくなると思うんですよね。
その人の肌触りみたいなのがなくなっていくので、
本当に面白くなくなっていくと個人的には思うんですよ。
だから僕は自分の思うことを書いて、
それはどの人に役立つんかは知らんけど、
自分はこう思ってる。
自分も間違ってるかもしれへんけど、
自分が思ってることを正直に書いて、
放流して、あとはもう見ない。
怖いからみたいな。
そういうスタンスですね。
なるほど。
じゃあアウトプット自体はさっきお話もありましたけど、
アウトプット自体の価値は感じているし、
そこを周りの反応によって変えるのもシャクだしってところで、
書き続けているっていう感じですかね。
そうですね。
誰かの役に立てばいいかなと。
だからさっき言ったみたいに押す分けの気持ちなんですよ。
だからブログを書いてるのは、
ゆーたんはブログを、
僕の師匠がそう言ってたんです。
何かを学んだらブログに書きましょうって言ってたんで、
僕はもうそれを素直愚直に守ってやってるんですよ。
だから何か思いついた時も、
思いついたというか何か発見があった時もブログには書いていて、
思ったよりたくさんの人に呼んでもらえることが多いので、
誰かの役に立つのやったら押す分けというか。
取り立て物凄いパッションがあるというか、
自分のためにやってる。
他の人も喜んでくれてるみたいだから押す分けみたいな。
そういうノリですね。
なるほど。
結構やっぱり聞いたのゆーたんさんとかも話してると、
本当に前提自分のために残しているものであって、
それをプライベートに残すよりかはパブリックのところに残してる方がいい気がするから公開してるみたいなモチベーションの人が多いので、
何かそういう感じの感覚でアウトプットをしてくださっている方とかは結構多いんじゃないかなって気がしますね。
そうですね。僕もそういうノリですね。
ちなみにさっきの炎上を繰り返ししてたみたいな話あったじゃないですか。
うん。どういうところで炎上するんですか?
そうですね。一番印象的に炎上したやつはね、そのウォーターホールの話ですね。
これはね、なかなか炎上しましたね。面白かったですね。
バジ増言もすごかったやつですね。
21:01
私は間違っていた。ごめん。ウォーターホールは何のメリットもない。
というブログが、実は2016年から、マイクロソフト入って2年目ぐらいの時のやつですかね。
これなかなかよく燃えましたね。
どう燃えちゃったんですか?これは。
もうなんか人格否定みたいな感じでしたね。僕はでも正直に思っていることを書いた。
だから当時はどういうことを書いたかというと、
衝撃的な自分にとっての出来事。僕はだからずっとアジャイルコーチとかじゃないですか。長い間。
でも言うたら、ほとんどの人は当時は、今は結構アジャイル増えてると思うんですけど、
当時はみんなウォーターホールで、ウォーターホールのことをあんまり悪く言うのはあんまり良くないと。
みんながやってるしみたいな。気を使うじゃないですか。
ぶっちゃけね、ソフトウェアにウォーターホールって無理があるんじゃないかなって、
勉強すれば勉強するほど思ってたけど、
でもお客さんとか実際にやる人は、だって今でウォーターホールやってるわけじゃない。
だからその人を傷つけるとあんまり良くないよねと。
僕はコンサルの時にどう言ってたかというと、ウォーターホールとアジャイルのメリットを教えてくださいって言われた時に、
そうですねって、だからやっぱりウォーターホールの場合は要件があんまり変わらずに、
それでたくさんの人もみんな慣れてありますし、
そういう要件があんまり変わらなくて、
設計とかも比較的ガチッと初期に決まりやすいような案件があるとすれば、
うまくいくかもしれないですねみたいな話をしてるわけです。
そんな案件見たことないけどね。要求がフィックスされてる。
見たことないけど、そう言うとみんなちょっと安心した顔になるわけですよ。
勉強すれば勉強するほど思ったけど、それはだから人やからね。
そういう風に言ってた。でもある時で衝撃的なことがあって、
サム・グッケンハイマーっていうDevOpsの第一人者みたいな人。
マイクロソフトにいて当時。
その人が来日して僕はアテンドとかしてたんですよ。
お客さんと連れて行ってあげて、後で議事録回ってきて、
僕は結構衝撃的な一言が書いてあって、
彼は普段スーツ着るようにわざわざスーツ着てお客さんのとこ行って、
お客さんがさっきの質問をしてきたんです。
ウォーターホールとアジャイルのメリット・デメリットを教えてくださいみたいな。
そしたらサム・グッケンハイマーが何て言ったかっていうと、
ウォーターホールはメリットが一切なくて、やめてお客さんに言いなかったんですよ。
お客さんの前で。僕は衝撃を受けて。
いや俺も思ってたけどみたいな。
俺も思ってたけど言っちゃうんだみたいな。
僕はそれを思って、自分ちょっと恥ずかしくなったんですよ。
自分もほんまそう思ってたけど、お客さんに言っちゃうんだと思って。
24:03
でも、だからある意味なんか、
自分は自分を偽ってたと思ってしまった。正直。
だからこの懺悔の気持ちでブログを書いたんですよ。
他の人に多分炎上するし、非難されるやろなと思いながら。
でも自分が正直に思っていることの理屈とか、
なぜウォーターホールが一切メリットがないかっていうバックエンドの話とか、
ソフトウェアの開発の歴史でどういう経緯をたどって
ウォーターホールっていうのができてきてみたいな話とかね。
そういうのをみんな書いて、一応記事としては
ナレッジが得られて、自分がどうしたらいいかっていうのを書いてあるっていうふうな
承諾にはしてあるんですけど。
それでも叩かれるやろうなと思ったけど、実際叩かれて、
まあでも自分としてはいいわ。
自分で長年自分を偽ってたことをアウトにして。
別に誰かを傷つけてやりたいとかそんなのではなくて、
自分に対する懺悔ですよ、これは。
自分が長年アジャイルコーチをやってて、
でも本当に思ったことを言ってなかったんで。
でもそういうのでちょっとでもね、何かいい影響があればいいなじゃないですけど。
そんなでしたね。
なるほど、ありがとうございます。
それだけ炎上するってことは、それだけみんなも
同じようなことを考えている人もいれば、やっぱり違う考え方もいる人もいたっていうことで、
すごく考えるきっかけになったものだと思うので。
一概に炎上自体が全部悪いことでもないのかなっていうのをお話しして感じましたね。
そうですね、他の人が意見があるっていうことなんで、
意見があればその人のブログを書けばいいだけなんじゃないかなと思いますけど。
僕の意見が正しいと思う限り。
できたら建設的にやりたいところですけどね、やっぱり。
そうですね、なんか変な感情とかだしね。
それは間違いないですね。
牛尾さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
まだお話ししたりないので、次回も牛尾さんとお送りします。
今回は本の執筆というところからアウトプットについてもいろいろお伺いしました。
炎上って結構笑いとしても、聞いたお腹とかでも結構出たりするんですけど、
そこをちょっと心配に思ったりとか、リスクに考えて二の足踏んでアウトプットできないというよりも、
アウトプットはしていく、炎上しないほうがもちろんいいと思うんですけど、
そこのアウトプットをしつつ、そこをちゃんと自分のためになるし、
周りの人にもためになるものであれば、
ちゃんと世に出していくってやっぱりすごい大事なことなんだなって改めて思いました。
僕も聞いたプロダクトマネージャーとしてアウトプットを結構してたりもするので、
これからもそこら辺を駆使で頑張っていこうかなって思った次第でございます。
さて、この番組では感想や次回ゲストへの質問、リクエストなどお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
27:01
Xではハッシュタグ聞いたFMをつけてポストしてください。
表記は番組名と一緒でQFMが大文字、残りは小文字です。
そしてApple PodcastやSpotifyのPodcastではレビューもできますので、
こちらにも感想を書いてもらえると嬉しいです。
聞いた株式会社はエンジニアを最高に幸せにするというミッションのもと、
エンジニアに関する知識を記録、共有するためのサービス聞いた、
社内向け情報共有サービス聞いたチームを運営しています。
ぜひカタカナで聞いたと検索してチェックしてみてください。
来週も火曜日の朝6時に最新話が更新されます。
番組のフォローをして最新話もお聞きください。
お相手は聞いたプロダクトマネージャーの清野利史と
西尾強史でした。
27:47

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