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どんがです。
みそでーす。
今回は週刊少年ジャンプ2024年第11号で連載終了となりました、最終回となりました河田先生による総合格闘技漫画【アスミカケル】こちらの完結を記念しまして、
僕とみそさんでこの作品を振り返って紹介する企画としまして、こちらをお送りしたいと思います。
アスミカケルベストバウト6選ですかね、2人で3つずつ選んでますんで。
そうですね。
はい、という形でアスミカケルという作品を簡単に紹介した後、この作品中で僕とみそさんそれぞれが印象に残っている試合をそれぞれ3つずつ挙げることで、
この作品がどういう作品だったのかというのを振り返ってその魅力というのを改めて考え直してみたいと思います。
はい。
はい、という形でアスミカケル、簡単に説明しますと、まずは作者の河田先生、アニメ化もしました相撲漫画広丸相撲を週刊少年ジャンプで2014年から2019年まで5年間連載されていた方となります。
結構長いですね。
なかなかの長期連載で学生相撲から始まって、そこからもう読者の予想も飛び越えて、プロの大相撲の世界に飛び込んだ後の第2部が始まって、その後の主人公ひと丸くんの結婚まで描き切るという感じの連載期間的にも作品内の時間軸的にもかなりの長期間の連載となりましたね。
正直第1部がすごかっただけで第2部大丈夫かなという不安もありましたけども、そんな不安なんかよそに第2部めちゃくちゃ面白いみたいな感じでしたからね。
第2部で登場した伝説的な大横綱さんのキャラクターに関してはもうネットミーム化しましたからね。
そうですね。なぜかウルカちゃん好きだったんですけどね。
すごい素材化しましたからね。
といった感じの大変印象的な相撲漫画を連載された川田先生。
その連載終了から4年の間を分けまして連載2作目として今回始まったのが『あすみかける』となりました。
こちらの内容としましては、高校生のあすみにとくん、50点そこそこの生活を目指す平凡な少年なんですが、
実はおじいちゃんから独自の武術というのを教えられていて、でも本人的には別にそんなの興味ないという感じだったんですが、
その家族を捨てて家を出て総合格闘技MMAのチャンピオンとなっていたお兄さんとの角質などがあり、
ゴタゴタするうちに本人自身もMMAの魅力に目覚めていきまして、
選手として成長していきつつ家族関係に関してもどんどん前に進んでいくというような感じの、
そういった家族の問題とMMAという競技の楽しさ、それに主人公のにとくんが取り組んでいくような漫画でした。
そうですね。
という形でにとくん、MMAに全く興味のないというか知識のないところから始まって、
だんだんその格闘技に近づいていくような展開だったんですが、そんな中から、
一応僕とみすさんそれぞれ3試合ずつ選んで、かぶりなしなので、一応連載ストーリーの進行順に合わせて取り上げていきたいと思います。
はいはいはい。かぶらなかったの意外ですね。
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そうですね。一つぐらいはかぶるかと思ったんですが、かぶりませんでした。
まず一つ目が、こちら公式の試合ではないんですが、僕が選んだ一つ目が、
にとくん対大牙よしときさん。
こちらにとくんが通うことになるMMAのジムの代表であるところの大牙よしときさん、
ヒロインである大牙直さんのお父さんでもあるよしときさんが、
にとくんという選手の進化を試すというか、まだどこの誰とも馬の骨とも何ともわからないにとくんという存在を確かめるために、
まず一戦交えた感じの腕試し的な、そういった試合を僕は一試合目に上げました。
おー、なかなか渋いとこ上げてきましたね。
まあそうですね、公式の試合ではなかったので、野試合というか、本当に練習試合という感じだったんですが、
こちらを選んだ理由が、なおさんとの関係性とか、お父さんもにとくんという未知の存在、未知の選手に興味を抱いてとか、
いろんなバックポーンがあって始まった試合ではあったんですが、
その時点では本当ににとくん、平凡な学生以上の情報は何もないところから始まって、
見た目的にもなよっとしている感じだったのに、いざ試合が始まってTシャツがはだけると、
ものすごいムキムキの体が現れたりとかして、もう友達とかはビビるわけですよね。
そうだね。
お前こんなにいい体してたのか、やべえなっていう感じで周りがビビったりですとか、
そんな中でMMAの知識は全くないので、その打撃に対してうまく対応ができないんですが、
そんな中でも泥臭く泥臭く、なおさんのアドバイスとかもあって、
なんとか組みついたらそこからプロであるところの大牙義時さんすらも驚愕するような巧みな攻防が始まるんですね。
そうですね。
プロに対してあらゆる面であらゆる技術で劣っているにとくんだけれども、
その組み技に関するセンスと実力に関してはプロを凌駕している、
元プロの大牙さんを凌駕しているという形で、ものすごい巧みな試合が始まって、
そして最終的にはニト君がこの義時さんに対して指関節を決めたことによって反則負けでした。
そうですね。なかなか衝撃的でしたね。
そうですね。ニト君、それまでおじいちゃんとの組み技のある種の練習以外はしたことがなかったんですが、
初めて外部のプロの義時さんと戦う間に家族以外の人とやる試合ってなんて楽しいんだということで、
どんどん楽しさに目覚めていって、じゃあこうしたらどうなるんですか、これはどうですか、
これはどうですか、うわすっげー、じゃあこれはって言って最終的に指を決めて反則という、
その大人しい少年がマッチョで強くて、しかもちょっと脅威性を逸脱して危険な行為をするくらいイカれてたということが判明するという、
そのギャップ感、ある種ストイックなスポーツ漫画としてのこのアスミかけるという本質とはずれたところにあるかもしれませんが、
ある種の少年漫画のその主人公の二面性、大人しいあいつがやばい奴みたいな、
その二面性が一番わかりやすく示された試合だった気がしたんで、僕は印象的な試合の一つ目としてこの大きな吉時さん戦を挙げました。
はいはい、わかりますね。第1話でも不良に対してすごい頑張ってね、圧倒するニト君とかもちょっと怖さありましたけど、
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あの辺の怖さを内包してるっていうのはニト君の魅力でしたよね。
そうなんですよね。第1話のバスケ部のゴロつき相手に殺しにかかるニト君っていうのもなかなか印象的に挙げようか迷ったんですが、
まあまあそれよりもさらにニト君の底知れなさとかポテンシャルとかが、周りの実力者も含めてみんながこいつはやばいっていうリアクション込みで描かれたこの吉時さんの戦の方を選びました。
はい。
で、2つ目の方がこちら次はミスさんの選んだニト君とお兄さんのカズロウさん、アスミカズロウさんとの戦い。
MMAを始めたニト君にお兄さんのカズロウさんがちょっかいをかけてきて、ひとぼん着、そして兄弟喧嘩にといった試合でした。
そうですね、もう一戦超えたぞてめえ!っていう感じで始まった試合でしたねっていう。
はいはいはい。
いやー、まあ本当にそのなんでしょうね、このやっぱこの戦いの面白かったところはやっぱりそのお兄さんとニト君のね、その主張の試合がちゃんとこう感情がバトルに乗っかってる感じが、俺はすごい名バトルだなと思ったんですよね。
はいはい。
で、本当にそのおじいちゃん、おじいちゃんお前待ってんだぞみたいなことを言ってニト君が三角銃を決めたところに関してはこっちもね自主に率になった時で決まれーってちょっと思いましたからね。
あそこですごい手に汗握る感じっていうのがすごい良かったですね。
本当にあそこに関してはこの作品のMMA走行格闘技漫画ある種のスポーツ漫画としての要素以外のその家族関係という軸がかなり強く描かれたところで印象的でしたからね。
それで決まりかけたんですけども、お兄ちゃんが金網を使った回収技をやるっていうところに関してもね、なかなかやっぱりそんな返し方あるんだって俺は格闘技ね、そういうMMAとかも知らない感じだったんでちょっと驚いたし、かっこいいし面白いなって思えた。
そういったところも駆け引きも面白かったですし、そこから本当にお兄さんのターンというかお兄さんの感情を今度はニト君にぶつけていくみたいなところ。
っていうところも、やっぱりお兄さんの方にも事情があったんだって言って、それに対して本当に視聴も、なんかお兄さん今までずっと悪役っぽかったけど言いたいことなんか本当気持ちもちょっとわかるなっていう展開もすごい良かったんですよね。
そうですね。地方省のようになってしまった、ボケてしまったおじいちゃん、走行格闘技を教えてくれていて、和郎さんもよく懐いていたけれど、もう和郎さんのことをあまり認識、覚えていられなくなってしまって、悲しみの中、和郎さんも去ったんだというようなことが示されて。
ただただおじいちゃんのことを邪魔者扱いして捨てたわけでもなかったんだなみたいなことが描かれたりですとか。あとやっぱり個人的に印象的だったのはそのニト君が、最初はそのお兄さんの目論みもあって怒れ怒れ怒って俺を攻撃してこいみたいな感じの、そのお兄さんの挑発で最初は怒りで戦いに臨もうとしていたニト君でしたが、
最終的には本当に涙を流しながら、たまには帰ってきてくれよっておじいちゃんはずっと兄ちゃんのこと気にしてるんだよみたいな感じで、その切実な思い、怒りではない気持ちで痛みを乗り越えてその戦いに向き合っていくっていう、あの怒りから始まって切なさで乗り越えていくっていうあそこのギャップ感がかなり良かったですね。
そうですね、あそこは主人公ニト君も好きになれる展開でしたし、お兄さんに関しては本当に苦労日5本エピソード。おじいちゃんが苦労日もらったと思ったら次の日には忘れててって言って、もう俺は何回やればいいんだよみたいな感じで苦労日ボンって出すところとかすごいインパクトあったからね。
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そうですね。
あの数コマだけで本当にお兄さんの苦しさっていうのを表すっていうところには川田先生のベテランとしての漫画の上手さっていうのを感じましたね。
間に挟み込まれる回想シーンもかなり印象的で、本当にこの作品というのがMMAと同時に家族というお話をすごく軸にしていくんだなということが伝わってきて、そこが大変印象に残った感じの一試合でしたよ。
そうですね。
そういう形でお兄さんのいろんなちょっかいを出されつつ、お兄さんとの関係性、これまで斬絶していたのが一応連絡を取るようになって、最終的にニト君の目標がお兄さん打倒みたいな感じに固まりまして、そのためにニト君自身もプロになることを目指していきまして、
そして飛び込んだ地下格闘技試合、本来はあまりニト君参加すべきではない大木場義時さんからも苦言を呈されたりはしていたんですが、でもお兄さんの挑発に応えるために、またお兄さんに一日でも早く一歩でも早くおじいちゃんが少しでもボケ切らないうちにお兄さんを連れ戻したいという思いから、ニト君が乗り出していった地下大会、僕が選んだ2試合目がそこで行われたニト君のデビュー戦対現役ポストファイターメルトとの戦いですね。
秒殺!
おだしょー 秒殺っていう、開始数秒で飛び下げりでKOという試合でしたね。
おだしょー そうですね、俺的には終わった後のポストの態度がすごい良かったってことはすごい印象に残ってましたね。
それはポスト自身の態度のことですか?
おだしょー そうですね、終わった後にちゃんとポストが爽やかだったのがすごい良かったですねって、なんかすごい荒れてたりとかさ、クソ文句言ってくる小物じゃなくて良かったなっていうのがすごい印象に残ってましたね。
そうですね、ニト君を激励してくるという感じで、大変印象的でしたし、あと個人的にここを選んだのはやっぱり秒殺というのが少年漫画的に熱い、盛り上がる、大好きだっていうのは当然あるんですが、
それと言うとその前のカズロウさん戦の時の前哨戦的にちょっかいを出す形で絡んできたトツギのブンブンマルさん、ブンブンマルさんに対しても秒殺展開ではあったんで、同じような展開ではあったんですが、
こちらが違うのはやっぱりニト君に対してちゃんと相手のメルトさんがある程度情報を持った上で、動画とかを見た上で、こいつはこういうのを仕掛けてくるに違いない。
飛び膝に来ると見せかけて腕関節取りに来るかもしれないけれど足も取りに来るかもしれないから、こういう風に対処しなければいけないから、ちょっと前鏡になった瞬間を狙って飛び膝が決まって落ちるという、
秒殺の裏にいろんな考察と駆け引きがあるんだというのをすごく深いレベルで描いてくれたので、それがある種普通のバトルマンガとは違ってこれはMMAマンガなんだ。
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MMAというのは本当に膝蹴り一発にこれだけの読み合いというものがあるんだというのが伝わってくる。そのMMAの深さをこのシンプルな中に落とし込んだのが大変印象的だったので、僕はこの一戦を選びました。
それは本当に言われてみれば相当ですね。
当然普通のバトルマンガとかに関しても読み合いとかの要素は当然あるんでしょうが、本当にMMAという現実の競技を下地にしてその競技性とか理屈とかを下地にして描かれているのが、本当にスポーツマンガでもある感じのこの足を見かけるという作品の独特の読み味になっててよかったですね。
そうですね。だから本当に全体を通して川端先生はやっぱりMMAに対して真摯というかね、本当にそのMMAの本当の魅力をちゃんと伝えようみたいなそういった意思をすごい感じる漫画でもありましたからね。だからこそ応援支援があったっていう感じではあったんですけどね。
という形で本当に少年漫画的な大人しい子が実は強い的な王道の路線と同時にその家族問題という路線と同時に本当にMMAという競技、現実に存在するスポーツ性のあるこの競技というものの魅力と独自性、意義みたいなものをどう伝えていくかみたいな、その魅力をどう伝えていくかみたいな、それも本当にこの作品の主軸なんだなというのがはっきりと伝わってくる試合としてメルト参戦を僕は2つ目に選びました。
3つ目に選んだのがその後、地下格闘技大会の決勝戦で行われたニト君対天垣太賀君の試合。こちらは僕は3試合目に選びました。
はいはいはい。もう決勝ですかね。吹き溜まりの決勝ですからね。
そうですね。吹き溜まり決勝という形で。なので結構連載中盤のお話にはなってしまうので、選ぶのも後半の試合も良かったしなみたいに迷ったんですが、でもやっぱりここを選んだのが、
やはり一つとしては少年漫画的な熱さという点で、このニト君というものが戦いの中でちょっと朦朧とした中で記憶が混濁した状態で、本来の素のニト君。
このお兄さんが出本して大人しい少年になってしまう前の、ただ純粋に戦い自体も楽しんでいた才能あふれる格闘技者だったこのニト君というのが顔をのずかせる展開、その覚醒展開が結構熱かったんですよね。
そうですね。いやーあれかなりびっくりしたかね。
そうですね。急に記憶が昔に戻ってしまって、お父さんも生きていた頃、おじいちゃんもボケていなかった頃の記憶に戻ってしまって、この試合を単純に楽しみだしたニト君。
それを見て、ネット配信越しにそれを見ていたボケたおじいちゃん。普段はニト君のことをカズローカズローって呼んでお兄ちゃんと混同してるんですが、
試合の最中だと、おやニトかな?みたいな感じで多少認識してるのかな?みたいな感じがちょっと胸に来るものもあったんですが、この決勝戦においては昔に記憶が戻ってしまったニト君の戦いを見て、
お、なんだニトか。まあニトなら大丈夫だろう。あいつは強いからなみたいな感じで、お兄さんよりもニト君の方が明らかに強かった的なこの発言とかもあって、
かなりニト君がちゃんとおじいちゃんに認識されたっていうのも感動でしたし、そういう感じの本当にいろんな要素で盛り上げてきましたからね。
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そうですね。
そしてニト君の放つ当て身技というのが、ニト君が痛いからという形でだんだん使わなくなってしまった当て身技、それ子供の頃は好きだったのを思い出しまして、
アスミ流の当て身水地という水のエフェクトがかかった、すげー必殺技っぽい技も出してきましたからね。
そうですね。
それまでのリアル路線のこの漫画からは一線を画した必殺技描写、そしてニト君の目からも黒い炎が立ち上って、川田先生の前作、
ヒロマル相撲でも使われていたシュラノソウ的な覚醒描写というのがこの作品でも使われて、
あ、ヒロマル相撲のあれがこの作品でも存在するんだ的な、その作品を超えたクロスオーバー的な熱さもありましたからね。
そうですね。
そしてタイトル回収的なのもありましたからね、アスミ×っていうね。
そのアスミ流の格闘技術とMMAを合わせたニト君独自の技、戦い方を開発していくという形でアスミ流×MMAというのが出てきて、
アスミ×というのがそれまでは単にアスミニト君がダッシュする的な意味なのかなという感じで思ったんですが、
そうではなく本当にニト君が複数の武術、自分自身の持っていた持ち前の武術とMMAを掛け合わせて独自のアスミ流、独自のニト君流の戦い方を生み出していく、
そういうアスミ×的な意味があったんだなという形でタイトル回収しましたからね。
そうですね。そこも熱かったですよね。
そこもかなり熱かったです。
あと本当にもう一つの側面としては、この決勝戦で戦っている相手の天垣太賀君というのが、
もともとはMMAのすごく強い人、言ってしまうと最終回にも登場してきたヒューマルズモーのメインキャラの一人、
国崎千尋君のMMAの戦いを見て個人に育った太賀君、養護施設で育った太賀君は、
こんな風になりたい人々に希望を与える、そんな戦いがしたいという感じでMMAを志すけれど、
たまたま近所にあった道場がものすごく質の悪いヤンキーがグラグラしているような、
そういう感じのところだったせいで、だいぶMMA選手として歪んでしまった他人を傷つけて、
再起不能な状態にしてしまうような、そういう戦い方をしていた太賀君に対してニト君がMMAの良さというのは、
そういうことじゃないだろう。俺はプロになるけれど、君もプロになるんだろう。
明日強くなるために今戦っているんだろうという形で、
相手を再起不能にするような、そういった暴力的な戦い方はMMAではないという形で、
それを否定して太賀君もそれによってある種MMAの、光のMMAに戻ってくるという、
そういう感じでMMAっていうのは本当に喧嘩とは違うんですよ。単なる戦いとは違うんですよ。
競技的な意義とかやりがいというものがちゃんとあるんですよという形で、
改めて競技としての素晴らしさ、道徳感みたいなものを説く。
これに関しては本当にニト君が子供の頃、おじいちゃんの武術に対して、
相手を殺すための武術に対して、いろいろと嫌だ嫌だと思っていたニト君に対して、
お父さんが競技として楽しむという方法もあるし、
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とりあえずやってみると異様的なことをお父さんが言っていたというのを
アスミ君が思い出したりとか、そういった展開も掛け合わせ、照らし合わせになっていて、
MMAって面白そうだなと本当にそれを知らない素人の自分が見ても思わされるような、
そういった競技性の深いところまで踏み込んだ試合だったので、
総合的な意味でアスミ×というこの連載作品の中でベストバウトを選ぶとしたら
これかなという感じで選びました。
なるほどね、いや、わかりますね。
という感じでテーマ性から選びました。
という形で、地下格闘技大会で結局アスミ君、アスミニト君優勝しまして、
プロライセンスを獲得して、ではプロデビューだとなってからの展開、
その次でミスさんが選んだ2試合目というのがニト君の戦いの前哨戦となりました。
ヒロインたる大牙直さん対ライバルとなる女性MMA選手の一律玲奈さんとの試合でした。
そうですね、いやーまずね戦いにおいてさ、マイク、つまりは事前の盛り上げですねっていう。
そういったもの、つまり選手の格上げとこの試合をやる意義みたいなものを高らかに宣言するみたいなの。
っていうのはやっぱすごい大事なものだと思ってるんで、試合をやるにとって。
ひたすればね試合以上に大切なものだと思ってるんでっていうね。
このマッチングウェイ組てーなーみたいな感じっていうのはすごい大事だと思ってるんで、
それに対して本当にこの大牙さんとね、一律玲奈さんの話に関しては、
本当にこの試合見てーっていうのが最初からこうあった試合ですごい良かったんですよねっていう。
これだって登場してからのインパクトでかいじゃない?一律玲奈っていう。
何あれっていうね。
それまで結構まあ地下格闘技大会で多少こうすごいヤンキーの人とか登場したりとかはしてましたが、
そこからさらにリアリティーラインを飛び越えて、タテロールお嬢様が一律玲奈としてデスバー的な感じで登場しましたからね。
そうなんですよね。しかも横にG君とバトラーを従えてっていうね。
俺は本当あれすごい好きだったし、これはもう出た瞬間に早く大牙さんと戦わねえかなってワクワクしたからね。
本当に登場のインパクトは強かったですし、ちゃんとそこから背後にあるお嬢様がなぜMMAを始めたのか、
そこに何をかけているのかっていうストーリーがちゃんと語られましたからね。
そうですね。本当だからG君とバトラーさんがこのMMAの才能を持っていて、
だけど自分の家の関連で辞めなきゃいけない時に、じゃあ私もMMAやるからあなたも一緒にやりなさいって言ってね、やるっていうね。
あそこのやっぱりこの愛っていうところもありますし、もともと一律玲奈さんがブルースリーが大好きだったからっていうところで関わってくるっていうところに合わさってきてて、
この2人の男のためにこの道を選んだ女っていうところがめちゃくちゃ面白い女じゃないですかって感じだね。
そうですね。2人の男のためにっていうブルースリーと執事を並べているところすごい良かったですね。
良かったね。対して大牙さんに関しても元からメガネが魅力的だし、本当にヒロインとしての核があったから早くちゃんとした戦いを見たいなってずっと思ったし、
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で、お米さんとの戦いで負けられないっていうところの背後も語られたりしましたからね。
だから本当この2人がお互いに負けられないものをかけて戦ってるんだっていう感じが本当にバトルにも乗っかってる感じがあったんで、やっぱすごい良い試合だなと思いましたね。
ちゃんと大牙さんがMMAを楽しんで、それをニート君自身にも伝えるためにみたいな感じで、そこの大牙さんの背負っているものの描き方も大変印象的でしたね。
そうですね。戦い方に関しても本当に一律玲奈さんがジークンドをやってフェンシングを合わせたような技を出すっていうね。
ところとかも良かったし、結構やっぱりバーンナックみたいなのを出した時にはね。
結構笑ったし、「ああ、こういう蹴れみ大事だよなー!」って言ってすごい良かったんですよね。
そんな蹴れみありましたっけ?
まあまあ、でもなんかああいう必殺技っぽいのさ、いいじゃないですか。
印象的にはありましたけど、どちらかというとすごいシンプルな技のイメージでしたけどね。
いいじゃないですか。シンプルな技を少年漫画的にかっこよく見せる。
それはヒノマル相撲とかでもやっぱりただの張り手をすごいかっこよく見せたりしたわけじゃないですか。
そういうことですよ。
個人的には技の描写に関してはおとなし目の試合だったかなという印象もありましたが、
大牙さんの本格的なライバルとの凌ぎ合いという形でも大変印象的な試合でしたね。
そうですね。
実質この作品の最終戦となるニト君対黒沼さんというプロデビュー戦が描かれまして、
それも派手に盛り上がりまして。
実はミスさんの選んだ3戦目というのがそれではなく、選んだ3戦目、
アスミ君のおじいちゃん対天狗の試合というのを3戦目に選んだとのことです。
最終回ですよ、最終回っていうね。
確かに黒沼さんはどうせガルちゃんが選ぶだろうって言って、外したのもあるけどっていう。
でも本当に元々この3戦を挙げるにあたって、
俺はニト君と大牙さんとその差で1試合ずつ選びたかったんだよね。
そういった時に選びたかったのとして、やっぱり最終回において、
俺この天狗が出てきたのがマジでびっくりしたんだよね。
今までスポーツモードを読んでたはずなのに、
急に裏格闘というか試合になったぞって、
死ぬ愛と書いて試合になったぞみたいな感じが出てきた時にすごいびっくりしたし、
同時に本当にニト君のバックボーンとして、
1話の不良とかさっき言った指取り、
それちょっとニト君引くわーっていう技やりだすところに関して、
すごいフに落ちたんだよね、この描写を見てっていうね。
おじいちゃんマジで坊の世界で生きてる人やんみたいな。
っていうところを端的に描いてくれたんで、
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おーって言って、なるほどこれと似てるという、
この血筋でありこれの修行を受けてきたニト君、
それはちょっと逸脱した存在になるよねっていう、
結構本当にちゃんと納得できる展開だったんで、
俺としては結構印象に残ったバトルでしたね。
確かに、このジャンプ連載の本編だけ読んでると、
もしかするとそこまでの印象はないのかもしれませんが、
結構コミックスのおまけページで、
このおじいちゃんの試合の感想みたいなものが描かれたりするんですよね。
結構ニト君も試合の中でピンチになったこととか、
カズローさんと戦ったこととかに関して、
おじいちゃんにちょっと相談したりとかするんで、
その時におじいちゃんが、
そうされたら片手で筋的を握り潰せばいいみたいなことを言ったりとか、
片手で筋的を握り潰して片手で目を潰せばいいみたいなことを言って、
ニト君が、いやそれ反則なんだよ、そうかみたいな感じで、
結構おじいちゃんのいいキャラが出てるんですよね。
なるほどね。俺はそれを知らないから、
おじいちゃんのこの最終話の描写を見てかなりびっくりしたし、
おじいちゃん面白いってなったんだよね。
確かに、本当にコミックスのおまけで描かれる、
そのおじいちゃんのヤバさっていうのは実はすごく面白いんで、
本当にコミックス、おまけが全部それではないんですが、
おまけで出てくるおじいちゃん要素ってマジで印象に残って、
一番印象に残る感じなんで、
あれを本編でもっと見せてくれても、確かに面白かった気がしますね。
そうかもしれませんね。
というわけでね、本当に、まさか黒沼さんが選ばれないとは思ってなかったんだよ。
外れてしまったわけですけれども、
本当に印象に残りましたよって感じで。
ある種、短期冊になった理由として、
この黒沼さんを絶対これって選ぶに至らなかったっていうのは、
一つ要素としてあるのかもしれないですね。
そうですね。
あとやっぱり、そういうつもりはないかもしれないけども、
黒沼さんのこの潔くやめるよっていうのが、
ものすごい河田先生のさこみに聞こえて、
ちょっと票を入れにくかったってのはあるんですよね。
今週のこの目次コメントの河田先生、
短のだからお前は売れんだ河田、売れんのだ河田、
自分を出席している河田先生は、
そんな潔さは感じないですよ。
なるほどね。
格闘技漫画として、ライバルキャラの設定とか、
目標の設定とか、主人公の背負っているバックボーンとか、
いろんなもので、一試合一試合の連続性とか、
課題みたいなものを、何らかの形で提示していくものだと思うんですけど、
結構、あすみかけぬに関しては、
各試合、エピソードが単発で完結している感じになっているので、
後の試合ほど盛り上がるという感じになりづらかったっていうのはあるのかなと思いましたね。
それはそうかもしれませんね。
結構大目標が、打倒お兄さんのみという形で、
なのでそれにつながっている関係以外に関しては、
その場その場で終わっていく、完結していく感じになってしまっているのが、
盛り上がりが連続しなかったのかもなっていうあたりとか、
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あと試合のバックボーンとしても、あすみくん、にとくんが、
やっぱり競技者としてめちゃくちゃ恵まれているんですよね。
そもそも階級制だから、体格で劣るということもないですし、
フィジカル的にも恵まれていますし、おじいちゃんの教えにも恵まれていますし、
周りは理解者ばかりですし、プロシーンに関しても応援してくれる人ばかりですし、
周りからも、あいつはただものじゃねえカズロウの男とらしいし、
動画で見た戦いぶりもすごかったみたいな感じで、みんな警戒してくるという感じで、
少年漫画的な、すごく周りから侮られている初心者とか恵まれない環境の人が、
ぐんぐんエリートたちを打ち倒していく的な少年漫画的な面白さとは別方向に進んでたんですよね。
この点が結構、川田先生の前作のひのまる相撲とかだと、
主人公のひのまるくんが相撲がこの無差別階級という相撲の独自性ゆえに、
体格に恵まれないというのが全てにおいてネックというか、
周りからも、あいつ昔は強かったけど結局体がちっちゃいままだったからなみたいな感じで侮られて、
本当に全ての人から、あんなにちっちゃい人があんなに小柄なのにという感じで侮られ続けている中で戦っていくというのが、
その逆境感がものすごく作品の根幹の厚さになっていたりですとか、
部活として周りに配置されるキャラクターたちの、やっぱり周りから侮られている感じとか、
それが競合を打ち倒していく感じですとか、
そういった感じの少年漫画感というのがすごくわかりやすかったのに比べると、
アスミ・カケルは競技性にめちゃくちゃ紳士に包括した分、
すごくその点わかりやすい少年漫画的な方向に行かなかったのが、
ある種面白さでありつつ探求付きになってしまったのはその日にあったのかなと思ったりもしますね。
そうですね。
でも本当に家族間の描写とか、さっき言ったMMAの描写とかね、
そういう丁寧な部分は本当に丁寧だったんでね、そこはすごい好きだったんですけどね。
本当に家族関係とかに関しても、お兄さんが極端な悪役ではないし、
おじいちゃんに関しても極端な悲劇ではないし、
みんなちゃんと紳士に僕たちおじいちゃんのように向き合っているし、
アスミ君に関してもみんなちゃんとポロをサポートしてるし、みたいな感じで、
極端なギガ化された感じの世界観ではない、
味わいの深い、リアリティのある地に足のついた世界観という、
山田先生の間違いなく魅力であるところはちゃんと出てたんですよね。
そうだね。
なので本当にこの先を読みたくなる作品だったんですけどね、残念ですね。
いやー惜しかったですね。
まあ今ジャンプは本当に層が厚いんでね、しかたないっちゃ仕方ないんですけどね。
まあそうですね、確かに残ってほしかったんですが、
特に今共に競い合っている連載陣の顔プレイの上でということではあるんだと思いますが、
いやージャンプ、スポーツ漫画がなかなか厳しい戦いが続きますね。
続きますね。
ていうか、残ってないですよね。
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今のところはグリングリングリンとツーオンアイスがこれからどうなるかという感じですかね。
そうですね。
青の箱をスポーツ漫画というのは多分語弊がありますからね。
そりゃそうなんですよね。
という感じだったりしますので、まあまあ本当に遊びかける、大変面白かったですし印象的ですし、
さっきも言った通り僕はコミックスも買って楽しんで読んではいるんですが、
連載終了となってしまったので、本当に今後の単行本の書き下ろしと川田先生の次回作に期待してますよ。
そうですね。
という形で、では最終回単体に関してはまたジャンプ感想の方で語っていきます。