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2025-11-09 21:31

実は伏線だらけだった!SF大作『ピングポング』

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完結記念企画、「実は伏線だらけだった!SF大作『ピングポング』」です。GARUと味噌が作品序盤から周到に張り巡らされていた数々の伏線を取り上げる形で片岡 誉晴先生の『ピングポング』を振り返ります。

サマリー

『ピングポング』は全17話から成るSF作品で、作者は緻密に伏線を散りばめながら物語を展開しています。主人公の帝平君とヒロインのカナメムツキさんの名前に隠された意味が示すように、物語は地球と宇宙の関係を描写し、戦闘には宇宙的な要素が含まれています。SF大作『ピングポング』では、宇宙での戦いを意識したキャラクターたちが描かれ、科学者たちの知能が重視されています。主人公たちは相手の技術を逆利用することで、それぞれの戦いの構造を深め、最終的には人々を団結させて宇宙に立ち向かう姿が示唆されています。『ピングポング』は伏線が張り巡らされた宇宙での戦いを描くSF作品であり、登場人物の成長と感情が重要な要素として描かれています。ストーリーの中で、勝利への欲求やキャラクター間の関係性が強調され、最終的には非常に面白く、多くのファンを魅了します。

作品の概要と伏線
今回は、週刊少年ジャンプ2025年32号から全17話の連載となりました、49号で完結しました、『ピングポング』。名作でしたね。
右肩上がりの上り上司の上り龍のごとき作品でした、ピングポング。こちらに関して、打ち切りというか、完結を記念しまして、僕とミスさんでピングポング考察動画を作っていきたいと思います。
はい、楽しみですね。
というか、ピングポング、元々その作中にこの偉大なる世界観というか、この感じというのがちゃんと織り込まれた作品ですので、それを逐一取り上げて、ちょっと軽く説明するような、そういった分かりやすい内容になるんじゃないかなと思います。
はいはい。え、そんなに最初から伏線あったんですか?
いやまあ、当然読んでる皆さんすでにお分かりの通りだと思うんですが、もう第1話から完全にこれはSFであるということが分かり切ってましたよね。
まあまあ、ピングポングというね、このエクストリーム卓球っていうことから、まあ何かしらのこのネタはありそうだなと思ってましたけどね。
いやいや、そういう話じゃなくて、具体的に書いてあったじゃないですか。
あははは、マジで?
具体的に、もういかにも宇宙モノですよってことが書かれていて、意外と気づいてない人もいるかもしれないんで、今回はそれを取り上げていく形で紹介したいと思います。
はい。
という形で、実は伏線だらけだったSF対策ピングポングという形で、今回は一応伏線、ミスさんにも伏線いっぱいあると思うんで、一応ピックアップしといてくださいって言ったら、全く出てこなかったんで全て僕が解説します。
キャラクターの名前の意義
はい、お願いします。
という形なので、ミスさんはMMRばりに、マガジンミステリーリポートばりに反応してくれたらいいと思います。
あははは、イエッサ!
という形で、1話から順番に見ていきましょう。というか、こんなのも本当に分かりきったことだと思うんですが、まず主人公の名前、SFでしたね。
え?ど、どの辺りが?
帝平君という、帝、分かりやすいといえば皇居の門とかを指したりもする言葉ではありますが、門、そして平という名前はフラットということで、最初の印象としては、門、そして平、大、フラットな大ということで、すごく卓球的な名前という印象が最初は出てくるんですよね。
そうですね、ピングポングも平行な大みたいなところでね、平っていうところは卓球の言葉でもありますね。
なので、フラットな場所、そしてゲート、ある種、陣地を分ける、そして人が出入りする門というのも、ちょっとネットというか卓球台をイメージするような感じですし、卓球モチーフの名前かなと思うんですが、
こちら、この門というのは、実は卓球台の門だけではないんですよね。
ほう。
ご存知だと思いますが、タイラ君は地球の門番という役割を担うことが既に示唆されてるわけですよ。
ああ、なるほどわ。後に地球代表で地球を守る存在になりますからね、うん。
そうですね、ある種地球のゲートキーパー的なものになるということがこの名前に込められていますし、それが何よりに有実に表れているのが、この下の名前、タイラ君。この響き、何か気づきませんか?
タイラ、タイラ、え?無責任館長タイラ?
確かに、僕らの世代のSFといえば無責任館長タイラだったりしますが、そこもかかっている可能性はあるんですが、それよりもっとストレートにわかりやすく、タイ、タイラ、タイラ、タイラ、タラ、タラ、テラですね、これは。
地球!
彼の名前は地球を象徴しています。
ああ、その発想はなかったわ。
なので、第1話で彼の名前はミカドタイラと示された時点で、あ、こいつは地球を守るゲートキーパーなんだということが既に伝わっていたと思います。
な、なんだって?
これは間違いないですね。しかも、これただ僕がこじつけて言っているわけではない、その証拠となるのがもう1人のキャラクター、ヒロインであるところのカナメムツキさんの名前ですね。
はいはいはい。
ムツキさん、下の名前、日本で言う1月ですが、ムツマジイツキ、まあ、12月に一生懸命冬自作して、で、1月はみんなで仲良く過ごすみたいな、そういう由来だと言いますが、そういうムツマジイツキ、
これはやっぱり、このタイラ君に寄り添ってムツマジックする月のような存在、月の女神のような存在、そういう意味合いが込められた名前だと思うんですよね。
あー、なるほどね、地球に対する月っていうことね。
はい。
プラスあれではね、たぶん卓球台みたいな、タイラとその丸い月である玉のムツキさんみたいな感じの掛けはあるのかな。
あー、確かに、タイラ君がフラットな卓球台と考えると、その上に浮かぶ月というのは卓球の玉のような、ピンポン玉のような、そういうイメージもあったりするのかもしれませんが、
これに関しては僕は本当に、地球を守る存在、地球を寄り添う存在であるからこその月、つまりムツキさんが寄り添うタイラ君は間違いなくテラであるという、この確たる証拠だと思いましたね。
宇宙的な戦いの描写
あー、間違いないっすね。
間違いないですね。
名前のカナメさんというのも、ちょっとお金持ちとかカネメのものとかそういったいろんな言い方があったりしますが、響き的にちょっとお金に通じるものもありつつ、物語のカナメでもあると同時に、やっぱり地球防衛のカナメであるという、そういう地球防衛の用を担うキャラクターであるということもここに込められていますね。
なるほど、防衛のカナメだったんだ。それはなかった発想。
完全に名前ですでに第1話でこの結末が示されていたということがわかります。
あー、ちょっと気づかなかったですね。
それはちょっと読解力が低いですね。
ごめんなさい。
さらに1話はその先の展開も示されていまして、1話でタイラ君が初めて戦うピングポングの戦いというのが、金の卓球台の上でマグネシウムのボールでピンポン卓球をすることによって火花が飛び散って燃え盛る中での卓球になるわけですね。
そうですね、うん。
この金とマグネシウム、なぜ金かというのをムツキさんは金持ちはゴテゴテしいのが好きだろうみたいな感じで解説しますが、金という金属にはもう一つ特徴として放射線を遮るようなそういった特徴があるために宇宙服ですか宇宙船ですとかに多く使われている宇宙素材という一文がありますね。
はいはいはいはいはい。貴重な金属なわけですね。
宇宙と関わりの深い金属なので、これは宇宙事業でジャイを成しているムツキさんが用意した卓球台として金が出てきた時点で、おや、かなべさんもしかして宇宙に関係があるのかなということが匂わされているわけですね。
はいはいはいはいはい。すごい絶妙な伏線ですね。
それも後で振り返ればわかりますし、またここでの戦い、マグネシウムが金に擦れて火花が起こすというこういった化学反応による戦い、やっぱりいろんな技術、いろんな種族、いろんな宇宙人と戦う中でもやっぱりこの化学の法則というのはある程度共通ですからね。
まあそうですね、宇宙は物理で動いてますからね。
なのでこの最初のピングポングというのが機械的なギミックとか何か複雑な装置ではなく、ある種シンプルな化学反応に由来する戦いであるというのもやはりこれがかなり宇宙規模の戦いになることを示させていますし、また火花ですとか閃光ですとかが平らくんを苦しめるわけですが、火花、熱、閃光に対する対策が必要なのは当然宇宙戦争では常識ですからね。
そうですね、まあまあ、戦争するんだったらそこは絶対大事ですからね。
この時点で光や熱に対する対策が必要なのか、ピングポングもしかして将来宇宙に行くのかなということがわかるわけですね。
なるほどね、ピングポング運営もそこまで考えたんだね。
いやもうピングポングにはこの宇宙代表とか地球代表、宇宙戦の選抜という要素が如実に現れているので、それで言いますと2話以降の展開、こちらバーのマスター水木さんとバーのL字カウンターでの戦いになるわけですが、
こちらは一見すると地味な、実に地球的な戦いなんですが、ものすごく窮屈な中での戦いを強いられるわけですね。
はいはいはい、なるほど、そこに宇宙を感じるわけですね、仙台みたいな。
まあまあ、これは確かに最初の最初なんで、それほど宇宙要素は濃くはないんですが、ですがやっぱり地球の技術力で宇宙に行くと宇宙船もそうですし、宇宙ステーションもそうですし、やはり窮屈になってしまうので、その中で自由自在に動ける能力というのは必ず求められるんですね。
はいはいはいはい、じゃあ平くんが最終決戦でやったところに関しても、やっぱりここの影響が生きてたってことですね。
まあそうですね、まあそれは間違いなく、まあ宇宙船、宇宙ステーションが狭いというのと同時に、本当に宇宙服というのももう完全に高速のような人の動きを制限するような窮屈な部屋というイメージがありますから、やっぱりこの窮屈、動きづらい中での戦いというのが重ねたというのは、やはり宇宙船を想定していますし、
そして平くん、このカウンターで見せた、カウンターを飛び越えて体をねじるようにして撃つ、この空中での姿勢制御を元にした戦いというこの能力というのは、まさに無重力化での戦いに反映されてましたからね。
なるほど、深いっすね。
その点でこの窮屈であるだけではなく立体的でもあったこの戦いというのは、やはり宇宙船の前哨戦として正しく機能していたわけですよ。
なるほどね。
という形でちょっとまあまあまあ、バーに関してはそこそこではあるんですが、次の戦いはもうまさに宇宙という感じですね。次は戦闘でのキラリちゃんとの戦いです。
まあ相手は科学者ですけどね、確かに。
科学者たちとの戦い
まあそうですね、ここでキラリちゃん科学者、ついでに言うと次の辻先生というのも薬学に引い出た人種を超えたような同期ピングを成功させた科学者だったりするわけで、このタイラ君の敵が続けざまに科学者というのは、やはり宇宙での戦いの選抜においてその知能というのが結構重視されているというその可能性を見せてくれますね。
なるほどね、ピングポング参加者もやっぱりその宇宙戦争とかそういった意識して集められたっていうことを伏線なんですね、これは。
まあだと思います。最初の借金取りとかはまあ雑魚の雑魚なんで適当に混じってきた人かもしれませんが、これ以降ちゃんと戦っている人に関しては間違いなくピングポング運営が宇宙で戦うその地球代表として狙いをつけた人たちという要素はあると思いますね。
なるほどね、いやーめちゃめちゃ片岡先生考えてますね。
間違いないですね。なのでキラリちゃんが科学者というのが出てきた時点で、おや知能が重視されるのか、じゃあこれはただの卓球ではなく将来的に宇宙に行くのかなということがわかるわけですね。
そこを発想できた人天才だと思うよ。
というまあわかりやすく書かれている要素がある上で、しかもここで戦闘での戦いというのが特殊な設定として、タイラ君は裸で戦うわけですよ。
はいはいはい。
裸一貫で文明というものを一切廃した状態で戦うのに対して、キラリちゃんは用意周到に用意された科学技術の推移を集めた兵器で戦うわけですね。
はいはいはいはいはい。
この科学対ある種の万有、ある種の万俗みたいなこの構図というのは、まさに宇宙人に立ち向かう地球人というこの構図をこの戦闘の中に再現したシチュエーションだったことがわかります。
なるほどね、外星人絶対科学技術地球より上ですからね。
間違いなく地球人を劣る立場から追いかける、挑戦する立場になるわけですから、ここであらゆる装置を用意したキラリちゃんに対して裸一貫で立ち向かうタイラ君というのは本当に宇宙人に挑む地球人という、この構図、この宿図としてそこにいたということが大変わかりやすく描かれているわけですね。
なるほどね、その深さは読めなかったですね。
なので、あそこのシーンも裸一貫で戦うタイラ君を見たら、まるで宇宙人に立ち向かう猿のような姿だなということがみんなピンとくるわけですよ。
すげえな、ピンときたやつ。
しかもそこでタイラ君が勝利に、実際は普通に卓球で戦って勝つわけですが、その前に勝利に対して選んだ手段というのが、キラリちゃんの用意した電気風呂といった相手の科学技術を逆利用して相手にダメージを与えるという、この相手の技術を理解して流用して相手に逆にダメージを与わせるという、そういう手段をタイラ君は取ったんですよ。
なるほどね。
これはまさに、タルタイラ君が裸一貫、自分の体ひとつで挑んでいくのではなく、相手の技術を吸収して逆利用して立ち向かうという、今後のピングポングに必要な素養を示した戦いでもあったんですね。
はいはいはいはい。ほんと片岡先生は伏線マスターですね。
そうですね。なので、裸のタイラ君がキラリちゃんの装置を逆利用して戦うのを見た瞬間に、あ、まるで猿が文明を手にしたようだ。これが2001年宇宙の旅だったのかということに気づくわけですね。
素晴らしい発想だ。
ここは間違いなくそれが描かれていたわけで、次なる戦いがまさに辻先生のドーピングとの戦いという形で、ここも本当に相手が科学者という点で、ピングポングというのはどうやらだいぶ知能を重視しているらしいな、なんなら科学者を選んでいるのではないかというような、そういった流れが見えてきて、大変わかりやすく宇宙でしたし、またこの辻先生、ここで結構戦いのフェーズが一個上がるのは、コートを破壊するのもそうですが、直接タイラ君に攻撃まで仕掛けてくるんですよね。
戦いの進化
そうですね。明らかにこのステージが変わったという感じはありましたね。
ここで一戦を越えてきたことによって、これはちょっと命のやり取りというか、もう本当に卓球台、卓球という枠を越えた戦いがこの先になっているんだなというのが、これはこじつけではなく、これまでも別にこじつけないんですが、普通に示されているシーンではありましたね。
そうですね。まあまあまあ有効的な民族ばっかりではないでしょうし、中には腕伏が正義みたいな宇宙人もいるでしょうかね、当然ね。
まあまあですし、最終的なこの宇宙の戦い、地球代表当選の戦いに関しては、細胞変になっても復活できますんでみたいな感じで、まあそれくらいの攻撃を食らう可能性は示唆されてますからね。
そうですよ、確かに。
なので、宇宙での戦いに関しては、最終的に生き返れるにしろ、当然死んだら試合は負けるでしょうし、自分の身の安全、自分の命を守るというのは、宇宙戦において大変大事なんで、それをまず最初に分からせる展開だったんで、この先の戦いの過酷さを示す展開にはなってましたね。
なるほどね。
そしてまたこの戦いでも、平くんはやっぱり先生の大破壊という能力を自分で誘導することによって、自分に有利に動かすことによって利用するという形で相手の能力を利用するという、やはり挑戦者、地球としての立場を反映するような、そこを背負うにふさわしいような、そういった戦い方を見せましたし、
またここでもう一つ注目すべきは、辻先生がこの美少女フィギュアという妄想に取り憑かれた、ある種対話の成立しない妄想狂だったことですね。
ほう。
このコミュニケーション不動なパラノイア的な性質というのは、おそらくやっぱり宇宙人を想定したキャラクターだと思うんですよね。
なるほど、常に話が通じる相手ばかりではないですよってことなんですね。
この先の戦いでは、本当に全く文化の土壌が違うというか、全くコミュニケーションが取れないような、そういう相手も出てくるんだな、宇宙人かなというところに、ピングポン軍運営の宇宙人アイコンまで出てくるんで、ここでほぼ宇宙戦になることは確定でしたね。
なるほど、確かに宇宙人アイコンができた段階で宇宙に発展するのだったら分かりましたし、本当に今までのを聞いていると、やっぱり大落を地球代表に成長するためのプログラムだったんじゃないかな、みたいな妄想というか、事実も見えてきますね、確かに。
実際そういう選抜でしたし、その中で大落が期待を挙げられていく、そういう流れになっていたというのは間違いないと思うんですね。
なるほどね。
というここまでで、このピングポンクという作品が最終的に宇宙を舞台にした地球を守る戦いになるということが示されているわけですが、僕はこの後の高知戦、ハリーさんとのこの高知戦、渋谷のスクランブル交差点の戦いというのは、実は本編中で描かれた展開のその先を示唆していると思っているんですよね。
ここもだいぶ色合いが変わりまして、宇宙戦の要素としては一応スクランブル交差点、スクランブル意味としてはかき混ぜるという意味ですが、ランブル的なランダムとかそういった意味合いの単語とも根を同じくする言葉ですから、まさにカオス的なシチュエーションでの戦いというのを再現しているのは宇宙的なんですよね。
はいはいはいはい。そうですね、本当何が起こるかわからないっていうところは宇宙では大事ですからね。
はい。デブリが飛んできたりですとか、いろんな宇宙現象があったりするということに関して、これまでの戦い、それまでの戦いは変わったシチュエーションではありましたが、あくまで限られた環境下で選手だけがその状況にアクセスして戦うという状況でしたが、この渋谷スクランブルにおいては選手以外の要素が様々に入り乱れるという形で、
本当にかなりランダム性の高い戦場になっていたので、これは宇宙という予期できぬ戦場を再現したものかなというのと同時に、僕はやっぱり最終的にこのピングポングの宇宙レベルの戦いは1対1の戦いを超えたものになっていくことを示唆しているような気がしますよ。
それは、なんですか、本当に宇宙戦争軍隊を導入とかそういうことですか。
軍隊もそうですし、多数の惑星が入り乱れての大宇宙戦争になることを示唆していると思いますね。
はいはいはいはいはい。なるほど、そこではやっぱり協力の要素とか裏切りじゃないですけどね、そういった要素も必要あるってことなんですね。
周りの本当にプレイヤー以外の、敵以外の動きというのもちゃんと見極めなければいけないという要素がありますし、しかもここでタイラ君がこの過酷な環境下で取った手段というのが、人々を説得して、誘導し、協力してもらう、団結するという、そういう手段をタイラ君が取るんですよ。
団結と勝利への道
そうですね、確かに。
ここで僕はミカロタイラ君の名前、最初にテラのゲートキーパーであるということを言いましたが、もう一つ意味が載っていることに気づくんですよ。
ほう。
帝、門というだけではなくて、いわゆる皇帝というか天皇的な、そういった王的な立場の帝という意味もタイラ君には載っているんじゃないか、タイラ君は地球の大たる所有があるんじゃないかということがここでわかるわけです。
な、なんだって!?
タイラ君は実は地球のミカロ地球を滑る存在となるということが、この渋谷スカルンブル交差点で人々を動かし、人々をまとめ上げたタイラ君の姿に宿っているように僕は感じたんで、おそらくピングポング、この連載はここで終了となりましたが、前17話で終了となりましたが、この先の展開ではタイラ君が地球全人類を一つにまとめ上げて、宇宙に対して立ち向かっていくような、そして地球を勝利へと導くような、そういった展開があることが、あの渋谷線では描かれていたなということが、もう本当にわかりやすく書かれていて、
なんてわかりやすい漫画だろうと思いましたよ、本当に。
いやー、なんだろう、そこまで聞くとなんか本当にそういうような気がしてきて、感動したって感じでしたね。
ということで、本当に伏線まみれの、実にわかりやすく、最終的には宇宙での戦いになりますよということが示されていた、ピングポングという作品を振り返りました。
いやー、すごい、すごい、なんかもう、聞いてるうちになんか本当にそんな気分になってきたよ。
まあまあまあ、実際半分くらいは、いや、意外と6、7割は本当にあってもおかしくないですからね。
いや、もう俺はなんか今のガルちゃんの説明で10割信じたよ。
あー、それは信じやすすぎるかもしれないですね。
いやいや、なんてこと言うんですか、俺はこれからじゃあ本当にピングポングをSF巨編として進めていきますよ。
そうですね、という感じで、僕は普通に昔からそれなりにSF作品が好きなんで、SF作品はやっぱり読者側が歩み寄って成立させるジャンルというところがありますからね。
まあ確かにそうですね。
作中で描き切られていないところとかに関しても、読者側が設定を補完して、脳内で補完して読むようなものというジャンルだと思っているので、そういう点でピングポングはもう、ちゃんとSFだなという感じで、こちらで歩み寄っていく楽しみもあったなという感じのそういった感想となりました。
ファンの期待
はい、ではミスさんはピングポングについて何か言いたいことはありますか?
いや、めちゃくちゃ面白かったです!片岡先生ありがとう!って感じですね。
いや本当に最初から何かおかしいなという、おかしいな感があったんですが、最後まで何かおかしいなという感じで走り切りましたからね。
いや本当そうですね、あの、一切日和らず止まらなかったの、すごかったですよね。
いや本当に地球がでっかいピンポンダンみたいっていうところは感動しましたし、最終話のこのKanameさんとのイチャラブな感じですとか、最終的に地球を守る存在として、でっかい軌道エレベーターで決闘場に登っていく感じとか、なんかもう少女革命打てなかったと思いますよ本当に。
なるほどね!俺はもう、なんだろう、ピングフォグがビッグバンに由来しておいたところのあのアホさかけすごい好きだったけどね。
そうですね、という感じなので、本当にもう最後までテンションが上がり続けて決して落ちることのなかった作品ということで、片岡先生のポテンシャルは間違いなく示されたと思いますので。
ある種主要登場人物が本当に平田くんとKanameさんのみで、他のキャラクターは一戦ごとに退場していくという、あのスパルタンな構図とかは連載としては不利に働いたのかなと思ったりですとか、
ストーリー的にも勝利に対する欲求が平田くんの根っこから戦いに飢えている、勝つために勝つみたいな、勝利に対する真っ直ぐな欲求として描かれているけれど、やっぱりそこにもっといろんな意味合いが載せられた方が読者としては応援しやすかったのかもなとか、いろいろあったりはするんですが、でも最終的には何の文句もない作品になりましたよ。
荒削りなところも含めてめちゃくちゃ面白い作品だったんで、もう片岡先生ファンたくさんついたと思うんで、もう次はこのファンを引き連れて新たな新連載、起動に乗っけてほしいなって思いますね。
そうですね。本当に新作ではもっと本当にキャラクターの魅力を深掘りしたりですとか、魅力的なキャラクター同士の絡みですとかをもっと増やしてくれてもいいなと思いつつ、やっぱりこのおかしな感じというのは残して新作を読みたいなと思いますね。
本当にその通りですね。
おかしな感じ、まあそうですね。最大限の褒め言葉としてのこのおかしな感じというのを次回作でもまた読みたいなと思っております。
はい、という形で、では最終回の感想は本編感想の方で、本誌感想の方で語っていきます。
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