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2022-12-05 49:49

第101回 人類が導かれる先にあるのは「タイタンの妖女」カート・ヴォネガット・ジュニア著

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【今回の紹介本】

 ■『タイタンの妖女』カート・ヴォネガット・ジュニア 著 浅倉久志 訳 早川SF文庫 

101回目はSFでスタート! 

カート・ヴォネガット・ジュニアの代表作「タイタンの幼女」をご紹介します! 

是非お聞きください! 

【番組内で紹介したトピック】 

■『タイタンの妖女』カート・ヴォネガット・ジュニア 著 浅倉久志 訳 早川SF文庫

 https://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/11700.html 

【文学ラジオ空飛び猫たちを初めて聞く人向けのnote記事】

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硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。

案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ

京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ

文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、

読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます!

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#本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック

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文学ラジオ空飛び猫たち。 時空を超えたあらゆる時と場所に波動現象として存在するラムファードは、神のような力を使って様々な計画を実行し、人類を導いていた。
その計画で操られる最大の巡覧車が、全米地の大富豪マラカイ・コンスタント、 地球から火星、水星へと太陽系を流浪させられるコンスタントの行く末と、人類の究極の運命とは?
今回は、カート・ヴォネガットの代表作、タイタンの妖女をご紹介します。 どうも皆さんこんにちは。文学ラジオ空飛び猫たちです。
この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人が緩くトークするラジオ番組です。
お相手は、私小説が好きのガイのダイチと、羊を巡るカフェのミエの二人でお送りします。
文学のプロではない二人ですが、東京と京都をつないで、お互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。
今回紹介するのは、カート・ヴォネガットジュニアのタイタンの妖女になります。 朝倉久志さん役で、早川文庫から2009年に出ています。
早川文庫では、最初1977年に出版されているので、2009年に出ているのは、それの真相版にあたります。
101回目の紹介本ですね。 101回目がSFになりましたね。
別に区切りを持っているわけじゃないんですけど、リスタートでもなんでもないんですけれども、いつも通りまた作品紹介していきますので、よろしくお願いします。
今回のタイタンの妖女、SF古典の一冊に数えられると思うんですけれども、カート・ヴォネガット自体、私初めて読んだんですが、めちゃめちゃ面白いですね。
そうですね、僕も初めて読んだんですけども、こんなに面白いとは、ちょっと意外な驚きでした。
これからいろいろ話しますけど、結構SF的な設定はあるんですけど、全てをちゃんと解釈しようとするとちょっと難しい部分が結構あるんですけど、
でもそれよりは結構テーマが文学性に富んでいるラストだったので、結構自分はラストのあたりはなかなか、今日は多分最後の最後まで話さないんで、
うまくここの感じを話すのが難しいんですけど、めちゃめちゃ結末が良くて、そこが通っているものというか、我々に提示してきているものっていうのが結構文学性に富んでいるなと思ったので、かなり大好物な一冊でしたね。
前にラジオで紹介した幼年期の終わりもSF古典になるんですけども、どっちにしてもすごい古典って言われてるんですけど、すごい今でも本当に新鮮に読めたので、
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今回のTITANの用場もやっぱり文学性もそうですし、やっぱり宇宙の壮大さというか、それも感じれて僕もすごい好みでした。
今回紹介するこのカート・ボネガットJr.は、1922年11月11日にアメリカで生まれた方になります。
実は今年ですね。この11月がちょうど生誕100周年にあたるとなっています。
代表作は今日紹介するTITANの用場のほか、スローターハウス5や猫のゆりかごという作品があります。
このカート・ボネガットは第二次世界大戦を兵士として、また捕虜として経験したことがあって、その経験というのが結構作品にも反映されているというのが一つ特徴としてあります。
あとはあれですね、SF小説を基本的には書いてるんですけども、結構エッセイであったりとかですね、書いていて、すごい作品の数としてはたくさん書かれている方になります。
生誕100年で何かちょっといろいろやってたような記憶はあるけど、ちょっと大役に出ていないんですけど。
そうですね、特集とかすごく出ているんですけど。
SFマガジンか、そうか。SFマガジンで特集されてましたよね。
ちょっとスローターハウス5も私すごい気になってるんですけど、まだ読んでない。
これ読んで面白かったから、全然ちょっとまた読みたいなとは思ってます。
そうですね、スローターハウス5は本当、なんかアメリカ文学を代表するっていうようにね、ちょっとWikipediaに読んでると書かれたんで、
だからすごいさらに期待の高まる作品かなと思ってますね。
ちょっと複雑だって聞いたことあるけど、ダメなの多分全然読めるでしょ。
多分3体とか読んできてくれば大丈夫。
今の僕らだったらいけるでしょって。
今の僕らだったら全然いけますね。
ではあらすじをですね、出版元から引用して紹介させていただきます。
時空を超えたあらゆる時と場所に波動現象として存在するウィンストン・ライルズ・ラムファードは神のような力を使って様々な計画を実行し人類を導いていた。
その計画で操られる最大の受難者が全米一の大富豪マラカイ・コンスタントだった。
富も記憶も奪われ、地球から火星、彗星へと太陽系を流浪させられるコンスタントの育成と人類の究極の運命とは、巨匠がシニカルかつユーモラスに描いた感動作と紹介されています。
結構ね、このあらすじを読むとなんかすげー壮大だなっていう感じがするけど。
神のような力を使えるラムファードっていう人と、全米一の大富豪のコンスタントが紹介されているんですけど、なんかその2人の設定だけでも面白そうだなと。
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実際には、なんかこれをイメージして読んだら、なんかもうちょっとなんだろう、地に足がついている話だったっていうか、なんて言いたいのかな。
思ったより、ちょっとサンタみたいなスケールの仕方をイメージしちゃったからかもしれないけど、思ったより地に足がついた感じはあるなって。
この表現が正しいかどうかちょっと自信ないとこはあるんだけど。
グワッと広がっていくっていうよりは、その時その時、主人公のマラカイが目の前にあることを対処していくみたいな。
そう、確かにその視点がそうです。俯瞰というよりかはマラカイの視点で見せてくれるような描き方かなと思いますんで。
一人称じゃなくて三人称だけどね。
じゃあここからちょっと具体的に作品紹介に入っていきたいと思います。
まず全体的な魅力をですね、ちょっとお話しさせていただいた後にストーリーの方に入っていきたいと思っています。
ストーリーはネタバレも含みながらちょっと話させていただいて、最後の核心のところにはちょっと触れないでおこうと思っておりますので、
なんかネタバレ激しくなってきたなと思ったら、これももう注意喚起ですけど、途中で止めてもいいかなと思いますんで。
そのあたりちょっとご了承いただきながらお聞きください。
僕結構最近毎回言ってるんですけど、読もうと思ってる方は確かに途中でストップされるのがいいかもしれないですけど、
まだ読もうと思ってない人だったら結構今回も長編小説なんで、ある程度最後まで聞いても多分話が忘れたりだんだん薄くなっていくと思うので、
そんなに後々読むときに影響はないかなとは思いますね。
逆にちょっと思い出しながら読めるかもしれないね。
あんなこと言ってたなみたいな。
しかも核心に触れるわけではないので。
確かに。ちょっと分かりにくいところもあるからね話ね。
今日はちょっと意識しながら話そうと思ってますが。
魅力なんですけど、まず最初にあげたいのはですね、これはストーリーの面白さですね。
タイタンの幼女、やっぱりストーリーがすごく面白くて。
ストーリーラインでも話すんですけど、これかなり最初にですね、ある意味結末までのことがほぼ全て明かされるというか、予言というか未来を告げられるんですよね。
主人公が。なので最初にネタバレがあるっていうか、こいつタイタンに行くんだっていうことまでが明かされます。
この流れに乗ってですね、主人公と一緒にこの物語を見ていくと、気づくとこの主人公、マラカイと同じような気持ちになっていて。
運命や逃れられないものに飲み込まれていく感覚っていうのがすごくあって、自分は読んでいるときに結構没入していく感じがありましたね。
本当にわかります。僕もこの展開すごくいいなと思っていて、大まかに言うと最初は地球にいて、その後火星に行ったり、タイタンという星に行ったりするんですけど、
読んでいてそれでも本当に行くのかなと思うんですね。本当に。 思ったよね。
09:06
やっぱりマラカイからすると目の前で結構いろんなことが起きてて、そんな火星行ける状況とかじゃないじゃんって思うんですけど、それが行けてしまうっていうドッキリがあったりしてですね。
この辺の本当に描き方すごい面白いんで、それであとやっぱり舞台となるその惑星も地球とか火星とかやっぱり途中途中で変わったりするんで、
なんかね新鮮な気持ちで読んでいけるので、やっぱストーリー本当に面白いし飽きさせずに本当に読ませてくれるなっていうのは感じましたね。
本当だよね。火星編の突入のところちょっとすげーびっくりしたかな。なんていうか、これちょっとストーリーのところで話したいけど。
いや本当にね。
え?え?え?ってなったもんね。
火星編そうやっていくんだって本当に思いましたもんね。
次にあげたいのがですね、ユーモアの部分ですね。
多分これカート・ボネガットの持ち味だと思うんですけれども、結構随所にちょっと薬と笑えるようなユーモアが散りばめられていて、
本筋とはあんまり関係ないけど、なんか少し笑わせてくれるような部分があって、
なんとなくこのユーモアがなくては生きてはいけないと言われているような気持ちがあって、ちょっと私はこの所々出てくるユーモアが好きでした。
本当にすごい遊び心がありますよね。
本当になんかね、全体的にどこ撮ってもだいたいユーモア溢れてるんですけども、その中で僕がすごい好きだなって思ったのは、
主人公のマラカイのお父さん、ノエルという人がいるんですけども、このお父さんが世界一の大富豪になる土台を築いた人で、
結構変わってて、39歳の時に機械の修理工だったんですけど、そこからも投資家になろうと思い立って、
ホテルの一室にずっと引きこもって、いろんな会社に投資をしていくんですけど、その投資の仕方がすごい面白くて、
手元に聖書があったんで、聖書の一番最初の文章ですね、それがインザから始まるんですけども、
インザなんでINTHEのアルファベットの5文字が頭文字に来る会社を適当に探して、そこに投資をするって言って、
それが全部的中していくっていうんですけど、それが秘伝のタレみたいに息子のマラカイに引き継がれて、
マラカイが世界一の大富豪になっていくっていう、この設定がすごい笑えて面白かったです。
そういうくだらない感じのところもあるし、あと私結構好きなのは、ラムホードっていうのが未来を見る力が持ってしまった、
人だけど人じゃなくなっちゃった存在で、その人が書籍とか言葉とか残してて、
例えばそれがですね、236ページか、勝利って章があるんですけど、その最初に、
地球文明はこれまで一万回の戦争を作り出したと言われるが、戦争に関する聡明な注釈はただの三つしかない。
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スキリデス、ユリウスカエサル、そしてウィンストン・ナイルズ・ラムホードのそれである。
その偉大な二人に急にこの架空のラムホードが並ぶっていうのがいくつかあって、書籍とかでも地球の歴史を語るには、
このラムホードの本を読めばいいみたいなのがあって、このラムホードの持ち上げられ方がね、なんか面白くてね。
結構この辺りにやにやして読んじゃいましたね。
ラムホードが一番何でも知ってる人ではありますので。
ラムファード?
ラムファードだね。俺ラムフォードって言ってたね。
ラムファードだね。
このタイタンの幼女はですね、結構登場人物が結構多いです。
多分読んでると、多分気に入るようなキャラクターが出てくるんじゃないかなと思います。
主人公のマラカイ・コンスタントもそうなんですけど、他にもですね、彼が出会ったり、
もしくはこの作品をちょっと彩る人物っていうのは結構出てくるので。
聡明さんは何かお気に入りのキャラクターいました?
そうですね。やっぱり主人公のマラカイ・コンスタントは、
最初出てくるときは世界一の大富豪で、結構イケイケなキャラではあるんです。
自分にはもう金はあるっていうので。
結構僕の中ではイーロンマスクと重なりましたね、最初読んでたとき。
なるほどね。
マラカイ・コンスタントも投資とかしまくったり、いろんな会社を持ったりして、
一番アメリカの中で権力を持とうとしているような人かなと思ったので。
個人的にはラムファードが結構好きですね。
これラストまで読むとなんですけどね。
ラストまで読むと結構ね、あることが明かされて、
ちょっとラムファード、ああってなるんですけど。
途中で出来たボアズっていう、これはストーリーで話すけど。
火星で出会う人ですね。
火星で出会って一緒にマラカイと彗星に行って、
彼がね、あることから彗星に残るという。
地球に戻らないで、地球に戻れるのに彗星で暮らすという決断をするというか。
結構好きですね。
火星で最初に出てきたときとね、結構人物が変わったみたいになっていく感じは。
なかなかこのボアズは、僕はいろいろ考えさせられるキャラクターでしたね。
この小説の中でもだいぶキャラ編っていうか、変わっていくよね。
最初はね、ただのちょっと浅はかで悪い人間なのかなと思ってはいたんですけど。
そういう変化もあるキャラクターもだいぶ気に入ってましたね。
あとはあれかな、サロというですね、宇宙人なんですけども。
なんかすごい人間味があって、やっぱり感情移入してしまう人じゃないんですけどね。
そんな登場人物がたくさん出てくる小説なんですが、結構これからストーリー話すんですけど、
15:03
結構ですね、内容が結構複雑なので、本当このストーリーラインを終えるようにちょっと整理したので、
割と登場人物の話は結構カットカットしてるんで、
これから話すストーリーラインの中に出てくる登場人物以上にたくさんいるんで、
読むときは楽しみにしていただければなと思います。
じゃあまずですね、これ大きく12章に分かれてるんですけど、
1章から3章が地球の話ですね。
まず地球の話なんですが、これですね、
まず時代設定としては、第二次世界大戦から第三次大布教の間ぐらいの時代の話となっております。
アメリカのですね、ロードアイランド州ニューポートというところに、
ラムファードという、住んでないんですけど、ラムファードのラムファード邸があって、
そこでですね、実体化現象というのが起ころうとしております。
それを見ようと思って群衆が集まってきている。
この時、実体化されるのは、ラムファードと飼い犬の家族というのが実体化されます。
そもそも実体化っていうのはなんだっていうところなんですけど、
まあちょっとこれは後で補足していきます。
この実体化現象の時に、ある男がですね、招待を受けていました。
それが全米一の大富豪、マラカイ・コンスタントになります。
コンスタントはですね、ラムファードと面会します。
ラムファードは未来を覗くというか、もう知っているので、
マラカイがですね、これから火星に行って、水星に行って、
一回地球に戻ってきて、最後はタイタン、これ土星の月にあたる星なんですけれども、
タイタンに行くと伝えられます。
で、こっからがもっとさらに奇妙な話なんですけれども、
ラムファードの妻、ビアトリスという女性がいるんですけれども、
彼女とですね、火星に一緒に行くことになって、
その時にですね、二人の間に子供ができると、
クロノという子供ができるということを言われます。
このラムファードは、自分の妻とマラカイが子供を産むということをですね、
知っているという不思議なポジションですね。
で、ちょっと最初にですね、この本の特徴なんですけど、
急にさっき実体化って話が出てきたんですけど、何の説明もなくですね、
こういう概念がポンポンと挟まれてきます。
実体化っていうのは、これちょっと複雑な話なんですけど、
地球と火星の間を旅している時に、
ラムファードとその飼い犬のカザックを乗せた宇宙船が、
時間当局率ロートと言われるですね、
現象に飛び込んでしまって、
ラムファードとカザックは、流子力学において、
波が有する確率と同様な波動現象になってしまったということになっています。
とりあえずね、この辺りの説明聞いても多分ちょっとよく分からないと思うんですけど、
要はもう人間じゃなくなって、なんか波動現象になっていると。
で、ある条件を満たすと実体化ができるんですね。
ラムファードとカザックはですね、太陽からペテルギウスに至る螺旋に沿って存在していて、
地球のような惑星がその螺旋を横切ると、
一時的にその惑星で実体化することができるとなっております。
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なので、地球だけじゃなくて、水星で実体化したり、
タイタンでも実体化したりという、火星でも実体化したりという、
場所を移して実体化していくという状況になってますね。
で、この現象になった結果ですね、
ラムファードはですね、過去と未来をすべて知るようになりました。
なので、彼が言うことっていうのは必ず実現するというか、真実であるということですね。
という説明なんですけども、ちょっとこれよくわかんなくていいと思います。
実際読んでてもね、なんとなくわかるような、わかんないような。
実体化するんだってことだけ。
実体化したら本人が現れるんだ。そこだけわかる。
そこだけちょっと、それで私は読み進めました。
で、ちょっと話を続けますと、
ラムファードの予言通りになりたくないと思っているマラカイと、
ラムファードの婦人のビアトリスなんですけれども、
この2人がですね、2人とも結構富みに恵まれていたんですが、
結果その資産というか、マラカイは破産しちゃうし、
ラムファードの妻のビアトリスも財産を失ってしまうという結果になります。
まあこれもちょっといろいろあるんですが、そこの説明は省きます。
で、マラカイにはですね、運が付きた時に父から用意されていた手紙がありました。
で、それがですね、あるホテルの一室に、あの枕の下に今置いてあるという状況で、
マラカイはそのホテルに向かって手紙を読みに行きます。
で、マラカイはですね、このホテルのバーを通った時に、
なんか珍しい男女のペアがいるんですが、
彼らはですね、火星軍の優秀なスパイでマラカイを待っていたという状況でした。
で、マラカイは父の手紙を読むと、
まあちょっといろんなことが書いてあるんですけれども、
運が付きたら、どうしようもない相談を持ち掛けられたとしたら、
それに乗るんだと書いてありました。
で、マラカイが手紙を読み終えたタイミングでですね、
この2人のスパイ、一応名前はヘルホーツとミス・ワイナリーというんですけれども、
入ってきて、火星の陸軍の中佐になるように持ちかけてきます。
で、マラカイはですね、この父の教えに従い、その誘いに乗り、
翌日、クジラ号という宇宙船があるんですけど、
まあそれがラムハード号と解明されていて、
それに乗って彼は地上から火星に向かいます。
で、この打ち上げをですね、一方、ビアトリスは見ていて、
自分が乗っていないこと、とんでもなくその打ち上げられた宇宙船から離れてるし、
もう自分は火星に行くことはないんだなと、
安心したところに、彼女の元にですね、空飛ぶ円盤が迫ってくるというところで、
地球編は終わります。
はい。
結構ね、怒涛の展開ですね。
そうですよね。
これだいぶ省いたんだけど、細かいところは。
だけど、たぶんちょっと実体化と同じくらい気になるのは、
急に火星のスパイが出てくるっていうところなんですよね。
これも急に出てくるからさ、なんで急に火星からスパイ来るんだと思ったら、
ちょっと後々いろんなことわかるんだけど、
これなんか火星人とかじゃないんだよね。
そうですね。宇宙人間ですよね、確か。
人間なんですよ。地球人なんですよね、元はね。
というところで、ちょっとこの辺りも後で謎が解けるところではあるんですが、
そんなこんなで、この二人はですね、火星に行ってしまいますね。
ここからちょっと舞台は火星になります。
ここからの主人公はアンクという名前の人物になります。
火星陸軍突撃砲兵というところに所属している40歳の男性で、
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筋肉はたくましくて見た目は優秀な兵士に見えるんですけども、
実はですね、軍隊の中でも最もドジな人間だと評価されているですね、
人物になっていて、このアンクなんですけども、
精神病院で病苦をされていまして、
なのであの上官の命令に絶対従わないと、
絶対服従しないと苦痛が与えられるというですね、
結構かなりきつい条件の中で活かされていると。
ちなみにこのアンクだけでなくて、
結構この火星陸軍にいる人たちはこの命令に従わないと苦痛が与えられるというですね、
そういう条件下にみんながいると考えています。
でですね、このアンクなんですけども、
軍隊の中で柱に縛られている人物を殺すように命令されます。
それはやっぱりアンクがすごく評価が低くて、
ちょっとここでちゃんと挽回をしろというですね、
そういうことになって、
その軍隊の中でちょっと一人ですね、
規律違反なのか何か理由があって処刑されてしまう人物が出てきて、
アンクは命令されて、
最初はですね、その人物を殺すように言われて、
殺そうとするんですけども、
ただ躊躇ってしまう。
ただ最終的には首を絞め殺すということになります。
実は殺される側の人物というのがアンクの親友だと、
アンクの名前を言って、
最後死ぬ間際に青い石と十二号兵舎の手紙と、
この3つの単語を言って亡くなっています。
アンクはですね、自分の記憶がもうない仲なんですけども、
その死ぬ間際にちょっと言われた言葉に従って、
十二号兵舎というところに行って、
ちょっとあるですね、手紙を見つけることになります。
でですね、手紙を見つけたアンクなんですけども、
ここでボアズという人物が登場してきます。
このボアズというのはアンクのことを目に立てている、
同僚の兵士になるんですけども、
実はですね、このボアズというのが、
体制側ですね、表面上ではアンクたちと変わらない、
一般の兵士の階級なんですけども、
実はですね、すごく権力というかですね、
等級が高い人物で、
ボアズが火星にいる人たちに苦痛を与えることができる、
スイッチですね、機械を持っていて、
アンクが記憶を思い出そうとすると、
何度もアンクの記憶を消していくというですね、
そういうふうにしてアンクを見張っていました。
という状況がある中で、
そのアンクが十二号兵舎に手紙を見つけて、
そこにボアズには気をつけろと書かれて、
こうしたですね、ちょっと字幕があって、
この展開としては火星陸軍が、
なんとか地球と戦争を始めてしまいます。
というところで、ここから火星の陸軍の人たちも、
24:00
地球に乗り込んでいったりするんですけども、
ちょっとここでですね、
またちょっとアンクの書かれている事情の話をすると、
アンクにはですね、
この時は自分の自身の記憶にはないんですけども、
手紙の中に書かれていたのが、
アンクには妻と息子がいると、
妻の名前はリーという人で、
息子の名前はクロノと言います。
そこでアンクが手紙に書かれていることに従って、
火星軍から脱走して、
戦争が始まるんですけども、
その軍から脱走して、
息子のクロノを探します。
このクロノというのが、
ドイツ式三角ベースというスポーツの名選手でした。
子供なんですけど、
子供たちの中でもすごく活躍している選手だったのでした。
アンクはですね、
クロノを自分が父親だと名乗って、
家族みんなで脱出しようと、
火星危険だから脱出しようと言うんですけども、
ただですね、
クロノ急に言ってきたアンクに対して、
自分は残ると言って、
アンクはですね、
妻のリーを見つけてですね、
このリーというのが、
シュリーマン呼吸法創出所の教官をしている
という人になります。
さっきからドイツ式三角ベース、
シュリーマン呼吸法とかですね、
それもまたちょっと後で触れたいなと思います。
アンクがその家族で逃げようと思っていたんですけども、
ただそこでですね、
またラムフォードが現れて、
アンクが火星に来るまでの事情というのをそこで説明して、
この時ですね、
ドアズが現れて、
ラムフォードがアンクとドアズの2人を宇宙船に乗せて、
呼吸ではなく水星に行くように送ってしまいます。
これあればこの2人を戦争しているので、
死なせるわけにはいかないということで、
水星に送るんですけども、
ちょっとそういう展開になっています。
ちょっとさっき出ていた、
シュリーマン呼吸法というものなんですけども、
これは宇宙の酸素が乗る空間で、
ヘルメットとか呼吸器具がなくても、
人間が生きていけるための技術ですね。
要は呼吸を止めているだけなんですけども、
呼吸を止めている時に、
酸素を飴みたいな食べ物から摂取するという、
そういった技術があるという呼吸法があるという、
それを教えているということですね。
ドイツ式三角ベースという言葉もちょっと出てきたんですけども、
これよくわからなかったんですけども、
おそらくキックベースみたいなものかなという感じですかね。
もう野球のあれじゃないの?
四角じゃなくて三角みたいなイメージだったけどね。
不思議な酸素ですね。
そんなに下がっていると読んでいます。
それでですね、アンクは、
ドアースはラムファードによって、
彗星に送られることになって、
ここでもうすでにプロの人物が出てきたり、
27:01
このアンクが何者かという話なんですけども、
このアンクはもうマラカイのことをですね、
記憶を失ったマラカイを、
マラカイがアンクと名付けられて、
火星で生かされて、
Bというのがギアトリスのことで、
その2人の間に生まれたのがプロのこと。
そこにもいろんな仮定はあるんですけども、
省略してお話を進めていっています。
このアンクもですね、マラカイというのはですね、
この火星編の話を読んでいくと、
ヒントはところどころ隠されてはいるんですけども、
マラカイの時に口にしていた言葉をですね、
自然とゆっくりとか、そういうのをだんだん読んでいくと、
それもマラカイだというのが分かってくるようになっています。
ちょっとお話を進めますと、
アンクとボアズは水星に行くんですけども、
この時もうすでに、
もともとボアズは相手に苦痛を与えることができるスイッチ、
機械みたいなものを持っていたんですけども、
途中でですね、アンクがそれを奪って終わったので、
ボアズはですね、そういう力を持っていない状態、
普通の人間の状態になっています。
この水星に2人はついて、
ここで一時滞在がつもりでいたんですけども、
実はですね、この水星の中にこれも何か、
ハーモニウムというですね、生物がいて、
そこでですね、結構な洞窟に何年も閉じ込められることになって、
アンクとボアズはそこで別々に時間を過ごすことになるんですけども、
ただですね、アンクは脱出する方法というのを、
そのハーモニーからですね、ちょっとヒントを得て走ることになって、
ボアズはやっとこの洞窟から出れるというので、
伝えて一緒に出ようと伝えるんですけど、
ただボアズがですね、ここで自分は残ると言い出します。
これ何でかというとですね、
ボアズ、このハーモニーという生物はですね、
相手にメッセージを送ることができるというかですね、
特殊な意思伝達ができる術を持っていて、
ボアズが言うのは、ハーモニウムが自分を惚れていて、
だから自分はこのままここにいると言って、
残ることになります。
そんなですね、といった役割があって、やっとですね、
アンクだけですけど、アンク一人で、
彗星を途中に戻ってくることになります。
というのがですね、この火星編のパートですね。
ここでやっぱり一番面白いのは、
火星編に突入した初めに、
アンクっていう人物が出てきて、
マラカイじゃなくなったんだ、みたいな。
そもそもなんか、マラカイどうしたみたいな。
これは、俺最初読んでる時は、
このまたアンクって人物から、
マラカイが描かれるのかなと思っていたら、
まさかの手紙でアンクがマラカイであることが、
こうわかるっていう展開になってます。
まあいろんなとこで気づくんですけども、
決定打はクロノですね。
息子の名前がクロノだったら、
あ、こいつマラカイじゃんってなる。
あとは、
タバコを吸っていることを思い出して、
自然科学がムーミスト売れっていう言葉を言ったりするんですけど、
それがですね、
マラカイがもともと持っていた会社の商品だったんで、
30:03
その本とかでも、
これはもうマラカイって気づいたりはするんですけども。
でも最初、
アンクがマラカイかどうかっていうのがわからない状態で、
結構アンクのストーリーを回されるから、
俺結構気づいてて、
いつになったらマラカイ出てくるんだよとか思いながら、
なんか読んでたら、
あれ?みたいになって、
ちょっとここはやられましたね。
そうですね、やっぱりね、
それまでのマラカイの話が、
やっぱ面白かったですよね。
それがね、
突然違う人物の話になったから、
ちょっと戸惑いはあったんですけども。
アンクとボアズも火星を出た時は、
もう地球を攻めるんだっていうか、
地球に行くんだっていうつもりでいて、
ボアズなんかはもう地球で、
いろんな贅沢してやろうっていう気持ちで乗り込んだら、
その船だけ水星に向かっていたっていうことが、
ついたらわかるっていう、
なかなか結構面白かったですね。
これも火星と地球が戦争する時に、
これもなんかね、
ランファードの働きがあったんですね。
火星軍がね、
地球にバラバラに乗り込んでいってしまうんですね。
まとまってじゃなくて。
なので、地球の至る所でもバラバラに存在するから、
個別個別で攻略されてしまって、
全滅していくっていう。
そうですね。
ほとんどの人はもう、
地球侵攻した時に、
多分亡くなってるはずなんですよね。
なんか一部、
アンクとか、
あと、
ビー、ビアトリスですけども、
他が生き残ったというぐらいですね。
なぜランファードはこんなことをしたのか。
なぜランファードはこんなことをしたのか。
っていうところなんですけども。
なぜわざわざ、
火星に人をさらって連れてきたりとかして、
火星軍というものを作って、
記憶なんか消して、
地球を襲わせたのか、
っていうところなんですけど。
これは一応、
ランファードにもいろんな意図というか、
大きな狙いがあってやってることで、
これによってですね、
地球がですね、
危機感を持つと、
国同士が争うんではなく、
地球として一つになり、
バラバラの国ではなくて、
地球として一つにまとまってもらいたかったからという、
思いがあった。
っていうのが一応語られますね。
そのためには、
この火星の、
連れてきた人たちは、
犠牲になってもらったという、
大局を見た戦略だったという話をされますね。
なんかすごいんですよね。
かなり遠回り遠回りにしての、
そういう目的だったんだ。
地球からすると、
急に火星軍攻めてきた。
倒せ倒せ倒したと思ったら、
ちょっとそういうね、
大変な状況になりますけどね。
あとやっぱり、
この火星編だと最後、
ボアズが、
彗星で一人で残ると、
決断するんですけど、
ここのシーンとか、
すごい印象的でしたね。
そうだね。
ここは結構名シーンですね。
最後、ボアズのセリフがあるんですけども、
俺は何も悪いことをしないで、
いいこともできる場所を見つけた。
っていうのを言っててですね。
とりあえずボアズは結構、
火星にいた時に、
悪いことというか、
人々に苦痛を与える機会を持っています。
自分は選ばれた階級、
権力者側にいるっていう、
33:01
そういうプライドも持って、
生きていたんですけど、
やっぱりそこがかなり主に
だったんだなっていうのは、
彗星に行って、
ボアズの心の中っていうのも見えてきて、
ある意味ね、
彗星でハーモニウムという生物に
つかれるっていうのがですね、
それはもうボアズにとっては、
そこの居心地の良さというか、
火星の時に背負っていた重荷のない、
解放された状態にやっと
慣れたんだなというのがですね、
このセリフから読み取れて、
なかなかボアズに
すごいちょっと
しんみりしてしまいましたね。
わかる。俺も同じような感情で
ここを読んでましたね。
話を続けますと、ようやくですね、
地球に戻ってきた、
マラカイ、アンク、
結構もう
彗星でも年月経ったので、
この時ですね、
アンクはですね、43歳になっていて、
結構いい歳になってますね。
彼はですね、
妻であるB、息子であるクロノ、
そして唯一の親友である
ストニー・スティーブンスンと再会するために
生きていたと言っても過言ではありません。
彼はですね、彼の宇宙船はですね、
ある教会の
家の近くに降り立ちます。
そこが、レッドワインという
牧師がいるところで、
名前を言えば
意味があるのかわからないですけども、
レッドワインという牧師がいる家の近くに
彼は降り立ちます。
これはラムハードの狙いなんですけども、
新しく
ラムハードが始めた
宗教みたいのがあって、
その宗教の教えを
守っているのがこの仙教師、牧師なのか、
そんな感じの立場なのが
レッドワインという人物です。
そのお城の中では、
剣をするべきものとして、
マラカイという名の人形をみんな吊るしているんですね。
首吊りみたいな状態で吊るしていて、
これが剣をするべきものだと
信じられていますという、
ちょっととんでもない状況になっています。
レッドワインはですね、
この宇宙のスライビとか、
君のところに現れたら祝福して、
ラムハードのところに連れて来いという
話になっていました。
彼はですね、一目見て、
アンクはですね、
彼は彼は彼は彼は彼は彼は彼は彼は彼は彼が screenshot
フクがすりきれちゃって同
ほぼ裸で地球に折れたっていたので。
もうコイツだってなりますね。
さぁ結果ですね。
このレッドワインはですねラムハードが
実体化するタイミングで
ニューポートに連れて来てます。
そのラムハードの家の近くには
火星人の生き残りのような人たちが
まぁちょっとそのラムハードの
墓らいで暮らしている
状況でした。そこには
黒のもいるという状況です ラムハードはですねこのアンクを自分の前に連れてくる時にビート
くるのも来るようにということを言って ついにこの3人が再会するんですがお互いの素性を知っても自分の妻
自分の息子だってもなんかそれに対してですね なんてかこの行為よりもなんでこの人たちと家族なんだろうみたいな
なんかあの嫌悪みたいのがこまさっちゃって なんかあのぎこちなくというかまぁ全然この親子家族みたいな空気にはなりません
36:06
でもうラムハードはですねこの群衆の集まっている群衆の前でこの宇宙のさすらい人 であるこのアンクはですね本当の名前はマラカイコンスタントつけますでもうこのタイミングで
このマラカイというのがですね結構地球の悪者みたいな空気になっちゃって マラカイですねこれからあの土星のタイタンに行くと
予言しますでこの時にラムファードはですねまぁちょっとここ座告なんですけれどもあの マラカイんですね
火星で自分が親友を殺したということを思い出させるましただから再会を願っていた 親友はもういないとどうビート来るの
b は元々自分の妻なんですけれどもそのこともラムファードは正体は化して3人で あの一つの宇宙船でタイタンの方に行くとその宇宙船に乗せるという流れになってきます
でついにタイタン編なんですけれどもちょっとここからですねだいぶ物語の確信に 迫るところでもうほぼ何も言えないような状況なんですけど
タイタンではですねドラムファードが実体化もできるようになっていてそこにはですね えっと地球よりも遥かに高度な文明を持つ
あの宇宙人の一人であるサロというものがここにいました サロはラムファードと友人関係にあって仲良くしてたんですけれども
突然ですねあることからですねラムファードがもうサロを突き放すような悪態をついて 2人の関係が急激に悪化しますでそこへですね
マラカイたちを乗せた宇宙船が到着してここからもうちょっと タイタン編が少しあってある確信に触れて終わるという流れになってます
でサロはですねまぁちょっとある旅の途中実は旅の途中なんですけれども 母性から預かっているメッセージがあってそれは絶対に目的地につくまで開いてはいけないと
言われています まあでもこのあのメッセージが一体何なのかとかあとなぜマラカイたちはですねこの
タイタンに来たのかというのが最後明かされていきます この味ですかねちょっと長くなりましたがそう
ですよねなんか最後サロの話があったんですけどもそれはもうちょっと物語の手前の ところからちょくちょく登場はしていていったい何者なんだろうっていうのが好きになる
キャラが最後の方すごい確信に座ってくるとこのサロが何者であるかというのも あとされていくっていうこの辺読んでてやっぱりすごい面白かったところですね
ちょっとね多くは語れないんだけど タイタン編もすごいもうまか不思議で面白いんだけれども
最後本当まず冒頭でも話しといてちょっと文学性の高いテーマがこう最後残されて 落ち着くんでそれもぜひちょっと感じてもらいたいなと思うんですが
ちょっとそんな話なんですけどこれ最後に残される テーマ問われているものっていうのは結局これは何か大きな
他の意思とかに操られてしまっている運命なのか宿命なのかなと言っていうのがわかん ないですけど
自分では上がらないものにこの未来が決定されていくっていう展開を まあマラカイの旅はそうなんですけれどもまあそれに関してはちょっともう一転二転して示さ
れるものがあるんですけれどもちょっとここについてちょっと話してみたいなと思います じゃあちょっとこっからまあいつも通りテーマトークみたいな感じなんですけどもこれは
39:01
もうかなりこの物語に寄せてですね この最後このラストでまあいろんなちょっと2点3点した展開があって示されることが
あるんですけれども 結局はこれ大きな意思とかなんだろ運命上がられない運命のようなもの
があってまあそれにこう 操られるというわけではないかもしれないですけど操られるのか
まあマラカイはあのもうその運命に従って旅を続けてきて大胆にたどり着いているわけ なんですけれども
そういうものに対してですね人間は何だろう どうしたらいいのかみたいな話をちょっとしてみたいなと思います
そうですよ ちょっと読んでて思ったのはこれも弱肉長食というかもうやっぱり宇宙にはすごい
強い存在っていうのがより優れた高度な文明というのがあったりするのでそうです やっぱりここがピラミッドみたいな形でやっぱり上になればなるほど
ブーバーし 使用していくっていうのはなんかそれがね
もしかするまあ自然なことなのかなっていう 時は思いますまあそれがねあのラムハードがになっているわけだけど
これはでもなぁ歴史的に見たらさ 奴隷に生まれちゃったらもう奴隷の人生だったりするわけないですかそれがあの大きな
ブーブー sf とかで書かれるけど大きなあの宇宙というところに見たら地球がその奴隷の 仮想に入っている可能性があったりするじゃないですか
まあそういうことですよねやっぱりそう そういうところに生まれてしまったらこう運命は変えられないもののかみたいなのは
ブーブー言うとそこもですねなんか若干やんすか 変わってくるかなと思っているんですけどその
人間の世界の中の奴隷だったら奴隷じゃない立場の人たちもいるって言うのがわかった 状態でのその奴隷になっているという
ブーバー人類が他の大きな石に利用されているっていうのは 当事者はわからないんですか人類は人類としてある意味自由を謳歌しているつもりで
まただそうあのその大きな石によって その目的地というか人類がやるべきことに向かっては当事者としてはそれに全然気づか
ブーバーされている ラムファードだけがまあ気づくことがあるんか
まあそういう役割に本になっているんですけど
ブーブー言っ 何だろうあのあれだよねこう虫とかの世界かな
なんか他の種族ある虫の行動が実はある虫の利益になっているみたいな あのでそれは別に気づかずやってるみたいな
気づかずっていうかその本の本能に従ってやってるみたいなそういう構造に出るよね 多分どっちかっていうかねうん
確かにこの人間もね俺たちも気づかないうちにやってるかもしれこれもしかしてまぁ ちょっと sf 的なアレになっちゃうとなんか ai を作り出すためだけに
42:07
俺たち生きつか可能性もあるしねー ああああああ
sf 的な怖い話に寄せあるとまあ確かにしたらー大会が作ってさ人間のメリットじゃなくて っぽいか
宇宙人にメリットのかもっていう可能性もあるしね なるほど面白いんっていうのは猫の大胆の表情から大胆の養女の論理でいくとそう
いうのも考えられてしまうねこの世界に当てはめちゃうとうん 人生ってやってはめちゃう
なるほど。もし自分が、例えば明日ドクドクに行く行事があって、実はそれは自分の中では全然大した行事じゃないけど、そこに行くのは確定事項としていて、それは自分にとっては全然大したことじゃないけど、
そうしたら、ある宇宙人にとってはそれが狙いかと思うか、分かった時にどうなんだろうか、それはもう、特に自分たちに期待がなければ、そんなに気にせず目的地に行っちゃうかもしれないし、目的地に行く。
もうその日の気分まで実は設計されているってことだよね。
そうです。なんか大した用じゃないけど、でも行かないっていうふうには絶対ならない。
いやー、これ結構いろんなSFで描かれるなぁ。
ちょっとね、ゾッとするよね、こういう構造ね。どっちなんだろうね。これそういうふうにさ、決められているものだって思ってさ、運命信者みたいな、運命論みたいなのをすごい信じて、いやもうなんか全てはあらかじめ決まったことであるみたいな考え方をする人多分いると思うんだよ。
ゼロではないと思うんだ、この世界に。運命信者?運命論者?なんだっけな、なんかそれを言う言葉があった気がするんだけど。
そういう人たちからすると、このタイタンの幼女たちはめちゃくちゃ負に落ちるのかな。
そうですね。それを信じるのが神であるのか、宇宙人になるのかとか、その辺はですね、気になりますね。その運命を誰がつかされているのか。
ちなみに三枝さんは運命は信じる方ですか?
自分の行動が結果を引き寄せると考えるのか、結果を生んでいると考えるのか、運命に引き寄せられていると考えるのか。
今のところはですね、何か起きた時とか、それが仕方ないというか、そういうものなんだなと思って、受け入れることっていうのは自分ではできてるなと思うんですけど、
あとはやっぱりね、ことによってはですね、受け入れられないことがあるかもですね。
それとは違うなと思いますね。自分は運命なんではないのかなとは思いますね。
そういう最悪のケースのこととかを考えたりすると。
確かに。でも大惨事に出くわした時に、ちょっとその時にどう考えていいかとかはね。
俺もあんまりどっちつかずだなと思ってるんだけど、もしかしたら大惨事に何か、例えば身近な人が災害で死んでしまったとか、家族が災害で死んでしまったとか、
45:08
ちょっと受け入れられない状況になった時に、これが運命だったんだって自分に言い聞かせないかどうかっていうと、
結構それは可能性としては、自分を保つためには何か運命を信じなくてはいけない、運命のせいにしなくてはいけないこともあるのかなとか、
そういうふうに思ったね。
この最後のマラカイのスタンスね。
そうですよね。確かにこれを言うと、マラカイはやっぱり踊らされていた人間だと思うんですけど、
しかもすごく激動の人生を送ってきて、果たしてマラカイの人生って何だったんだろうっていうのは、
ただの道具みたいな扱いとしては見えることもできるし、
一人の人間の激動の人生として見ると、これも一つの人生と思うと、
良いも悪いも含めて、そういう人生もまた一つ、それも人間なのかなって思えるようにしますし。
そうですね。やばいな、まとまらなくなってきたな、今回。
いやーこれこのちょっとね、たぶん、でもまぁちょっとそういうところを考えさせられる一冊ですよね。
そうですよね。
運命とか、必然とか。
確信部分は言わずに、ちょっと濁しながら。
でもなんかね、聞いてる冊子の人はね、こういうラストなんだなって多分わかったと思う。
なんかちょっと申し訳ないことを今してる気はあって、俺は今ちょっと罪悪感に苛まれている。
それはなんか、実際読んでみないとね。
そうだね。
そんなところで今日終わりにしておきますか。
そうですね。
まぁなんとなくこの小説がどういう話で、どういうものが待っていて、
どういう感情を読み終わったら抱くんだろうなってのは伝わったんじゃないかなと思います。
じゃあ最後にですね、感想とどんな人に読んでもらいたいか、いつも通りお話しして終わりたいと思います。
これですね、SFの設定があるんですけれども、なんかそれはですね、
もうちょっとよくわかんないものだという処理の仕方をすれば、
これはこういうものなんだみたいな感じで読めば、
SF苦手な人でもですね、かなりグイグイ読んでいける内容になっているんじゃないかなと思います。
話自体は面白いので。
なのでSF苦手な人もですね、ぜひ挑戦していただきたいなと思ってます。
こちら最後にちょっといろいろ話しましたけれども、
我々は自分の意思で生きているのか、動いているのかという大きなテーマが立ちはだかってくるので、
ぜひともですね、楽しんでいただきたいので、いろんな人に読んでもらいたいなと思いました。
僕も単純に面白くて、SFをそんなに読んでいない人でもやっぱり面白く読んでいけるのかなと思いました。
やっぱりSFで宇宙が舞台というところなので、
すごく壮大さというのもですね、途中から出てきて、
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これはもうさすがに長編で結構読みごたえがある文量410ページあるんですけれども、
やっぱり最後まで読むと、すごいその壮大な部分、宇宙の描かれ方とかですね、
なんかそこも心に残るところかなと思いました。
単純に面白いし、文学要素もすごくありますし、
そういった点では面白いものを読みたいとかですね、
やっぱりその名作を読んでみたいと思われる方には本当におすすめな一冊かなと思いました。
じゃあちょっとこんなところで終わりにしておきましょう。
次回はこうして終わりたいと思います。
次回はですね、アントニオ・タブッキのインド野草曲をお届けします。
お楽しみにしていただければなと思います。
番組の最後になりますが、メルマガ会員を募集しております。
こちら無料版、有料版とありまして、
無料版は毎回のエピソードで長すぎた部分をカットして、音源として配布しております。
もっと我々のエピソードが聞きたい人のためにやっておりまして、
さらにですね、有料サポーターというか、ちょっと私たちの活動をサポートしたいという方がいらっしゃればですね、
有料版というコンテンツも設けております。
こちらお返しはですね、我々の日記のような編集工期を毎週毎週ちょっと書いてお届けしております。
もうちょっと簡単なものにもなっちゃう時もあるんですけれども、
よろしければ、ぜひ気になる方は番組概要欄を見て確認してください。
で、この番組の関数やリクエスト、またこのラジオを聞いて紹介された本も読みました。
読み返しましたのでございましたら、
ハッシュタグサロトミネコたちをつけて教えていただけると大変嬉しいです。
TwitterやインスタのDMや投稿などでお待ちしております。
お便りの募集のフォームもですね、番組情報欄に載せてありますので、
ぜひぜひそちらから色々いただけるとありがたいです。
積極的に拡散を共有してあげると助かります。
ではまた。
ありがとうございました。
49:49

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