ハクくんのゴルフに出会う
今回は、週刊少年ジャンプ2023年52号から連載開始、全26話にて完結を迎えました、寺坂健人先生による漫画、グリングリングリーンズ、こちらの完結を記念しまして、僕とみひさんでそれぞれ好きな回、印象に残った回を3つ取り上げて、それを元にグリングリーンズというこの作品を、敢えて絶賛していこうという、そういう企画となっております。
何ですか、あえて何か言わなくたって絶賛ですよ、これはって。
当然、絶賛することも全然できるんですが、あえてというニュアンスが大事かなというふうな、その辺はどう解釈するか、僕らがどう語るか、何も決めてないので、ニュアンスの問題ですが、このあえてというのが大事かなという感じなので、今回は、あえて絶賛する回という、そういうエピソードになっています。
はい。
という形で、グリングリングリーンズ、作者の方、セラーソク先生、一応2019年からビーストチルドネンというラグビー漫画を週刊書のジャンプで連載していた先生による週刊連載2作目の作品となっておりました。
ざっくりとした内容としましては、特にやりたいこともなく日々を過ごしていた八重崎博君という男子高校生は、クラスメイトの大賀なでしこさんという女性が、本気でプロゴルファーを目指している、海外に留学しようとしている、海外でゴルファーとして活躍しようとしているというような話を聞いて、圧倒されるんですが、その大賀さんに影響されて、自分自身もゴルフを始めて、ゴルフにのめり込んでいって、やりたいことを見つけて、
そして、というような、そういった青春ゴルフ漫画となっていました。
そうですね。
はい。という形で、一応僕と三木さんそれぞれ印象に残ったエピソードを3つ選んでいますので、それをストーリーの順番通り、頭の方から順番に見ていく形となっております。
まず1つ目が、僕が選びました第2話。
こちらが僕の印象的なエピソードの1つ目となります。
はいはいはい。
内容としましては、柳崎博くんがクラスメイトの大賀さんに影響されて、ゴルフというものを初めてやってみて、すごく気持ちのいいショットを打っていた。
でも、本気でやるつもりはないし、今から自分が始めても勝てるわけないし、プロになれるわけもないし、という感じで、その時はそれで済ませるんですが、どうしてもそのショットが忘れられない。
あの感じがずっと体の中に残っている。なんだろう、なんだろうという感じで、友達と遊びに、ゴルフの打ちっぱなしにもう一度行くというのが第2話ですね。
はいはいはい。なんかすごい序盤のとこ行ってきましたね。
そうですね。この友達と一緒に打ちっぱなしに行って、そこでただ遊びに行ったつもりではあるんだけれど、やはりあの感じあの感じ、もっとうまく打ちたいという感じに取り憑かれて、友達を残して1人打つようになって、
そのゴルフ場にいるプロのお姉さんにちょっと教えてもらったりとかして、イメージとして、体の前に壁がある感じ、その壁をイメージして打つといいですよみたいなことを教わって、壁をイメージして打つ、壁をイメージして打つ。
そのうちにだんだん無心になっていって、一生懸命になるなんて馬鹿らしいみたいな、そういったハクくんの思いがどんどん薄れていって、疲れ果てていって無心になってゴルフにのみ込んでショットに集中していって、
そしてもうそれが高まった瞬間にそのイメージの壁を破壊して打ち崩して理想のショットがパーンと出た瞬間に、ハクくんが本当にゴルフに取り憑かれて、
で、まあ趣味でやっていったらいいかな、老後の趣味にもちょうどいいかな、みたいな感じで自分を治めようとするけれど、そのゴルフ場のプロのお姉さんにうまくなりたいですかっていうことを聞かれて、なりたいですって思わず本音が漏れ出て、第一歩を踏み出すという、そういう第二話なんですよ。
そうですね、ここは本当ハクくんのという存在が主人公として立ったというかね、本当に目標を見つけたっていうところだから、すごい心に響く回ですよね。
そうなんですよね、ある種この主人公、本当に何かに一生懸命になることのない男子高校生ハクくんというのが、本当の意味でゴルフと出会うというその出会いのエピソードを1話2話である種前後編のような形で、結構贅沢に時間を使ってやるんですよね。
そうですね。
なかなか少年漫画、少年スポーツ漫画という枠の中で言えば、結構ゆったりめなペースでこの行間を大事にするような、すごく上巻たっぷりな感じの描き方で、
ハクくんがその一生懸命になるということに対するある種の抵抗みたいな、現代っ子らしい抵抗感みたいな、そういったものとかももう丹念に丹念に描かれて、その理屈も言葉で説明されて、それが大賀さんというもう本当に夢に一生懸命な人との対比で描かれて、
で、最終的に夢に出会ってしまうという、その瞬間をしっかりと描く。
そしてそれがショットの撃ち方としてイメージする壁というものと、ハクくんの中にずっとあったその一生懸命になれないという壁、それを重ね合わせて、それを上手いショットが撃てる。
そしてハクくんの中での壁は崩れ去るという、その内面とスポーツというのを一致させる感じで描き出す。
その皮膚表現みたいなこの作品特有の魅力がきちんと描き出されたのが第2話だったんで、本当にこの作品のエッセンス的なところが描かれた最初のエピソードだったなという感じで、2話を選びました。
1話からツンツンしてた大賀ちゃんもね、ちょっとだけ2話でハクくんのことを意識する感じになりますからね。
いいショットだった、いい球だったという感じでハクくんを認めたりですとか、最初一生懸命な人を自分とは別の枠に考えて、本当の意味では理解しない、ある種茶化すような感じになってしまっていたハクくんに対して、
謙温感のようなものすら示すヒロインの大賀さんではあったんですが、ゴルフに真剣に取り組むようになったハクくんに対してはちゃんと向き合ってくれて認めてくれて優しくもしてくれて、やっぱヒロインとしての魅力がすごく伝わってきましたからね。
そうですね。そしてこの時は本当にお姉さんもヒロイン的なものの属性をすごい感じましたからね。
まあまあ導いてくれるゴルフ場勤めのプロの方というのとも出会ったりとかして、本当にハクくんの世界がこれから広がっていく、ハクくんが大きな一歩を踏み出す意味で、最終回ともついになる感じの第1話、2話だったなという感じの内容でしたよ。
そうですね。
ハクくんの目標設定と成長
といった感じで僕の印象的なエピソード1つ目が第2話。で、そのままストーリー進んでいきまして、ハクくんゴルフ場に勤めて勤めながらゴルフの練習をさせてもらうような形になって、
で、プロ志望の同世代の同僚の人たちとかとも競い合ったりとかしながら、だんだん同格を表していって、そしてその同僚のみんなと一緒にある種ハクくんを歓迎する意味でのコンペが開催されまして、みんなでワイワイとコースに出て、そしてハクくんの生まれて初めてのコースデビュー、ゴルフデビューという感じで始まったそのコンペ。
これが進んでいきまして、その中ミスさんと僕が共に印象的な1話に挙げたのが第14話となっております。
そうですね。
これはどういった回でしたでしょうか。
もう本当になんでしょうね、その前段階としてこのね一緒に回っていたねオリバーくんは途中でね出てきてなんかこうすごいツンツンした男だったわけですけどね。
ハクくんとなんかねこの弟さんとの和解をハクくんが実現したことで結構すごい友人ポジションに落ち着いたオリバーくんというのがね一緒に回ってるわけなんですけど、そこでちょっとねオーガさんがだいぶねこうなんて言うんでしょうね、すごい入れ込んでる感じがあったんでね。
そんなところにねオリバーくんがねオーガさんを挑発するようにね次のコースハクが勝つぜみたいなことを言うわけですよね。
そして実際そのねコースが始まってっていうのが第14話でしたけどね。
ここによってハクくんはねなんとねチップインバーティーをするわけですよねっていう感じでね。
ここの時にハクくんがチップインバーティーを打つって言った時に対してね、それまで他の選手というかねオーガさんのスイングとかを真似してきてそれをやってきたわけですけれども、
この時初めてね自分のそのかつての2話でね先ほど話していた2話でやってたスイングとかをねを再現するその自分を理想にして追ってみるっていうことでチップインバーティーを成立させるんですよね。
いやーこれがだからなんて言えばいいんでしょうね。本当にそのそれまでのエピソードをしっかりと積み上げてきたっていうところの納得感と本当になんだろうね、そのハクくんが自分のゴルフに出会ったっていうところのすごいなんかカタルシス。
そして何よりサブタイトルが俺はね本当に理想を追う才能っていうことでね、ここにきてハクくんの才能がこれだっていうのを示すっていうことでね。
主人公がある種その覚醒するというかねそういう回としてものすごい出来が良かったんで上げさせてもらいましたね。
そうですね。で僕もこれを挙げたのが本当にこの14話本当にいろんな魅力的な要素がたくさん詰まっていて、本当にハクくんの覚醒という点で言えばそれまで大賀さんのプレイに憧れて憧れて大賀さんのスイングというのを真似するような感じで今まで頑張ってきたけれど、
そんな中で出会ったたまたまであった自分の理想的な位置だというのをまあ土壇場でその追い詰められて追い詰められたその環境でそれを思い出してあの時のあの夜のあの位置だあれを打とうという気持ちで打つ。
そしてそのハクくんの自分は何者にもなれないけれど憧れた何かになることはできないけれどそれでも自分の理想とするその自分になることができるという感じで。
本当にこれもやっぱりゴルフの競技性というかそういったものの枠組みを超えてある種のハクくんの人生観が前に進むお話なんですよね。
結構本当にこのグリーングリーングリーンズというお話はハクくんのスタート地点何者にも一生懸命になれないハクくんというこれがかなり要所要所でテーマに現れてきて、
それこそこの時点14号の時点では完全に親友ポジションに収まっているまるで王子様のような気立ったらしい感じの外国人イケメン美少年みたいなそういったオリバーくんとの出会いに関しても、
やっぱりその夢を追いかけるオリバーくんとある種その夢の犠牲になっているようなオリバーくんの家族関係みたいなそういったものを
夢が追えない一生懸命になれないという過去を持つハクくんだからこそ仲介して取り成して家族関係をちゃんとうまく取り持ってあげられたから親友になれたみたいな
ハクくんの覚醒
そういうお話もありましたしそういう感じでハクくんのその夢に対するスタンス一生懸命になれない何者にも自分はなれないという気持ちというそのスタート地点が
まあそうなんですよここで本当に誰かのスイングを真似するのではなくて自分のスイングをちゃんと目指していこうというそこのところになんかちゃんとつながってくるんですよね
そしてこれもね本当に良かったのはこの1話の段階でその何だろうねその前提条件の出し方というかねそういったところ全部1話でちゃんとまとまるんだよねっていう
この1話だけ見ても本当になんだろうハクが覚醒したってことが分かるしすごいこうなんだろう上手い構成なんだよねっていうね
そういった意味でも完璧な覚醒会だっていう感じだったんですよ俺の中ではね
そうですね確かに前振りこのまあハクくんがずっとバーディーを目指しているバーディーを取ることが今回の目標だそれはちょっと無理があるんじゃないみたいな感じを散々周りに言われていたっていうところから始まって
本当にオーガさんがちょっとメンタル良くない感じになっていてオリバーくんがオーガさんに対して何かを気づかせるための意味でも
ハクくん八重崎は次のホール君に勝つっていう風に宣言してオーガさんはさらにハーピキピキってやってる状態でハクくんが追い詰められてそしてバーディー取れそうな素晴らしい第1だから第2だが大失敗もうダメだっていうところからのチップインバーディーですからね
そうですね
ハクくんの目標を達成したし宣言通りって感じですかね
まあそうなんですよねその前振りすごくハクくんを追い詰める感じの前振りから1回完全に失敗するショットを挟んであーもうダメかっていうその落ち込んだところからのまあ悪運が自分が目指すものというものを掴んで掴み取って覚醒して見事に目標達成みたいなそれが1話の中に詰まってるんでかなり読みごたえのある回でしたよ
そうですねセンターカラーでしたかねこれね
あーでしたっけまあそうですねセンターカラーに相応しい良い回でしたね
良い回でしたね
ちゃんとそのオリバーくんの親友ポジションとかなんか周りの人間関係の良いところもたくさん詰まってましたからね
そうなんですね
いや本当にだからまさかのオリバーくんここで来てお前ヒロインだったのかになってきましたからね
本当にハクくんの覚醒以外にもこの作品のまあその時点での魅力が12分に詰まった感じの第14話でしたよ
そうですね
という感じでまあハクくんが大賀さんを上回る一打を放ったことによって大賀さんもまあそれに刺激されて今までの大賀さんでは打たなかったようなリスキーなショットを打つことによって大賀さんの中の壁を見事に打ち壊して前進する飛躍することができて
まあハクくんも大変良いショットが打てた新しい自分のゴルフに出会えてバンバン罪ですし大賀さんも自分の壁を越えられてスッキリみたいな感じの大変良い空気感の中で迎えた次の印象的なエピソードというのがこちらもやはりミスさん僕が共に上げました第18話となっております
コンペと駅での別れ
おお一緒ですね
まあここは被りましたねやっぱり
ガルちゃんはどこが好きだったんですか本当に第18話
まあそうですねまあ18話内容としましてはその本当にゴルフコンペがいい空気感で終わって打ち上げでそのゴルフ場のプロの方のおごりで焼き肉を食べに行ってみんなでワイワイワイワイ焼き肉食べて大賀さんも何かそれまで張り詰めたような感じだったのかちょっと緊張が解けたような感じでハクくんに対しても軽口を聞いたりとかして本当にいい空気感でハクくんに対してちょっとアドバイスもして
そして別れて初めてのコンペを終えてぐったりと泥のように疲れたハクくんがベッドの中であのショットをこうしたらよかったんじゃないかなこのショットをこう打ったらよかったのかなみたいなのに取り憑かれてもういてもたってもいられず布団を飛び出して自転車で走って行ってゴルフ場に駆けつけて行ってちょっとゴルフの確認がまたしたくてって言ったらそこに大賀さんがすでにいて大賀さんが打っていて2人で軽口を聞き合いながら
夏の静かな夜の中でカンカンカンカン打ちっぱなしで2人並んで打ち続けるという回が18話なんですよ
そうなんですよね
いや本当にこの空気感というものがやっぱりこのグリングリングリンする作品の真髄だとは思いますね
大賀さんがアメリカに行っちゃって今後会わなくなったとしてテレビで見るような関係になったとしても一生の思い出として2人の記憶に絶対残るであろう瞬間だったんだねって思うすごいいい空気感だったんだよね
瞬間だったんだニャーって聞こえましたけど
本当にまさにこれがスポーツ漫画というよりかは本当に青春漫画としての比重がかなり強めの作品でそこがいいっていうのがすごく伝わってくる感じで
いやもう青春の空気感香り立つような夏の夜の近すぎず遠すぎないただ隣に寄り添って一緒に時間を過ごしているこの2人の空気感というのがものすごく胸に迫る本当にもうエモい
なんかあまりに今風な言葉で軽い感じもしますがでもそうではなく本当に心の底からエモいいいシーンなんですよね
いいシーンだねーいやー俺もこんな青春を過ごしたかったーって思いたくなるような本当すごいいいシーンでしたよ
本当に距離感として2人の間で通じ合う何かがあるけれど
まああえてそこには触れることなくただただ隣のブースで弾を打つというその空気感
いやーまあ本当にこの後付き合うことになったにしろならなかったにしろ離れ離れになってしまったとしても本当にこの瞬間というのはまあ一生の思い出だという風なのが伝わってくる感じで
ある種テンポ感を犠牲にしているところもあるっちゃうんですが本当にこのコマの行間というかいろんな風景の描写
ストーリーの進行には直接は関係ない風景のコマですとかちょっとした小道具のコマですとかそういった間のつなぎのコマというのをすごく贅沢に使っている作品でそれがやっぱりこの夜のゴルフ場のシーン
背景の書き込みとかアングルとかいろんなところを含めてすごく本当にこの作品の表現力というのが極みに達している感じの第18話でしたよ
そうですね
博文と大賀さんの関係性
あとやっぱりこう1日運動した後お皿のお氷で焼肉を食べるというのは最高だなというのも伝わってきましたからね
それはそう
ある種そういう羨ましいシチュエーションとしてもちょっと魅力的だったりもしたので本当に大変印象的な1話でした
はい
という形でコンペもそうしましてそして大賀さんが本当にアメリカに留学に行ってしまうというのをみんな受け入れて
博文応援してという感じではあるんですがその前に大賀さんは親のコネで行くのではなく自分の実力で行くのだというそういうことを自分に対してある自分に対して証明するために大会での優勝をかけて試合に出場しまして
博文はキャリーでついていきまして大賀さん見事な活躍をするんですが途中でアクシデントちょっと負傷をしてしまって最終的には負けてしまってそして帰り道1人になりたいと言って大賀さんというところの展開がミスさんの選んだ3つ目の印象的なエピソード第22話となっていました
そうですね
この回は本当に負けてしまった大賀さんがみんなで駅で帰ろうって言った時に私一人残るからみたいな形でね
みんなが電車乗ってくる中で一人駅に残ろうとするところを博文も一緒に残っちゃうっていうところから始まりましたですね
そこで大賀さんと語り合っていく中で本当それまで本当にある種の博文の理想として本当にすごい気高い感じっていうのがね
強かった大賀さんがゴルフが私のすべてなのって言ってでも負けてしまったっていうところでもう涙を流すっていうところ
ここだけでもものすごい感動したし心に迫るものがあったわけですけどそれに対して博文も一緒に涙含んで横で投げ投げちゃうみたいなところっていうしすごい印象的だったんだけど
それ以上に何だろうねその後に泣きあんだ大賀さんを肩に抱きながら博文がねこうねかっこいい人だ美しい人だこの人より気高く人に憧れるように
人に憧れるような生き方をしたいと思ったっていうモノローグがね俺はなんかものすごい綺麗で印象に残ってるんですよね
いやーもうだからこの辺は本当になんだろうね寺坂先生はビーストチルドレーの時とかはね本当にそのポエムがすごいっていうことを俺は言ってましたけど前の時に
本当にこのグリーングリーングリーンズに関しても本当にいろんなところでそのなんだろうポイミーなところは少なかったかもしれないけどもなんだすごいすごい丁寧に言葉を選んでるなっていう
日本語の国語力が高いっていうところをすごい俺は感じててそこが本当に一番来てたシーンがここなんじゃないかなって思ってますよね
いや本当そうですねなんかポイミーというのが何を指しているのかかなり広い意味が含まれると思うんですがなんかこう皮肉的な表現とか
なんでしょうね本当にメタファーみたいな例えみたいなそういった表現ということではなく直接的な言葉ではあるんですがやっぱその言葉の裏日選び方とか
伝え方に関しては間違いなくその上巻士官本当にポエミと言っていいようなものがちゃんと詰まっているように感じたんで
本当にそこでの白君と大河さんのやりとり白君の大河さんに対する思いのトロというのはすごく本当に言葉として響いてくるものがありましたし
当然漫画としてその描写表情空気感やはりここもすごくコマを贅沢に使った空気感の伝え方がありましてそういった漫画としての表現もすごく良かったですし本当に言葉としても伝わってくるものがあって
大変そのお二人の関係性のすごくいいところが伝わってくる回でしたからねそうなんですよね
人通りの少なくなった駅でしかもこの時に電車一本飛ばせなくてさらにもう一本電車を飛ばすんですよね
そのシチュエーションもその間二人は何を語ったんだろう何も語らずにずっと寄り添ってたのかなとかいろいろ想像を膨らませるそこもすごい良かったんですよね
そこのところも結局電車はもう一本見送ったっていうのをただ一コマで時間の経過とかを端的に表してさりげなく伝える感じその直接的には表現しない
直接的に何があったかどういうふうに時間が過ごしたかではなくてやっぱりちょっと一つちょっと間接的な表現で電車は結局電車をもう一本見送ったっていう一言で表現するあたり
やっぱり本当にやっぱりポエミと言っていいような感じのその情感たっぷりの表現で本当にいい空気感の演出でしたよ
本当そうなんですよね
グリーングリーングリーンズの魅力
本当その行間を読んだりするだけで本当にいろんな感情が溢れてくる漫画だったんでね
もうここは俺は本当に悶絶しましたからねっていう
だから本当にグリングリングリンズは素晴らしい漫画だったと思うんですよね
そうですね
一応僕とミスさんの印象的なエピソードはそれぞれ3つずつ出揃いましたが
本編内容としましてはその後白群が大賀さんのゴルフに対する姿勢に圧倒されるような感じで
自分の思いに憧れに自分が追いついていないという感覚にもやもやしたりとかするんですが
オリバー君と一緒にゴルフをしたりとかしまして改めてゴルフに対してちゃんと一生懸命取り組もうという気持ちになって
大賀さんにもちょっとデレられたりとかしたりとかして
とてもいい関係でそしてこれから大人になっていくというそういう最終回でした
そうですね
いやもう本当にねなんだろう
第1話の段階でやっぱりマスターズに行ってる白群とかいたわけですからね
そこまで見たかったよっていう気持ちがすごい強いんですよね
そうなんですよね
いや本当にこの作品やっぱりスポーツ漫画というよりかはほど青春漫画の比重が高い感じで
かなりゆっくりめなテンポ感でその分贅沢に行間を詰め込んだ感じを間を生かした感じの
演出のこもったそれが伝わってくる感じのそれが成功している感じの作品になっていたんで
この作品がこの先続いていったらどういった感じの展開を迎えていくのかは
まあ本当に読んでみたい感じではあったんですけどね
そうですよね
という感じでまあまあ本当に週刊少年ジャンプにおけるゴルフ漫画の歴史に大きな足跡を残した
グリーングリーングリーンズの完結を記念しまして絶賛する回となっておりました
はい
という感じので寺塚先生本当にあのビーストチルド前最初のラグビー漫画の時から
やっぱりその上巻を伝えてくる感じのその商標表現力演出力というのはすごいものがありましたし
なのでそれをある種スポーツ漫画少年スポーツ漫画でもっとわかりやすい熱血を求められたときにどう
それをその期待値を乗り越えていくのかという点で何らかの回答が得られればやっぱり素晴らしい作品を
書いてくださるとは信じてるんですよね
いや本当そうですね今回もだってねその上巻たっぷりな描写に加えて
最終回の感想
オーガちゃんとオリバー君というダブルヒロインですか
はい
オリバー君も途中から完全にヒロインになってましたけどね
はい
ダブルヒロインの魅力もしっかり描いてきましたからね
いやもう次はもうもっともっと魅力的なヒロイン描いてくれるんじゃないかなという期待値もありますよという感じですかね
まあそうですよねまあオーガさんに関して本当にあの可愛いとか綺麗とか女の子女性としてどうこうというのも当然あった上でそれ以上に本当に競技者として憧れるかっこいいというそれを前面に押し出す描き方というのをまた寺坂先生のある種ちょっとストイックとも言いませんがなんかやっぱりかっこいい世界観が詰まってたんですよね
そうですね
という感じですごくこの先に特有の独特な魅力のあるヒロインに仕上がっていましたしオーガさんそういった感じで本当にいろんなものが書ける先生だと思いますので次回作ぜひ早く新作石下げて戻ってきていただけたらなと思っています
本当その通りですね
という感じで最終回単独の感想に関してはまたジャンプ本誌感想の方で語っていきます
はい