1. 【建設業を持ち上げろ】立入禁止の向こう側
  2. #552 ◇『大変だった現場』シリ..
こんにちは!17年の現場監督を経て起業し、3年目を迎えた【現場ラボ】のたけだです。
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#現場監督 #施工管理 #建築 #起業 #若手教育 #建設業

サマリー

北海道の自衛隊の駐屯基地でのレーダーサイト建設は2年かかった理由や、標高の高さ、一方通行の道などによる工事の困難さなど、建設工事での大変だった現場のお話を紹介しています。風速の問題や雪の積もり方など、困難な状況に直面しながら、過酷な現場での経験について話しています。

00:05
はい、みなさんおはようございます。Raise PLAN TAKEDAと申します。
本日は、2023年9月10日、日曜日ということでお送りしていきましょう。
この番組は、建設業界をワクワクする業界へ、現場ラボの提供でお送りさせていただきます。
ということで、本日は日曜日なので、そんなに片肘張らずに進めていきたいなと思っておりますが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
ここトカチはですね、昨日すごい大雨が降ったんですが、今日はですね、曇りですね。
ただ気温はそこそこ高くなるということもありますので、
子供たちと一緒にアスレチックのある場所に、公園にちょっと行ってこようかなというふうに思っております。
トカチはですね、自然しかないんですよね。
そんなこと言ったら怒られるけど、基本的には自然を相手に生きているというような感じではございません。
田舎なんですね。
そんなもんで、アスレチックがあるような外で遊ぶ公園みたいな、子供向けの公園みたいなものが各所に点在している格好になるんですね。
もう一個言うならば、トカチに来たらぜひやってほしいことというのが、ソフトクリームの食べ回りですね。
いろんな牧場で独自のソフトクリームを出したりしているので、それを食べ回るというのが、僕は結構休日とかに行くのが好きだったりするんですけども、
すごいたくさんあるので、ぜひぜひいろんな味を味わっていただきたいなというふうに思ったりしております。
その一角をちょっと今日は遊びに行きたいなと思っております。
昼前ぐらいに出発して、現地で晴れていれば外でおにぎりとかを食べながら、そして晴れていなければ車の中でおにぎりを食べながらみたいな、
そんな感じでちょこちょこと遊びながら帰ってきたいなというふうに思ったりしております。
たまにはね、こういうこともいいんじゃないかなと思いますので、皆さんぜひぜひ週末じゃなかったら日曜日、家族サービス頑張っていただければなというふうに思っております。
はい、ということで本日もスタートしていきますが、皆さん準備のほうよろしいでしょうか。
それでは今日も立入禁止の向こう側へ行ってみましょう。
はい、みなさん改めましてこんにちは。ライツブランカケダと申します。
建設業を持ち上げて楽しい仕事にするために、YouTubeチャンネル建設業を持ち上げるTVを運営したり、
現場ラボというサイトでは、若手の育成、働き方改革のサポートをしたりしております。
ということで今日はですね、ちょっと運転しながらの話になりますので、
音声がちょっと悪いかもしれませんけども、その辺はご容赦いただきたいというふうに思っております。
えーと、皆さんどうでしょうか、元気でしょうか。
何の話をしようかな。あ、そうだ、うんとですね。
今日は、なんか日曜日あれですね、なんか僕の昔話でもしてやろうかなと少し思ったりしたので、
お付き合いいただきたい方はお付き合いいただければなというような感じで進めていきたいと思います。
今日は僕の昔話で、別に一応ね、建設業に絡むところに行きますが、
僕の大変だった現場シリーズ第1弾ということで、
大変だったな、あの現場っていうところのお話をね、少しできればなというふうに思っております。
北海道の自衛隊の駐屯基地での工事
で、それは、その現場はですね、いつだったかな、7年目、8年目ぐらいだったような気がするんですけども、
えーと、そこの現場だったんです。現場だったんですって。
えーとですね、場所はですね、北海道にはあるんですが、
とある自衛隊の駐屯基地というところで作業を、まあ工事をね、させていただいたんです。
で、レーダーサイトって言いまして、要は敵の船、船じゃないや、飛行機が飛んでるものを見渡すために、
崖っぷちに作られてるような、そんな施設、レーダーを積んでおく施設で、
例えば標高何メートルのラインを警戒することができますみたいなレーザーを飛ばすね、
感じするような、そんな施設を作るということだったんですけど、
まあそのね、僕らは建築工事なんで、その箱を作るのが目的なんですけども、
その僕らがその箱を作ったら、その上にレーダー業者がですね、
ドーンとドーンと立てていくというような、そんな感じの工事だったんですよ。
で、僕らは、約ですね、1年半、2年間ぐらいかけて、
えーその、高さそんな大したことないんですよ。3階建ての建物を作りまして、
で、大きさもですね、12メートル真四角ぐらいの、全然大した大きさではないんですが、
それでもね、2年かかるんです。なぜそんな工事に2年もかかるのかっていうと、
まず環境が過酷すぎるというような状況だったからなんですよ。
最初はね、僕ら地元ではなかったんで、まあ余裕でしょっていうような感じで乗り込んだんですけど、
まあやってみて、あまりに自然環境が厳しいというところに気づかされたっていうことです。
厳しい自然環境と一方通行の道
でね、大変だったっていうポイントは本当にいくつかあるんですけども、
えーと、1つ目は標高が高すぎるっていうところなんです。
まあ標高として見たらですね、えーと、何メートル?400メートルぐらいなんで、
まあ地図からすると大した高さではないように感じられるかと思いますが、
でも400メートルぐらいになってくるとですね、ちゃんと雲の上に上がるんです。
だから、えーと、雲海みたいな状態になるのは結構ザラにあってですね、
雲で下界が見えないというような、なんか仙人の気持ちになれる高さで作業をしておりました。
で、それがなぜ大変なのかっていうのもいくつかあるんですが、
1つはですね、えーと、そこに上がるための道です。
場所が山のてっぺんで作業しなければいけない、
そして崖地で作業しなければいけない関係上、一方通行なんですね。
で、一方通行の細い坂道みたいなものが上がっていくんですが、
本当に片道交互通行状態なんです。
麓から標高300メートルぐらいのところにある自衛隊の隊車のところまでは、
本当に一本道でしか上がれないような仕組みになっているんですよ。
まあ話を聞くと、万が一敵が攻めてきたときに、
ここ以外の道を通れないように制限しているというのが目的らしいんですけども、
そこの道を上がるのはまずは一方通行なんです。
で、隊車からさらに100メートルぐらい上がっていって現場ということになるんです。
そこに向かう道も一方通行ということで、
一方通行が1階、そして2階あるんですよ。
わかりますかね、この段階ではまだその大変さってなかなか伝わりづらいと思うんですけど、
生コン脱節の困難さ
一番大変だったのは、えーと、生コン脱節でございます。
コンクリートを脱節するのにまずは、えーと、坂道がきつすぎるんで、
生コンを積んだ車が、通常はですよ、4リューベとか4.2リューベとか、
そのぐらいしか積めないんですね。
そのぐらいのコンクリートを積んで、えーと、
10トンの生コン車って上がっていくんです。
上がっていくか、走るんですけど、
ただ、坂道がきつすぎるとですね、えーと、斜めになりすぎますよね、車がね。
そうすると、後ろの生コン投入口から生コンがこぼれてきてしまうっていうぐらい斜めなんです。
だから、3リューベぐらいしか積めないんで、
おのずと台数がめちゃくちゃ増えちゃうっていうのが1点。
それと、えーと、一方通行って言いますよね。
えーと、片道そうだな、えーと、300メートル登りきるのに、
だいたいね、5分とか7分とか、そのぐらいかかるんです。
そのぐらいゆっくり上がっていかなければいけない片道が、
片側車ってその、交互にしか走ることができないわけですよ。
要するに、1台5分かけて上がってる最中、向こうから降りてこようとする車があったとしたら、
待ってなきゃいけないんです。
で、それ待ち終わって、ようやく1台降りてくことができるということで、
なんていうんですかね、普通に、うーんと、上がることができないんです。
わかりますかね、この大変さ。
要は、えーと、それがその山が2階あるんで、
1階、上がったとしても、そこでまた待ちになるかもしれないんです。
そもそも場所がね、えーと、人里離れた場所にありますんで、
ナマコンの時間っていうものもあるわけですね。
固まってしまうような時間があるわけですよ。
その時間に間に合わせなければいけないんで、
あまり待ってるわけにもいかないし、スムーズに行きたかったとしても、
現地に着いて5分かけて上がって、また5分かけて上がって、
脱節します。
それが5分かけて降りて、また5分かけて降りてくっていうところが、
全部片側交互通行状態になってるので、
つまりは、えーと、2台とか3台とか溜めておいて、
で、一気に3台ずつ上がっていき、
で、今度脱節が終わった奴らも、2、3台固めて降りてくるってことなので、
通常1時間くらいで脱節が終わりますよっていうようなものだったとしても、
4時間くらいかかる。
わかりますよね。
要は、スムーズに車が走ることができないっていう、
まだ大変さがあるのと、
え、プラスナマコンが多く積むことができないんで、
えー、やたらとこう交換交換になっていくんで、
ずっと待つ時間ができ続けるというような、
ま、そんな感じで大変でしたというのが一つです。
で、もう一点。
建設現場の過酷さ
えーと、環境の過酷さっていうのもあるんですよ。
結局ですね、山のてっぺんにあるので、
常に、えーと、風速10メートルクラスの風なんてザラに吹いてるんですよ。
皆さん、工事をやられてる方だったらわかると思うんですけど、
風速10メートルを超えると、クレーンは稼働できないんです。
わかりますかね。
でね、でもね、高さはそこそこある建物を建ててるんで、
やっぱり荷上にはクレーンを使いたいんです。
で、クレーンを頼んで来るじゃないですか。
来ても、えーと、風速10メートルを切ることなんて、
本当にこうなんていうのかな、えーと、
昼ちょっとだけとか、1時間くらい、
お、今風速10メートル切ったぞみたいな感じで、
上げてく感じになるので、
えーと、1台来てても、丸1日クレーンがいても、
実際稼働するのって、もう本当に1時間とか2時間とか、
動きはいい方で、下手したらもう全く動くことができない人だって、
えーと、ザラに存在するということで、
工事がまあ進まない。
全然、すごい大変な場所だなっていうふうに思いました。
はい、そして環境の過酷さその3。
崖地で作業していて、そして場所は北海道なんですね。
で、空き口になってくると、
まあ他の場所よりも早く雪が降ってしまうんです。
標高が高いんで、標高100メートル上がるごとに、
1度下がるって言われてるんですけど、
標高400メートルぐらいなんで、
まあふもとからすると4度ぐらい低いんですね。
だから地元では、そのふもとでは雨が降ってるんだけど、
現地、僕らの工事現場では、
雪が降ってるってこともザラなんですよ。
そして海に面していて、
崖になってるところにその斎頭立ててるもんですから、
わかりますかね、足場を組むじゃないですか。
そしたら通常ね、雪って皆さん上から降ると思ってるでしょ。
僕もね、生まれてこの方、
雪ってのは上から降るもんだと思ってたんです。
だから足場の上に雪が積もっても、
上に積もるのが普通だと思ってたんです。
ところが、崖地で作業してると、
風は下から上に向かって吹き上がっていくんですよ。
そこに雪が乗っかるんで、
現場の難易度と称賛
足場の裏側に雪が積もるんです。
わかりますかね、この異常さ。
当然ですが、上からも吹くんで、
足場が埋まっていくんですよ、本当に。
凄まじい状況で工事してるなって思いながら、
雪かきをするんですけど、
雪かきも足場の裏側の雪を落とすという、
謎の雪かきをしなければいけないというようなね、
そんな状況で作業をさせていただいておりました。
当然ですが、2年あっても全然終わる気配がないというような感じになってきたんです。
でもね、うちの方は何とかいろいろ調整しながら進めていったんで、
何て言えばいいんでしょう。
1年半ぐらいで、半年ぐらい工期を残した状態で、
何とか工事を終わらせることができたわけです。
その段階でめちゃくちゃ称賛されたんですよ。
なぜかというと、同時に当時ですね、
北朝鮮がミサイルを撃つうたないで、
レーダーサイトを整備しましょうという時期だったんで、
全国で4拠点で同じように日本海側に向けたレーダーサイトというのが、
同時に建てられたんです。
そこも全部各々2年間の工期ということであったんですが、
ところがどこに工期間に合いましたっていう現場、
実はうちだけだったんだそうです。
他は1年間延長とかがほとんどだったみたいで、
つまり工事を間に合わせただけ。
ただ普通のことなんですけど、
それだけでワンダフォービューリフォーですよ。
素晴らしいということになって、
なぜか北海道防衛省なんたら省みたいなもの、
長官省みたいなものを受賞するという、
受賞式に僕は参加するというようなね、
そんなことも経験させていただきましたが、
まあ何せあの現場は大変だったなというふうに思います。
まあそのいろんな訓練もやってるんで、
普通にこう車で上がっていくと、
すごい隊員が並んでって何かなと思ったら、
みんなが一斉にこっちに銃口を向けるっていう、
すっげー怖い、そんな経験もしました。
その銃口は訓練なんでね、
火薬入ってませんとは言われたんですけど、
でも銃口を向けられるカチャっていう、
あの気持ち悪さ、ぜひ皆さま味わっていただきたいと思いますが、
まあでもそういう変な現場に配属されて、
まあ自分でね経験して、
なかなか大変な現場だったなというふうに思っておりますが、
こういう経験がね、今の僕を作ってるっていうのもありますんで、
まあいい経験だったらこんなことは一生ないでしょうからね。
そんな経験をさせていただいたというような、
そんなお話をさせていただきました。
まあね、日曜日は肩肘張らずってことなんで、
まあこれからも少しずつ僕のやってきた変な現場のお話を、
させていただければなというふうに思っておりますので、
もしもね、何かリクエスト欲しいよ、
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その感想だとかもね、お寄せいただけますと、
僕の励みにもなりますんでそちらのほうはよろしくお願いいたします。
はい、ということで本日も最後までご視聴いただきましてありがとうございました。
また次回の放送でお会いいたしましょう。
それでは全国の建設業の皆様、本日もご安全に。
14:22

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