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はい、みなさんこんにちは。ライズプランのTAKEDAと申します。
本日は、2023年12月1日、金曜日ということをお送りしていきましょう。
この番組は、建設業界をワクワクする業界へ、現場ラボの提供をお送りさせていただきます。
ということで、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
本日は、都価値は晴天ということで、12月がスタートしました。
1年の締めくくりの月ということで、四月なんでね。
いろいろとみなさん忙しい、年内に終わらせなきゃいけないみたいなことがたくさんあると思いますが、
頑張っていただきたいなというふうに思っております。
全然関係ないことをふと思い出しまして、
まだ会社員だった頃に飲み会を組織したことがありまして、
飲み会って、建築部とか土木部とか関係なしに、
いろんな部署を取りまとめた飲み会みたいなのができないかなと思って、
僕の住んでた地区が、帯広から見ると東側の方に住んでいたわけですね。
なので、東海というものを組織しまして、
当然20何名くらいいたのかな。
その人たち、主に若い人たちを中心に集めて飲み会を開いてたんですが、
結構その飲み会、2月に1回くらい開催したんですかね。
結構命かけていまして。
当時、同じ現場になった後輩と仕事終わったら、
3人の現場だったんですけど、
その3人でみんなでカラオケボックスに行って、
ラップを3人でパート分けして歌う練習を何日にもわたって練習するとかね、
その場で発表するみたいなことをやったりとか、
あとはハロウィンの時に、
とてつもないものすげえ時間をかけて被り物みたいなものを段ボールで作って、
それを顔を当日真っ黒に塗って突入したとか、
いろいろとやることをやってたなと思ったりしたっていうのを、
今急に思い出したんですよね。
すごく楽しい回だったなと思いましたが、
コロナに突入したあたりで、
突入するしないぐらいの時に少しずつ、
いいかみたいな感じになって立ち消えしてしまいましたが、
それでも20回くらい開催したんじゃないかな、
何年にもわたって楽しかったなと思っております。
会社組織は殺伐とした空気になることもあると思いますが、
実際楽しい人たちっていっぱいいるじゃないですか。
せっかくだから楽しく仲良くやろうぜっていうのってやっぱり大事だと思うんで、
仲間意識というか、今はだいぶ気迫になってきている部分もあるかもしれませんが、
それでもチーム戦でやってるんだっていうのを時々思い出すっていうことは、
すごく重要なことなんじゃないかなっていうふうに、
僕自身は思ってたんで、
いろんな活動をさせていただいたという、
エピソードをどうでもいいお話をお届けさせていただきました。
ということで本日もスタートしていきますが、
皆さん準備の方はよろしいでしょうか。
それでは今日も立ち入り禁止の向こう側へ行ってみましょう。
はい、みなさんこんにちは。ライズブラン竹田と申します。
建設業を持ち上げて楽しい仕事にするために、
YouTubeチャンネル建設業を持ち上げるTVを運営したり、
現場ロボットというサイトでは若手の育成、
働き方解説のサポートをしたりしております。
ということで本日もスタートしていきますが、
北海道の冬の施工の厳しさ
今日は何かと言いますと、北海道の施工の厳しさ、
これについて現実をちょっと知っていただきたいというところで、
お話をさせていただきます。
北海道と言ってもなかなか広いので、
僕のいる都下地点は結構寒い地方で、
雪がそんなに降らないような地方ではあるんですけども、
それでも寒さが非常に厳しいと、
マイナス20度30度になるようなものが、
結構普通にあるというような状況になっております。
この施工はどれだけ大変なのかということ、
どういうエピソードがあるのか、
あるある的な話ですけどね、
お話をさせていただきたいなというふうに思いますので、
ぜひ最後までご視聴いただいて、
北海道大変だなというところを、
僕らをね、ねぎらっていただきたいというふうに思っております。
さあ進めていきましょう。
まずはですね、マイナス20度30度になるよというような、
この土地の中でですね、
なかなか大変な施工を強いられることになるわけですが、
特に冬ですよね、すげえ大変なんです。
皆さん馴染みがないかもしれませんが、
不施工期間という考え方がありまして、
冬のね、そうだな、
12月、1月ぐらいから2月、3月ぐらいまでは、
工事をしてはいけませんという、
そういう期間が定められたりもする工事があったりね、
そういうのもあったりするぐらい、
北海道の冬っていうのはやっぱりきついんだよなっていうのを
わかっていただきたいというふうに思います。
またね、大変なものの一つとして、
土が凍るっていう考え方があるんですよ。
本当に凍るんですけど、
地方によって凍結深度、深さに、
土って書いて凍結深度って言うんですけど、
その土の深さ、どのぐらいの土が凍るのかによって、
要はその地方は寒いのか寒くないのかっていうね、
判断ができたりするんですが、
北海道の中でもこの戸勝につきましては、
120センチぐらいは凍ってしまうと、
そういうような状況になっているというね、
そのぐらい大変な施工をしているんだよということを
ちょっとわかっていただきたいなというふうに思うんです。
当然ね、いろんなしがらみがあったり、
何が大変なんだっていうこと、
なかなか寒くない地方の皆さんは、
わかりづらいと思いますので、
今回はですね、いくつか10項目ぐらい
ざっとこんな話あるんですよっていうのを、
信じられないよねっていうふうな感じで
聞いていただければなというふうに思っております。
じゃあまずは順番にいきましょう。
一番最初ですが、
まずはですね、先ほども言いました。
掘削の時に、冬期にね、
冬にね、掘削をすると、
その土、凍ってますということで、
普通にバック砲でガバッと土を掘るイメージありますよね。
全然そんなことないです。
真冬にもしも掘れと、
1月、2月に掘削をしなさいというような工事に
当たってしまった場合、どうなるのかというと、
まずはですね、コンクリートを壊すブレイカーってありますよね。
カンカンカンカンって建物を壊していくやつです。
あれ、あれを土に向けてやって、
カンカンカンカンって土を壊して、
ゴロンゴロンの岩をダンプに詰め込んで
掘削スタートと。
掘削っていうんですかね、解体スタートという感じです。
当然ですが、掘り終わった後、
1日放置すると、
せっかく掘削した部分が凍ってしまいますので、
掘削とコンクリートの施工
その中に断熱剤を敷き詰めたりだとか、
凍らない液体みたいなのを撒いたりだとかしながら、
次の日に凍ってないように必死で施工をしているというような
そんな状況になっていますという話です。
はい、そして次。
冬場のコンクリートは、
とてつもないですということで、
そうですね、冬場にコンクリートを脱節するということは
あまりしないほうがいいよということなんですが、
やっぱり工事によってはそういう施工もあるわけです。
その後どうなるかというと、
囲うんです。
建物というか、基礎だったり、コンクリートだったり、
上階の駆体コンクリートだったりした場合は、
ちゃんとそこをですね、
かっちりと足場にシートを張ったりだとかして囲うんです。
ただ当然、囲っただけじゃ凍っちゃいますよね。
だからそこにですね、各所にヒーターみたいなもの、
ジェットヒーターみたいなものをザーッと設置していき、
その中を所定の温度になるように仕向けるわけですが、
その時ですね、だいたいそうだな、
一現場、一期間で脱節をすると、
1万リットルから2万、3万リットルくらいの
灯油を消費してしまうというぐらいガンガンに火を焚き続けると。
当然、夜通しになるので、
その中で万平として、火が消えたらまずいですから、
警備員さんを入れてみたり、
昔はですね、僕らが泊まり込みで火のバンをしていたということもあったりするんですけども、
今は少しは楽になりましたが、
それでもとてつもなく環境負荷がかかっているというような状況になっております。
はい、そして次。
コーキングと塗装の施工
コーキングが凍る。
わかりますかね。
コーキングってね、いろんな種類があるんですけども、
その季節に応じてSとかWとかっていろいろあるんですよ。
その中でも要はW用のコーキングっていうものは凍りづらいんです。
凍りづらいというか、低い気温でもちゃんと硬化しますよっていうふうに作られているんですが、
それでもですね、やっぱり北海道の気温では基本的にはコーキングが固まらないんです。
正確に言うと、凍るんでカチカチにはなるんですけども、
雪どけというかね、あったかくなってくるとドロドロになって硬化しないというような状況になるので、
基本的に真冬にコーキングを打つということは許されていないということなんです。
で、同じく塗装も凍ります。
拭き付け塗装なんてもう絶対ダメですよね。
完全にカチカチに凍ってしまってですね、その時はなんとなくくっついて見えるんです。
ただ足場を落として次の年の春ですね、バリバリに剥がれていくというような状態になっていくので、
基本的にはものすごい囲って段を入れて本気であったかくしてから、
中は春、外は真冬みたいな状態にしながら塗装をしなければいけないというね、
そういう状況にもなってくるって話なんです。
で、まだまだいきますよ。
職人さん、内装の職人さんはほぼ全員がジェットヒーターを、マイジェットヒーターを持っているっていう。
こんな小さいタイプのジェットヒーターっていうのがあったりするんですけど、
そういうのをね、こう、おはようございますって入って持ってきて、
現場でね、灯油を備え付けておくんです。
それを各自で入れて、それをね、ジェットヒーターを炊きながら自分でね、仕事をするっていうのは普通に見る光景ですよね。
特に水物を扱う、例えば床屋さんとか、あとはクロス屋さんとか、
そういうね、糊関係を扱う人は特にね、たくさん自分で持ってきて作業することもありますよ。
現場でも温めたりをするんですけども、やっぱりピンポイントで温めないと缶が凍ってますからね。
施工作業の難しさ
糊が凍るとまずいよということで、温めながら作業しているというような状況でございます。
あとは工事が進んでいきますと、中で灯油を炊いている状態になると湿気分が中にね、こもるわけです。
そうすると何が起きるのか、窓に氷がへばりつくという状態になります。
当然ですが、最後のね、竣工段階ではだんだん湿気が抜けていきますので、
おのずとこが楽に、楽にというか、氷はほぼほぼなくなっていくんですけども、
最後の最後まで残る角部屋とかは、結構ですね、こうドライヤーでゆっくり取りながら、
作業しなければいけないのも大変なところなんですよ、というのを理解していただきたいと思います。
そしてですね、鉄のものを素手で触れてはダメっていう。
わかりますかね、鉄筋とか、あとは単管とかね、鉄のものってありますよね。
その鉄のものを真冬に素手でペタッと触ると剥がれなくなります。
えーっと、なんていうんですかね、氷にペタッとくっつく感覚ってあるじゃないですか。
あれが各所で起こり得るので、絶対に軍手を外したらいけないというような危険性があるということも理解していただきたいと思います。
氷や雪によるトラブル
思いっきり剥がすと、本当に皮が剥がれるような状態になってしまいますので、危険なんだよねっていうことを理解してください。
あとは、ちょっと今はなかなかわかりづらいかもしれませんが、黒板にチョークが書けないんです。
わかりますかね。チョークで文字を書こうとすると、チョーク側もこっち側もツルツルに凍っているので、
全然文字が書けないという状態になるということも、わかっておいていただきたいなというところです。
当然ですが、炭も凍ります。炭出しをするぞって言ったはいいけど、全然出ないんです。パチンってできないんですよ。凍るんです。
しょうがないからどうするかって、豆油だとかをちょっと入れるんですね。その辺に豆油はありますから。
豆油はなかなか凍らないので、なかなか凍らないので、豆油をちょろちょろっと入れて、ちょっと溶かして、シャコシャコシャコシャコして、
パチンってやるというような状況になっているんだと、なかなか大変なところで仕事をしているなという感じですね。
はい、次。駐車場がめちゃくちゃ狭くなるです。雪が降りますからね、という除雪をしますよね。
もともとこのぐらいあったところ、除雪で雪で両サイドが埋まると、当然ここからここまでしか車を止められないじゃないですか。
なかなか下手なやつがいるんですよ、駐車するのが。下手なやつがいると、真ん中あたりにずぼって、こんな狭いのにずぼって止められて、
すごいクレームがくるっていうね、そういうような状態にもなったりします。ということで、ちょっと思い浮かべておいていただければと思います。
で、仮設水道が凍ります。水を出していたところ、柵屋さんとか市活問題じゃないですか、水がないと作業できないんですけど、
その水の出口がいくらひねっても水が出ないというような状態になってしまうという恐ろしさがございます。
そうすると修理しなきゃいけないのに何万円もかかっていくというような感じでございますが、
それの他にも当然ですけども、凍るシリーズでいくとトイレも凍るんです。
トイレのいわゆる中身でございますね。中身のところもかちこちに凍ってしまうということもあって、大変な事態に見舞われます。
当然中には凍らせないようにヒーターみたいなものが仕込まれているんですけども、そのスイッチを間違って切ってしまったりだとか、
駐車場と施設の困難さ
電源の切り替えとかで電気が一旦落ちたりしたら復旧しないこともあったりするんですよ。そうすると完全に凍りますと。
ちゃんとヒーターが稼働していても表面の数センチは凍っていますみたいな状態になるので、大変なんですよということを理解していただきたいと思います。
いろんな話をしてきましたが、最後にもう一個言うならば、春先、雪がたんまりあって、雪を避けながら作業をしていて、
春になって雪が溶けまして、旬光を迎えた後に雪が溶けてきましたよって言ったら、
雪の中から山のように足場資材が埋まっているという、現れてくるという。その辺もですね、結構北海道で雪国あるあるなんじゃないかなというふうに思いますけども、
春先はゴミを掃除しに行かなきゃいけないんですよね。当然施工中で掃除はするんですけど、雪で埋もれた部分というのはなかなか手が付けられなくなっているので、
お客さんに廊下を取って、4月になったらとか5月になったら片付けに来ますからという約束をするんです。約束しに行ったら、想像を絶するほどの資材たちが眠っていたり、
鉄骨のスタンションとか親綱みたいなのがごっそり埋まっていたりしているんですよね。
そんなのに仮設リース屋さんはOKを出すんですよ。そのOKって何ですかね、残留資材はありませんって言われたりするんですよ。どういうことっていうね。
そんなね、いろんなエピソードがあったりしますが、そういうふうにね、北海道の雪国ってなかなか大変なところがたくさんあります。
当然ね、大変なところがあればそれだけ苦労もありますし、それだけトラブルというのもたくさんあります。だから大変だよっていうことを僕は今回言いたいわけじゃないんです。
当然大変なんです。大変なんですが、どうでしょうか。皆さんこういうトラブルみたいなね、若干フフって笑ってしまうような、こういうエピソードをトラブルと捉えてもう二度とやりたくないという人ももしかしたらいるのかもしれませんが、
僕はですね、ちょっとそれ逆なんですよね。そういうトラブルがあるからこそ、これって思い出話みたいになっていくんですよ。
それがどんどんどんどん積み重なっていくと、それをですね、お酒の席でそれをつまみに飲むわけですよ。
あれ大変だったよねとか、そういう話をしながらね、やってる時はやっぱ大変なんですけども、終わってみると喉元すぎればというもので、
終わってみれば楽しかったよねっていう風に思うのも、現場監督の良いところであり悪いところかなと思ったりしますが、
そういうね、大変な経験をしながら北海道の人たち施行しておりますので、ぜひね、その辺のことをですね、頭に入れたから何ってことはありませんが、
北海道の施行大変なんだなって思ってくれれば、今回はそれでオッケーだと思いますのでありがとうございます。
はい、ということで本日もね、最後までご視聴いただきましてありがとうございました。
何の意味にもならなかったかもしれませんが、またね、聞きたいなという風に思えば、
ぜひチャンネル登録だとか、いいねだとかね、あとコメントだとかを書いていただけますと、僕の励みにもなりますのでよろしくお願いいたします。
いやその他に、冬こんな大変だぜっていうエピソードをですね、どんどんコメントに書いていただけますと、
ちょっと面白いチャンネルになるんじゃないかという風に思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
はい、ということで本日も、本日の放送につきましては以上にさせていただきます。
また次回の放送でお会いいたしましょう。
それでは全国の建設業の皆様、本日もご安全に。