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はい、みなさんおはようございます。Raise PLAN TAKEDAと申します。
本日は2023年8月27日日曜日ということでお送りしていきましょう。
この番組は建設業界をワクワクする業界、現場ラボの提供でお送りさせていただきます。
ということで、本日もスタートしますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日も最高気温はですね、31度ぐらいになるということで、そんなにむっちゃくちゃ暑いわけじゃないんですが、
それでもね、暑い日になりそうだということになりますので、家族サービスね、してる方もいらっしゃると思いますが、
自分の体には気をつけていただきたいなと思っております。
昨日何気に街を運転してて、何気にっていうかね、移動するべく、運転してたんですけども、
その運転してる最中にですね、ふと目に飛び込んできたものがあって、何かって、
高齢者専用賃貸住宅って言われる、いわゆる高選賃とかって言われたりするんですけど、
高齢者たちだけを住まわせる目的で作られた賃貸住宅みたいな、
そこにはね、介護する人もいたりだとかする、そういうような住宅なんですけども、そこがぱっと目に入ったんです。
で、何で目に入ったのかっていうと、僕が回収したところなんですよ。
もともとホテルだった、旧階建てだったかな、の建物を回収したんですが、
結構思い出深いところで、何番目だったかな、3本目か4本目ぐらいで、
初めて2億円を超えた、受け負い金額を2億円を超えて所長でやらせてもらったとかっていうところなんで、
ちょっとね、すごく覚えてるんですけども、ほんとね、いろんな思い出があるなって思ったりします。
いわゆるヤクザの人に怒鳴り込んでこられて、ヤクザの家にあげられて、ずっと正座をしてたというような記憶もありますし、
なんかね、すげえいろんなことあったなって思ったりします。
そこの現場で東北大震災っていうのを経験しまして、
ユニットバスが来ないとか、ドアが来ないとか、何なら断熱剤がないとか、
貯水槽もなかったかな、いろんなことが起きたなっていう、
それでもなんとか後期間に合わせますか、それとも伸ばしますかって言われたときに、
まだ若気のいたりだったんで、
あまんじて1ヶ月ぐらい伸ばしてくださいって言うや言うかったのに、
いや行けますって言っちゃったんですよね。
結果もうてんやわんやになったなっていう、そういう地獄の現場だったような記憶もありますが、
そういうのをね、街並みを運転してると、
これ俺やったんだよなっていろんな物語みたいなものが頭の中に浮かぶって、
すごい建設業っていいなって改めて思ったというそんな話でございます。
結構ね、この都活圏を運転してると僕がやった建物って出てきたりするので、
いろんな意味で思い出がしっかり形に残っていくっていう意味では、
いい商売なんじゃないかなっていうふうに思ったりしております。
はいということで、そんな思い出を浸りながら、
今日もスタートしていきたいというふうに思いますが、
みなさん準備はよろしいでしょうか。
それでは今日も立ち入り禁止の向こう側へ行ってみましょう。
はいみなさんこんにちは。ライズプラの武田と申します。
建設業を持ち上げて楽しい仕事にするために、
YouTubeチャンネル建設業を持ち上げるTVを運営したり、
ネンバーラボというサイトでは若手の育成働き方改革のサポートをしたりしております。
ということで本日も本題の方に進めていきますが、
今日の何をお話をするかというと、
日曜日なんでそんなに肩肘張らずにいきたいと思いますが、
解体工事の楽しさ
解体工事ってワクワクするよねっていう、
そういうお話をさせていただきたいというふうに思っております。
僕が現場員として仕事させていただいて、
現場監督として仕事させていただいて、
解体工事の経験って2件しかないかな。
そんなに大きくない郵便局を解体したっていうことと、
結構でかい庁舎をでかく解体したという、
2つの経験があるんですけども、
これ以外にも解体工事見積もりをさせていただいたりだとか、
という経験がすごいいっぱいあるんですけども、
そんなこんなで解体工事を経験することもあろうと思います。
建設業の建築の関連する方につきましては。
僕ですね、一番好きな工事ってどんな工事ですかって聞かれると、
新築工事じゃないんです。
新築工事って絶対上手くいくじゃないですか。
上手くいくって言ったら語弊がありますけども、
イレギュラーが少ないですよね。
思ってた通りのことができちゃうんです。
全部新しいから。
なんですけど、改修工事、解体工事って思うようにいかないっていうところが
面白いところだよねっていうふうに思ったりしております。
一番好きな自分が携われる工事は何かって言われると、
改修工事なんですよ。
改修工事ってすげー頭使うよねっていうところで、
いろんな臨機応変さで対応しなきゃいけない部分が多いものですから、
改修工事面白いよねって思うんです。
工事をするという意味だよね。
ところが、僕が一番好きだなって、面白いなって単純に興味をそそられるのは何って、
やっぱり解体工事なんですよ。
解体工事の工事そのものは淡々と進めていくものではあるので、
しっかり計画さえ立ててしまえばそんなに難しいものではないとは思うんです。
毎日ヒヤヒヤする部分もあるんですけども、
それよりも何よりも解体工事で何が楽しいって、
昔の図面が見られること、そして昔の作り方が見られることっていうのが、
すごく面白いポイントだなっていうふうに感じております。
分かりますかね。
昔って手書きで図面を書いてたじゃないですか。
建物を解体するときって、
ゼネコンに依頼をわざわざしてくるような解体工事っていうのは、
結構昔のその建物の図面っていうものが存在することが多かったりするんですよ。
要は昔の図面を元に積算をして、
どういうふうに解体をしていくのかを計画を練っていき、
実行に移していくっていう流れになるので、
昔の図面っていうのに触れることができるんですよ。
解体するぐらいですから、
本当に3、40年は当たり前に経ってるような、
僕が生まれる生まれないぐらいのタイミング、
下手したらもっともっと古い建物を解体するっていうことになるので、
その図面を見ることができるんですよ。
まあ、でっかいんです。
CADみたいにデータの中に詰め込まれてるものとは違って、
全部手書きでやってますから、
常にA1サイズが当たり前なんですよ。
それを手書きで書いた青焼きの図面だけがギリギリ存在していて、
それも折り畳まれてもガシャガシャになってんだよねっていうのを紐解いていくとき、
僕の頭の中にあるのは何かっていうと、
グーニーズです。
わかりますかね。
昔の宝物の地図を見つけましたみたいな、
そんな感覚になるんですよ。
もともと建築っていうものが好きなもんですから、
そういう図面を見るだけでワクワクするんですよね。
で、それを見て、
何この材料とか、
この材料なんでこんな使い方してんのっていうのもありますし、
うわ、斬新みたいなものもあったり、
あと壁うっすとかね、
そういうような印象を持ったりとかもありますし、
ブロック多いな、みたいなそういうのもね、
いろいろ感じるところがあるわけですよ。
いろんな工法を見ていくと、
床の作り方が今とは全然違ったりだとか、
聞いたこともないような材料とか、
うわ、昔聞いたことあるみたいな材料がね、
ふんだんに使われたりするんですよ。
要は、アスベストの絡みで中止になってしまった材料も、
解体工事の楽しさ
昔はものすごいたくさん使ってたりっていうのも、
堂々と使われてるものもたくさんあるわけで、
っていうことは今は聞くことができない資材だったりするんです。
そういうのを見たときに、
うわ、どういうものなんだろうっていうふうにワクワクして、
解体するんだけど、その解体の手を一回止めてもらってまでも、
これどうやって施工してたんだろうっていうのを追いかけてみたりするのがね、
すごく好きなんですよ。
まずは図面でワクワクするよねっていうのが一つなんですが、
図面じゃなくて現地の方で最初に解体するって言ったら、
いきなりでっかい光が来てガシャッとやっていくっていうことはしないんです。
基本的には地道で解体工事をするときには、
まずは見た目の天井を剥がしてみるとか、
床材を剥がしてみるとか、
そういうことをやっていって、
少しずつ駆体、RC像なら鉄筋コンクリート像なら鉄筋コンクリート、
鉄骨像なら鉄骨が見えるところまでギリギリは手で解体していくんですね。
その手で解体し終わって、最終的に残り鉄くずですと、
もしくはコンクリートくずですというような状態になってから、
機械が登場してバッコバコ壊していくことになるんですけども、
その手で解体するときって本当に手作業でバリバリ剥がすってことなんですよ。
そしたらね、その壁を剥がすじゃないですか。
そしたらコカ・コーラとか入ったりするんですよ。
コカ・コーラの缶とか、そういうのがね、中に埋まってたりするんですよね。
昔の人が施工したんで、
多分職人さんが飲んで、そのままポンって置いた状態で壁張ったんでしょうね。
そういう、なんかね、適当な施工してんなおいっていうのが結構出たり、
何十年間もこのコカ・コーラは壁の向こう側で僕を待ってたんだなみたいな、
そんなこともあってみたりっていうのもすごくいろいろ楽しいですし、
あとは墨出しって言いまして、
建築物の歴史
こういうふうに壁を作りましょうねとか、
こういうふうにいろんなものをくっつけていきましょうねっていうのを、
墨出しっていうことをやるんですけども、墨を出すんですね。
壁に線を引いたりする作業のことです。
その墨出しをするときにも、
今はレーザーとかで墨を出さないでレベルの基準を取ったりすることができるので、
そんなに墨を出す数自体はかなり減ってきてはいるんですよ。
昔ってそんなことが当然できないですから、
当たり前のようにそこら中に墨を打ちまくるんです。
墨打ちの技術ってすごいんですよ。
下げ振りとか水とかを使いながら、
完璧な墨を出していくので、
僕らよりも圧倒的に技術力の高い墨出し能力を持ってらっしゃるんですが、
それをこういうふうに墨出してたんだ昔っていうのを見るのもすごく好きです。
あらゆるところにめちゃくちゃ細かい基準墨があって、
その墨を基準にして、このドアこういうふうにつけてたんだとか、
この墨に何の意味があるんだとかっていうのを、
ちょっとずつ解体をやって、
休憩時間に僕が現地に行って向いていて、
解体中はあまり近づくと危ないですから、
極力外から、ちょっと離れたところ、安全なところから見るようにするんですが、
本当に一番まじまじと見れるのは休憩時間なんですよ。
休憩時間に何気に見に行って、
すげーな、これ年季入ってんなとか、
そういうようなものを見るのが好きなんですって話です。
今日は別に何っていうことではないんだけども、
解体工事って歴史を知ることができる、
歴史って言っても歴史の教科書に載るようなものじゃなくて、
庶民のね、昔の職人さんって何だったんだなとか、
そういうのを何気に感じることができるっていう、
そういうところがすごく好きですし、
昔の図面だとかを見つれることができるという意味では、
そういう解体工事でどうやってやっていくのっていうのを、
施工管理としての目線で見るっていうのも当然大事なことなんですけども、
それとはまた別に趣味としてというかね、
おもしれーなーっていう昔の建物っていう風に見られるような余裕を持って仕事ができると、
結構建築物の歴史って面白いなっていう風に感じたという、
そんな思い出話を今日はさせていただきました。
はい、ということで本日も最後までご視聴いただきましてありがとうございました。
本当に何の意味にもならない話だったかもしれませんが、
でもね、結構面白い話だなって、
面白いことがあるなっていうことで、
皆さんと共有させていただきましたということで、
ありがとうございます。
それでは本日も話は以上にさせていただきたいと思います。
それでは全国の建設業の皆様、本日もご安全に。