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みなさん、こんにちは。ライズプランのTAKEDAと申します。
本日は、2024年1月31日水曜日ということでお送りしていきましょう。
この番組は、建設業界をワクワクする業界、現場ラボの提供でお送りさせていただきます。
ということで、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
いつもお聞きいただきまして、本当にありがとうございます。
特に今日は、本日は若干、どんよりとした空気になっておりますが、
先日降った雪が押し固められまして、今現在、スキー場がバタバタオープンしているような状態になっております。
今年は12月だとかにはオープンできなかったので、
たぶん短い期間にはなると思うんですけども、
スキー好きにつきましては、一気にスキー行かなきゃ、ボード行かなきゃになっちゃうんじゃないかなと思いますが、
十分事故だとかには気をつけていただきたいなと思っております。
先日、昨日、とある会社さんの会社を変えていこうぜというDXだとか効率化だとかを推進している担当者の方と
少しお話しする機会がありました。
そういう話をするとすごく楽しいですね。
その方は、もっともっと建設業にいたわけじゃなく、
パソコンは使えるよねっていうようなスキルを持って、他から入ってきたというようなポジションの方なんですよ。
その方が建設業を見たときに、簡単に言うと、なんじゃこりゃっていう、
そんな印象を持ったという、
なんでこんな古臭いことやってんのというところの第一印象があったんだそうなんです。
それを社長だとかに言われて、変えてくれないかって頼まれたはいいが、
いざ取り組んでみますと、上の人たちの変わりたくない圧力がすごいみたいな、ざっくり言うとそんなようなお話でございますよ。
僕が当時働いているときに感じていた部分だとか、苦労していたところだとか、今もですけどもね、
なお建設業を変えたいという意識で戦っていると必ず来るこの反発力、とてつもない反発圧力みたいなものに、
屈してはいけないんだけど、でも心折れるよねっていうところが、もうね、ひしひしと伝わってきまして、
僕それわかるみたいな、ものすごく同志な感じがしましたし、
すごくですね、その方はいろんなことを深く考えられる方なので、
結果としてその浅く考えてしまう人とは話合わないよねっていうところにも話がちょっと及びまして、
だけどしっかりと考えて出した結論が必ずしも相手に響くとは限らないですし、
相手は基本的にはあまり変わりたくないという人なんだという前提で動かないと改革というのはうまくいかないですし、
なおかつこっちの心が折れてしまいますしね。
なので基本的には、「変えるぞ!」って言ってバーンと変わるというよりは、
気がついたら変わってましたねっていうその演出の仕方といいますかね、
変えていき方、やっぱり大事だよねっていうふうに思ったりしたということでございます。
これからもね、改革だとかのヒントになるようにこれから皆さんにもいろいろとお届けさせていただきたいと思いますので、
ぜひ今後も現場ラボ、そして並びに建設業を持ち上げるTV並びに、
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施工という感じで立ち入り禁止の向こう側、そして武田博紀という人間ね、
ぜひお付き合いいただきたいなというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。
はい、ということで本日もスタートしていきますが、皆さん準備の方はよろしいでしょうか。
それでは今日も立ち入り禁止の向こう側へ行ってみましょう。
はい、皆さんこんにちは。ライズプラン武田と申します。
建設業を持ち上げて楽しい仕事にするためにYouTubeチャンネル建設業を持ち上げるTVを運営したり、
現場ラボというサイトでは若手の育成、働き方改革のサポートをしたりしております。
ということで本日もスタートしていきますが、今日のお話は何かと言いますと、
施工図は描けなければいけないのかという、そんなお話をさせていただきたいというふうに思います。
先日ですね、施工図を若い社員に教えなければいけないんだという上層部のベテランの人たちに対して、
描くスキルまでいらなくないですか、そこまで教育する必要ないんじゃないですかっていうところの対立があるというところで、
竹田さんどう思いますかというふうにお聞かれましたので、僕の考えを今回お話をさせていただきたいなというふうに思っております。
この時代においてはですね、長時間労働だとかね、そういう残業規制に向けた動きっていうのは、
今建設業界が抱える大きな大きな課題だということなんで、そこに今直面しているという状態なんですよ。
そこに関しましては技術力っていうのことも去ることながら、効率化っていうところも考えなければいけない。
それに即して生産性も上げていかなければいけない、そんな重要な時代の節目においてですね、
この考え方っていうのは非常に鍵になってくる部分だというふうにも思いますので、
この技術と効率化、どういうふうに共存していくべきなのかということで、
今の時代だから考えなければいけないその問題について、僕の意見を今回お話をさせていただきたいと思いますので、
ぜひ最後までご視聴いただければなというふうに思っております。
まずはですね、今の時代において変わっていかなければいけない、もしかしたら課題なんじゃないかと思われるその一つがですね、
施工図は描けなければいけないという常識なんじゃないかなというふうに思います。
これに関しては新人だとか若手に対して、施工図の描き方をちゃんと教えなきゃダメだろう、
だから技術力が落ちているんだというふうに考えるベテランの方たちっていうのはたくさんいますし、
僕もですね、施工図というのは描けなきゃいけないとまでは思いませんが、描けた方がいいよねとは思うんです。
その辺の考えをちょっと僕の中で、その今までの常識っていうものとこれからの働き方っていうのを鑑みて考えたときに、
さあどういう結論を出すべきなのかというところ、僕の考えをまずはお話をさせていただきます。
僕は施工図を描ける、描けない論争に関しましては、僕はこう思います。
施工図は描けた方がいい、でも描けなきゃいけないっていうのは違うと思います。
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っていうのはね、僕のまず最初に皆さんに提示する結論というものなんです。
描けた方がいいに決まってますよね。
当然、自分で描けて自分で収まりを考えながら前に進むことができるっていうのはね、
図面図面というか現場全体を把握するとしてはやっぱり素晴らしいことだというふうに思いますので、
描けた方がいいのは間違いないと思うんだが、
ただ一方、描けなかったらまずいというような状態なのかと言われると、
僕はそうではないんじゃないかなというふうに思うんです。
その理由は大きく3つです。
1つ目、多くの会社が施工図を描かずに施工しているという現実があるという話。
そして2つ目、施工図を習得するにはそれなりの時間がかかりますので、
効率とのバランスとしてはどうかなと思っているという点。
そして3つ目、施工図がこれから不要になっていくという未来が見え隠れしてきましたよねという点。
この3つのポイントにおいて、僕は施工図を描くというスキルに関しては乗るまではないというふうに感じております。
とっかく新人若手に対してはまず施工図を描けなきゃダメなんだは話がちょっと違うと思いますよというのが僕からの意見なんですよ。
もう少しそれぞれを掘り下げていきますが、まず多くの会社で施工図を描かずに運営している現実がありますよねというところからお話ししていきましょう。
読んで字のごとくなんですけれども、現実的に施工図は全部害虫ですという会社さんというのはたくさんいます。
そしてもう一点大手だとかのやり方を見てみてください。施工図を描く人というのは別部署に存在していて、現場は現場部隊が動かしてますよねっていうふうなやり方をしてますよね。
つまり施工図なんて描けなかったとしても現場を運営するっていうことは可能なんだというふうに僕は思うんです。
だからこそうまく実際に運営できているという事例がある以上、描くというのはノルマのスキルではないよねというふうに思うんです。
ただ一方で絶対になければいけないスキルというのは2つあって、施工図を読むことができるというスキル、そして施工図をチェックすることができるというスキル。
これらの能力っていうのは多分ですけども、施工管理でしっかりと現場を運営していくという立場に立った時には、
それはできなかったらミスを見つけることもできなければ職人さんに指示を出すことだってできないわけじゃないですか。
だから読むスキル、チェックをするスキルというのは必要だが、書くスキルはいらないよねっていうのが僕からの提案なんです。
ちょっと待ってと、読むチェックができるのに書けないってどういうことだよって思う人もいるんです。
ただよく考えてほしいんですが、察し図って書けますかね。僕は少なくとも書けないんです。
で、鉄骨図って書けますか。いや僕もね、結構ね、書けないことないのかもしれないが、基本的には多分書けないと思うんです。
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だけどチェックすることはできますかって言われると、僕は全然普通にチェックをすることは可能なんです。
っていう風にして、結局ですね、書くからチェックができるようになるっていうのは話が別なんです。
察し図が書けないけどチェックができるように、チェックをする能力というのは見るべきポイントがあって、コツがあって、流れがあって、
それさえできていれば、書くことはできなくてもチェックを見たり、チェックをしたりね、大事なポイントを見逃さないようにするという観点で考えていくと、
書けなくてもチェックは可能なんですよ。だから読むというスキル、チェックをするというスキル、書くというスキル、
この3つがあったならば、書くというスキルまでは多分必要ない。で、読むとチェックをするというところだけ、そこをしっかりと伸ばすことができれば、
僕は書くスキルまではいらないんじゃないかなという風に思います。会社がお金をかけてまで教育をしていくべきところではないんじゃないかという風に思ったというところでございます。
はい、じゃあ2つ目。習得までに時間がかかりますよね。これも読んで字のごとくなんですけども、やっぱり書くっていう風になると、
物理的な道具が発生するじゃないですか。動きが発生しますよね。だから、キャドを動かすテクニックだとか、そういうところもやっぱりプラスして必要になってくるという部分で考えていくと、
ある程度、理解した人が施工図を書こうと思った時にはそれなりに覚えることができるかもしれませんが、こと新人若手にとってみると、
それを一気に覚えるというのは、当然、いずれはできるようになるのかもしれませんが、効率的に学んでいくっていう観点で見ると、おそらく膨大な時間がかかるんですよ。
理屈も覚えて、書き方も覚えて、用語も覚えて、キャドの動かし方も分かって、それを表現する力みたいなものもあってっていうのを全部一色だで覚えてしまうっていうのって、やっぱりものすごい時間がかかっていくことだという風に思うんです。
今、この現時点で、仕事量が多すぎるよね、だから残業になっちゃうよねという、この時代背景から考えた時にも、この仕事量をどうにかして分散して減らしていかないと、
僕らがやる仕事って多すぎるから残業になる、だったらどうやって他の人に手伝ってもらうかとか、人手が欲しいよねって言ってる最中に、こういうことをやはり施工図を書くということに注力をした結果、
そこにものすごい膨大な時間と労力が割かれてしまうんで、結果としてですね、成長が遅くなってしまう、もしくは効率的に働けなくなってしまうという可能性が出てきます。
なので、習得にかかる時間だとか、今の時代の効率的な働き方から考えた時に、先ほどのね、なくても何とか現場運営できるんだよねっていうのを加味した時に、
優先課題ではないよねというふうに思っているというのが僕からの意見でございます。
はい、そして3つ目、技術の進化、これから施工図が不要になると未来が少しずつ見え隠れしてきましたよねっていうところ、
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多分皆さんも聞いたことがあると思うんですが、ビムとかシムとかって言われるような考え方、これに今3Dプリンターがとか縦具の図面がとかっていうのがどんどんどんどん紐づいていっているような状態になっていっております。
今は施工図は間違いなくなければいけないと思うように思うんです。これからすぐなくなるのかって言われると全然そんなことはないとは思うんですよ。
ビムなどがね、皆さんやってますかね。僕はですね、扱ったことはないですし、それを中小企業レベルでまだね、ちゃんと活用されているところってあんまり聞いたことがないね。
そのぐらいまだ浸透していない技術ではあるが、ただ次世代を担うような技術であることは僕は間違いないかなと確信しているんです。
それは他のテクノロジーとの紐づけをすることができるという観点で見たときに、デジタルという技術はやっぱり必要で、紙だったものをデジタルに置き換えていくというのは大事だというふうに思うんで、やっぱりビムだとかは今後の未来を設見するものだというふうに思うんです。
今皆さんがね、紙というものから、頭の中で2Dですね、二次元の紙と言われるところに図面が書いてあるわけです。それをいろんなものを組み合わせて情報を頭の中にインプットした結果出てくる、頭の中での3D化っていうところがおそらく施工管理になり、職人さんのね、図面だとかを見ていく能力というものだと思うんです。
でもこれってその人の技術に頼ってしまう部分になりますし、それができるようになるまではものすごい時間と経験値が必要だったよねっていうところを一気に解決することができる技術として、その3D化っていうのを始めからしておこうぜっていう技術が結局のところビムっていうものなんです。
頭ではなくてコンピューターの中に今まで習得できるものの情報を全部詰め込んで具現化したものが3Dなんです。今までの常識は2D、紙の技術というものを頭の中で3Dに描くっていうことになってたんで、新人は図面を見てもピンとこないだったんです。でも今はね、ビムを教育で使うっていうところが増えてきております。
なぜかというと最初に図面を見せてそれを3D化しろと言われたってやっぱり経験値がないと難しいが、最初に3Dのモデルを見せた後に2Dの紙を見せると、ああここのことねっていうふうにものすごく理解が早くなるんです。そうするとすぐに現場に溶け込みやすくなり、なおかつ理解力も早くなってくるので、教育としては素晴らしく良いものだよねっていうふうな考え方が少しずつですが根付いてきております。
そういうふうに今までは2Dから3Dをイメージしてたのにも関わらず、これからの世界っていうのはスタートでも3Dなんです。3Dから必要な部分だけを2D化して表現していくというね、そういう方向の逆転が起きてしまうというのがこれからの未来の当たり前ということになっていくんだというふうに思うんです。
だからこそ自分で図面を生み出すっていうことではなくて、より効率よく理解するっていうことのほうが大事で、それをどう活用していくのかっていうのはまた新しいスキルとして覚えなければいけないことになっていくんです。今までのやり方を全部積み上げた先にしかそれがないではなくて、いろんなものをすっ飛ばして理解だけはできるよね。
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だからそれを使ってさらに次の次世代の技術へってなっていくと、やっぱり今まで簡単にできちゃったっていうもの、今までのものを簡単にできるようになりましたっていうところはもう削除してしまって、新たなステージに上がるためにはやっぱり効率よく学べる、効率よく理解ができる、効率よく指示が出せる、そういうところに特化していかなければいけないよねっていうふうな時代で考えたときにね、やっぱり2Dから3Dではなく、3Dから2Dに落としていくっていう考え方が
逆転が起きてますから。そうなっていくと、この技術の進歩によってセコーズっていうのは10年後、20年後、30年後を見据えたときにだんだんと不必要になっていく技術なんじゃないかと僕は考える。
だから新人にはね、先ほどの1、1個目、2個目、3個目、書かなくても運営できてるよね。そんな優先順位高くないんじゃない?そしてやろうと思ったってすごい時間かかるでしょ?
今の時代にあってなくない?そして未来これ必要なくなる可能性あるんだよねっていうところに時間と能力かけるのってどうかなと思うという、そういうところから考えていくと、スキルを覚えていくスキルというものはちゃんと順位をつけていかなければいけないと思うんです。
その一番最初にかける能力ではないと思うんですよ。もっともっと考えなければいい、覚えなければいけないスキルというのはたくさん存在していて、
その中で施工図を書くというスキルというのは優先順位として、今の時代の優先順位として考えると結構後ろの方になりませんかねというのが今回のお話だということです。
書けるという、俺施工図書けるんだよねっていうのは今までは当たり前だったんですが、今は書けなくてもいいよねっていう状態が普通、逆に言うと書けるんだよねって言ったら、
うわ、それすごいねって称賛されるべきスキル、つまりはプラスアルファの能力であって書けるというのは必須ではないんです。
必須ではなくて書けることはすごいことだが、書けなかったらダメっていうものではないよね。
そこに教育の費用だとか労力だとか時間だとか、そこを割いてまでやる必要性は僕はないんじゃないかなというふうなお話でございます。
改めてお話ししますが、施工図を書くということは僕は必要なスキルですし、すごく重要なものだとは思っているんですが、
ただそれがダメと言っているわけではなく、今の時代だとかを考えたときに施工図というものは書けなきゃいけないではなくて、書けた方が間違いなくいいよねっていうプラスアルファのスキルだと捉えて、
新人若手にはそこではない、もっともっと技術したところをしっかり教えて、その後に最終的に施工図を書けるようになってみるかっていうふうなプラスアルファのスキルとして、
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ステップアップとして覚えさせるのが、僕は今の建設業の将来のための適応策だとかバランス感覚だとかを考えたときに、そういう順位が重要なんじゃないかなというふうに思いましたので、
今回はお話をさせていただきました。ちょっと長めに尺を取ってお話しさせていただきましたが、施工図というのは書かせる必要性があるのか、覚えさせる必要性があるのか、結構多くいただく質問だったりするので、
今回は僕の意見というものをしっかりとぶつけさせていただきました。これを機にその辺の議論を進めていただきまして、僕に対する反論でも構わないんですが、
ただ考えるきっかけにしていただければ、僕は建設業界のステップアップのヒントにさせていただいたということで満足でございます。ということで、本日も最後までご視聴いただきまして本当にありがとうございました。
これからも建設業界の常識的なところ、これは変えていかなきゃいけないよね、みたいなもののヒントだったりするものを少しずつお話しさせていただきたいと思いますので、
ぜひこれからもお付き合いいただきたいというふうに思っております。チャンネル登録、フォローをぜひよろしくお願いいたします。
それでは本日の放送は以上にさせていただきます。また次回の放送でお会いいたしましょう。
それでは全国の建設業の皆様、本日もご安全に。