1. 【建設業を持ち上げろ!】立入禁止の向こう側
  2. #1085 ◆【若手施工管理必見】..
2025-11-20 13:00

#1085 ◆【若手施工管理必見】工期を短縮させるテクニック!

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サマリー

このエピソードでは、若手施工管理者に向けて工期短縮のテクニックが解説されています。特に、「工程を重ねる」という方法が中心に取り上げられ、実践的な適用例が紹介されています。また、工期を短縮するための「コーク分け」の重要性についても説明され、作業を並行して行う際の人員管理や安全管理の注意点が強調されています。

建設業界の最新情報
はい、みなさんこんにちは。RaisePLAN たけだと申します。
本日は、2025年11月20日、木曜日ということでお送りしていきましょう。
この番組は、建設業界をワクワクする業界へ、現場ラボの提供でお送りさせていただきます。
ということで、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
いつもお聞きいただきまして、本当にありがとうございます。
寒いです。
トカチバレということで、めちゃくちゃ抜けるような青空ではありますが、
一方、そこら中に氷が張っているというような状態になっております。
なので、十分お気を付けいただきたいというふうに思います。
最近ですね、Jensparkという検索AI、検索AIとも言わないのかな、
いろんなAIが使えるツールを使っているんですけども、
そのJensparkというものの中で、僕が朝起きると、まずスマホを持って聞くことがあるんです。
それが、建設業界の昨日のニュースを10個ピックアップしてというふうにするんです。
そうすると、例えばDXの話題とか、こんな取り組みがあったよとか、こんな大きい工事が着工するよとか、
そういうのをザーッと拾ってくれるので、業界の簡単なウォッチング的にはいいなというふうに思っているんですが、
その中でちょっと気になる記事がありました。
それがですね、飛島建設さんというところ、知ってますか?
飛島建設さんって中堅になるのかな、の会社さんなんですけど、
そこが南極の建設工事に現場監督を送り出しているという記事だったんです。
調べていくと、1997年あたりから定期的に技術員を送っているということなんですけど、
なんで南極に技術員と思ったんですけど、よく考えたら南極ってすっごい寒いし、人は住んでいないんです。
なんだけど、大陸なのでちゃんと土があるんですね。
土があったら、そこでは誰かが、研究員が研究する施設だとか、そういうものがなきゃいけないよね、と。
もしくは定期的なメンテナンスもいるよね、ということになるので、結果建設技術というのは必要なんですが、
南極大陸というそこの正常的に住んでいる人がいないので、
いろんな人が送って、海外協力みたいな形で送られていかなければいけないその技術員として、
飛島建設さんがですね、入ってるんですね。
いや、すげえなと思って、なんかその動画が上がってたんでちょっと見てたんですけど、
普通の建設工事を向こうでやってるような雰囲気なんですけど、
場合によってはマイナス80度とかになる気候帯なんです。
どんな工事してるんだろうなって、ものすごい興味を持ってましたが、
そういうことも日本の建設業っていうのは協力してるんだなということで、
改めてスケールの大きさというか、どこにでもやっぱり建設業が必要なんだよなっていうことを改めて感じたということで、
ちょっと共有させていただきました。
気になる方はぜひね、記事を見てみていただきたいというふうに思います。
工期短縮の重要性
はい、それでは本日もスタートしていきますが、皆さん準備のほうはよろしいでしょうか。
それでは今日も立入禁止の向こう側へ行ってみましょう。
本編に入る前に少しだけPRさせてください。
ペケマラボが開発した新商品、Safety QRステッカーをご紹介します。
これはいつもヘルメットに貼っている新規入場者教育のステッカーの裏面にQRコードを加えただけのシンプルなものなんですが、
これが画的。
緊急時にステッカーをめくり、QRコードをスマホでスキャンするだけ。
それだけで緊急時の連絡先に瞬時にアクセスできます。
さらにこのSafety QRステッカーは働く人の命を守るだけでなく、公共工事における創意工夫としてもアピールできるため、
企業イメージの向上にもつながります。
詳しくは概要欄のURLからぜひチェックしてみてください。
それでは本編のほうに進みます。ぜひ最後までご視聴くださいね。
はい、みなさんこんにちは。ライトブラウン竹田と申します。
僕の元に多く寄せられる質問の中でかなりの比重を秘めるのが、工程の進め方、縮め方、そういうテクニックはありませんかというような類のものなんです。
これには明確な答えがあります。
ありますが、それに対して注意点もあるということを理解していただきたいというふうに思います。
今回は若手施工管理者必見の内容ということになりますが、その辺をしっかり整理して実務に生かしていただきたいというふうに思います。
その答えは何かというと、工程を重ねるというものなんです。
重ねていくことで工程は縮めることができますが、一方注意点もあるので、鵜呑みにせずにしっかり自分の頭で考えて進めていただきたいなというふうに思います。
今回のテーマは工程を縮めるテクニックということでお話をさせていただきますので、ぜひ最後までご視聴ください。
この番組は北海道の地場ゼネコンで建築の現場監督を17年間やり、その後独立起業者、私竹田が建設業界の底上げになるような都市みなさんのスキルアップにつながるようなお話をしておりますので、また次回見逃さないためにもチャンネル登録、フォローをよろしくお願いいたします。
工程を重ねるテクニック
さあ、改めまして進めていきましょう。
工程を縮めるテクニックの一番オーソドックスな方としては、工程を重ねるというテクニックになるんですが、
これをマスターすることができれば、どこだろうと仕上げだろうと、原則的には仕事をぎゅっと圧縮することができるということになります。
極力音声配信を同時にしておりますので、言葉だけでわかるようにしていきたいというふうに思うんですが、
よくあるコーク分けと言われるものがありますが、そういうふうにコーク分けをするというのは、こういう理屈なんですというのも踏まえて理解していただきたいと思います。
例えば、Aという仕事がありました。Bという仕事がありました。Cという仕事がありましたということで、3つの仕事があったとしましょう。
それぞれ3日の日程がかかったとします。
そうすると、A3日、B3日、C3日なんで、これを順番にやっていくと、結果、トータル9日間かかるということはわかりますよね。
やっぱり一つの建物に対して、人工種が入っているのが一番安全ですよねってことになるので、こういう順番で進めていくのが一番安全ですし、品質管理も楽になりますということになります。
ところが、日程をどうしても詰めたいというふうに考えたときに、それを3つのコークに分けるんです。
第1コーク、第2コーク、第3コークというふうに、一つの建物を割るとどうなるのか。
もともとは3日、3日、3日の9日かかっていましたよね。
それを3つのコークに分けて、それぞれの仕事を終わらせながら、次のコークに移っていくというふうに3つに分割します。
これが工程を重ねるというものなんですが、説明しましょう。
まずはAという仕事、3日かかります。
ですが、建物を3つに分割していますので、まずはみんなで第1コークの仕事を終わらせます。1日目。
2日目、その工事は第2コークのほうに移ります。
そして3日目、第3コークに移って終わりということで、この人のやっている仕事は一気に全部ではないが、順番に終わらせるという段取りに変えるだけで、基本的に3日は3日なんです。
じゃあ、そのAという工事が第2コークに移ったとき、もともとの第1コークの仕事というのはもう終わっているわけですから、ここの段階で次のBという工種が投入されます。
第1コークではBが仕事をして、第2コークではAが仕事をしています。
次の日、Aという工種は第3コークに移って、Bという工種は第2コークに移ったとき、3日目の段階でCという工種は第1コークに入っていきますということになりますよね。
工期短縮の考え方
そうすると、Aという工種が1・2・3で3日かかりました。その次の日にはBという工種が終わりました。その次の日にはCという工種が終わりましたということになるので、もともと並べるとここのかかってた工事が5日で終わるという、その間隔ってお分かりいただけるでしょうか。
これが工程を重ねるという考え方であり、コーク分けをするという一番わかりやすい方法なんです。コーク分けをする意味というのは結局、いろんな仕事をするために人をたくさん投入しやすくするという意味もあるんですが、結局何言って工期を縮めていくための施策だということを理解してください。
だからコークを分けるんです。分けるとじゅんぐりじゅんぐり進めることができるようになりますので、結果として仕事がぎゅっと詰まるということになります。もっともっと工種が増えてきたりだとかすると複雑にはなっていきますが、例えば1つの建物を4つに区切ってこういうふうに順番に進んでいきましょうとなると、そこを追いかけるように次の工種がもう出発することができるので、今までこういうふうに繋がっていた工事がこう重なっていくというのがお分かりですね。
だから工程を重ねるという考え方をマスターすること、コーク分けというのをマスターすることによって結果として工事というのはぎゅっと圧縮することができるようになるということになります。
ここまでで理屈はわかっていただけたんじゃないかと思いますが、注意点を発表します。しっかりここを頭に入れていただきたいと思うんですが、工程を重ねるということは、例えばA、B、Cの職種がそれぞれ10人1チームだったとしましょうか。
そうすると1日目はいいでしょう。だけど2日目にはBも入ってきます。3日目にはCも同時進行で進めるということになるので、何が起きるかというと、A、B、Cそれぞれ10人、つまり30人の今までの想定の3倍の人間が入ってくるということになります。
まず人が3倍に増えるということは個性が3倍になるということで、いろんな問題だとかトラブルみたいなものの起こる確率も3倍になります。だからこそ僕らはものすごい最新の注意を払ってしっかりと見ていかないと、結果いろんなところでトラブルが多発して対処不能というような状態にもなりかねないということなんです。
そしてもう一点、同じような理由により安全面についても最新の注意を払う必要があります。たくさんの人がいるということは、それだけ事故が起きる確率も上がってきてしまうということなので、いつも以上に安全管理に気を配らなければいけないということになるわけです。
だから人をガーッと投入していくという、そういう工程を重ねていくのはいいが、一方こちらの管理体制大丈夫かと、いちいち仕事が終わったらちょっと確認してくださいとか、ここどうしたらいいんですかっていう、その仕事量も膨大に増えていくが、現場だけを見ると工期はぎゅっと圧縮することができるよね。
一方施工管理の仕事は膨大に膨れ上がっていきパンクしてしまう恐れもあるというところ、ここが注意点ということになりますので、増やせばいいというわけではないし、物理的には理論的には分ければ分けるほど工期は縮んでいくことにはなるんです。
小さい建物を20航空に分ければ一気にいろんな仕事はできるが、こんな小さい部屋に10人も入れるのみたいな物理的な制約も出てくるということは、理解をした上でこの工程を重ねるという考え方を導入していただきたいというふうに思います。
だから、そんなに無理のない範囲で山ほど分けるんじゃなくて、今回は3つにしようかとか、今回は4つにしようかぐらいのところで納めるのが一般的なんですが、それをフロアごとでさらに工期分けって話になってくると、結果いろんなことが予期せぬ問題みたいなものが起きてくる可能性もありますので、ちゃんと自分の実力とコントロールできる範囲を踏まえた上で、これをしっかりと計画し進めていただければというふうに思います。
理屈がわかっていただければ、あとはテクニックというコツみたいなところもあるので、そこから先は先輩と一緒に経験し、いろんなことを皆さん聞きながら進めていただければというふうに思います。
はい、ということで、本日につきましては工程管理についてのお話を少しだけさせていただきました。参考にしていただきたいというふうに思うんですが、本日も最後までご視聴いただきまして本当にありがとうございます。
次回も施工管理としてのテクニックのお話みたいなのを、若手向けにわかりやすく解説したりもしますので、ぜひ気になる方はチャンネル登録、フォローよろしくお願いします。また、いいねとかコメントなどを書いていただけますと、僕の励みにもなりますので、そちらの方もぜひよろしくお願いいたします。
はい、それでは本日は以上にさせていただきます。また次回の放送でお会いいたしましょう。福田全国の建設業の皆様、ご安全に。
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