だけど大事な守りたいもののためにはほんのちょっとだけ勇気が出せるっていう、なんだか我々とも近いというか結構等身大の人間として描かれていて、
これが今までのヒップステにはなかなかないキャラクターですごく面白いなと私は感じました。
もうさ、初見のビジュアルとかさ、ブロマイドとかグッズの雰囲気と全然本人のキャラクターが違ってて、
ブロマイドとかだとなんかサングラスかけててさ、めちゃめちゃ怪しいおじさんみたいな、
そのアマヤドレイをちょっと若くしたみたいな雰囲気だったんだけど、実際はかなり正直者のとってもいい人で、このギャップ面白いなと思いましたし。
で、そのヒップステというかヒップ舞の世界って基本その化け物ぞろいじゃないですか。
人間ちゃ人間なんだけどやっぱり身体能力がやばい人がいたり、考え方がぶっ飛んでる人がいたり、でラップバトルで平気でね、
マイクがほぼ平気ですから、戦うような連中がうようよしている中、このとっても普通の人でしかも常識人っていう意味で、
まあこのH歴の普通の人という意味ではこの大木町すぐりさんっていうのはとってもレアなポジションだなと思うわけですよ。
で、意外とヒップステの世界だとこういう普通の人っていうのがいなかったわけですね。
まあこのラップはっきりしなくて戦えないけどネームドキャラでいるっていうと、
まあ原作にもいたキャラクターでトラック5でカンナビヨツツジっていうキャラクターが出てくるんだけど、
ジャクライの結構ね、あの大事な人なわけなんだけどヨツツジ君は意外とこう観客とH歴をつなぐようなストーリーテラーみたいな役割で出てきたりなんかして、
あれはあれで結構特殊なポジションで出てきたわけなんだけど。
で大木町すぐりさんに関してはもうマジで普通にH歴の人で、でなんなら今回の話で言うと結構こう被害者側というかさ。
よくよく考えたら、まあその男だったらラップできるだろうみたいなさ、めちゃくちゃな台詞が一枚にはあるけれど、
そりゃ全員があの世界でさ、まあラップバトルなんかできるわけないよなってやっぱまあまあ考えりゃ分かることだし。
で戦える人とかさ、その強い人たちのさ、食い物にされてしまってる人もやっぱりいるわけじゃないですか。
でそれをこの大木町すぐりさんはまあ体現してくれているということで、
そこにこう気づかせてくれる、まあ世界の奥行きを広げてくれるっていう意味で、
非常にいいキャラクターだなと私は思いましたね。
これはヒップステお得意のそのH歴のそこにまで目が行かなかったな、でも考えたら確かにそういう人だっているよなって思うタイプのキャラクターで、
まあすごくこう存在がありがたいキャラクターだなとオーナーさんは思いましたね。
でこの大木町すぐりってまたまあヒップ舞のね特有のこう読みづらいというか、
特殊なネーミングだなとも思うんですが、よくよく考えると名前に正直って入ってるんですね。
こんなに縄体を表すキャラクターなかなかいないなと思っていて、
まあこういう意味でも非常にいいキャラクターだなと。
しかもそのなんかキャラクター的にオーナーおいしいキャラだなと思っていて、
オーナーが今回ライブハウスを取り替えしたわけじゃないですか。
ってことはつまりあのライブハウスに来れば誰でもキャラクターがライブできると。
オーナーのライブハウスにさえ集まればいつでもこの我々観客に向かってライブができるというポジション。
ってことはミックステープシリーズがもし続いて2とか出るんだったら常に登場させることができるキャラクターでもあるなと思ったわけです。
毎回チラッと出てきてね。ちょっと喋って出てくるだけでもいいので、
まあ今後もなんだかんだで出しやすいキャラクターなんじゃないかなと私は思いました。
あとは演出面で言うと、キャラクターごとの楽曲とかはね、それぞれのキャラクター感想で言っていきたいと思うので、
まあ全体的な部分で言うと、今回カーテンみたいな幕を使ってそこにプロジェクションマッピングでガッツリ映すみたいな演出が結構多様されていて、
よくよく考えると、意外とヒップステってこの舞台では、最近の舞台では特にありがちな、
そのデカデカと幕を出してきてそこに映像を映してお芝居するみたいなやつ、
意外にヒップステだとそんなにやってなかったなぁと思っていて、
なんかここは個人的に盲点で、あ、そういえばまだこういうのやってなかったなって思う部分が良かったですし。
で、なんかヒップ舞のキャラクターってああいう幕とかをさ、どうしても物語の都合上横に引かなきゃいけない場面とかでも、
結構その動きが似合うというかさ、なんかコクリがこう幕を華麗に引いてってさ、パチンみたいな、
で、プロジェクションマッピングの映像の演出が終わるみたいなさ、ちょっとオシャレな感じにもなっていて、
あ、意外に相性がいいんだなみたいな。そのヒップステってやっぱバチバチ踊りまくってすごいアクションもあるからさ、
ああいう思いっきり幕を引いてその板の上が狭くなる演出ってそんなに相性良くないんじゃないかなっても感じたんだけれども、
使い方によってはかなり効果的に見せることもできていて、あ、これはまた新しい演出で面白いなぁと思いましたし。
あとはいつもの大好きな演出で言うと、もうこれは本当私の感想回で毎度出てくるんでね、皆様も耳たこだと思うんですけど、
あのオープニングの2次元から3次元のキャラが出てくる演出ね、これヒップステの発明ですね、
あれもまた今回もちょっと変わっていて、今回はこうイラストが出てきた後にそのイラストをキャラクターがぶち破って出てくるっていうね、
障子みたいにバリバリバリって終わって出てくるっていう、あれ結構爽快感があって良かったですね。
であの、やっぱラムダが最初出てくるんだけど、あの3on3フリーク最初ねラムダスタートですから、
なんかラムダのこうジャンプしてる時の1枚絵も含めて、なんかキャラクターともすごい合っていて、すっごいいい演出だなと思いましたね。
でその穴がそのまま再利用されてさ、2番手のキャラクター、ジュートとユメノはその穴からこうぬるっと出てくるのも、
のれんみたいにくぐって出てくるのも、なんかその個性がそれぞれ出てて面白いなと思いましたね。
で俺は毎回ほんと感心するんだけど、よくも毎回こう微妙に違いつつも新しい演出出せるなーってやっぱり思いますよね。
最近のこのオープニング演出で言うとね、前回のやつもめちゃくちゃかっこよくてね、あのMTCとDHとDDの時の先に役者が出てきて、
でそこにこう2次元の絵がこう一緒に重なるように映るみたいなやつ、あれもほんと痺れたけど、原点に変えてやっぱり絵からキャラが出てくるっていうのは、
やっぱ何度見てもいいもんだなぁと改めて再確認いたしました。
という感じでちょっと全体の演出だったりその辺の話はこの辺りにしつつ、いよいよですね、こっからちょっと赤羽ディビジョンの話と、
3人にそれぞれ1人ずつね、フォーカスさせて喋っていこうと思うんですけど、
まあまずはね、この赤羽ほんとお帰りっていうところですよね。
いやもうほんと2年待ったぞとこっちは。
いやーこれ2年ぶりの赤羽はやっぱほんとたまらなく良かったですし、
でしかもその再開はさ、そのトラックはまあ彼らの赤羽が始まったところでもある、
この品川ステラボールという、やっぱ俺はステラボールが好きですね。
本当にあそこの演出だったり音の感じだったりが大好きで、
1階席だったらどこに座ってもかなり役者さんをはっきり見れるっていう意味でも、
本当に素敵なホールだなと毎度思いますし。
で、あの赤羽が帰ってきたことに対して、
その観客がめっちゃノリノリなのよ収支、もうこれがほんと感動しちゃってさ、
板の上にいるだけでも明らかに客席がこう湧いてんのが良くてね、
めちゃくちゃ良かったですね。
前説の時点でもう会場揺れてたもんね。
あの豊孝さんがさ、テープを客席の方に選ばせて、
横浜と渋谷のハンドサイン練習した後、急に赤羽が割り込んできて、
小栗とさらぎが出てくる演出、あの時の会場の悲鳴、悲鳴ですよね。
もう悲鳴、黄色いこいつが悲鳴。
あの時点で正直俺はもう累戦が終わってましたけど、
まだ話が始まってないんだけどさ、もうあれはほんと良かったですし、
でその後にさ、赤羽のキャラクターたちと一緒にこのNのハンドサインをするわけよ。
Nのハンドサイン。
でこれがさ、当たり前みたいにさ、観客がさ、コール&レスポンスするんですね。
その俺たちが赤羽のバスター、バスターがさ、
マジで何の説明もしてないんだよ彼ら、急に歌い出してるだけなんだけどさ、
全員できて、でもちろん俺もできて。
なんか、それもほんとグッときちゃってさ、
やっぱこう赤羽ってさ、このヒプステっていうコンテンツでも結構特別な存在だなっていうのは私そこですごい感じて、
まあその、やっぱ初期の逆風が彼らはどうしてもこうすごかったわけなんだけどさ、
今ではその風をもう全部こう追い風に変えてさ、
ヒプステっていうコンテンツのこの強みの一つにまでこうなってるわけじゃないですか。
で、それが証明されてるのがあの最初の前説でのもう悲鳴で、
で、なんか俺そこまで今までこう見てきたヒプステの赤羽の歩みがさ、
相馬灯のようにきちゃって、あの本当に始まってないんだよ。
これまだ前説の話なんだけど、もうめちゃめちゃ泣いちゃってさ、
でもなんか一ファンとしてもすごいこう歓迎されてる感じ、
おかえり赤羽って感じがめちゃめちゃこう場があったかくてさ、
もうそれが本当一ファンとしてはとっても嬉しかったですし。
で、嬉しかったで言うとね、新曲よ新曲。
で、これ正式名称が分かんないから仮で言うんだけど、
フライングトゥーザトップみたいな曲があって、
あのまあWe Are North Bustardのようにこうサビでね、
それこそバスターみたいなじゃないけどこうトゥザトップつってみんなでこう乗れる?
で、彼らの失踪感もあってめちゃくちゃ気持ちいい楽曲がさ、
また赤羽にこう用意されてるじゃないですか。
これが本当にめちゃめちゃ嬉しくてさ。
で、このトゥーザトップっていうのもいいですね。
頂点を目指すっていうストレートな部分ではあるんだけれども、
この基本赤羽ってさ、なんつーかこう下から上がってく感じのチームだと思うんですよ。
で、下からこうガンガンガンって上がってく、
その童話のカリスマ性と推進力があるからこそ他の奴らがついてくみたいなさ。
で、そこに俺たちファンも熱くなるみたいなところがあるわけじゃないですか。
で、それがこの楽曲のトゥーザトップっていうところにこう上に行くっていうところにも繋がってる感じがして、
これは素晴らしい解釈だなとも思いましたし。
で、あと熱いのが、初代ヒップステの池袋ディビジョンのチーム曲に
トゥーザトップっていう曲があんのよ!
これはもう、意識してないとは言わせないですよ。
いや、こういう憎いことやってくれんだよな、ほんと。
めちゃめちゃいいなとも思いましたし。
で、改めて見て、赤羽ディビジョンってすごい面白いバランスのチームだなと思っていて、
まあその、童安和里っていうこのダークヒーロー、裏の主人公みたいなのがいて、
こくり涼山っていう、まあ小悪党ね。
小悪党がいて、で、さらぎけんえいっていうあまり何を考えているかよくわからない、
まあ狂人というかもの静かな狂ってる人がいて、
すごい組み合わせですよね。
なんかマジで悪の幹部みたいな連中だなと思っていて、
俺最初に赤羽を見た時の印象を今回の公演ですごい感じたというか、
なんか特撮の敵キャラクターみたいだなって最初見た時思ったんですよ、キャラ付けが。
なんかそこのこう特別感、彼らにしか出せない空気感が今回もすごく感じられたので、
やっぱこう赤羽ってかなり唯一無二の存在感があるなというのをすごく感じたわけです。
で、このままちょっと一人一人、まずやっぱり童安の感想からいきたいわけなんだけど、
まあその、これは語りたいのがこのオープニング曲、今回で言うと3ON3FREAK。
で、この童安が出てきた時の会場の悲鳴と歓声、たまらねー。
ほんと最高、最高だったな。
で、これよく考えたらこの3ON3FREAKで初めて出てくるんですよね、童安が。
憎い演出になってて、で今回がここで初登場なわけで、
で、思い返すのがトラック1でも意外と童安って素顔を見せるまでが長かったんですよね。
なんかそれもすごく思ったりだとか、
なんかあのみんな待ちわびたぜって感じでうわーって悲鳴上げてこうニヤッとボスが出てくる感じはもう、
お前こそオリジナルの山田一郎だってやっぱり思ったし俺は。
で、このゲスフーズバックっていう言葉で出てくると、
このゲスフーズバックはまあ楽曲にもなってる単語ではあるんだけれども、
これあのヒップホップのmemeの一つでございましてね。
で、このゲスフーズバックっていうのはまあお待ちかねみたいな意味だとか、
あと誰が帰ってきたかわかってるよなみたいな意味があるわけです。
これほどしっくりくる言葉ってないよなって思うというか。
思い返すと、もともとこのゲスフーズバックまあ楽曲だってさっき話したんだけど、
ヒップステの世界でこの言葉が出てきたのはあのAADライブっていうね。
前あの池袋のシアターミクサってところでまあちっちゃい会場だったんだけれども、
その赤羽ディビジョンと浅草ディビジョンだけの公演をヒップステがやっていた時期があって、
その時のテーマ曲の名前がまさにゲスフーズバックなわけです。
で、その時は赤羽と浅草がこう久々にカムバックしたという意味で、
多分そのタイトルが付けられたんだけれども、このカムバックしてくるっていう意味がさ、
なんか毎度この感動のベクトルが変わってくるのがとってもいいなと思っていて。
で、今回もこのゲスフーズバックという言葉で同案たちが帰ってくるわけでさ、
なんか前よりもそのお帰りっていうとか、お待ちかねっていう言葉の意味がまた変わって聞こえてくるし、
なんかこう観客にこう今か今かと望まれて同案が出てくる感じがさ、もうたまんねーっすよ本当に。
明らかに以前よりもオーラが増してるんすよね。
これがね、やっぱかっけー、かっけーな同案ってやっぱり思うし。
で、こうやっぱ変わらぬこの美貌と美声、そしてパフォーマンス。
ここがやっぱり同案、岸本さんの同案はたまらない部分ですよ。
で、俺が嬉しかったのが結構今回その同案に限らずトラックワンをこう意識してるような演出だったり楽曲が多くて、
まあそれがトラックワンのこう名数いろいろあったなっていう曲の、なんかアンサーっぽい曲があったんすよね。
同案がこう力を改めて求める意味を歌い上げる曲があったんだけど、
そこでさ、もうこの岸本さんのスーパー美声を堪能できるわけですよ。
これはもうその役者のパフォーマンスを最大限発揮してて、
そして同案和里っていうキャラクターのこの心の部分というか、
これも出ていて、やっぱ新しいソロ曲もらってて最高だなと思いましたし。
で、俺ほんとびっくりしたんだけど、生で見た久しぶりの同案和里、めちゃめちゃ色っぽくてすげーびっくりしたんですよね。
あんなに色っぽかったっけっていうか。
で、同案和里ってよくよく考えるとその結構性格は泥臭いというかさ、
一時期そのちょっと道外してね、卑怯な手に手を染めてしまったこともあったが、
今では結構ひたむきにこう熱く強さを求めて、いつか山田一郎にみたいな男で、
割と泥臭いところがある男なわけじゃないですか。
だけどこのふとした瞬間のやっぱりこのアウトローらしい悪っぽい表情。
これの色気よ!これの色気がやっぱり素晴らしくて。
なんであんなに悪い顔が似合うんだあの人は。
これがね、素晴らしいなと。
で、あとあの仲間がパフォーマンスしてる時のこうリズムに乗る同案。
いやーちょっとかっこよすぎる。
ちょっといいなっていうね、あれは良すぎんなっていうか。
で、なんかね、なんだかんだそのパフォーマンスしてる時に同案が乗ってるところで、
まあいろいろ言ってはいるし、二人もめちゃくちゃやってるが、
まあコクリとサラギのこともなんだかんだチームのメンバーとしては認めてんだなってところも感じつつみたいな。
ふとした瞬間の色気がちょっと同案はだいぶヤバいなってのもここで再認識しましたし。
で、ストーリーでもやっぱり同案は美味しいポジションだなって今回感じましてね。
あのサマトキ相手に、まああの負けかけてはしまうんだけれども戦うわけで。
で、思うとトラック1でこうイチローっていうヒップ舞の顔と戦い、で次はサマトキ相手に戦うという、
まあヒップ舞を代表するキャラとバチバチ戦うことが彼は多いわけなんだけどさ。
で、その顔ともいえる男たちとぶつかった後は、まあ同案はやっぱり自分をこう見つめ直すわけなんだけど、