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ヤマモトユウトのラジオトユウト
どうも皆様こんにちは、声優のヤマモトユウトでございます。よろしくお願いします。
この回は、ミュージカル刀剣乱舞【結びの響、始まりの音】の感想回となっております。
4年ほど前の作品になるので、大丈夫だと思うんですけど、内容にがっつり触れておりますので、
ネタバレとかが気になる方は、ぜひ見てからこの回に来ていただけると嬉しいな、なんて思うわけでございますけれども。
こちら【結びの響、始まりの音】通称むすはじと呼ばれている作品のようなんですが、
こちらはですね、私が以前ね、江水散花の雪というね、これもミュージカル刀剣乱舞の、一応今のところ一番新しい作品ですかね。
あれを生で見に行って、初め見に行った時はですね、私は刀剣乱舞は刀捨てから入っているので、
荒巻義彦さんが演じている【山んば斬り国広】というキャラクターが好きで、
【遠見の世界】もですね、ついに【山んば斬り国広】が来るということで、
しかも演じるのが私が大好きなヒップステでね、相物重視という名古屋ディビジョンのキャラを演じていた加藤醍醐さんやということで、
これは色々重なったから、まあ見に行かなあかんなというわけで、江水散花の雪ね、ペンライトまで買って現地に行ったわけなんですけれども、
泉の神金定という男がいまして、やつがちょっとかっこよすぎるというか、あまりのかっこよさにびっくりするというか、
ペンライトが推しの刀剣男子の色にセットすることによって、ボタン一つですぐその男子の色にパッて変えれるみたいな機能がついてますけど、
最初国広にしてたんですけど、途中からですね、金さんのあまりのかっこよさに、金さんに変えてしまったという、そんな話がありまして、
江水散花の雪っていう作品自体もめちゃめちゃ面白かったし、そこで出会った金さんっていう、私からしたらノーマークだった男に全部持ってかれたっていう思い出が一個ありましてね、
その話をこのラジオでしたらですね、リスナーからいい作品があるぞという話があって、
そしたらリスナーからこの作品、結びの響き始まりの音の演盤がですね、うちに送られてきまして、
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これは泉の神金沙田というキャラが好きなら間違いなくいいと思える作品なので見てくださいと熱いお便りをいただきましてね、
今回初めてこの作品を見させていただいたという、そんな感じなんですけれども、
いやーちょっとね、今回もめちゃくちゃ良かったっすね、
むすはじ、個人的になかなかベストに、遠見ベストに入るんじゃないかなっていう感じの作品に自分の中ではなったんですけど、
なんだろうな、ミュージカル刀剣乱舞ってお芝居パートとライブパートが2つあって、
対照的みたいな感じが1つの楽しみであると思うんですけど、
このなんだろうな、むすはじ、今回のむすはじもそうだし、私の中で見たやつだと、
あとパライソーとか香水もそうなんですけど、なんかお芝居パートで少年漫画的な、
もうちょっとしんどい話だと青年漫画的な、熱さと、そして苦しい中にも、
なんだろうな、刀剣男子たちの根性みたいな、それこそ熱さみたいなので乗り越えていく、
熱いストーリーをがっつりお芝居パートで堪能した後に、そんなめちゃめちゃ試練に打ち勝った彼らが、
華やかに出てきてライブパートを彩ってくれるみたいな、
なんかその辺のギャップが相変わらずこのコンテンツは面白いなと思ってまして。
で、むすはじもそれをすごい感じたんですよね。
なんか結構王道な話だと思うんですよ、今回のこれって。
私が刀剣乱舞のメディアミックスが好きな理由の一つに、
刀剣男子たちが自分がもともと持ってた主たちに出会った時に、果たしてどうするのかっていうところ。
大体が苦しいことになるというか、その刀剣男子にとってのある種の試練になることが多いわけですけど、
ここの葛藤を描くっていうところが、私はこの刀剣乱舞のメディアミックス大好きなところでして、
各々の、なんでしょうね、けじめの付け方といいますか、仲間と話してみたりだとか、
歴史の人物と打ち解けた上で、あえて戦ったりとか色々あると思うんですが、
その辺がむすはじはガッツリ。
しかも、この私がめっちゃかっこいいやんこいつ!ってなったカネさんが主にメインで描かれていたんで、
すごく心に残る話やったなと思うわけですよ。
で、私はあえてですね、むすはじはそんなに予習せずに見ようと思ったわけですよ。
まあキャストとかだけちょっと見て、
あーヒジカタトシゾウのキャラ、刀がいるなとかね、
06:02
あ、ムツノカミがいるぞ!みたいな、私刀捨ては全部見てるんで、
あ、ムツノカミこっちにもいるんだなとかね、
あ、ハチスカってのがいるぞ!これは俺初めて会う男子だなとか、
なぎなたはこれはどういうキャラなんだ?とかね、思いながら見て、
で、そうすると、歴史の人物たちもいるわけじゃないですか、キャストの中に。
で、ヒジカタトシゾウとエノモトタケヤキがいるぞ!って思ったんですよ。
で、じゃあいざ、実際に本編を見てみると、
まずその、なんでしょうね、ヒジカタとエノモトが出てきて絡むってことはさ、
もう5両角しかないじゃないですか、歴史的には。
その母親戦争の終盤というか。
で、それを、あーってことは、
ヒジカタがこれ最後散る話やないかってもう冒頭でわかるし、
で、しかもそのヒジカタとシゾウが使っていたと言われる刀たちが2人いるわけじゃないですか、今回。
あ、やばいこれはまた試練になるぞ!みたいなね。
幕末組はこの辺がしんどいんだよなーとか思いながら見始めて、
で、冒頭の時点でまず坂本龍馬っていうね、
その時代を熱く生きた男が散る場面が出てくるわけじゃないですか。
で、それを見て、淡々としているムツの髪とか。
で、話が進んでいくと今度、新選組がどんどんやられてしまうという話になり、
ヒジカタがこう、コンドウさんのね、
首を抱きながら随分ちっちゃくなっちまってみたいな感じで泣き出すところとかあって、
おい、待ってくれよと思って。
その、おい、ヒジカタがどんどんかわいそうになっていくじゃねえかみたいな。
で、これ、これ本当に五稜角まで描く気だなって思って見てて。
で、その、やっぱ印象的だったのが、坂本龍馬たちもそうだし、コンドウさんたちもそうなんだけど、
その、刀ががっつり前面に出てた時代を生きた英雄たちがさ、
どんどん死んでいってる描写が出てくるわけじゃないですか。
で、ヒジカタがその中で唯一取り残されていくわけじゃないですか。
刀の時代の象徴である男が。
で、そのまま五稜角に行くわけでしょ。
まあ歴史通りの流れなわけなんだけどさ。
で、これめちゃめちゃハードなやつじゃんと思って。
で、そのあたりでちょっと思うのが、
そのタイトルの結びの響き、始まりの音って、
あれ刀の時代の話してんのかこれと思って。
ってことはやっぱヒジカタの最後に焦点を当てた話か。
みたいな。
で、見ていくわけなんだけど、
その、なんだろうな、
あのー、これ憎いのがさ、
ヒジカタがさ、めちゃくちゃかっこいい役じゃないですか。
この、むすはじの中でのヒジカタ・トシゾウという男の
描き方と、そして演じてらっしゃるタカギさんのお芝居が
とてもかっこよく、とても当たり前の、
とてもかっこよく、とても厚みのある男として描かれているので。
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ってことは、この話の流れでヒジカタって最後たぶん
死ぬんだろうなってのがわかってるからさ。
もう、魅力的であればあろうのしんどいというか。
これ、ヒジカタさん最後、
こんないい感じやけど、
これ最後死ぬんやろうなー。
うわー、まじかー、見れるかな最後までみたいな。
で、またさ、ヒジカタについてきてるお友もいるじゃないですか。
島田さんっていうね、ボテッとした体格のやりもったおじさんと、
ほんで中島くんっていうね、
せっこうみたいな役目のお二人がいましたけど、
こいつらもすごいいいキャラしてるし。
でなんかあの、なんだろうな、ヒジカタが助けにきて
バカヤローお前らは死ぬんじゃねーみたいな
部下だけ助けて、俺だけ散るみたいなこともやりだすさ。
で、途中で出会ってね、北海道に行く原因になる
えのもとたけやきも出てくるんだけど、
えのもともいいキャラしてるんすよね、これまたね。
なんか見た目だけだとなんかすごいクールなさ、
冷徹な現実主義みたいな感じの見た目してるのに、
まあ藤田レイさんの顔がいいってのもあるんだけど、
してるのに、なんかこう喋らせてみるとなんだろうな、
その、天才ゆえの変人というか、
なんでもできるからこそ、
なんかいろんなことを考えすぎてるみたいなキャラクターで。
まあ実際、ただの天才だな!みたいなツッコミ受けてましたけど。
でその、やっぱ周りもいいキャラしてて、
肘肩自身もむちゃくちゃいいキャラしてるから、
だからこそ、わかってる最後こいつ散るんだろうなっていうところと、
あと、自分が想像したその肘肩の散りざまの遥かに上を行く
素晴らしい散り方を肘肩がしていて、
とても胸を打たれるなと。
やっぱ肘肩を演じてるこの高木さんが、
あの板の上で素晴らしい生きざまを見せてくれるので、
どんどん物語を引っ張っていく感じがすごい良かったですね、肘肩は。
その、やっぱり私もこのミュージカル、
刀剣乱舞と言いますと、
やっぱ刀剣男子というね、
この刀のつくもがみたちが果たしてどういうキャラクターで、
どうやってこの板の上でね、
ストーリーを紡いでいくのかってところに目が行きがちなんですけど、
この歴史上の人物がやっぱ、なんだろうな、
手加減なく描かれているというか、
全員が主役のように描かれているのが、
遠見シリーズ、これは通してもそうかなんですけど、
良いところだなと。
特に肘肩は、今まで見てきた遠見のキャラクターの中でも、
このクラスに好きなキャラクターになりましたね。
なんか、ある意味では一番主人公だという気もするんですよね。
なんかその、さっきも言ったけど、
結びの響き始まりの音って、
刀の時代の終わりで、
12:00
逆にそれがない時代の始まりってことは、
やっぱ肘肩のことを言っているのかなとも思うし、
とにかくすごかった。
で、あとは、ビジュアルの面で言うと、
肘肩が、結構衣装が変わるのもやっぱり新鮮で良かったですね。
で、あとは榎本ね。
榎本が、びっくりするぐらい肖像が、
肖像があの時の写真なのかなに、
めちゃめちゃ似てるんですよね。
あのヒゲの角度とか。
結構忠実な榎本が出てきて、
一発で榎本竹明だってわかったのがちょっと面白かったなと。
とにかく歴史の人物もすごい良かったんですよね。
で、あとは演出でちょっと印象に残ったのが、
オープニングがとても良いですね。
このムスハジワ。
ちょっと他の東ミュシリーズでこれやってたっけなっていうところで、
ちょっと私うろ覚えなんですけど、
オープニングで刀剣男子たちが華麗に盾を披露して、
それなりに皆さん、
自分なりのアクションをした後に決めポーズをして、
後ろにドーンと画面にキャラクターとキャラクター名がドドンと出てくるあれ。
あれはちょっとかっこよすぎるな。
あれは発明ですね。
戦国バサラとかの登場シーンを思い出すかのような。
あれが私みたいなほぼ新参みたいな人には非常にありがたくて、
どの刀剣男子がなんて名前なのか一致してない場合のほうが多くても、
あそこを見ればなんとなく誰がどんな感じなのかわかるというか。
あとはやっぱり盾でキャラの個性をつけてるのが上手いなと思いますね。
戦い方でなんとなくそのキャラわかるし、
戦ってる最中の合間のセリフで、
この男子ってこういうキャラなんだっていうのがわかるのが、
あれはすごくいい演出だなと思いましたね。
あとはライブパートの脚折りですかね。
お芝居パートでも脚折りぼちぼちありましたけど。
あれはやっぱりコロナ前の舞台の演出ならではといいますか。
あれがなくなって久しいなとも私は思ってしまうんですけれども。
あれいいな脚折り。
俺も香水の時にカネさんに横着て欲しかったなとかね。
思いながらね。
良かったなあれ。
ライブパートの曲だと、
ダースモールのライトセイバーみたいな。
なんて言えばいいの。
両方に光ってる長いライトセイバーみたいな。
あれを振り回す曲が個人的にはすごく刺さりましたね。
サビというか歌詞で、
今日を生き抜けっていう歌詞がその曲に入ってるんだけど、
まんま今回のお芝居のテーマだと思うんですよ。
生きろ!みたいなのがね。
15:01
やっぱり思ったし、
思うように生き抜けっていうのが今回のテーマとして。
ひじかたさんがよくおっしゃってたことなんですけど。
あったと思うんで。
この曲が個人的にはこのムスハジの中で一番テーマに沿ってるというか。
熱い刀剣男子たちの舞のような振り付けも、
時代を生き抜く強さみたいなのを感じると言いますかね。
その辺がすごい良かったなと。
ここからは出てきた刀剣男子たちの話をちょっとしていきたいんですけれども。
トモエ型ナギナタがですね、
自分的にめちゃくちゃ意外なキャラだったんですよ。
なんて言うんだろうな。
トモエ型ナギナタって、
私もいろんな刀剣男子たちを見て、
実際に映像だったり、演盤だったりで、
ビジュアルを見てなんとなくこんなキャラかなって予想して、
裏切られるっていうのが何度かあったんだけど。
トモエ型ナギナタに関してはマジで分からないというか。
どんな感じのキャラなんだろう。
僕とか私みたいな感じの喋り方なのかなとか。
戦後村政みたいな感じのキャラクターなのかなみたいな。
ちょっと悪の強い感じなのかなって思ったら、
まず一人称俺なんだって思って。
結構正当派にかっこいい男の喋り方するんだなと思って。
見た目と結構ギャップあるぞっていうのがまず第一印象で。
しかも明確にモチーフになった、
日本刀だったりとか槍だったりとか。
ナギナタだから、
ナギナタとかそういう元になったものが明確にあるキャラじゃないんだと思って。
多分あれ複数のナギナタの集合体みたいな感じのキャラなんですよね。
おそらくセリフから推測するに。
名があったか名もなきかは分からないけれども、
あの時代だったりにあったトモエ型ナギナタっていう形の
その時の総集編みたいなのがトモエ型ナギナタだっていうキャラだと私は感じたんですけれども。
すごいそこも俺初めて会ったタイプの刀剣男子ですし。
個人的にトモエ型ナギナタにグッときたのは、
元になった日本刀とかがないってことはつまり、
今までの物語だったり何かしら歴史的なゆえんとかがないわけだから、
本人も言ってたけどこの本丸に来てからが彼の物語のスタートなんだっていうのを感じまして、
ってことはめちゃくちゃ主人公じゃんって思ったんですよね。
彼にとっては今までが言ってみれば空っぽな分、
18:01
本丸に来てから出会う主人とのやりとりと言いますか、
それがすべてこれからの彼の歴史になっていくと言いますか。
ある意味では今回はたまたまミュージカル刀剣乱舞っていうところの本丸に彼は来ましたけれども、
それこそサニワの皆様によってはどうとでも解釈できるようなキャラクターな気がして、
今までにないタイプのキャラだなっていうのをすごい心に刻まれて、
ライブパートだと逆にビジュアルの通りにめちゃめちゃ振り付けで回転してたりだとか、
華麗なダンスを披露してて、ここはちゃんと見た目通りなんだって思ったりして、
すごい面白いキャラだなと思いましたね。
お芝居の中だと肘肩についていた時間速攻軍の3人、
彼らとの絡みがすごく良かったですね。
時間速攻軍っていうのもメディアミックスごとに定義がぼちぼちあると思うんですけど、
今までにあった無名の刀だったり、無名の槍だったりが顕現してたりするのかななんて私は遠見の中だと感じるんですけど、
ってことは明確にモチーフになったものがない。
つまり時間速攻軍にもこれまでの物語がないというわけなんだけど、
そこがトモエ型なぎなたとはどことなく似ているっていう部分があって、
似たもの同士で、最後なぎなたVS3人っていうところがありましたけど、
あそこのやりとりなんかがすごい良かったなと。
結果なぎなたが勝つんだけど、戦った後に離れたところで1人戦死しちゃった3人目の亡骸を仲間の近くに寄せてあげる感じの動きがさ、
彼のなぎなたの優しさを感じられるし、戦った相手への敬意みたいなのも感じられて、
なんかすごい良いキャラだなって伏伏に思う部分が多かったですね。
なんか変な言い方になるんですけど、もうちょっと変化球というか、
悪の強い感じのキャラクターなのかなと思ったら、
今までの物語がないからこその純朴さみたいなのが結構伏伏に出ていて、
こいつ思ったより俺好きかもしれないって思いましたね。
あとは木山さんのなぎなたの長物の盾がですね、やっぱどの場面で見ても美味しかったですね。
やっぱなぎなたでしかできないと思うんですよ。
ブンブン振り回して剣を弾くみたいなやり方。
アニメとかだと、ゲームとかだと結構よく見る描写ですけど、
実際ああいうチャンバラをガチでやる舞台だとなかなか見れないもんなんで、そこもすごい良かったなと。
あとは木山さんが非常に明るい方なので、バックステでは一番喋ってましたね。
21:05
バックステでは鳥越さんと木山さんが一番喋ってましたね。
その辺のギャップもすごい良かったなと。
カネさんですよ。カネさんの話をしていきたいんですけれども、
さっきも言ったんですけど、他の私以外のサニーマンの皆様と違ってですね、
カネさんは香水で一番最初に会ってるわけですよ。
香水でこの男めちゃめちゃかっこいいなって思ったし、
他の刀剣男子たちを一個温かいポジションで見守ってる兄貴みたいな、
頼れる男みたいな感じのポジションがすごい好きだったんですよ。
圧倒的に頼れる先輩と言いますか、男らしさでもそうだし、戦いとしてもそうだし、
極めっていう既にワンランク上の強さだったりもするわけだから、
その辺の熱い男ぶりに俺は心を惹かれたんだけど。
一方で今回は、もちろん講演順でね、
圧倒的にムスハジは香水の前なので、
過去編を見てるかのような気分でしたね。
私が一番最初に出会ったのが極めのカネさんなので、
ノーマルカネさんの芝居を見るのが初めてだったんですけど、
何をしてても過去編を見てるかのような不思議な感覚でしたね。
香水を見てる時に感じたのが、
全ては語らずとも、
この泉の神カネサダという男は、
強大な試練に打ち勝ってきていると言いますか、
あの大らかで全てを包み込むような器のデカさ、
男らしさ、強さっていうのは、
何かがあった上で裏打ちされた何かがあるんだろうなって思わせてくれるような、
そんな深みをすごく感じたんだけど、
この深みがこれか!と思いましたね、ムスハジを見て。
逆説的にじゃないんですけど、
香水の時にあった、生きて生きて生きて!みたいなタイプの台詞、
あれがさ、今さら時間差で全部刺さってくるんですよ。
ムスハジを見てることによって。
うわ、ここからあの台詞!みたいな。
多分、このムスハジを通った上で香水を見たサニワの皆様は、
情緒が大変だったんだろうなって思いましたね。
香水で出会って、ムスハジを見ることによって、
よりまた香水が好きになるし、
ムスハジでの生き様があるからこそ、
だからカネさんってあんな感じだったのか!みたいな。
なるほどな!ってなるというか。
かっこよさが時間差で増してるみたいな。
24:00
不思議な現象にあってましてね。
今回は香水の先輩ポジと違って、
刀剣男子としての任務に葛藤するカネさんというのが
描かれるわけじゃないですか。
ひじかたとしぞうが生きてちゃ困るわけじゃないですか。
悲しい話だけど、歴史通りに進めなきゃいけないから。
ってことはやっぱ、ひじかたとしぞうには
戦死してもらわなきゃ困るわけなんだけど。
そこにどうすればいいんだろうな、みたいな。
すげー葛藤して、こっちはめちゃめちゃ悩んでるのに
仲間の一人のむつの神とかいうやつは
全然気にしねえサイコパスみたいな感じだし
どうなってんだよこれ、みたいなね。
カネさん視点からすると。
悩んで悩んで悩んだ挙句
倒さなきゃいけないはずの本来の主というか
ひじかたにまでそれを聞いちゃうっていうね。
踏ん切りがつかなくて。
どうしますか、みたいな。
したら、生きてえようにやれって言われて
おいおいマジでどうすればいいんだよって
より悩むっていうね。
やっぱ香水の先輩のね
かっこいい感じを見てるせいか。
いまいちまだしっかり成長しきってない
カネさんを見るのは今回すごい新鮮でして。
あれはひじかた本人に聞いちゃうカネさんも
すごいよかったんだよな、あれ。
聞くよなとも思うし
余計お前それ聞いたらしんどくなるだけだぞ
って思うんだけど
でもあの場面だったら悩んでるわけだから
やっぱ聞くぐらい追い詰められてるんだろうし
カネさんも。
しれんだなこれもとか思いながら見てて。
やっぱりラストのひじかたVSカネさんが
あれはもうちょっと良すぎるというか
シナリオのすべてがちゃんとあそこに
結ばれていくっていうのは見事な流れだなと思って。
あれ戦ってカネさんが勝っちゃうのもなんだかな。
主だったから多分動きとかも覚えてるし
戦い方も覚えてるし
何せ自分を使ってた人ですからね。
そりゃ勝つだろうし。
あれ最後とどめさせないのがいいんですよね。
できませんってガシャンって倒れて
くずを折れちゃって。
そこでひじかたが
カネさんを頭を抱くようにしてポンポンするじゃないですか。
あれは良すぎましたね。
あれは思い返しても泣けてくるんだけど。
ひじかたはカネさんの正体には
本当の意味では気づいてないと思うんだけど
27:00
なんか自分と近しいものを感じたんだろうし。
あれは
あの頭ポンポンめちゃめちゃグッとくるというか
あれはカネさんそこの心は
どうなんや悲しさもあり
やっぱ踏ん切りもつかないなんか
もどかしさもありみたいなね。
この有沢さんの表情めちゃめちゃ良かったですね。
あれは超泣けましたね。
あれを見てるからこそ
ライブパートの足が長すぎるカネさんにすごく救われますね。
やっぱいいよね。
カネさんがなぜツボかっていうのは
ストーリーを描いてる上でのかっこよさってのも
やっぱり私は見るたびに
こういう下地があるからかっこよく見えるし
かっこいい生き様だなと思って
今回もカネさんまた好きになったんだけど
全体のビジュアルとかも結構好きなんですよね。
全体的に長かったりだとか
足もそうだし髪もそうだし
衣装もマントみたいでずっとかっこいいし
あんなにロングブーツ似合う男他にいるかって話ですよ。
ライブパートで。
あれは俺トウミュウってやっぱ素晴らしいなって思うのが
思いっきり心を打たれてめちゃめちゃ泣いた後に
頑張ってきた刀剣男子男たちがさ
華やかにこっちに向かってパフォーマンスしてくれるわけじゃないですか
そりゃ心持ってかれるよなっていうか
お芝居の時とはまた違う心の持ってかれ方をするというか
DV彼氏みたいになってるんですよね
めちゃめちゃにこっちを心をしっかり打ちつけた後に
優しくしてくれるみたいな
でも私は毎回感動はするんだけど
毎度泣かされてるような気がしますね
カネさんは非常に良かったなと
カネさん今回はさっきも言ったけど
肘肩にとどめをさせないっていう部分が
一番グッときてしまいましたね
ムス恥を後に見てるんで私
斬れなかったこととか
肘肩にどうしてもとどめをさせなかったことだとか
新選組の刀たちみんなで子供みたいに泣きじゃくったことだとか
肘肩に聞いてまで生きろっていうことを胸に刻んだことだとか
あれがあるからこそ香水のカネさんって
めちゃくちゃ頼れるんだなって思ったというか
またムス恥のおかげで香水がより好きになったっていうね
これがすごく良かった
むちゃくちゃ良かった
単純にかっけえんだよな
30:03
泉の神カネさんは罪な男ですね
あれはいい男ですよ
もう一人刀剣男子最後に話したいんだけど
やっぱムスの神吉幸の話ですよ
私は先に刀捨てを全部見てしまっているので
なのでムスの神はですね
捨ての方から先にあってるわけなんだけど
捨てのムスの神もすごく好きなんですよ私は
青木神さんがね演じてらっしゃる
なんでしょうね
ザ主人公みたいなオーラ
明るく太陽のようなやつですよ
刀捨てのムスの神
まさにこう少年漫画の主人公みたいな
ナチュラルボーンな明るさがあるみたいな感じのムスの神
あのムスの神がすごく大好きで
なんでムスの神吉幸というキャラクター
自体が多分結構私は好きなキャラだと思うんですけど
じゃあミュのムスの神はどうなんやろって思って見てみたわけなんだけど
こっちのムスの神もなんかこう明るくて
細かいことはあまり気にせず
かつまっすぐで純粋な男だなっていうのがすごいいいなって思ったんだけど
どうしても捨てとの比較になっちゃうんだけど
捨てのムスの神はさ
さっきも言ったけどナチュラルボーンな感じ
生まれつきめちゃめちゃ太陽のような明るい感じなんだろうなっていう印象だったんですけど
ミュのムスの神はさ
明るさがちょっと違うベクトルだなと思って
たくさんの経験だったり覚悟だったりが
もうすでに下地に入ってるゆえの明るさというか
なんていうの
ある種悟りを開いたかのような明るさだなっていうのはすごい感じたんですよ
冒頭の坂本龍馬の演出
龍馬が暗殺されたってとても有名な事件を
その坂本龍馬の哀悼だったムスの神がこうやって見てるわけじゃないですか
俺はあそこの場面を最初に見たときに
私の知ってるムスの神吉幸であれば
例えばその場で号泣することはなくても
後ろを向いて泣くっていう演出だったりだとか
なんかこう悔しさもありつつみたいな
表に悲しみだったりのマイナスの感情を出すのかなと思ったんだけど
意外と淡々としてたんで
こっちのムスの神ちょっと違うぞみたいな
俺はその時点でちょっと嫌な予感がしたんだけど
このムスの神はあらゆることが見えすぎていて
視野が広すぎて
かつ今まで経験してきたものがあまりにも膨大だからこそ
33:02
ずっとニコニコしてるタイプのムスの神がこれはみたいな
あれ別の種類の明るさだぞこれって思ったというか
もう最初の時点でちょっと引き込まれてたんだけど
やっぱカネさんからするとさ
変じゃんっていう
マジが目の前で散ってんだぞなんか思わねえのかとかさ
なんでとどめ刺さねえんだよ
なんでとどめ刺さねえんだよの部分もムスの神の今までの謎の
あった経験みたいなのを感じるというかさ
きっとなんかあったんだよあいつみたいな
とどめまで刺さなくてもいいだとかさ
刀の時代が終わることを誰よりも分かってるんだろうなみたいな
銃を使うようなキャラなんでその辺もあったりだとかしてさ
ムスハジを最後まで見て思った印象なんですけど
多分ミュのムスの神は優しすぎるんですよね
経験だったり覚悟だったり視野の広さだったりが今までのものが
積もりに積もった上で今のムスの神になってると思うんだけど
だからこそ優しすぎる許せてしまうみたいな部分が
ある男なんだろうなっていうのはすごい感じて
優しすぎて誰よりも優しいからこそ
最後に肘肩にとどめを刺せちゃうんだよあいつは
あいつもしんどいんだよあれ
あんな役目誰も引き受けたくないと思うんだけど
でもあの刀剣男子たち6人の中で
あの役目を引き受けるのって多分ムスの神しかいないんですよね
トモエももしかしたらやってくれるかもしんないけど
新選組の4人はまずないとして
ってなるとやっぱりムスの神になるんだろうな
みたいなのをすごい感じるし
でムスの神吉幸は肘肩俊三が戦死しなければいけないっていう任務
あの状況
時間速攻軍が肘肩を守り始めているっていう状況を感じた時点で
これは俺の役目かもなってどこか思ってたな
かなとか思っちゃうわけですよ
最後の淀みのなく銃を抜いて撃つ感じたとか見てると
あいつ多分一番覚悟決めてたんだよ腹を据えてるというかさ
因果なのが
最初に私肘肩の話をちょっと結構厚めにしましたけど
だから要は肘肩俊三という男がさ
刀のチャンバラの時代の最後の男みたいな感じなわけじゃないですか
刀の時代の象徴の一番最後の男が
五両角で倒れることによって一旦戦争は終わると思うんだけど
で刀の時代の最後の象徴の男にとどめを刺すのが銃っていうのがさ
なんか時代を先に進めてるというか
36:04
その刀の象徴を倒す銃を使う男が
刀の時代は終わったかもなって言ってた
坂本龍馬の刀である六つの神義行きってなんだよ
この出来すぎたシナリオと思ってさ
六つの神なんかあの笑顔の下にさ
どれほどのなんかしんどい経験だったり戦いだったり
あと本人もグッと腹を据えて決めてる何かがあんのかなって思うと
この六つの神もなかなかこう
言ってみれば沼が深いというか
この男もなかなか魅力的だぞってすごい感じたというか
やっぱ俺この刀剣乱舞って
舞台の方を特に刀捨てと刀身で見させてもらってるんですけど
やっぱ面白いなって毎回思うのが
やっぱそれぞれに本丸があるわけじゃないですか
で同じ名前で同じ見た目の刀剣男子
同じキャラクターとかね幽閻を背負ってるキャラクターでも
やっぱこう捨てと身では本丸が違うわけだから
生き様もちょっと違うし
同じキャラでも違う楽しみ方ができるのが
すげーいいなって思うわけですよ
今回の六つの神みたいに
あっちでは光栄が枯れるけど
こっちでは光栄が枯れるんだみたいな
だって六つの神吉幸って多分
太陽のような明るさは
どのメディアミックスでも共通してるキャラクター性だと思うし
原作でも多分ニコニコしてるタイプの
まさに主人公って感じのキャラクターだと思うんだけど
その明るさの解釈がそれぞれ違うわけじゃないですか
ここがすごいいいなっていうか
マーベルのマルチバースみたいな感じでね
生きてる時空と本丸によって
また微妙にキャラが違うのはね
醍醐味だなって思うし
あとは単純に役者さんが違うんでね
キャラクターの解釈だったりアプローチだったり
あとは盾もね結構違ったりするんで
そこも面白い点だなと思います
あとはやっぱその
歴史の人物と絡んだ時の反応も
同じ刀剣男子でも結構違ったりするので
これもまた面白いなと思うわけなんですよ
刀剣乱舞のメディアミックスは
歴史上の人物と実際にあった歴史を
結構濃密に描いた上で
そこに関係のある、ゆえのある方々たちが派遣されて
いろいろ絡むわけなんで
この絡みがちょっと違ったりするだけで
ここまで面白くなるかみたいな
文窮とさだったりね
あの辺の明治が始まるあたりの話っていうのは
刀剣乱舞で私は何度でも見てますけど
同じ刀剣男子が出てきてもやっぱり
ちょっと違うっていう点が
39:00
そのちょっとが大きい醍醐味というか
楽しみになっているのがすごくいいなと思いましたね
あとはこの遠見の方のね
むつの神を演じてらっしゃる
田村真さんという方がね
これはサニワの皆様においては
もう皆様ももちろんご存知だと思うんですけど
非常に面白いね
シンデレラボーイのようなバックボーンを持ってらっしゃる方で
この演じてる方だけでもだいぶ魅力的だというか
で、俺はこのむつの神がね
かなり刺さったのでやっぱ調べてみて
この田村真さんという方
どういう方なんかなというのを見たんですけど
まあブログの純粋な男の子ぶりといいますか
めちゃめちゃ心きれいな人やなと思いましたね
そりゃむつの神に選ばれるよなって思ったっていうか
役者さん含めて素晴らしいなと
むつの神義行っていうキャラクターは幸せだなっていうのをね
すごく感じましたね
という感じでしょうか
ちょっと想定よりだいぶ語ってしまったんですけれどもね
いかがでしたでしょうか
ほんでまたですね
ちょっと私もねまだまだ遠見の世界は浅いもんでございまして
そのキャラクターが刺さったんだったら
これいいと思うよみたいなね
そういうおすすめがありましたらですね
ぜひ私にまた教えていただきたいなと
お便りもねこの番組募集してますので
ぜひぜひよろしくお願いいたします
というわけで最後まで聞いていただき
ありがとうございました
お相手は山本優斗でした
また次回
さよなら