さて今回のメインテーマは、舞台サイボーグ009 13番目の追跡者の感想会です。
去年、2024年の春頃ですかね、公演があった舞台009シリーズの第2弾でございまして、ご存知、石上翔太郎先生の大傑作、サイボーグ009を舞台化した、そのシリーズ2作目になっておりますね。
個人的に嬉しかったのは、この第2弾にあたっても第1弾の時とほぼ同じスタッフ、そしてキャストが続投しているというところですね。
キャストの皆様のキャラクターへのハマり具合もそうなんですけど、演劇界で見ても結構良い方々を起用されていて、
しかもサイボーグ009って文字通り9人、プラス博士とかもいるから、メインキャストが10人ぐらいいるわけで結構な大助隊なのよ。
良いキャストさんを使っているってことは忙しい方が多いから、変わる可能性もゼロではないなーなんて思っていたところ、ほぼ全員がそのまんま戻ってきてくれたので、これはかなり嬉しいなと。
今回は新しいキャラクターで0012と0013という新しいキャラクターも加わって、またこのストーリーが熱くなっていくという非常に良い展開ですよ。
結論から言ってしまうと、この第2弾もめちゃくちゃ面白くて、嬉しかったのが、舞台でやる意味がすごくあるアレンジが演劇作品の中にたくさん散りばめられていて、これが非常に嬉しかった。
このサイボーグ009とかもそうなんだけど、大人気作品の原作のメディアミックスってなると、いろんな形態があるわけじゃないですか。
009で言うとアニメもそうだし、映画になったこともあればパチンコにもなってたりだとかして、いろいろその舞台ごとのアレンジだったり、今の時代だからこそここはちょっといじらなきゃいけないなーみたいな部分ってあったりもするんだけれども、
俺が舞台009の好きなところは、その舞台ごとのアレンジを制約っていうよりかはむしろ乗りこなして、その舞台ならではの面白さに消化している部分が非常にこの舞台009シリーズは私好みでして。
しかもその舞台版ならではの演出っていうのが、私の大好きな演出家植木剛先生の一番得意なラインですごく描かれているので、ここがすごくいいんですよ。植木剛さんは私の大好きな舞台版ヒプノシスマイク、ヒプステシリーズだったり、
あと直近だと進撃の巨人、すごいのが進撃の巨人のミュージカルはニューヨークでも公演やってたりとかね、ニューヨーク公演でチケットが現地の人が集ってソールドアウトっていうとんでもないことをやらかしたりだとか、とにかく日本が世界に誇る今の演劇界のトップを走り続けるそんな演出家が剛さんだと思うんだけれども、
剛さんの演出っていうのがですね、私すごくドンピシャなのよ。特に具体的に言うなら、舞台ヒプノシスマイクシリーズのヒプステの演出がめちゃめちゃ好きで、だから植木剛が作る演劇だったらまあ見に行こうかなってなるぐらい彼の演出が好きなんだけど、
その今まで作ってきたヒプステでのいろんな工夫だったり、あと進撃の巨人、世界の人が見ても面白いって思えるこの日本の演劇の進化だったりを、今回のこの舞台版009第2弾にももうふんだんに取り込んでいて、それがなんか彼のキャリアの融合感を感じて非常に嬉しかったというか。
これはちょっと後ほど具体的にそのどこが植木剛演出で今回刺さっていたのかって話はしていこうと思うんだけれども、とにかく同じ座組とそして同じキャストがもう一度集まって熱い世界観を作ってくれているって時点で、まあ私はまず一つ嬉しく思うわけですよ。
あともう一つね、ここでちょっと感想として伝えておきたいのがね、見に行けてよかったっていうところなんですよ。ほんと月並みな感想なんだけど。で、なんだそりゃって思うかもしれないんだけど、実はこの舞台009シリーズはですね、まあ私ちょっとこう軽くご縁みたいなものがありまして、
まずそもそもがですね、私はサイボーグ009は、まあそれこそいろんなメディアミックスあるんだけれども、私は平成、2001年頃かなに放映していた平成サイボーグ009世代なんですよ。で、もう一番私が子供の頃というかね、まあ2002年だからまあ多分小学生ぐらいで見ていたので、まあアニメのこのヒーローとしてサイボーグ009すごい好きなんですよ。
私は石上翔太郎先生で言うとヒーローものだとやっぱ仮面ライダーとかも好きなんだけど、まあその実写のヒーローとしては仮面ライダー、アニメの中のヒーローとしてはかなり009は好きで、だから未だにこうなんか009に動きがあると追ってしまうぐらいには、まあ未だにこうファンなわけなんだけれども、
その大好きな原作をさっきも伝えた大好きな演出家である植木郷さんたちで舞台化してくれているという事実にまず勝手ながら、勝手ながらご縁を感じていて、要はその大好きな原作を大好きな演出の方が作ってくださっているっていうこの素晴らしさ、このスペシャル感の時点でまず見に行けてよかったなと私は思いますし。
で、もう一個はこの舞台009シリーズはですね、まあ広報というか宣伝というかいろんな工夫でですね、お客様を呼ぼうと熱く頑張ってくださっていて、その一つの試みとしてですね、今年の夏頃にファンの方を迎えての制作発表会見というのをやったんですよ。
で、これは結構記者の方を集めるのはまあいつも通りなんだけれども、ファンの方を抽選で会場に何人かお招きして、しかもその会見の模様が全編撮影OKという動画でも写真でもOKみたいな、非常に太っ腹な内容でやられていて、で、私その会場にいたんですよ。
つまり抽選で当たってあの見に行けたわけで。で、その時もさあのキャスト発表とかさ、その新しいバージョンの衣装とかで出てきてくれたりなんかしたんだけど、やっぱその去年見てあの素晴らしいなって思った舞台のその制作人とそしてキャストの皆様がそんな近くで見れるなんて思ってなかったからさ。
私は009だと004っていうキャラクターが大好きなんだけど、やっぱ004をこの大好きな004が具現化して現実にこんな近くで見れるっていうのを私に教えてくれたって意味で、あの制作発表会見はやっぱり忘れられないし。
で、もっと言うとこの004をやってる役者さん、里中雅道さんって言うんだけど、里中さんのことも俺大好きなのよ。だから大好きな俳優さんが大好きなキャラクターをやって、大好きな演出家が大好きな原作を作っているっていう。
そういうこともあって。で、そんな作品を今回もしっかりと目に焼き付けることができたと。で、しかも第1弾の時よりも席がいいとこだったんですよ。第1弾はね、あの俺2階から見てたんだよね。だからちょっと遠かったんだけれども、今回の第2弾に関しては
1階席のまあまあ近いとこで見れて、あのオペラグラスが、まあ双眼鏡がなくても結構はっきりキャラの表情が見えるぐらいいい席で見れたから、本当に見られたことにひたすら感謝をしているわけですよ。
私は平成アニメ世代だからさ、この急に出てきた0010っていうキャラクターが実は結構好きなのよ。さっきから言ってる単なる強敵として描かれている。確かにそうなんだけれども、やっぱ子供心にさ、主人公たち以上に強い能力を持っている敵キャラクターってやっぱり魅力的じゃないですか。
で、俺はそれをずっと抱いたまんま大人になって、この令和のように去年その0010って舞台版でどうなるんだろうなってのを見たときに、そういう風に非常に深みのある悪役、一人間として彼らも仕方ない事情で悲しい事情で戦ってたんだなっていうバックも持たせてくれたのが本当に印象的で。
で、もっと語るとさらにちょっとマニアックな話になるんだけど、この0010っていうキャラクター、もし余裕がある方はサイボーグ009舞台が第1弾の公式ページのキャラクター設定でちょっと見てほしいんだけど、原作の漫画ともアニメとも結構かけ離れた見た目してるのよ、舞台版って。
なんかむっちゃスタイリッシュなデザインになっていて、まあこれはこれでかっこいいんだけれども、サイボーグ009のファンからすると本当に0010かっていう感じのデザインになってる。かっこよすぎるんだよね。スタイリッシュすぎる方にアレンジされていて、大丈夫かなって思ってたんだけれども、いざ舞台版第1弾のストーリーを見てみると、
最後決着をつけるところ、双子がいよいよ00ナンバーたちと死優を決するぞみたいな最終決戦、ここが関ヶ原っていうところになったらですね、原作にめっちゃ近い衣装で出てくるのよ、そこで。で、この衣装はそのシーンまで一切明かされてないの。舞台版見てきてくれた方へのサプライズですよね。
っていう粋な演出がされててさ、もう0010のこと好きすぎるだろう、その制作人がってなるぐらい熱いとこまでしっかり描いてくれてたのよ。要は単なる強敵に過ぎなかった敵キャラクターもさ、舞台009のスタッフと俳優陣から描くとね、そのこんなに魅力的な敵キャラクターになってくれるんだっていうところは、本当に俺舞台009の魅力だと思っているわけよ。
で、じゃあ第1弾の悪役である0010がこんな素敵なアレンジをされたと。じゃあ今回見た第2弾の0012というキャラクター、そして0013というキャラクターは一体どうなったのかっていうと、これは結論だけ先に言うと、原作を結構いい感じにしっかりと拾いつつ、ちょこっとだけ最後を変えたっていう感じになっていて、これも非常に個人的には好ましかった。
まずそもそも喋らなきゃいけないのが、0012と0013って舞台でやるのにあたってですね、非常に難しいキャラクターなんですよ。っていうのも、まず0012というキャラクター、これ見た目だけで言うと美人な女性、貴婦人がですね、女性型のサイボーグっていう感じの見た目をしていて、それだけだったら全然舞台版でもいけそうじゃないかって感じなんですけど、
実はこの女性型のサイボーグはですね、分身の一つに過ぎなくて、本当の正体はでっかい洋館、その館、でっかい館そのものがサイボーグ0012だよっていうキャラクターになっていて、その館の中で一粒を図るために出てくる分身がその女性型のサイボーグなんですよ。
もっと言うと、本体はあの培養液みたいなやつに入って、カプセルみたいなのに入って浮いてる脳みそみたいなのが本体で、その館の一番奥の奥にしまわれている、それが0012の本体だっていうキャラクターになっていて、どうやって舞台で再現するのって、そのでかい館だとかさ、脳みそだとかさ、
あとこのお姉さん、0012というキャラクター、めちゃくちゃたくさん出てくるシーンとかあるんですよ。分身だから、一人に限らないのよ。複数出てくるから、じゃあそれも一体舞台だとどうやってやるんだろうっていう難しさがまずあるし。
で、今回のそのもう一人の敵キャラクターである0013、これも非常に難しいキャラクター。なぜなら、見た目はですね、この舞台版の0013は後藤大さんが演じてるっていうのもあって、めちゃくちゃかっこいいのよ、見た目が。
原作を知ってたり、アニメ版で通ってる人からすると、ちょっと0013スタイリッシュすぎないっていうぐらい非常にかっこいい見た目をしているんですけれども、アニメ版とかだとちょっとお腹の出て目が隠れた素朴な青年っていう感じのキャラクターなのよ。
で、ここまでは全然いい。問題は0013の本当の正体というか、の部分で、実は巨大ロボットを操って戦うことができるっていう設定があるのよ。鉄人28号みたいな、3、4メーターぐらいある超巨大ロボットと素朴な青年の組み合わせ。これが0013の正体なのよ。
ってなってくると、そう、でかいロボットどうすんねんっていうとこですね。なのでこう、舞台版にあたって非常に難しい要素を備えた敵キャラクター2人が今回の第2弾の肝になるわけなんだけれども、両方ともこれがですね、舞台ならではのアレンジ。
そして原作をなぞりつつもいい感じの結末を迎えているあたりが私は本当に素晴らしいなと思っておりまして。
まず0012で言うと、巨大な館をどうやって表現するのの部分になるんですが、これは植木郷さんがお得意の映像演出ですね。
もうこれは超巨大なプロジェクションマッピングで館の中を映しつつ、牢屋のこの舞台のね、あの小道具を用意したりだとか、あと本体の小道具をまるで特撮の一部文化のように脳みそのカプセルを用意したりなんかして、
映像で合わせつつ所々小道具を用意して、その0012の特殊性を表現していたのが非常に良かったかなと思います。
まあ特に私が舌を撒いたのがですね、終わり方なんですよ。そのまあ0012っていう館の特殊性を表現している部分もまあずっとすごいんだけれども、
何気にこの0012の最後、あの散っていく部分がですね、私非常に舞台版はいいアレンジされているなと思っていて、その0012って結構悲しいキャラクターなんですよ。
これさ、さっきから言ってるけどこの敵の細胞具大体悲しいんだよね。何でかっていうと、ほぼ望まぬ改造をさせられて、無理やり先兵にさせられているっていうキャラクターだから、敵も敵で悲しいのよ。
でその0012の場合で言うと、その貴婦人なキャラクターなんだけれども、あの実は旦那さんがいて、で旦那さんは遥か昔に戦場でおそらく死んでしまっているっていう設定なのよ。
で、その死んだことを知らないまま、あの館に改造されて、その場所でずっと旦那さんを待ち続けているっていうめちゃめちゃ悲しい奥さんのキャラクターなのね。
で、えっと私が覚えている限り漫画だったり、あの平成アニメ版だと、その最後0012倒すとき、館、まあ本体の脳みそを攻撃して倒すんだけど、
その館が燃え落ちるところで窓から0012が00ナンバーたちのことを見て終わるみたいな、その最後の最後まで館と一緒に侵入して散ったみたいな感じの終わり方だった気がするのよ。
別にハッピーエンドではないというか、まあ悲しい女性のまんま死んでしまっているっていう、まあそういう終わり方。
まあこれもビターエンドとしては俺はありだと思うんだけれども、一方舞台版はその脳みそを攻撃されてもう0012が終わるよっていうその館が破壊されて、あの火もついて死んでしまうよっていう時にですね、
舞台袖から多分旦那さんだと思われる男性の手が伸びてきて、でそれは0012の幻覚かどうかはわからんのだが、
0012が最後その旦那さんぽい人に手を伸ばして手を取ってそのまま安定していくっていうエンドになってるわけよ。
だから、まあその旦那さんに会えてしまっているっていうことはまあ0012の死も確定しているわけなんだが、そこにちょっとだけこうほんの少しだけれども救いがあるっていう終わり方が俺はすごくいいなと思っていて。
なんか悲しい奴らなんだよね、この敵キャラクターのサイボーグ。まあ主人公たちの00ナンバーたちも結構重い宿命を背負ってたりするんだけれども、そんな中でも舞台版では熱いストーリーに仕立て上げながらも、最後はちょこっとだけこの救いを求めて終わっていくというアレンジになっていて。
まあ館の表現も去ることながらそのちょっとの変化なんだけどね、その旦那が出てきて手を取るっていうぐらいなんだけれども、そこの細かい部分の変化に脚本と演出の愛を感じたというか、これが0012のアレンジの俺がいいなと思ったところで。
次にもう一方の敵キャラクターは0013なんだけど、これはまず演出で語りたいのがその巨大ロボットなわけですよ。巨大ロボットをどうやって舞台版で表現するかっていうところで、これもちょっと結論から言っちゃうと、バルーンででかいロボットを表現して、
BGソルジャーズっていう、今回で言うとダンサー兼アンサンブルの皆様がいるんだけど、その方々がパペットを操るかのようにでかいロボットを舞台上に権限させていて、これはこれですごい迫力とでかさをですね、舞台で感じられるわけですよ。
なんか生特有の良さというか。このバルーンって私簡単に言うんだけど、バルーンがめちゃめちゃでかいのよ。めっちゃでかくて。でですね、この演出家植木郷さんはでかいバルーンを操ることに関しては、もう一個世界で成功している方なんですよね。
っていうのも、さっきお伝えしたミュージカル進撃の巨人のニューヨーク公演で、このでかい巨人をバルーンで表現するっていうのでも、拍手喝采ソールドアウトをもらってるわけですよ。で、これが今回の009にも活かされていて、その0013っていう未知の巨大ロボットをまずバルーンで表現して、
しかも、進撃の巨人の時よりも多分操るエッセンスというか、コツみたいなのを多分座組が掴みかけているので、前よりもスムーズに動くでかい強敵が舞台上に顕現するわけですよ。もうこの時点で0013の掴みとしてはバッチリなんだけど。
でも、それだけで終わらないのがこの植木郷座組の素晴らしいところで、やっぱアレンジというかストーリーの作り方が本当に良くって。
0013に関して言うと、おおよその道筋はほとんどアニメと多分漫画とも同じなんですよ。これ結局結末どうなるかっていうと、その0013自体は実はあんまり喋るのが得意ではないっていう青年なのよ。
なんかあーとかうーとかしか言えないみたいな、それを最後まで演じ切ってこっちをめちゃめちゃ泣かせてくる後藤大すげーなってなるんだけれども。
その喋れない青年がロボットの中に入ることで、実はその0013っていうのと009っていう主人公がふととある場所で出会って友達になったから、友達を手を出したくないっていうことで、13が自らロボットごと爆発して自爆するっていう結論なわけよ。
で、この大筋の流れは変えないんだけれども、このロボットの中で自爆してしまうっていう部分をよりこの舞台版ではドラマチックに描いていて、っていうのもその009とそして原作にはいない003、これ漫画版だとアニメ版だとここのエピソードって何人か00ナンバーお休みしてんだけど、これも舞台版では上手い具合に全員出撃させていて、ここも地味にいいアレンジだなと思ったんだけれども。
まあとにかく主人公の009とヒロインの003がですね、その今回の敵キャラクターである0013とひょんなことで出会うんですよ。で、その時にまだお互い敵だと思ってないから、そのなんか和やかな、あの0013はパンを分け与えるっていうところが一個特徴なの。
まあこれはもうちょっと漫画とかアニメとかできれば舞台版見てほしいんだけど。で、そのパンをきっかけにお互いちょっとこう友達になって仲を深めてみたいな。で、温かい関係になったなーって思ったら後ほど敵として出てくるっていうすごい悲しい展開なんだけれども。
で、その時にそのパンに関してのなんか歌があるのよ。なんか友達になろうみたいな歌があるわけですよ。で、最終決戦でその0013巨大ロボとして出てきた時にその003っていう女の子、あの耳と目がめっちゃいいっていう能力なんだけどが気づくんですよ。声が一緒だから。
あれ?このロボットの正体ってあの男の子じゃね?って気づくわけよ。で、気づいた後にその、まあ友達になろうって言ってるわけだからさ。戦いたくもないしこっちは。君とは戦いたくないみたいな感じだから、あのどうにかこうにか戦わずに、まあ主人公側としては何とかしたいんだけれども。
0013側からすると、悪の組織に逆らってしまうとやっぱり報復だったり殺されたりがあるわけなんで、どうしても引けないわけよ。で、なんで最後彼は自爆っていう悲しい選択を選んでしまうわけなんだけど、その自爆を選ぶ寸前にパンを分け与えて友達になった時のアンサーソングみたいなのをもう一回歌うわけよ。
で、この歌で感情を表現するっていうのは、この舞台版ミュージカル的な要素っていうのはさ、この舞台版でしかないわけじゃないですか。そこのアンサーの拾い方がまあめちゃくちゃ良くて。で、そこのそこの0013の後藤大がマジやばいから。
いや俺ほんとね、後藤大くんってめちゃくちゃ好きな役者さんで、舞台役者さんの中でもベスト3ぐらいに入るぐらい彼のこと好きなんだけれども、ほんとまたひとかわ向けたというか、この0013のお芝居マジすごいんだよ。だからこれに関してはちょっと俺がどんだけ熱っぽく語っても伝わんないから。
これはちょっと感想のポッドキャストとしては反則技だけど、ぜひこの舞台009第2弾の配信を見てほしい。そこの後藤大で俺爆泣きしちゃったんだから。まあその本来原作で言うとその009とかの主人公側と0013の本当は戦いたくない同士の交流が深められた部分をミュージカルっぽい歌で表現していて。
で、最後のシーンもそれに対するアンサーとして殺伐としたバトル中なのにあったかいミュージカルソングで表現して、でも0013は最後やっぱり結局自爆してしまうっていうめちゃめちゃ悲しい終わり方になっていて。