しかもその舞台版ならではの演出っていうのが、私の大好きな演出家植木剛先生の一番得意なラインですごく描かれているので、ここがすごくいいんですよ。植木剛さんは私の大好きな舞台版ヒプノシスマイク、ヒプステシリーズだったり、
あと直近だと進撃の巨人、すごいのが進撃の巨人のミュージカルはニューヨークでも公演やってたりとかね、ニューヨーク公演でチケットが現地の人が集ってソールドアウトっていうとんでもないことをやらかしたりだとか、とにかく日本が世界に誇る今の演劇界のトップを走り続けるそんな演出家が剛さんだと思うんだけれども、
剛さんの演出っていうのがですね、私すごくドンピシャなのよ。特に具体的に言うなら、舞台ヒプノシスマイクシリーズのヒプステの演出がめちゃめちゃ好きで、だから植木剛が作る演劇だったらまあ見に行こうかなってなるぐらい彼の演出が好きなんだけど、
その今まで作ってきたヒプステでのいろんな工夫だったり、あと進撃の巨人、世界の人が見ても面白いって思えるこの日本の演劇の進化だったりを、今回のこの舞台版009第2弾にももうふんだんに取り込んでいて、それがなんか彼のキャリアの融合感を感じて非常に嬉しかったというか。
これはちょっと後ほど具体的にそのどこが植木剛演出で今回刺さっていたのかって話はしていこうと思うんだけれども、とにかく同じ座組とそして同じキャストがもう一度集まって熱い世界観を作ってくれているって時点で、まあ私はまず一つ嬉しく思うわけですよ。
あともう一つね、ここでちょっと感想として伝えておきたいのがね、見に行けてよかったっていうところなんですよ。ほんと月並みな感想なんだけど。で、なんだそりゃって思うかもしれないんだけど、実はこの舞台009シリーズはですね、まあ私ちょっとこう軽くご縁みたいなものがありまして、
まずそもそもがですね、私はサイボーグ009は、まあそれこそいろんなメディアミックスあるんだけれども、私は平成、2001年頃かなに放映していた平成サイボーグ009世代なんですよ。で、もう一番私が子供の頃というかね、まあ2002年だからまあ多分小学生ぐらいで見ていたので、まあアニメのこのヒーローとしてサイボーグ009すごい好きなんですよ。
私は石上翔太郎先生で言うとヒーローものだとやっぱ仮面ライダーとかも好きなんだけど、まあその実写のヒーローとしては仮面ライダー、アニメの中のヒーローとしてはかなり009は好きで、だから未だにこうなんか009に動きがあると追ってしまうぐらいには、まあ未だにこうファンなわけなんだけれども、
その大好きな原作をさっきも伝えた大好きな演出家である植木郷さんたちで舞台化してくれているという事実にまず勝手ながら、勝手ながらご縁を感じていて、要はその大好きな原作を大好きな演出の方が作ってくださっているっていうこの素晴らしさ、このスペシャル感の時点でまず見に行けてよかったなと私は思いますし。
で、もう一個はこの舞台009シリーズはですね、まあ広報というか宣伝というかいろんな工夫でですね、お客様を呼ぼうと熱く頑張ってくださっていて、その一つの試みとしてですね、今年の夏頃にファンの方を迎えての制作発表会見というのをやったんですよ。
で、これは結構記者の方を集めるのはまあいつも通りなんだけれども、ファンの方を抽選で会場に何人かお招きして、しかもその会見の模様が全編撮影OKという動画でも写真でもOKみたいな、非常に太っ腹な内容でやられていて、で、私その会場にいたんですよ。
つまり抽選で当たってあの見に行けたわけで。で、その時もさあのキャスト発表とかさ、その新しいバージョンの衣装とかで出てきてくれたりなんかしたんだけど、やっぱその去年見てあの素晴らしいなって思った舞台のその制作人とそしてキャストの皆様がそんな近くで見れるなんて思ってなかったからさ。
私は009だと004っていうキャラクターが大好きなんだけど、やっぱ004をこの大好きな004が具現化して現実にこんな近くで見れるっていうのを私に教えてくれたって意味で、あの制作発表会見はやっぱり忘れられないし。
で、もっと言うとこの004をやってる役者さん、里中雅道さんって言うんだけど、里中さんのことも俺大好きなのよ。だから大好きな俳優さんが大好きなキャラクターをやって、大好きな演出家が大好きな原作を作っているっていう。
そういうこともあって。で、そんな作品を今回もしっかりと目に焼き付けることができたと。で、しかも第1弾の時よりも席がいいとこだったんですよ。第1弾はね、あの俺2階から見てたんだよね。だからちょっと遠かったんだけれども、今回の第2弾に関しては
1階席のまあまあ近いとこで見れて、あのオペラグラスが、まあ双眼鏡がなくても結構はっきりキャラの表情が見えるぐらいいい席で見れたから、本当に見られたことにひたすら感謝をしているわけですよ。
まずそもそも喋らなきゃいけないのが、0012と0013って舞台でやるのにあたってですね、非常に難しいキャラクターなんですよ。っていうのも、まず0012というキャラクター、これ見た目だけで言うと美人な女性、貴婦人がですね、女性型のサイボーグっていう感じの見た目をしていて、それだけだったら全然舞台版でもいけそうじゃないかって感じなんですけど、
実はこの女性型のサイボーグはですね、分身の一つに過ぎなくて、本当の正体はでっかい洋館、その館、でっかい館そのものがサイボーグ0012だよっていうキャラクターになっていて、その館の中で一粒を図るために出てくる分身がその女性型のサイボーグなんですよ。
もっと言うと、本体はあの培養液みたいなやつに入って、カプセルみたいなのに入って浮いてる脳みそみたいなのが本体で、その館の一番奥の奥にしまわれている、それが0012の本体だっていうキャラクターになっていて、どうやって舞台で再現するのって、そのでかい館だとかさ、脳みそだとかさ、
あとこのお姉さん、0012というキャラクター、めちゃくちゃたくさん出てくるシーンとかあるんですよ。分身だから、一人に限らないのよ。複数出てくるから、じゃあそれも一体舞台だとどうやってやるんだろうっていう難しさがまずあるし。
で、今回のそのもう一人の敵キャラクターである0013、これも非常に難しいキャラクター。なぜなら、見た目はですね、この舞台版の0013は後藤大さんが演じてるっていうのもあって、めちゃくちゃかっこいいのよ、見た目が。
原作を知ってたり、アニメ版で通ってる人からすると、ちょっと0013スタイリッシュすぎないっていうぐらい非常にかっこいい見た目をしているんですけれども、アニメ版とかだとちょっとお腹の出て目が隠れた素朴な青年っていう感じのキャラクターなのよ。
で、ここまでは全然いい。問題は0013の本当の正体というか、の部分で、実は巨大ロボットを操って戦うことができるっていう設定があるのよ。鉄人28号みたいな、3、4メーターぐらいある超巨大ロボットと素朴な青年の組み合わせ。これが0013の正体なのよ。
ってなってくると、そう、でかいロボットどうすんねんっていうとこですね。なのでこう、舞台版にあたって非常に難しい要素を備えた敵キャラクター2人が今回の第2弾の肝になるわけなんだけれども、両方ともこれがですね、舞台ならではのアレンジ。
そして原作をなぞりつつもいい感じの結末を迎えているあたりが私は本当に素晴らしいなと思っておりまして。
まず0012で言うと、巨大な館をどうやって表現するのの部分になるんですが、これは植木郷さんがお得意の映像演出ですね。
もうこれは超巨大なプロジェクションマッピングで館の中を映しつつ、牢屋のこの舞台のね、あの小道具を用意したりだとか、あと本体の小道具をまるで特撮の一部文化のように脳みそのカプセルを用意したりなんかして、
映像で合わせつつ所々小道具を用意して、その0012の特殊性を表現していたのが非常に良かったかなと思います。
まあ特に私が舌を撒いたのがですね、終わり方なんですよ。そのまあ0012っていう館の特殊性を表現している部分もまあずっとすごいんだけれども、
何気にこの0012の最後、あの散っていく部分がですね、私非常に舞台版はいいアレンジされているなと思っていて、その0012って結構悲しいキャラクターなんですよ。
これさ、さっきから言ってるけどこの敵の細胞具大体悲しいんだよね。何でかっていうと、ほぼ望まぬ改造をさせられて、無理やり先兵にさせられているっていうキャラクターだから、敵も敵で悲しいのよ。
でその0012の場合で言うと、その貴婦人なキャラクターなんだけれども、あの実は旦那さんがいて、で旦那さんは遥か昔に戦場でおそらく死んでしまっているっていう設定なのよ。
で、その死んだことを知らないまま、あの館に改造されて、その場所でずっと旦那さんを待ち続けているっていうめちゃめちゃ悲しい奥さんのキャラクターなのね。
で、えっと私が覚えている限り漫画だったり、あの平成アニメ版だと、その最後0012倒すとき、館、まあ本体の脳みそを攻撃して倒すんだけど、
その館が燃え落ちるところで窓から0012が00ナンバーたちのことを見て終わるみたいな、その最後の最後まで館と一緒に侵入して散ったみたいな感じの終わり方だった気がするのよ。
別にハッピーエンドではないというか、まあ悲しい女性のまんま死んでしまっているっていう、まあそういう終わり方。
まあこれもビターエンドとしては俺はありだと思うんだけれども、一方舞台版はその脳みそを攻撃されてもう0012が終わるよっていうその館が破壊されて、あの火もついて死んでしまうよっていう時にですね、
舞台袖から多分旦那さんだと思われる男性の手が伸びてきて、でそれは0012の幻覚かどうかはわからんのだが、
0012が最後その旦那さんぽい人に手を伸ばして手を取ってそのまま安定していくっていうエンドになってるわけよ。
だから、まあその旦那さんに会えてしまっているっていうことはまあ0012の死も確定しているわけなんだが、そこにちょっとだけこうほんの少しだけれども救いがあるっていう終わり方が俺はすごくいいなと思っていて。
なんか悲しい奴らなんだよね、この敵キャラクターのサイボーグ。まあ主人公たちの00ナンバーたちも結構重い宿命を背負ってたりするんだけれども、そんな中でも舞台版では熱いストーリーに仕立て上げながらも、最後はちょこっとだけこの救いを求めて終わっていくというアレンジになっていて。
まあ館の表現も去ることながらそのちょっとの変化なんだけどね、その旦那が出てきて手を取るっていうぐらいなんだけれども、そこの細かい部分の変化に脚本と演出の愛を感じたというか、これが0012のアレンジの俺がいいなと思ったところで。