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2021-03-08 11:40

#16 モードチェンジと私|Radio Memorandum|ラジメモ

とあるパパの日常を切り取る "Radio Memorandum" 。第16回は歴史や文化人類学を学ぶことから得た「比較する」ことと、勉強したことから発露した自己肯定感によって今の資本主義ゲームでどう生きていけばよいのかというモヤモヤについて話しています。構造主義という考え方を学んだことで少しスッキリしたので、気になる方は「はじめての構造主義」を読んでみてください。あとコテンラジオ深井さんのnoteも参考にしてみてください。

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はやぶさのラジオメモランダム。
この番組は、私、はやぶさが毎回テーマに沿ったエピソードを話すことで、
パパ×〇〇の日常や自分の考えをお伝えする番組です。
今回は、モードチェンジと私というテーマでお話ししてみようと思います。
まず、このモードチェンジって何のことなのかという話なんですけれども、
背景をお伝えしますと、
僕がずっとハマっている古典ラジオをきっかけに、
僕自身、歴史だけじゃなくて、
リベラルアーツと言われているカテゴリー、人文学の勉強を始めています。
具体的に言うと、文化人類学の勉強とかもやっているところなんですけれども、
こういった形でですね、歴史や文化人類学といったものを学び始めたことで、
古典ラジオの深井さんもよくおっしゃっている、
比較するということに対するマインドが、
とても自分の中で根付いたなというふうに思っています。
例えば、歴史を学ぶと、
時代背景にとても影響を受けているんですよね。
歴史上の人物というのが。
その当時、生きていた人々が、
その時代に起きた大きな流れの中で、
もがきながら、
自分たちの人生をどう生きるかということを意思決定しているわけなんですよね。
ここはよく古典ラジオでも、深井さんがお話しされているんですけれども、
単純に過去こうやって意思決定した人は愚かだと、
今の価値基準で批評しても、前提条件が違うので、
ナンセンスだということですね。
これはすごい腹打ちしたなというところです。
こういったことを学んでいくと、
謎の自己肯定感みたいなものが生まれまして、
具体的に言うと、今の時代のゲームに則って、
うまく攻略できていない状態であっても、
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それはその時代背景に則っていないという認識を持っているだけで、
自己肯定感がかなり上がるという話なんですね。
つまり、今生活しているこの世界においても、
なお自分たちの常識とは全くかけ離れた常識やルールの中で、
生活をしている人たちがいるということを、
文化人類学を通して学んだりすると、
自分の生き方と今の自分の価値観だけで、
縛らなくてもいいんだというふうに考えることができるようになるんですね。
ただ、こういうふうに認識をしたところで、
今のゲームのルールで自分の人生を攻略する必要があるということは、
基本的には変わらないわけです。
なので、自分が思うように好きに生きればいいじゃんというモードと、
いやいや、現状の自分の置かれた環境におけるゲームに
最適化する動き方をする方が良いというモード。
この切り替えを意図的にできることが非常に重要なんじゃないか。
ただし、そのモードチェンジってどうやったらうまくできるのかなということを、
歴史や文化人類学を勉強している中で、
もやもやと思っていたというのが、そもそもの僕の中での課題でした。
その問いに対する具体的な解を得られたわけではないんですけれども、
古典ラジオのコミュニティ内でやっている古典セミネールという有志の勉強会ですね。
文化人類学の話を古典ラジオの番外編でもしてくださった室越さんが主催でやってくださっているんですけれども、
その中で学んだことで解決の糸口が少し見えました。
その内容は、今回の古典セミネールで教材として使った初めての構造主義という書籍を読んで、
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ディスカッションをしたことでちょっと見えてきたなという感じなんですね。
構造主義というのは、今まで世の中に真理というものがあるんだという世界からそんなものはなくて、
ただ世の中には共通する構造しかないということを主張する考え方のことです。
これは正直この話だけ聞いても全くわからないと思うので、興味がある方はぜひ初めての構造主義という本を読んでもらえたらなと思います。
つまり世の中に絶対変わらない真理というものがない時代に僕たちは生きているということなんですね。
つまりは自分たちの認識以上には世の中の見方を広げることが基本的にはできないということと僕は考えていまして、
これは仏教における優意識の思想にも近いなみたいなことを考えていました。
これはかなり難しい話になってきちゃったんで、どうやってまとめようかなという感じなんですけれども、
平たく言うと、自分たちの思惑のさらに向こうに人類という種として共通する構造が存在している可能性があるという認識なので、
僕らが意識的に考えて行動したところで、大きな流れということに奇跡を投じることができても、大きな流れそのものを変えることはできないんだなというような感覚になりました。
ここでコテンラジオの深井さんが言っていた、未来を安易に予知することなどできないということをすごい腹打ちしたんですよね。
つまり、自分たちが考える以上のダイナミックな動きが不快的にあったときに、そんな内容さえ加味して自分の意思決定ができる人間は誰一人いないということだと僕は理解したんですね。
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であれば逆説的に、自分が何をしようが、単的に言えば世の中の大きな流れを変えるに至ることはないとも言えるので、モードチェンジをそこまで大きく考えなくても、自分がやりたいかどうかという観点でシンプルに意思決定をしていけば、
いいんじゃないかというような結論になりました。
いやちょっと今回はかなりグダグダな内容になってしまったなという反省があるのですが、
とにかく自分の中ではこうあらねばならないみたいなことにあまりとらわれず、こうしていきたい、こうありたいという気持ちに素直になって行動に移していくということが大事なのではないかという気持ちになったということです。
いやーこれ、自分も喋ってて混乱してきちゃったな。
はい、あそうそう、モードチェンジについてはぜひ参考欄、コテンラジオ深井さんのノートの記事も共有しておくので、一緒に読んでみてもらえるとイメージが湧くかなと思います。
ご意見やご感想があればぜひ持ってきてください。
それでは今回のラジオメモランサムはこのへんで。
See you again.
11:40

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