00:08
はやぶさのラジオメモランダム。この番組は、私はやぶさが毎回テーマに沿ったエピソードを話すことで、
パパ×〇〇の日常や自分の考えをお伝えする番組です。
今回のテーマは、少し遅くなったんですけれども、今月の読書感想回ということで、
〈叱る依存がとまらないと私〉というテーマでお話ししようと思っています。
今回読んだ本はですね、心理学的観点、農家学的観点から、叱るということがどういうことなのか、
そして叱ることによって学習がちゃんと加速されるのか、みたいな話ですね。
あとは叱ることがそもそも依存を生み出すのはなぜかとか、そういう話がちょっと折り返ってある本です。
この本を読もうと思ったきっかけは、シンプルに子育てという観点ですね。
子供とのコミュニケーションにおいて、叱るという選択肢というのは、もちろん必要に応じて使うべきだなというふうに、
僕の中では認識していたので、叱る依存ってどういうことだろうというふうにシンプルに思ったんですけれども、
とにかく読んでみないとわからないなということで手に取りました。
でも一章を読み始めてからですね、まあ目から鱗がボロボロ落ちまして、
これは今子育てをしているお父さんお母さん全員が目を通しておいて間違いない書籍なんじゃないかなというふうに思っています。
というのもですね、叱るという行為がどういう行為かというと、叱られた側ですね。
叱られた側がいわゆるネガティブな感情を持って何かしらのリスクを回避しようとするという動きをとるんですけれども、
これが学びや成長とつながる報酬系の回路、いわゆるドーパミンが出る仕組みと全然連動していないということで、
叱ることによって教育的な側面というのが意味がないというふうにも言っているんですね。
これは結構衝撃でしたね。
03:02
でも言われてみれば確かにそうですよね。
脳の動き、脳の働きとしてそれぞれ違うパート、違う箇所でその対応がされているのであれば、
そこが連動しているわけはないと言われると、それはそうだよなというふうにイメージできると思うんですけど、
では人はなぜ叱るのかと言ったときに、
根本的にはその人にネガティブな感情を与えて、その人の動きをコントロールしようとするからということだそうなんですよね。
これシンプルにめちゃくちゃ怖いですよね。
相手の行動をコントロールするためにネガティブな感情を与える、これが叱るであるという話なんですけど、
めちゃくちゃ怖くないですか。
で、これが成り立つ前提には権力構造が対象であるということが前提となっていると。
なので親から子とか上司とか部下とか、そういった構図によってそういう状況が引き起こされやすいという話なんですね。
なので、怒るも叱るも大して変わらないし、根本的にはもうコントロールしたいという欲求に直結しているというところが非常に怖いなと思ったところです。
加えてですね、叱る側は叱って相手をコントロールしたことが報酬として受け取られるらしいんですよ。
叱ることによって気持ちよくなるということですね。
これがまたややこしくて、叱れば叱るほど気持ちよくなるから、叱ることをやめられなくなる。
それが叱る依存だっていう話なんですよ。
この辺がね、叱る側と叱られる側でどんどんどんどん状況が乖離していくっていうのが本当に恐ろしくて、
叱られることによってメリットはないんだけれども、叱ることによって叱って従わせたっていうことに対する報酬があるので、
叱る側は叱るということをやめられないっていう状況になると。
マジでやべえなって感じですよね。
いや本当になんか、そうかーって感じでしたね。
ここで一番思い出したのはあれですね。
TwitterとかSNSでも炎上騒ぎ。
これまさにそういうことだろうなと思っていて、
自分が叱ることによって誰かの行動をコントロールして、
06:05
コントロールできたことが自分の報酬、発生感となって、
さらに次の炎上を生み出すみたいな状況だったりとかするのかなと思うと。
本当にネガティブな連鎖が続くよなというふうに思いましたね。
なので基本的には叱るという行為が本質的にどういうことなのかということを
ちゃんと理解した上で、
要法要領を正しく守って、
必要なシーンにのみ叱るという選択をするべきなんだなということを
痛感させられたというふうに思っています。
人間の脳って昔の生活から培われてきてできているものなので、
なかなか急激な生活環境の変化にアップデートが追いついてないんだろうなというところはあると思うんですけれども、
そういった部分も含めて、
本当に自分がやっているコミュニケーションが必要なのかとか、
課題の解決に役立っているのかみたいな観点は今後も忘れないようにしたいなというふうに思いました。
概要欄にリンクも貼っておくので、興味がある方はぜひ手に取ってみてください。
ということで、ご意見やご感想があればぜひ送ってください。
ツイートの場合は、はたかなでハッシュタグラジメモとつけてもらえたら嬉しいです。
それでは、今回のラジオメモランダムはこの辺で。
See you again.