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2026-02-16 50:12

第218回 誕生月が愛おしくなる『12か月の本』西崎憲編

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文学ラジオ第218回の紹介本

 

『12か月の本』

西崎憲・編、国書刊行会

https://www.kokusho.co.jp/np/result.html?ser_id=233&srsltid=AfmBOorFGfx_1h8ondrzatiakkmpsUIFNrJ27B1y4fDcte7SqDSycfvg


パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!

 

【今回の内容】

『12か月の本』から10月と12月を紹介/誕生月の本はギフトに/以前の『本と偶然』プレゼント企画の抽選を実施/日本人作家と海外作家の短編や詩を収録したアンソロジー/編者プロフィール/「好書好日」のインタビューが参考になる/個人の家に図書館ができるみたいなアンソロジー/読んで気持ちが豊かに/18~19世紀イギリス文学で残っているものはほとんどが怪奇幻想文学/12巻で300作品超え/5月が最も多く、11月が最も少ない/狂気と美にまつわる「孔雀」(三島由紀夫)/5cmの女性に惹かれる男の「メリイ・クリスマス」(山川方夫)/妻の前から姿を消した男の「ウェイクフィールド」(ナサニエル・ホーソーン/酒本雅之訳)/才能に嫉妬する評論家の告白の「いまわのきわ」(アルベルト・モラヴィア/関口英子訳)/10月は霊の世界との境界を感じる「青頭巾」(上田秋成/西崎憲翻案)/文章のリズムが良い「冬至」(永井荷風)/12月のポテンシャルを感じた/誕生月がより好きになれる/次回予告

 

【参考情報】

好書好日:全12巻のアンソロジー「12か月の本」に込めた「すごい日本語」 編者・西崎憲さんインタビュー

https://book.asahi.com/article/15766622

 

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版元サイトより

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時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈ひと月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。

 

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サマリー

今回の「文学ラジオ空飛び猫たち」では、西崎憲が編纂した全12巻のアンソロジーシリーズ『12か月の本』を紹介。パーソナリティのダイチとミエは、それぞれ10月と12月の巻を取り上げ、作品の魅力や感想を語り合います。このシリーズは、古今東西の小説、詩歌、随筆を各月のテーマで集めたもので、個人の家に図書館ができるような感覚で楽しめる点が魅力です。西崎憲は、単なるマニアックな選書に留まらず、読後感を豊かにする作品や、詩、怪奇幻想文学なども含め、幅広いジャンルを収録。18~19世紀イギリス文学の多くが怪奇幻想文学であるという視点や、5月が最も多く11月が最も少ないといった収録作品数の傾向も興味深い点として挙げられています。 10月の巻からは、三島由紀夫の「孔雀」に見られる生と死の美しさへの執着、山川方夫の「メリイ・クリスマス」での5cmの女性に惹かれる男の狂気、ナサニエル・ホーソーンの「ウェイクフィールド」での妻から姿を消した男の奇妙な行動、アルベルト・モラヴィアの「いまわのきわ」での才能への嫉妬と告白などが紹介されました。12月の巻からは、上田秋成翻案の「青頭巾」に見られる霊的世界との境界、永井荷風の「冬至」の文章のリズムの良さ、そして西崎憲による12月の解説が語られ、12月が一年の一つの中心であるという見解が示されました。このシリーズは、ギフトにも適しており、誕生月や季節に合わせて作品を選ぶ楽しみを提供し、読者の心を豊かにする一冊となっています。

番組紹介と『12か月の本』シリーズについて
どうもみなさんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティは、私ダイチとミエの二人でお送りします。文学の頃ではないお二人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
今回紹介するのは、西崎憲編12か月の本になります。国書観光会から2025年から2026年にかけて出版されたシリーズの本になりますね。
はい、そうですね。12ヶ月の本のシリーズという。
12冊ですね、全部で。
そうですね。で、今回はですね、まあちょっとこの西崎憲さんが編集した、選んだこの12ヶ月の本についてもちょっといろいろ話しながら、私が10月を持っていまして。
僕が12月持っているんだ。
はい、これはどうぞ。
いや、お互い誕生日の月の本が。
お互い12月?
俺10月ですね。
いやでもこれ買う時の理由。
逆に誕生日以外で1冊選ぶってなかなかないんじゃないですかね。
好きな月、家族の月、家族の誕生日ぐらいだよな。
そうですよね。
で、このシリーズの中でどれか1冊買おうかなってなった時、まずは誕生日で選ぶかなと思いますので。
あとなんか結構贈り物にみたいな話もあるんで、その贈る人の誕生日とかはあるかもしれないですね。
たぶん選ぶ基準、誕生日かなと思うので。
そんなですね、12月生まれの僕がこの12月の本を読んでどう思ったかっていうのを今日話していきたいなと思います。
果たしてこのギフトに最適なのかどうか。
そこも知ってなかったけど、私が10月読んで、10月生まれの人どう感じるか確かにあんまり気にしてなかったけど、そうか、そうですよね。
分かりました。
じゃあそういうことですね。
これすごく想定も綺麗で。
そうなんですよね。凝ってるんですよね。
そうですね。凝ってますね。
本の作りが豪華ですし、ちょっとサイズは小ぶりなんですけど、それがまた良くて見た目もすごいいいですし、シリーズですけど1冊だけあっても全然違和感がないというか。
でも欲しくはなるだろうね。
コレクターだったら全部揃えたくなるような良い感じの作りですね。
コレクター魂を刺激してみますが、とはいえこれ12冊揃えるのは結構大変ですね。
そうですね。
そうですね。なかなか。
本棚にあったらいいけどね。
1冊いくらだっけな。3000円?
3000円です。
本当だ。
3080円。
そのくらいするんで、逆に10円のプレゼントとか、誰かへのプレゼントとしてはすごく良いものになるには違いないと思いますので。
プレゼント企画の抽選と『12か月の本』の概要
ぜひちょっとこれね。
じゃあそのわけでちょっといろいろ入っていきたいんですが、ちょっとその前にキムチュープさんのほんと偶然のプレゼント企画をやっておりましたが、
一応この配信されるときは締め切った後、約1週間後のタイミングだと思うんですけど、
こちらでランダムにちょっと選ばさせていただいて、当選された方にはメールした上で2月下旬には送付する予定です。
で、ちょっと今やっちゃおうかなと。
この収録の時点で。
この中でですね。
ちょっと公平を期すというか、別にどのタイミングでやっても公平なんですけど。
この今収録しているときにですね、ちょっとやってしまおうかなと思っています。
27名の方から応募いただいております。
あとですね、ちょっとまあ抽選する前にですね、いろいろやっぱりすごい思った以上に応募いただいてすごく嬉しかったのと、
あと美好っていうところを設けてたんですけど、かなり応援コメントいただいておりまして、
ちょっと前も話しましたけど、いろんな応援コメントあってちょっと、あ、結構嬉しくなりました。
あ、そうですよね。
素直に嬉しくなりました。
すごく応援いただけていて、本当にありがとうございます。
結構熱いコメントもありまして、すごい本当に元気が出るようなコメントも多くて、
すべて読ませていただいておりますので、結構感動しました。
なのでそういうコメントもあるからこうなんかこう選ぶのはと思うんですけど、
もう完全にここはもう機械の力でやりますんで。
じゃあやりますか。
そうですね、じゃあやりましょうか。
ちょっともったいつけてもあれなんで、今ちょっとくじ引き抽選というサイトで今、
数字を入力して、あと押すだけ。
1から27まで入れて、はい、抽選してくれるんで。
これあれだよね、1から27って申し込んでくれた順だよね。
そうです、申し込む順で。
いやーこれちょっと緊張するな。
じゃあいきますね。
はい、お願いします。
じゃあ、ちょっともう押します。
いきなり押しますね。
では押しました。
あ、すごい。
結果もちょっと違う。
なんか面白い。
9ですね。
これ伝わるかどうか分からないけど、
9番が今なんかね、いろんな数がドドドドドっと出て、
最後に表示されたのが9でした。
なるほど。
9番の方にちょっとお送りしますね。
あ、そうですね。
9番の方に、そうですね、まずメールを。
はい、メールをちょっと送ります。
お送りしますので。
ちなみに、申し込んでくれた方全員キーワードあっていたので、
あ、そうですね。
これすごかったですね。
全員キーワードバッチリあっていたという。
キーワードミスった人いなかった。
いなかったです。
はい、確かに確かに。
それ重要ですね。
ちょっとこれは後日送付しますので、
お楽しみにしていただければなと思います。
じゃあちょっといきますか。
今回の12ヶ月の本に戻っていきます。
で、この本ですね、
まあちょっと私実は10月とはいっても半分ぐらいしか読んでなくて、
全23編って書いてあるから、
23のうち、あ、半分も読めないか。
多分5、6本ぐらい。
もうちょっと読んだかな。
って感じなんですけど。
ちょっとねこうつまみ食いして読んだんですけど、
なんかそういう楽しみ方ができる。
1本あたりだいぶ短いんですよね。
10ページぐらいなものもあれば。
ほんとに。
Cとかだと2ページとか、
ちょっと長いのだと30ページぐらいのも。
そうですね、30ページあるんですよ。
10とか。
数ページとかが多いんですかね。
なんでこうちょっとふと合間とかに読めるし。
なんでそんな感じでちょっと読ませてもらったんで。
こんな状態で紹介するのもあれなんですけど、
とはいえいろいろお話ししたいことはあるという感じですね。
10月っていうくくりで選ばれてるものって
なんかちょっと面白いなっていう。
月っていうくくりで選ばれてるものって、
こうなるんだってのがあってちょっと面白かったんで。
またまた今日いろいろ話したいなと思います。
ちなみに海外文学があれば、
日本の少し昔の作品かな。
日本の名作と海外の名作が並んでる感じがすごい良いですね。
確かに。
日本の先の方がちょっと多いかなって感じですよ、10月は。
他の月も多分そうなんですけど。
そうですね。12月も海外文学、日本文学どちらもあって、
日本の方が多いかなというところですね。
同じく20何作品が収録されていて、
僕も全部はちょっと読めてはいないんですけども、
ちょっといくつか読んで、やっぱりすごい面白いなと思う。
日本、海外問わず作品があって、
すごく気楽に読めるのがいいなと思いましたね。
全然順番通り読んでいかなくても、
ちょっとつまみ読みで気になったところをパラパラ読んでみるのが
すごい良い気分転換になるような作品が多くて。
そうですよね。
今2月に収録しているんですけども、
12月でも全然、どの月の作品でもそうだと思うんですけども、
この時期に読んだ方がいいとかっていうのもあるかもしれないですけども、
そこはあんま問わないのかなと思いましたね。
全然今の時期に何月の本読んでも、
やっぱりいいものだなと感じれるかなと思いますので。
時期は問わず、自分の好きなタイミングでって感じですね。
じゃあちょっといろいろ話したいんで、入っていきましょうか。
その前に西崎健さんのご紹介をしたいと思います。
我々の番組だと西崎健さんってあれですね、
悪処方家ですっていうシリーズの。
そうです。
ジン・リースのやつで、タイトルなんだっけ?
本を燃やす。
こんなタイミングで台本に何のメモも書かなかった、我々が。
あの人たちが本を焼いた日ですね、ジン・リース短編集。
それを紹介したきりですよね、西崎健さんって多分。
そうですね。
西崎健さんが編で、翻訳は?
そう、西崎健さんはいろいろな方がされているという。
バージナルフルのあれが有名だよね、青と緑か、あのシリーズだと。
有名ですけどね、そういうちょっと翻訳をされていらっしゃる方ですが、
小説も書いていたりしますよね。
翻訳もするけど、ご自身でも小説を書かれていらっしゃる方で、
日本語訳大賞の発起人であり、今も先行委員でもある方ですね。
結構気作な方というか、イメージで私の中では。
なんか非常に面白い方だなと思っていつもおります。
そんな西崎健さんが今回編集している12ヶ月の方になりますね。
アンソロジストとしてもいったことも多分いくつかやってこないと思う。
アンソロジーも本当にたくさん出されていますし。
多分こう選んで納めるっていうのが結構お得意な方なんでしょうね。
これって結構才能というか、結構好きじゃないとできない分野ですよね、領域の仕事ですよね。
そういう意味で言うと、もともと始まりは音楽家ですし、小説を書かれているし、
あと歌人としてもそうですもんね。
かつフラワーシケルさんという名前でされていますし、
すごく多才な方。
そうですね、いろいろやっていらっしゃる印象がすごいありますね。
じゃあちょっとそんな西崎健さんの12ヶ月の本をご紹介していきたいなと思います。
じゃあちょっとまずいつも通りハンモトホームページからお伝えします。
時代も場所も全く異なる文学作品たちをつなぐテーマは12ヶ月。
12ヶ月のうちの1月をテーマに古今東西の小説、詩歌、随筆を集めたアンソロジー。
四季を味わいあの作品と今同じ季節を生きる喜びを作る本。
シリーズ全12巻とあります。
この本なんですけど、朝日新聞か。
古書講述で記事が上がってますね。
そうですね、ウェブで読めます。
概要欄に載せておきますが、西崎さんのインタビューが載ってるんで、
こちらも併せて見ていただくと、これを読んで結構、
なるほどなって思うことも結構多かったんで。
そうなんですよね。
やっぱりこのインタビュー読んで、いいなって思うワードがいくつもあってですね。
西崎さんが今回の12ヶ月の本に込めたものというか、
それが個人の家に図書館ができるみたいなアンソロジーが、
今の時代にもあっていいんじゃないかなというようなことを言われていて、
そうなんですよね。
確かにね。図書館っていいよね。響きがね。
感覚もわかる。これは図書館だなって思った。
なんかそのいろんな作品が、
結構知ってる名前の作家さんのものもあれば、
初めてっていう作家さんもあれば、日本海外もそうですけど、
偶然の出会いも起こり得るようなアンソロジーになってますし。
これってね、ちょっと開くといろいろ気になるからね。
なんかいつか読もうと思ってた作家とかいたりするからね。
そうですね。そういうのが一つのテーマで繰り上げてるっていうのが。
いいよね。
さっきケンさんが結構ホラーとか怪談話がすごく好きな方だったり、
かなり文学のマニアックなところまで精緻されている方なんで、
これも面白かったのがインタビューで、自分が選ぶとすごいマニアックなものばっかり選んだりするんで、
とか、すごい好きな作品選ぶとめっちゃホラー選んじゃうとかですね。
そんなところで、編集者の方とちょっと相談しながら、
やっぱり知ってる作家さんの本とか、読んだ後ちょっと明るさというかですね、
気持ち豊かになるもの。そういうものを選んでるっていうので、
この辺もギフトですよね。ギフト本として購入されることも想定されて、
やっぱり読んで豊かになれるような、そういったチョイスをされてるっていうので、
こういうのもなるほどと思いながら読んでいましたし。
確かにね。私は12月か、12月ちょっと怖い話多かったけど、
多分月の問題だと思うんだけど。
確かに確かに。でもね、ちょっと影があるような作品とかはね、
これは文学どうしてもそういうのが入ってくるものかなと思うんですよね。
面白かったのは、アンソロジーは読者に対する日本文学プレゼンというふうにも言われていて、
やっぱり今回読んでいて、こんな面白い作品があるんだって思って、
その作家さんを初めて読んだとかですね。そういう例があったんですけども、
やっぱり日本の作家さんでこんな人もいるんだっていうのはですね、
やっぱりこの発見があるようなアンソロジーかなと思っていたんですけども、
結構このインタビューでも言われていて、
西崎くんさんの中で日本文学のプレゼンとしての心意気も持たれていたんだなっていうですね。
そうですね。
そうですよね。あとは西崎くんさんが過人というところもあって、
この歯科の良さもプレゼンしたかったということで、
結構詩も収録されてるんですよね。
谷川慎太郎さんとか石垣凛さんとかですね、その他いろいろな詩も入っていますし、
あとは怪奇小説とか幻想小説とかですね、そういったものも入っているしというので、
これもちょっと面白かったのがインタビューの中で18世紀、19世紀、
ちなみに今の時代の文学って結構リアリズムがメインストリームになるんですけども、
18世紀、19世紀のイギリス文学を振り返ると、
残っているのはほとんど怪奇、幻想文学と、
今なんてかリアリズムというか風俗小説っていうのが古びていくし、
時代とともにやっぱり陳腐化していったりしてしまうので、
その点幽霊は古びないというふうに言われていて、
ここもちょっと面白いところで、なんでちょっと昔前のイギリス文学から何かって考えたときに、
意外とそういう怪奇幻想文学がばっかり残っているというところだかね、
そうだったんだっていうすごいね、これも。
一つの潮流だったんでしょうね、すごいよね。
作品数の傾向と編者の意図
あとは12巻で1300作品ですね、これはすごい。
そうね、これすごい量だなっていう圧倒されますよね。
300作品を超えるという。
まあそりゃそうなんだけど。
本当ですよね、この作業に5年半費やしたかも。
やるの大変ですよね。
そうですよね、これもインタビューで西崎スケンさん、最初はこういう話があったときちょっと断ったんですけど、
編集者の方のやっぱり、熱意とかですね、そういったテーマをやることにしてっていう、
そこからすごい大変な作業をやったみたいなんですけども。
ちなみにあれですよね、1月とか2月とか、月が入っている作品、短編とかですね、Cとか、
いろいろ探されるんですけども、どの月が一番作品が多かったかというと、5月だったみたいですね。
他の月に比べると2倍くらいあると。
逆に少なかったのが11月という。
この辺も面白いなと思いますね。
意外ですよね、5月って何なんですかね。
5月って。
ね、5月ね。
アリスミスも5月だし。
そんなね、さっきラジオで紹介しましたし。
そうですね、適宜12月とかね。
そうだよね、12月、1月とか年末年始。
8月とか。
8月、あと日本だとなんとなく4月。
4月もそうですね、春の。
新生活っていう、時代にもよるのかもしれないけど、最近だとなんで5月多いんだろう。
そうですね、これあれかな、5月の本買ったら最後の方にその辺りの理由が書かれてるかもしれないですね。
もしかしてちょっと5月を読まないといけないのかな。
そうかもしれないです。
なるほどなるほど、じゃあちょっと今年の5月に読んでみようかな。
そうなんですかね。
でもちょっと気になりますね、なぜ11月が少ないのになんとなくわかる。
11月っていうのは確かに選ばれにくそう。
確かにそうですね。
やっぱり月ごとによって、例えば大地さんの10月だったらイベントが、ハロウィンもそうだし、
12月だったらクリスマスとかですね。
本当は年末の年の瀬野とかですね、冬とかっていうイベントがあるんですけど、
そういう月ごとにやっぱりそういうテーマ性みたいなものがあったりして、
そういう意味では11月って一体どういう月になるのかな、逆に11月がちょっと気になってきましたね。
11月確かに集めたらどうなるんだろうね。
そうですよね。
この辺りもね。
やっぱりすべての月には何かしら傾向が出るんでしょうね。
そうですよね。
面白いですね。
なるほど。
そういうのをね、西崎健さんが出してる意図もあるかもしれないけど、
集めてみたものから感じ取るものもあると思うからね。
我々がね、読み手がね。
そういうのもなんか面白いよね、こういう本はね。
そうですよね。
こういうシリーズは。
さてじゃあちょっとこんな感じでいろいろ話しますか。
本の作りと装丁
今の西崎健さんのインタビューで、
結構この12ヶ月の本のどういうものかっていうのがですね、
これがもう大体わかるようになっているので。
読みたくなるしね。
そうですね。
あとはね、最初の方に言っていたんですけど、本の作りが素晴らしいというですね。
ちょっと頑丈なんですよね。
そうですね。
しっかりした作り。
こういう手帳あるよね。
そうですよね。
どこかがかなりしっかりした感じの手帳を売ってらっしゃると思うんですけど、
なんかすごいこれ買った時、手帳、
こういう手帳見たことある。
そうですね。本でもたまにちょっと豪華な本とか、凝ってる本とかであるようながっしりした。
でもね、サイズは小ぶりなんでいいんですけど。
国書館っぽいような。
そうですよね。で、ちょっと文字が大きめでしたよね、本文の。
そうですね。読みやすかった。
想像より2倍くらい読みやすい、この文字の大きさで。
確かにこれ人に勧めるにはすごく、見た目もそうだし、手に取った漢字読んでいく読みやすさもそうだし、
すごくいい作りをしてるなっていうのもね、あるというところでいきましょうか。
10月の巻:三島由紀夫「孔雀」
ちょっと内容を話していきたいんですけど、じゃあちょっと私の方が行く?行きましょうか。
10月はですね、三島由紀夫の孔雀と。
ちょっとそんなに長くならないように少しずつ話してきますね。
じゃあ交互にまた言っていきましょうか。
交互に行きましょうか。
三島由紀夫の孔雀なんですけど、これに収録されてるぐらいなので短い話なんですけど、
この中に孔雀のことが好きな男がいて、近くの公園で、動物園かな?遊園地か、遊園地ですね。
孔雀をこう飼ってたんですけど、結構な数飼ってたんですけど、ある日ですね、全部殺されちゃうんですよ。
で、その昼の時にこの男がずっと孔雀を見ていたので、
こいつが怪しいんじゃないかっていう報告があって、刑事が訪ねてくるところが始まるんですけど、
で、刑事がやっぱ疑うわけですよね。
でも、この奥さんがちょっと変わった人で、主人公の男っていうか、
で、ちょっとなんかね、オペラ歌手、元オペラ歌手だったのかな?
なんかすごく歌体が良くて、声が綺麗なんですけど、まあもう衰えてはいるっていう感じなんで、
ちょっとね、なんか変な感じなんですよね、その夫婦も。
そんなのもありつつ、この男がすごい冷静に刑事と対応して、
まああるんですけど、で、後々なんかその後、
刑事も疑っては来たけれどもみたいな、一応話を聞いて、
なんかどっちだろう?みたいな感じで、あるんですけど、
で、お、ちょっと猫がすごい吠えてる、猫の声入っちゃうか、まあいいか。
猫の声入っちゃうかもしれないですけど、ここもつけますね。
で、すごいすごいすごい距離に今猫がいますね。
続けると、あのね、クジャ君殺しを疑われるんですよ。
で、疑われてたんですけど、まあ、そののられくられというわけじゃないですけど、
まあ話していって、刑事はとりあえず帰ってくるんですけど、
その後、その男はですね、クジャ君を、
なんかね、死んだクジャ君の方が魅力的なんじゃないかというか、
言うわけの分からないこの考えに取り憑かれてしまい、
夢で見たりするんですよね、このクジャ君が死んだところとか。
で、それをなんか目撃しなかった自分が後悔し始めるんですよ。
死んだクジャ君を見れなかった自分、悔いていくというか。
で、夢で見たことっていうか、クジャ君を殺している犯人みたいなのが、
なんか自分なんじゃないかって思い出すんですけど、
このクジャ君に対して異様に執着しちゃってるので、
で、自分の中で殺してたのか、何なんだろう、どうでもよくて、
その瞬間に立ち会えてないっていうか、死んだクジャ君に立ち会えてないということに関して、
ものすごい後悔を強くなっていって、
で、なんかこう自分が殺したんじゃないかみたいなものもあるんですけど、
最終的には殺した人間に嫉妬し始めるんですよ。
クジャ君を殺すことに、殺してこのクジャ君の死を見ることができた。
生と死の美しさみたいな、生の美しさと死の美しさみたいなのに、
取り憑かれていく感じがあるんですけど、
その後2点3点して物語は終わるんですけど、
でもまあ多分メインはこの生と死の話なんだろうなと思ってて、
いやなんかすごい、さっきもちょっと話したけど、なんか結構怖い話で、
ラストも結構怖いんですよね。
ガーってなるんですけど、
10月怖い話だなってちょっとこれを、
三島由紀夫の苦弱。
結構割と前の方に入ってますね。
なかなかそういうちょっと、ちょっと狂気的な感じるような作品が、
三島由紀夫はそういうのもあるんですね。
三島由紀夫ってこういうイメージあるけど、何個か短編集読んだことあるけど。
まあまあそうですよね。
苦弱っていうのがまた。
苦弱がね、なんだっけな、美しさの象徴なんだけど、
面白い。
美だね、これは美に関する話なんですよね。
いいですね、なんか。
10月っていうので、なんかそういう作品に出会えるっていうのがまた、
まあちなみにこれ、そうですね、10月1日の、
1日の未明なのかな?に、あの苦弱が。
なるほど。
10月って結構秋だから、秋って想像すると、
よく食欲の秋とか、毒食の秋とか、
いろんな秋って考えて、そういうちょっとイメージ。
狂気的な。
自分だと思ってしまいがちですけど、いいですね。
そっちの10月の話もあるんだっていう。
狂気でしたね。
またちょっとこれ他の、次もちょっと狂気の話になっちゃうから。
狂気が多いんだよな、10月。
10月の巻:山川方夫「メリイ・クリスマス」
俺がたまたまピックアップして読んだものが、
偏ったのかもしれないけど、まあちょっとはい、そんなところで。
分かりました。
僕がちょっと紹介するのが、メリークリスマスというですね、
山川雅夫さんの話ですね。
100年ほど前の、これは生まれたのが1930年に生まれた方で、
山川雅夫さん。
なかなか面白くてですね、始まりは秋の夜なんですね。
秋の夜、アパートに住んでいる。
彼は奥さんと2人で住んでいる男性なんですけども、
ちょっと声が聞こえると、そのベランダの方でよく見るとですね、
女性がいると、そこにいた女性っていうのが5センチの女性なんですね。
5センチ?
5センチ、大きさ5センチ。
小人ですね。
ミニチュアのような小人がいたと。
で、声がするといったものをですね、
なんかそういう話、声で話しかけてるんじゃなくて、
なんか目なんですね。
アイコンタクトというのかな?
うん。
その目で言ってることが分かってしまうというようなですね。
そういうちょっと意思疎通ができると、目で話せるっていうですね。
それがなんかね、そんなことがあって、
寝て起きて、あれはでも夢だったのかなと思ったらですね、
そうでもないと、やっぱりいると。
で、自分の引き出しの中にですね、
その5センチの女性を入れて一緒に住むようになって、
だんだん男性が惹かれていくんですね、その女性に。
奥さんもいるんですけども、奥さんはどんどん声をかけてきて、
それがもう煩わしくなってきて、
一体君はどうしてそんなに言葉を欲しがるんだっていうですね。
そんなことをね、言ったりもするようになったり。
あとはやっぱり人間の大きさって、やっぱりアラも見えるんですね。
なんかアラ、奥さんの肌、なんかちょっとブツブツがあるなとかですね。
そうか。聞ければ。
巨大に、自分も5センチの女性の目線に見てしまうようになって。
そうすると、人間って大きな存在で、不都合な部分まで気になってしまうという。
で、その男は自分も5センチの女性と同じ大きさ、
自分もそのくらいの大きさになれないかなって、だんだん思うようになってくるんですね。
そうやって男がですね、ちょっと奥さんとの関係がだんだん悪くなっていって、
で、だんだんこの5センチの女性と同じ世界に自分も入っていけないかって、
だんだん思うようになっていって、12月の終わりを迎えるんですけど、
そこで急展開が起きるっていうですね。
そうなんだ。
そうなんですよ。最後こういうふうな話だったんだってですね。
ちょっとびっくりするような話になってるんですけど。
これ面白かったですね。
なるほど。なんか面白い。
でもなんか一瞬5センチの女って人形とかって可能性とかもありそうな。
いろんなこれは解釈ができる。
最後にはこういうことだったのかっていうのは分かるようになってくるんですけど。
分かるようになった。なるほど。
で、メリークリスマスっていうタイトルの通り、なんていうんですかね。
僕の説明だと、だんだんこの男性がちょっと狂気的な方に向かっていくんじゃないかなと思うかもしれないんですけども、
そこはでもタイトルメリークリスマスってあるようにですね。
ちょっとだけなんていうんですかね。プレゼントがあるというかですね。
ちょっとなんか呼んだ後は、やっぱ良かったなと思えるような、その話にもなっていて。
オチがいいというかですね。なんでこれすごい良かったですね。
気になるな。
すごい面白かったです。
じゃあちょっと次行きましょうか。
10月の巻:ナサニエル・ホーソーン「ウェイクフィールド」
じゃあ私はですね、これも狂気の話なんですけど。
狂気の話ばっかり。
どこだっけな。
フォーソンのウェイクフィールド。
ナサニエル・フォーソンですね。
日文字で有名な方ですね。
フォーソンさんのウェイクフィールドという話なんですけど。
ウェイクフィールドっていうのがですね、男の名前ですね。
しかもこれは仮の名前ですね。
仮としてウェイクフィールドという名前を与えられている男なんですけども。
長い間妻の前から姿を消した男の話という形で始まって、
その男の名前を仮にウェイクフィールドとしておこうみたいな感じで入っていくんですけど。
このウェイクフィールドがですね、ある日妻からですね、出かけてくると言って、
姿を消すんですね。
機関とか呼ばないで、夜ですね、馬車に乗って、
こっち方へ出かけるとか言ってですね。
出かける用があると言って出てくるわけなんですけど。
この男がですね、その後何をしたかというと、
結構いい屋敷に住んでるっぽいんですよ、そもそも。
で、奥様がいてっていう状況なんですけど、
その屋敷の裏手にある宿に泊まり始めるんですよ。
出てくって言って。
何がしたかったのかっていうと、
この自分がいなくなった、多分ちょっとね、いろんなことがあるんですけど、
彼自体ね、多分ね、何がしたいか分かってないと思うんですよね。
かきっぷりからすると。
で、でも多分この自分っていう存在がいなくなった後に、
その屋敷とか家とか、
近所のこととかってどうなっちゃうんだろうなみたいな感じで、
それをちょっと見たくて、見に行ったりして、
見つかりそうになって、また逃げてみたいな、
っていうことを何故か繰り返していく。
最初は次の金曜までには帰るかなって言って出て行ったのに、
また明日、また明日っていう感じになっていって、全く帰らない。
で、そのうちもう変装をしてですね、
全く違う人生を歩み始める。
で、そんなうちに久しぶりに、
久しぶりではないか、そんなうちにですね、
もう道で自分の妻とすれ違うみたいな。
結果その後20年くらい時間が経つんですけど、
もう何がしたいんだかっていう、
これもちょっと狂気じみてる話なんですけど。
それで何ページくらいの作品になるんですか?
短かった、そうでもない、結構あんな。
自分の体感よりもありましたね。
151か168だから17ページかな。
17、18ページくらいありますね。
多分10ページくらいで終わった印象あったけど。
面白そうですね、それ。
ラストがちょっといいんですよね。
いいってあれね、
ハッピーとかのいいじゃない。
終わり方として、おおって終わり方をしてるっていう。
自意識も過剰だし、
結局この人が妻に見つかったと思って慌ててるんだけど、
この人だけなんだよね。
あっちは見つけてるつもりもないし、そもそも気づいてもないしみたいな。
その屋敷に行こうとする使用人とかいるわけですよ。
でもその人たちに気づかれるんじゃないかとかでドキドキしてるのはこの人だけっていう。
本人だけっていうだけで。
っていう話なんですけど。
何でこんな行動してしまうのか。
多分自分でも分かってないんですけど、
人間の真実として何かありそうだなっていうのはちょっと分かる部分とかがあったりして。
ちょっとコメディチックでもあるけど、
でもちょっと狂気じみてもいいですね。
パンペンでちょっとそれは読んでみたくなりましたね。
面白そうです。
面白かったですね。
10月の巻:アルベルト・モラヴィア「いまわのきわ」
じゃあ次、僕もですねちょっと海外の作家で、
アルベルト・モラビアというイタリアの作家さんの作品の
今はのキワという作品ですね。
これも短編になるんですけど、翻訳は関口英子さんがされていて、
これは12月にもう病に伏せていて、
もう本当なんかもう余命わずかというようだとある評論家の人の
何て言うんですかね。
ちょっと打ち明け話になるんですけども、
この評論家Sというふうに表記されてるんですけども、
このSという人がかなり著名な人で、
もう文壇の中ではかなりも発言力を持っているというか、
もうめちゃめちゃ力を持っている人で、
そうですがもうちょっともう余命わずかという時に、
ちょっと友人である作家の主人公というか語り手がね、
打ち明け話、その告白を聞き届けるというですね、
そんな内容なんですが、このSという人が結構面白くてですね、
もともと作家志望だったんですね。
ただもう全然書けなくて、もうお腹ずっとばすというか、
作家として体制したかったけど、
もう全然そんなうまくいかなくて、
で、仕方なくちょっと評論とかですね、
そっち書いたらえらい、なんかそれが嫉妬してしまって、
自分に向いてたというか、もう地位を得ていって、
そうしたらいろんな作家さんとか主人の作品に触れる機会が出てきて、
ここから面白いのが嫉妬心がすごい強くてですね、
とにかく出る杭を打っていくというですね、
これなかなか面白いですけど、
この人は才能があるなと思ったら、
もう道を間違えさせようとして、
君は恋愛小説を書いた方がいいよとか、
君はやっぱり純文学よりミステリーとかの方がいいよとかですね、
君は詩人じゃなくて、ドキュメンタリーの記事とかそっちの方がいいよとかですね、
それでも真逆なことを言って、
で、その敬意のある人から言われるとですね、
結構みんなそうなのかってなってですね、
とにかくこのイタリア中のこの出る杭を
ひたすら打ちまくって、
杭が出てきたらそれを曲げていくっていうですね、
そんなことにひたすら注力していた人で、
詩の間際にですね、今まで自分そんなことしてもらって、
神を許してくれというふうに言って、
亡くなっていくんですけども、
その聞き役だったこの作家さん、語り手である作家さんも、
評論家のSにやっぱり助言されたことがあって、
それで自分も作風をちょっと変えたっていうのがですね、
実は過去にあって、
あれってことは自分ももしかしてこれSにはめられたうちの一人なのかなってですね、
ちょっと最後の方に思ったりするっていうですね、
でもあれなんですよ、
じゃあそうやって自分の才能が潰されたかっていうと、
いやでもなんかそんなことないぞと、
Sの助言通りやって、
そこに意義があったんじゃないのかなって考えたりですね。
深いですね。
そういう意味ではですね、
単純な話じゃなくて、
そうやってこのSっていう人はそういうふうに打ち明けたけど、
その信憑性っていうんですかね、
そこにいろいろな解釈ができると。
それが本当なのか、
じゃあSはそう言ってるけど、
出る杭打つつもりで間違った助言をしてたのは、
実は逆に当たりやったんじゃないかとかですね。
とかいろんなね、
他にもその他のいろんな推測を知っていくんですけども、
そんな話でこれも面白おかしくも読めますし、
最後も結構終わりもちょっといいというかですね。
面白い。
タイトルが今はの際ってのはいいね。
そうですね。
これちょっと思ったのが、
12月っていう時に、
このSは自分の人生の罪の意識のところというか、
そんなところ打ち明けるんですけども、
12月が結構人生の終わりの月になるのかなという、
この1年が一生として見立てた時に、
12月に人生を生産するような、
そういうことがちょっと起こりやすい月なのかもというのはちょっと、
この作品読んで、
確かにそういう設定なんかしやすいのも12月なのかなとちょっと思ったりもしましたね。
なるほどね。面白いですね。
そうですよね。良かったですよ。
イタリアか。なるほど。
10月の巻:上田秋成「青頭巾」
じゃあちょっと時間もらえないので、ささっと。
その他なんか気になったものがあればっていうとこ。
じゃあちょっとだけ、ほんと簡単に言うと、
これ一番最後に青月っていう、上田明さんの、
上田明さんっていう人なんかちょっとあれだけど、
上田明ですね、江戸時代の方ですけれども、
書いたものが入っていて、
なんかざっくり言うと、お坊さんがですね、
可愛がってた、出来合いしてた子供が死んでしまったため、
狂ってしまったっていう話。鬼になってしまったっていう話で、
鬼になっても人を喰らったりとか、
墓を荒らして人肉食べたりとかっていう、
もう本当に鬼になってしまってですね、
あの山にはもう近づかない方がいいみたいな感じになってしまっていて、
みたいなとこなんですけど、
ちょっと色々あって、
お坊さんはですね、ある結末を迎えるんですけれども、
でも面白い、
途中でですね、出来合いしてしまった同時に会わなければ、
今も良き奉仕であったかもしれないみたいな、
愛憎の満ちて迷い、運命の火に破られ、鬼になったって書いてあって、
その一歩間違えれば鬼になるし、
もしかしたらそのまま突き進んでれば、
素晴らしい奉仕になったかもしれないっていう話があって、
なんかこの方結構印象に残ってて、
2つ前に話したのは結構狂気の話で、
なんかね、この10月って、この後書きにもあったけど、
ハロウィンのこととか触れられてて、
やっぱその、お盆じゃないけど、
やっぱりこの霊とかもあるし、
教会を監視させる時期っていう、
なんかそこのところが神人への時期
西崎健さんは書いてますね、
ハロウィンがあったりすると、
霊的世界との間の扉が開くとされているとかね、
まああったりして、まあ確かにね、
と思ったりするんで、なんかこういうのもすごい感じて、
上田明の小説かな、
結構、まあ《うげつ物語》の一本なんだけど、
いやー、ちょっと面白かったなと思って、
ちょっと印象に残った、これが一番最後に入ってます。
これで終わるのが結構いいなと思った。
僕は逆に、
12月の巻:永井荷風「冬至」
12月の一番最初に収録されている、
長い歌風の当時という文章ですね、
これはもう2ページだけなんですけども、
すごい文章のリズムが良くて、
なんか12月、当時か、
当時とはこういう時期であるみたいなことをですね、
2ページぐらいでサッと書いてるんですけども、
すごい文章が良いんですよね。
始まりは、
年の内で日の最も短いのが当時である。
日が短ければ夜が最も長い。
っていうので始まって、
そこからも、
当時とはなんちゃらなんちゃらっていうので、
12月とはこういう月であるっていうので、
例えばこれですね、
12月は春にももさって庭に小鳥の声の
最もにぎわう季節である。
とかですね、
そこからも文章が続くんですけど、
この文章のリズムがすごい良くて、
内容動向というより、
こんなリズム感の良い文章が、
書けるのがやっぱすごいなっていう、
ちょっと思うようなですね。
そうなの。いいですね。
2ページなんですね。
最後終わりは、
門を閉じて客を謝し、
一人食に飽きて眠りをのみむさむれば、
窒虚の楽しみ全く冬に勝るときはない。
当時の節は私の最も好きな日である。
で終わるんですけども、
なんか12月の扉を開いたかのようなですね、
リズム感のあるこの文章が入ってて、
最初がすごい良いなと思いましたね。
いいですね。
12月の解説とポテンシャル
12月も終わりの方で西崎健さんが、
こういう月であるっていう、
ちょっと解説をされてるんですけど、
そうですね、12月はやっぱり、
冬っていうのが最も真に近い季節で、
春夏秋冬の中だと、
冬が真に最も近いかなと。
でその冬の中で12月が中心であるというので、
例的な時期であるという、
そういう意味では10月と12月、
ちょっと近いところあるのかなという気はすると。
で1年の中心も12月というふうにちょっと書かれていて、
5月の次に作品が多かったのが12月だったみたいですね。
結構12月はすごい西崎健さんがね、
持ち上げてくれていてですね。
だから12月がちょっと好きになりましたね。
いいですね。
すごい持ち上げてくれてるっていいね。
自分の誕生月を。
いいね。
この12月の価値というんですかね。
12月が持っているポテンシャルみたいなものは、
なかなかすごいぞっていうのがですね、
ちょっと読み取れるような解説をされていて、
すごいそれでそうなんですよ。
やっぱり自分の誕生月とか、
もしくは誰かの誕生月に合わせて、
この本を買われる方が多いかなと思うんですけども、
結構思ったのは、
僕は本当に12月の何作かしかまだ読んでないんですけども、
その月のことが、
これはもしかしてすごい好きになれそうな、
そんな本かなと思いましたね。
いいですね。
大地さんの紹介した作品聞いても、
シリーズ全体の魅力と今後の展望
自分が思ってた10月のイメージとはちょっとまだ違う。
それを予想を上回ってくるような、
10月のパワーというか、
そんなのを感じましたし、
12月もやっぱりクリスマスとかで、
ちょっと幸せな、
ハッピーな話が多いのかなと思いきや、
全然そんなことはないと言い切れですけど、
12月は12月で、
死に近い。
でもやっぱりクリスマスもあって、
祝うところもあってっていうですね。
12月が持っている、
いろんな顔を見せてくれるような作品が、
ちょっと読んだだけでもありましたし、
そういう意味では一月一月、
ちょっと追っていきたくなるような、
それだけの力がある、
やっぱりシリーズだなっていうのもね。
すごいね、確かに。
そのドキドキのパワーはあるかもね。
なんか不思議な。
確かにな。
今回はちょっとこんなところにして、
今回はちょっと割と触りというか、
多分これいろんな人が読んだら、
いろんな感想を持つと当たり前なんだけど、
読書会じゃないけどね、
集まっているものに対していろんな話ができるから。
そうですね、300作以上あるんで、
これを持ち寄って読書会というのは面白そうですね。
自分の好きな月、
自分が読んだ月を持ってきて、
この月にはこれ入ってたんですよね、みたいな。
別に多分持ってきたものが被っちゃってもね、
全然成立する気はするし。
月ごとの特色はちょっと面白いよね。
そうですよね。
アンソロジーのいいとこだよね。
テーマが決まって。
集まってくるってね。
そうですよね。
またちょっと他の月も読みたいけれども、
なかなか一気に集めると、
なかなかお財布に響いてくるからね。
またちょっとずつ集めたり、
少しどこかで読ませてもらったりみたいなことはあるかもしれないですけどね。
こういうのもね、あるうちに手に入れとかないとみたいなのもあるからね。
本の恐ろしいところですが。
こういう本の。
タイミング見計らって読み進めたいなって思ってますね。
今日はこんなところにして次回お送りしたいと思います。
次回予告と番組からのお知らせ
次回はですね、ベンラーナーのトーピカスクールをご紹介したいと思ってます。
もうちょうど収録した直前ぐらいに発表があったんですけど、
日本和訳大賞の候補作が発表されていて、トーピカスクール入ってましたね。
今第2次選考で16作が選出されてますけど、
その中に選ばれておりました。
お楽しみに。
番組の最後になりますがメルマ会員募集しております。
こちら無料版、有料版でございます。
無料版はですね、海外文学ニュースというのを毎回お届けしております。
気になったら是非無料ですのでご登録ください。
有料版はサポーター特典という形になっておりまして、
我々を応援したい方がいたら月額500円で応援できますので、是非お願いいたします。
これはですね、毎回編集講義を毎週毎週配信しておりますので、
地味に好評だったりする部分もあるので、
もしよろしければご登録ください。
詳しいことは番組概要欄に記載しております。ご確認ください。
番組の感想やリクエスト、
またこの番組を聞いて紹介された方を読みました。
読み返しがまずございましたら、
ハッシュタグそのとび猫たちをつけて教えていただけると大変嬉しいです。
Xやインスタの投稿などでお待ちしております。
お便り本も番組情報欄に載せております。
こちらからいただければ、
たまに開催するお便り紹介会でご回答いたしますので、
是非お寄せください。
この番組気に入っていただけましたら、
積極的に拡散していただけると助かります。
ではまた来週。
ありがとうございました。
50:12

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