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2024-12-16 49:15

番外編57「2024年海外文学ベスト5」

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今回は番外編です。2024年に紹介した作品を振り返り、ダイチとミエのベスト5を発表しています。また、番組改善のためのリスナーアンケートを実施していますので、ぜひご協力よろしくお願いします。

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【今回の内容】

文学フリマ東京39の振り返り/今後の出店告知/リスナーアンケート実施のお知らせ/ダイチのベスト5/ミエのベスト5/2024年の紹介作品の振り返り/増えたアジアの文学/枇谷さんと紹介した北欧文学/エッセイも増えた/北烏山編集室の2冊/年末年始はコーマック・マッカーシーの新刊/次回予告

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▶2024年海外文学ベスト5

ダイチ

『別れを告げない』ハン・ガン著、斎藤真理子訳、白水社

『二階のいい人』陳思宏著、白水紀子訳、早川書房

『歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術』トマス・エスペダル著、枇谷玲子訳、河出書房新社

『リーディング・リスト』レスリー・シモタカハラ著、加藤洋子訳、北烏山編集室

『塵に訊け』ジョン・ファンテ著、栗原俊秀訳、未知谷

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ミエ

『花と夢』ツェリン・ヤンキー著、星泉訳、春秋社

『少年が来る』ハン・ガン著、井出俊作訳、CUON

『二階のいい人』陳思宏著、白水紀子訳、早川書房

『ブリクセン/ディネセンについての小さな本』スーネ・デ・スーザ・シュミット=マン著、枇谷玲子訳、子ども時代

『オリンピア』デニス・ボック著、越前敏弥訳、北烏山編集室

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【番組改善のためのリスナーアンケートのお願い】

所要時間:約10分

回答期限:2025年1月10日(金)

回答フォーム:https://forms.gle/UhvF2EUFGfqAGqki8

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【今後の出店予定】

12/22(日)梅屋敷ブックフェスタ 翻訳家編

1/19(日)文学フリマ京都9

5/11(日)文学フリマ東京40

. 【文学ラジオ空飛び猫たちを初めて聞く人向けのnote記事】 声で届ける文学!Podcast番組「文学ラジオ空飛び猫たち」おすすめエピソード特集 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://note.com/cafecatwings/n/nab636ad54a35⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【番組へのお便りはこちらから!】 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/a569tyUhMDDaCXGF8 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【メルマガ会員募集中! 】 毎週土曜日朝7時に配信! 無料版は本編エピソードには収めきれず、泣く泣くカットした部分を聞いて頂ける内容になっております! 有料版は我々2人に対しての応援・支援をしたい!という想いを持って頂ける人を対象に、月額500円のサブスクをご用意。ささやかな御礼として編集後記という配信後の感想などをお送りします。なお、こちらに有料登録して頂いた方々を我々はサポーターと呼ばせて頂いております。 どちらも theLetterというニュースレター配信サービスを使わせて頂いております。最初は無料購読登録から始まりますので、是非気になった方はまず無料登録を! ⁠⁠⁠⁠⁠⁠ https://radiocatwings.theletter.jp/⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※登録されると確認メールが迷惑フォルダに入ってしまう可能性がございます。すべてのメールをご確認ください。 ※もちろんサポーターとしてご支援頂かなくても、Podcastを聴いて頂けるだけでも本当に嬉しいです。 【文学ラジオ空飛び猫たちとは】 硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。 案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ 京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ 文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、 読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます! 毎週月曜日朝7時に配信しています。 【SNSでご投稿ください】 番組の感想・リクエスト・本を読むきっかけになったなど、 #空飛び猫たち をつけて、ぜひSNSに投稿してください! よろしくお願いします! ■twitter ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/radiocatwings⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ■Instagram ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.instagram.com/radiocatwings/?hl=ja⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ■Gmailでも受付中です bungakucafe.catwings@gmail.com ■ダイチ「小説家が好き!の会」 Twitter ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/welovestory ⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Instagram⁠⁠⁠⁠⁠⁠ https://www.instagram.com/booklogd/?hl=ja⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ■ミエ「羊をめぐるカフェ」 Twitter⁠⁠⁠⁠⁠⁠ https://twitter.com/hitsuji_meguru ⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Instagram ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.instagram.com/hitsujiwomeguru.cafe/⁠⁠⁠⁠⁠⁠ #本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック


サマリー

このポッドキャストでは、2024年に紹介された海外文学のベスト5を振り返り、共に経験した文学イベントの感想を共有しています。特に、半岸さんやケビン・チェン、オリンピアの作品が取り上げられ、その魅力について深く議論されています。2024年の海外文学ベスト5には、ハンガンやブリクセン・ディネセンの作品も印象的だと論じられています。また、台湾やチベットをテーマにした作品も紹介され、各作品の独自の魅力が語られています。 2024年海外文学ベスト5として、エジプト、チェコ、メキシコなどの作品が注目されており、多様なテーマとスタイルの小説が取り上げられています。この中で、文学における感情の扱いや文化の違いについて深く考察が行われています。また、気候文学、移民文学、アジア文学、村上春樹の短編、コウ・マク・カーシーの作品も取り上げられ、様々な視点から文学の深さと魅力が語られています。特に『台湾万有鉄道』は全米図書賞を受賞し、アジア文学への関心が高まっています。 番外編57では、リスナーに2024年の海外文学ベスト5が紹介され、各作品の特徴や魅力について詳しく解説されています。

文学フリマの振り返り
どうもみなさんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティーは私ダイチとミエの二人でお送りします。文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を時には作る、時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
今回は作品紹介のない番外編となっております。テーマはですね、大きく2024年の振り返りになるかなと思ってます。今回はですね、ほぼほぼ台本がないです。
そうですね。最近ポッドキャスターの方々といろいろ話をする機会がやっぱり多いんですけど、やっぱりっておかしいか。私は多いんですけど、台本しっかり作っているポッドキャスト番組と、あんまり作ってないポッドキャスト番組があって、どっちがいいとか全くないんだけれども、我々は結構作り込んでる方なので。
そうなるんですか。
多分。台本ないとね、ちょっとフワッとすると思います。当たり前なんだけど。まずはちょっと直近12月配信の予定なので、ちょっとここ最近のこと、ポッドキャストウィークエンド行こうか、のことをちょっと振り返ると、とはいってもあれか、まずは文学フリマーしかないのか。文学フリマー東京に出ましたってことですよね。
12月1日ですね。
吉田一久美さんのマギーズパイというお店に、ちょっと横というか半分ぐらい借りちゃって出させていただきました。楽しかったですね。
そうですね。一緒に出展できるといいですよね。吉田一久美さんといっぱい喋れて。
確かになんかやっぱり横ってやっぱ重要ね。
そうですね。なんか安心感がありますよね。
そうね。横に誰が来るか結構重要だね。
そうですね。
で、一久美さんが香港の書籍をいろいろ持ってきてて、なんかちょっとゆっくりもうちょっと見ればよかったんだけど、結構建築関係の本とか持ってきてて面白かったのと、
あと向こうの本屋さんが用意してくれた本棚が結構ね、しっかりしててよかったよね。よかったよねというか、おしゃれだったよね。
そうですね。本がたくさん置けるんですよね。作りもしっかりしていて、それをねばらして、鞄に入れて持ってきたというので、でもあれはなんか便利でしたね。
当たり前だけど、ポッドキャストウィークエンドには来てくれなかったお客さんとかやっぱ来てくれて、いろいろお話もできて楽しかったですね。
ポッドキャスターが何人か現れたな。
そうですよね。大地さんはすげえって言いましたよね。
ポッドキャスターは何人か現れた。
今回ビッグサイトで初めての開催だったんですけど、人がすごい多かったですよね。
これ聞いてる人も結構いかれた方いるんじゃないかなって思うんですけど、いや、酸素薄かったよね。
会場の中、人がすごい密集していて、文学振り回って意外と時間が短く感じる場で、12時に始まって夕方5時に終わるんですけど、
その5時間の間で来て、人が帰るよりもどんどん人が入ってきて、そのまま夕方5時までいるみたいな人が結構多くてですね。時間が突然連れて人が密集していくっていう。
2024年の海外文学ベスト5
この後ですね、他にも出展が予定しておりまして、12月22日の日曜日、梅屋敷ブックフェスタ、翻訳化編にまたちょっと出させていただきます。
これもまた同じようなグッズ売りますので、ちょっとね、ポッドキャストウィークエンド、文学振りは掘れなかった方は、もし梅屋敷もまたちょっと足を伸ばさなきゃいけない人多いと思うんですけれども。
そうですね。いやでも、梅屋敷ブックフェスタの翻訳化編は、元幸さんとかすごい翻訳家の方々が来られるんで、海外文学好きな人はもうわざとないチャンスだと思うので、何か遊びに来てほしいですね。
もうなんかクリスマスプレゼントだと思って、ちょっと来ていただいた方がいいかもしれないですね。ちょっと豪華だよね。
それと、あとは来年になりまして、年が明けまして1月19日、これも日曜日か、京都の文学振りはですね、こちらに出展します。関西では初めて出展します。
なので関西方面のリスナーの方々いらっしゃったら、ぜひぜひ遊びに来ていただけると嬉しいなっていうのと、やっぱり三枝さんのあれかな、羊を巡るカフェのお客さんとか来る感じかな。
そうですね。配信を聞いてくれていたら来てくれるとありがたいですけどね。
なるほど。楽しみですね。
そうですね。でも久しぶりの再会になる人もいるんじゃないかなと思いますね、京都に行くと。
京都って正直規模感も含めてちょっと分かんないとこなんだけど。
でもやっぱり会場の広さとかは全然違いますね。東京がやっぱりダントツで広くて、大阪も広いんですけど、京都は東京大阪とかに比べるとそこまででもないかなという感じですね。
逆にちょっと落ち着いて。
ああ、そっか。
じゃあちょっとあの喧騒の中でなんか大変な感じ。大変な感じもね、お祭りみたいなもんで楽しいんですけど、またちょっと違う文学フリマが楽しめるかなというところですね。
ちょっとそうだね、文学フリマは毎回純粋な参加者として楽しめないので、京都行けたら楽しみたいけど、買いすぎると帰りが大変そう。
確かにそうですね。遠征していくと帰りのことも考えないといけないですね。
そうだよね。ちょっといろいろ考えて買わないとなというところですね。
次の東京文学フリマ40ですね。5月11日の日曜日。こちらはもう申し込み済みで出展が決まっておりますので、こちらもぜひ楽しみにしていただけたらなと思います。
そんなところですかね。ちょっと長々とやっちゃいましたけど。
そしてですね、このついでとないんですけれども、ちょっと告知一点させてください。
リスナーアンケートを実施しようと思っております。この配信日に合わせて概要欄の方に記載しますので、ぜひリスナーアンケート回答していただけたらなと思います。
内容としては番組開催のためのものになっているので、ぜひ皆さんの忌憚のないご意見いただけたらなと思ってますので、
ぜひぜひ我々の2025年の方針を決める上でも非常に大きなアンケートになるかもしれないので、ぜひお答えいただけたらなと思いますのでよろしくお願いします。
そんなところかな。ちょっと長くなりましたが、本題入っていきましょうか。
まず最初に話したいのは、2024年このポッドキャストで紹介した本。海外文学ですね、主に。海外文学のベスト5をちょっとお互い言っていこうかなと思ってます。
もうなんかざっくり言い合っちゃいますか。
そうですね。
感想言い合いたいからね。
ベスト5は言っていくんですけど、ランキングとかではなくて、トップ5をとりあえず選んで、それを挙げていくという形にしたいなと思います。
もうなんかジャジャンみたいなもんなしに、さらさらさらさら行ってきますね。
じゃあちょっと私の方から考察一気に行きますね。
まずは半岸さんの別れを告げない、白水社から出た斉藤守子さん役ですね。
今年読んだ中では、ちょっとランキングじゃないけど、ベスト1かなと思っておりますので、別れを告げない、ちょっと開けさせていただきます。
半岸さんね、今年ノベル文学賞を受賞して、今もう本当世界中に知れ渡った作家だと思うんですけれども、やっぱり彼女の最高傑作ではないかなと。
到達点ではないかなと思っておりますので、ちょっとこれでも別れを告げない話を始めちゃうと、ちょっと止まらなくなるので、ちょっとこの程度にして、まずは1冊目は別れを告げないかなと思ってます。
2冊目はですね、ケビンチェンさんの二階のいい人、白水道理子さん役で早川処方から出た台湾の本ですね。
こちらちょっと2冊目に挙げさせていただきました。
3冊目はトマスSペダルの歩くこと、または飼いならせずに生きる術、井谷玲子さん役でカボテ処方神社から出ております。
ノルウェーの作家さんの本ですね。
そうですね、ノルウェーの作家ですね、北欧文学ですね。そしてレスリー下高原のリーディングリスト、加藤陽子さん役で北唐津山編集室から出てる本でございますね。
あと最後5冊目はチリニキ家、ジョン・ファンデで栗原敏秀さん役で道谷から出ている本ですね。
ジョン・ファンデは良かったんで、栗原さんの他の役のやつも買ってしまいました。という感じで私の5冊がこんな感じです。
では僕の5冊ですね。まずは花と夢ですね。
チベットの作家さんチェリン・ヤンキー役は星泉さん。こちらは春住社からアジア文芸ライブラリーというのが今年出たんですけども、それの第一弾の作品になります。
次が半岡さんの少年が来るですね。少年が来るはクォンから出ていて井出俊作さん本役の本になります。
大地さんが別れを告げない上げていたんですけど、それとちょっとセットになるような作品ともいいます。
次が大地さんと被ってるんですけど、ケビン・チェーンさんの理解の良い人です。この辺結構被ってるなって。
次がですね、これも最近紹介したデンマークのスーネさんですね。ちょっと本名長いんですけど、
省略させてもらったんですけど、スーネさんが書いたブリクセン・ディーネセンについての小さな本ですね。これも日谷玲子さんが役されて、日谷玲子さんが自身でされている出版社の子供時代から出された本になります。
最後がオリンピアですね。これはカナダのデニス・ボックという作家さんの作品で越前敏也さんが役されて、北カラス山編集室から出た。
北カラス山編集室が海外文学を出したその第1弾で出た本ですね。以上の5作になります。
感想と共通点
かぶったのが2階の良い人だけ。
そうですね。
いやでもアジア多いな。
そうですよね。
でもハンガンさんと、
ケビン・チェンと、セリン・ヤンキー、あと北欧とかも日谷さんかぶりも1つずつあるのと、北カラス山編集室かぶりも1つずつあるっていう。
北カラス山編集室は今のところ出している小説は2冊とも紹介してるけどね。
そうそうそう、その2冊がちょっと。
いやでもいいよな。
いやもう2つともめっちゃ良かったですし。
良かったよね。オリンピア本当に良かったと思うし。
そうだね、オリンピアはそうだもんな。
なんか一線さんに呼んで頂いたからさ、2回読んだしさ、ちょっとやっぱり初読と2回目の間がそこまで無かったからかもしれないけど、やっぱりちょっと同じとこで泣きそうになったもんな。
なんかやっぱり初読の時のインパクトというか、感動の大きさっていうのがありましたね、オリンピアは。
そしてあれなんだね、三重さんは少年が来る、なんとね。
そうですね。これも少年が来る読んで、次に別れを告げない読んで、どっちも本当すごい作品だと思ったんですけども。
ハンガンと別れを告げない
最初やっぱり少年が来るといきなり、やっぱりですね、このなかなか重い話なんですけども、そこに入り込んでですね、そこからもうちょっと抜け出せなくなるような、そんなすごい世界に放り込まれたような、そんな読書体験をしてですね。
で、その後別れを告げないを読んで、すごいもちろん良かったんですけども、その最初のきっかけみたいなところですかね、この2つを続けて読んだ時の、まず入り口となった少年が来るに、なんかよりちょっと強烈なものを感じたっていうのがありましたね。
いやでも、2冊連続で読んだからこそ色々感じたことも多いけれども、これでもやっぱり2冊連続で読むと今日きついよね。
そうですよね。
あれだ、別れを告げないの読書会があって、東京小説読書会で浦野さんがやってる読書会があって、
ノーベル文化賞決まった後にね、11月だったかな、あったんですけど、浦野さんがですね、それまで版画読んだことなかったのかな。で、6冊一気に読んだんだって。
おーすごいです。
なんかそれはそれでさ、ちょっとえぐられすぎじゃないですか、みたいな。
採植主義者とかもね、読んでるわけですよね。
あーそう、何だっけな、だから前作じゃないけど、主要なとか多分読んでるはず。
はいはいはい。
多分詩集とか読んでないと思うんだけど、あとそっと静かにか。
あーエッセイとか。
エッセイとか読んでないと思うんだけど、6冊連続で読んで、でもすごい良かったと言ってた。
すごい良い読書だったって、読書経験だったって言ってた。
今回その6冊連続で読んだっていうことが、すごくいろんなことを多分感じたんだと思うんだけど、
でも自分にはその体力ないなと思って、すごいなと思って。
いやほんとそうですね。
僕、東大寺さんは普段海外の小説よく読んでいるので、結構重ための作品とか読むことありますけど、
やっぱハンガンさんの小説はそれでもやっぱり独自の世界観というか、
このハンガンさんのこの何でしょうね、心の中みたいなそんな世界が出てくるような描き方がされていて、
だからそこに入ると、こっちの感情もちょっと持っていかれそうになってしまうというような中でそんなのがあるんですけど。
少年が来ると別れを告げないで、全然描き方とか世界観も違うし、
この2冊連続で読むだけでもだいぶ消耗した記憶はある。
ブリクセン・ディネセンの魅力
全然なんていうのかな、嫌だったってわけじゃないんだけど、むしろすごく良かったんだけど、
ただ消耗したなっていうのは間違いなくあって。
そうですよね。
さて、あとはあれですね、ちょっとこの中で、あああれか、あと北欧か、北欧ですね。
北欧文学、今年はほんと読みましたね。
そうですね、結構ここには投げてないんですけど、
ヒダリンさんが翻訳された、デンマークの東米リトレーゼンの結婚読、コペンハーゲン3部作ですね。
それも僕結構迷ったんですよね。
結婚読にするか、ブリクセン・ディネセンの小さな本にするか。
ブリクセン・ディネセンにした理由は何なんですか?
やっぱりこのブリクセン・ディネセンという作家ですね、本名ブリクセンでペンネームディネセンなんですけど、
ブリクセンという人のこの魅力ですね、アフリカの日々の回でもちょっと喋ってましたけど、
人としての力強さであったり、本当にすごい主人公感を感じるような生き様というかですね、そういうのもありますし。
そんな人だけど、すごい哲学的に物事を考えていて、その作品にはですね、やっぱりそれが反映されていて、
分かりやすい話とかではなくて、やっぱり結構この人間の闇の部分とかですね、そういったところが物語を作っていくっていう、
そういった描き方をされているというのがですね、このスーネさんが書いた本を読んで知って、
なんて面白い作家なんだと思って、それですごい好きになりましたね。
だからそこのそうですね、それだけその作家に引き込まれたっていうところでは、
結婚読以上に東米ディトレイス以上にブリクセンの方にちょっと敷かれるものはあったかもしれないっていうところですかね。
なんか第三者が書いてるし、死後のことまでね、書いてあったりするから、確かにね、引き込まれるものはちょっと違う面は持ってたなと思いますが。
アジア文学の特異性
大地さんはね、歩くことなんですね。
ああ、そうね。これでもね、たぶん人生のベストに残る気がするんだよな、これ。
もうそこまでの。
なんかすごい良かったな。
そうなんです。なんでしょうね、真面目なのかふざけてるのかよくわからないような。
そうだよね。
小説なのか。
そう、エッセイなのか。
エッセイなのか、気候なのかよくわからないような。
なんかノルウェーってこういう本多いなってちょっと思ってるんだけど、クラウスゴールだっけとかもいるんで、
あれなんですけど、そうなんだよな。
これはでも、全部のシーンを思い出せないんだけど、もちろん。
詳細に全部のシーンを思い出せるわけじゃないし、流れも全部覚えてるわけでもないんだけれども、
いくつかのシーンがめちゃくちゃ印象に残ってたりするので、
なんか人生ってこういうことかなみたいなのを感じる一冊だったんだよな。
誰かとここで少し酒飲んだこととか、別に自分の人生において大した意味はないかもしれないけど、
やたら印象に残ってるみたいな。
たぶん、そういうことって結構大事なんじゃないかなとか、ちょっと感じるような。
まあ、めちゃくちゃな話だったけどね。
確かに妙に印象に残るシーンがありましたよね。誰かと過ごすときとか。
なんか真面目に文学をしている人からすると、ちょっとなんか変な感じを受けるかもしれないけど、
でもこのトマセイ・スペタルさんはたぶんめちゃくちゃ真面目に書いてるんだろうなと思ったし、
この自分の何か持っている感じがすごい憧れも含めて刺さったんだよね。
旅をする衝動みたいなものって何だろうっていうのが気になりますけど、
そういうところがやっぱり人ってそれぞれ説明しようがない、そういう衝動とかあるんだろうなと。
衝動だよね、これね。
思いましたし。
ただなんとなくこの小説、いろんな人に読んでもらいたいんだけど、
こう、進めにくいっていうか、説明しにくいっていうか。
これが面白いんだよって言っているけど、これって面白さ伝わるのかな、ちょっと思ったりしてしまう時がある。
なんかオススメないって言われた時にこの本をあげたんだけど、話しながら、
うーん、なんかこれ刺さらないだろうなとか思いながら話してる時があって、
そんなことよりも全然リーディングリストとかさ、2階のいい人とかの方が全然なんか刺さる話し方できんの、絶対。
うーん。
確かに。
ね。
いやー、だから難しいなって。
うん。
こんだけ、なんていうか、200回以上か、作品紹介重ねてきてるけど。
うん。
200回以上言ったらいいか。今78ぐらいかな。
はいはいはいはい。
180回以下いかないかぐらいに今なってると思うんですけど、
まだまだだなってちょっと思ってしまったりし。
うん。
そういう意味も含めてね、なんかやっぱすごい本なんじゃないかなって改めて思ってます。
そうですよね。あと今回挙げた中で被っていたのが2階のいい人で、台湾のケビンチェンさんの作品で、
第一さんはそうですよね、去年もこのケビンチェンさんの亡霊の地がベストっていう。
そうですよ、ベストでしたよ。
挙げていて、今年も2階のいい人がベスト5に入ってきたっていう。
ケビンチェンさんの書く物語というか、多分ね物語の話の進め方が好きなんだと思う俺。
ああ。
ちょっとずつ進んでいく感じの話が、最初全然全貌見えてなかったのに、
ちょっとずつ見えてきて、なんかすごいものに飲み込まれていくみたいな。
あの感じってやっぱすごいなって思ったので、すごく好きな作家だなって改めて思いました。
めいさんはなぜ入れた?
いや、もともとケビンチェンさんのこの文章もそうでしたし、小説を書く時のこの構成というんですかね、構造というか。
なんかそこがすごく複雑で、そこの面白さっていうのもあると思っていてですね。
で、亡霊の地よりも2階のいい人の方が話としては分かりやすかった。
ああ、そうだね。
読みやすいし、入っていきやすいし、しかもちょっとマジックリアリズムな世界観があって。
台湾の地方都市とベルリンと2つ舞台が主にあるんですけど、特に台湾の地方都市の方では結構マジックリアリズム様子があって、
そこの、しかもタイガードラマーみたいな結構大きな流れの物語みたいなのもあって、
そういったところが僕がちょっと好みだ、この作品だったなあっていうので。
しかもそんな台湾とベルリンがちょっと通じ合っていくっていう。
スケールの大きさとかも好きでしたね。
みなさん、さっきに挙げたのは花と夢だったけど、これも今回アジアが多いなっていうところで。
今回のベスト5考えるときに一番最初に浮かんだのは花と夢でしたね。
これも、やっぱり日本でこんなに面白い小説があるんだっていうか、そこのちょっと衝撃を受けたところがありまして。
だから花と夢ってその概要だけ読むとですね、このチベットのラサというところのナイトクラブで働く女性たちの外談味を伴うような、
そんな話ではあるんですけども、でもその概要を読んで思ったときの印象と実際読んでみたときのこの小説の書き方が面白いのかなという気はするんですけども、
小説としての単純なこの面白さ、次が気になってどんどん読んでいく、そこの力強さというか上手さというか、そこがすごい好きで。
この小説を、もちろん面白いだけではなくて、やっぱり結構女性の痛みを伴う物語なので、だんだん読んでいくとちょっときついなと思うところがあったりとかですね、
すごく考えさせられるところっていうのもあるんですけど、そういうのもひっくるめて読む前にこんな面白い小説があったんだっていう。
そこのちょっと発見っていう部分の印象ですかね。そこがすごく強かったなというので、最初にベストって考えたときにこれが浮かんできましたね。
そうだ。確かにね、すごい良かったもんね。
うん。で、チベットの作家さんっていうので、なんかちょっと特殊な物語とか、なんかそういうのかなって思われがちなところあるかもしれないけど、全然そんなことないなと。
本当ストーリー。どこの国とか、そんな取っ払ってもすごく面白い作家さんなんだなっていうのがね、本当分かりましたし。
海外文学の多様性
確かに。こういう作品こそあれだよね。やっぱり同じような苦しみとか悲しみとか喜びも含めてだけど、やっぱり遠い国の、まあでもチベットは遠いって言うまであれかもしれないけど、まあでも遠いか。遠いなあ。
遠い。
遠いよね。まあでも同じようなね、物語が流れてるんだなとか思うし、ちょっと路上の様子を読んだときとは違うね、感動というかね、揺さぶられ方があったよね。
そうですよね、確かに。また路上の様子がすごい良かったんで。
そうだよね、良かったよね。
まあその路上の様子以外にもこんなにまたすごい作家さん、面白い作家さんがいるんだっていうので。
あとあれですよ。大地さんは、このチリニキ系、まあこれも確かにすごいジョン・ファンテのめっちゃね、笑えるし、面白い話でしたしけど。
なんかさ、なんだろうな、こういうタイプの小説、すごい読みたかったなって、読み終わったときに思った。
シンプルに、ああ、俺こういうタイプの小説好きで、こういうタイプの小説しばらく読んだなくて、なんかすごい良かったんだよな、読み終わったとき。
確かに。
なんかラスト切ないでした?
そうですね、まあラストのその感じは確かにありましたけど、でも確かに読んだら、なんかちょっと気持ちが軽くなるような小説だったかもしれないですね。
なんて言ったらいいんだろうな、なんかアメリカのミニシアター系の映画っぽい感じのまとまり感もそうだし、
あと主人公の切迫感とかね、ジョン・ファンテいいなって思ったなって思いました。
チリニキ系と違う作品も持ってるんですよね。
そうなんですよ、ロサンゼルスへの道か、を買いました。
それも。
この秋に。
面白そうですよね。
同じくミンチタリニですね。
クリアハラサンとか。
ハラサンがあるうちのね。
そうですね、訳されてる。
ちょっと読みたいけどね、なかなか今またつんどこの山に放り込まれておりますが。
あとちょっとオリンピアと同じく北からせ山編集室から出ていたウィーグリストですね。
これも良かったですよね。
お父さんと娘の話でね、良かったよね。
お父さんが小説なんかも全然読まないっていうタイプの人で、
エリートビジネスマンのタイプなんですけど、フィクションなんか読まないみたいなね、お父さんだったんですけど。
娘さんが大学で文学を教えているということで、おすすめの文学作品を教えてっていうところから始まっていく。
たぶんなんか紹介の中で話してる気はするんだけど、この小説ってすごくいいなって思うところは、
オートフィクションみたいな感じで結構自伝的な小説、自分のことを多分書いてる小説なんですけど、
文学の研究者を大学でしてるわけだけれども、ちょっとネタバレになっちゃうからあんまり詳しくは話さないんだけれども、
序盤の方の話でいうと、文学を研究するものは感傷的に小説を読んではいけないという話をしていて、
でも私は感傷的に読んでしまうタイプなんだっていうことを言っていて、
その流れが全部リーディングリストになってってるっていうか、感傷的に全部本を受け止めていっている様っていうのが見せられていて、
で、ある最終的にこうなっていくんだみたいなのが描かれていて、なんかやっぱりすごくここが良かったんだよ。
なんか主観で読む読書をすごく肯定してくれるような。
そうそうそう。文学研究とか普通の読者とか小説家とか、
なんかその立場の話をして、それで読み方はこうだよねっていう気は全くないんだけれども、
なんか自分がこう読みたいのにみたいな、何らかの理由でちょっとそれは違うんじゃないかって思ってる人が読むとめちゃめちゃ刺さるとこ、多分。
自分が別にそういうことを考えてるわけじゃないんだけど、でもなんかこれを読んですごく清々しい気分にもなった部分でもある。
確かにそうっすね。なんか清々しさは確かに。
この物語がいろんなことを着て結構悲しみもあるんだけれどもね。もちろん。
結構なんかあれですね。やっぱりこうやって上げてみると後々ちょっと何か寂しさ悲しさが残るような。
確かに。
全体的にはほとんどそうなのかなっていう気はしますね。
なんか今思ったけど確かにこの9冊が超ハッピーエンドはないもんね。
そうですね。
ブリクセン先生についての小さな本はちょっと置いてて。
別ではないのであれですけど、ちょっとオリンピアでまだ言えてなかったんですけど、
オリンピアは主人公の少年が最初は少年として出てきて結構それが将来有望でキラキラ輝いているような子供なんですけども、
大人になっていくとちょっと思っても見ないようなやっぱりキャリアというか人生を歩んでいくっていう、
そこの寂しさとかそういったところはすごくあって、
でもその人の人生をなんだかんだ5つ前向きに歩もうとしているっていうですね。
そんなちょっと明るい面も見れてていうので、
このオリンピアはあれですよね、ちょうど30代とか40代とか20代でもいいかもしれないですけど、
やっぱり人生をちょっと振り返るタイミングとかで読むともうかなりですね、
これは胸に来るものがあるんじゃないかなっていうので、
そこを最後に押しておきたいなと思いました。
確かに。ちょっとリーディングリストとオリンピアは、
北からせま編集室さんが次々良いものを作り出していただくためには売れてほしいですもんね。
そうです。
さてちょっと長くなってしまいましたが、
こんなところにして、ちょっと他に色々紹介してきたけど、
パッとイメージアジアが多かったのと、
でも珍しいとここで言うとエジプトがありましたよね、ミダック横丁。
文学作品の深掘り
今年紹介した中ではそうですね。
珍しいのはエジプトだし、あとチェコの小説とかもね。
そうかチェコね、そうね。
アベキンチさんが役された。
フラヴァルの提発式とミハライバスのもう一つの街ですね。
もう一つの街はめちゃめちゃ面白かったな。
なんかある意味ベタに褒めしてしまうぐらいになっちゃった。
カルビーの。
カルビーの実がすごいあって、もうめちゃめちゃ大好物でしたね。
あとポルトガルの木下真帆さんが役された。
死んでから俺にはいろんなことがあった。
これは名作ですね。
めっちゃ面白かったですね。
トークショーにも大地さんと一緒に。
そうだね。リカルド・アドルフォさん。
アドルフォさんと時の下真帆さんのトークショーで。
大観山まで聞きに行ったりをしましたし。
ちょっと南米系だと。
アルゼンチンで寝た僕の危険ですね。
これも日本翻訳大賞の最終候補に入っていて。
マリアーナ・エンリケスっていう。
多分ラジオ初かな。
なんかホラー小説を取り上げたっていう。
あーそうなるのか。そうなるのか。
幽霊ホテルからの手紙は若干ホラー小説ではないような気がするんで。
あれは何だった?
サスペンスかな。
ストレートのホラーって初めてか。
そうですね。
確かにスパニッシュホラー。
スパニッシュホラー。
すごく文学的で面白かった。
ちょっと怖いところもありましたけど。
スパニッシュホラーだとメキシコのハリケーンの季節。
今年ですね。
なるほど。そうか。ハリケーンの季節も今年か。
これも宇野一光さんが役立てたフェルナンダ・メルチョンという作家さんの作品で。
ヤオクがすごい好きな。
面白かったよね。
世の中の現実のこの厳しさみたいなものが現れているような作品で。
あとはヨーロッパ方面だと。
関心領域とか?
関心領域もね。
イギリスではね。
ヨシダ・イクムさんが役立てたノッドに住むある一人の幽霊。
これアイルランドの作家さんのやつだし。
あと若い芸術家の肖像のジョイスですね。
そうですね。そうですよね。
これも今年最初に紹介したので。
で、あとはある一章オーストリアの。
ゼータ・アラですね。
ロベルとゼータ・アラ。
これも映画化が今年されたんで。
映画良かったよね。
思った以上に良かったですね。
元々原作すごい大好きだったんですけども。
映画がすごい良くて。
あれは1回しか見てないけど結構忘れられないシーンばっかりだったもんね。
すごい原作に忠実な映画で良かったです。
逆にゼータ・アラは三枝さん大好きだけど今回開けてないんだね。
2回目だからって感じ。
確かにそうですね。
もう2回目っていうのは大きいかもしれないですね。
だから初読のときにベスト級だったんで。
ちょっとそれでも満足してしまったかもしれないですね。
確かに2回読むとね。
あとはフランスのサッカーですね。
コレー・コルマンさんのシマインのようにという。
これが日本の学生が選ぶコンクール賞の
第2回目の受賞作ですね。
今年ちょっと読んだんですけど。
フランスはこの作品だけか。
そうか。
ちょっと意外ですね。
アメリカ方面だと
ミルハウザーですね。
ミルハウザー。
初めて。
取り上げてない。
ついにミルハウザー。
柴田元彦さんがすごい訳されているイメージのあるミルハウザー
取り上げてなかったんだっていうちょっと
衝撃がありましたけど。
そうですね。
魔法の夜を今年初めて取り上げて
やっぱり面白かったっていう。
翻訳の重要性
アメリカ作家だと
ジュリー大塚さんのスイマーズですね。
新聴クレストブックから出て
今年夏頃ですね。
出てすぐ紹介してます。
このジュリー大塚さんの作品は
多分どれも名作なんだろうなっていう。
このスイマーズ本当にすごい良かったですね。
あとは今年も日本翻訳大賞に
最終候補5作ですね。
選ばれている作品はラジオで紹介してきて
その中でアジアの作品とかもあって
さっき言っちゃってた幽霊ホテルからの手紙ですね。
中国の作家さんで西春さんが
船山三菱さんがめっちゃ面白くて。
面白かったね。
ハリケーンの季節でタバコの危険が候補で
大賞を取ったのは台湾万有鉄道の2人と
母を失うことですね。
そうですね。この期間も濃かったですね。
そうですね。
母を失うことって小説ではなくて
厳密には。
気候文学と台湾万有鉄道
ちょっとジャンルとはいえどういうジャンルなのか
なかなか定義するのが難しいような。
一応気候文学っていうジャンルになってたけど
でも歴史もそうだし
ドキュメンタリーでもあるし
創作も入ってるよね。
読み応えがすごい。
そうですね。かなり衝撃を受けるような。
でもあれは読めてよかったな。
そうですね。
あとは台湾万有鉄道の2人も
陽太子さんが書いていて
三浦裕子さんが役で。
この台湾万有鉄道はその後ですね
今年全米図書賞っていうすごい賞
これをアジアの女性で初めて受賞ですかね。
すごかったですね。
すごい注目されてますね。アジア。
台湾万有鉄道の2人は世界的にも
評価されてる作品になってきているというのは
単純に面白かったですね。話自体も。
やっぱり主人公が
日本の女性作家なんですけど
すごい大食いの人で
台湾の現地グルメを通訳の人と一緒に
ひたすら食べるっていう
そこプラスで物語があるんですけども
台湾に行きたくなるし
台湾の食べ物を食べたくなる
そんな話でもあるっていう。
アンドヒョンと移民文学
あとあれですね。やっぱアジアでいうと
最近紹介したアンドヒョンさん
一人行けていただく寂しく
これちょっとベストに入れるか迷って
なんかまだ自分はこの作品を
理解しきれてないっていう
そんな気持ちが強くて
ちょっとこれベストなんですって
別にそんな気持ち抱えたまま
これ好きなんですって言っていいと思うんですけど
ちょっとためらってしまった。まだなんかこの
世界観にまだ自分は達してないような気がして
達することができるのかみたいな
そんなことをちょっと考えてしまうぐらい
なんか揺さぶられたなぁ
アンドヒョンさんすごい
僕はなんかアンドヒョンさんの
そうですよね
すごい詩集の中で力強い言葉もあれば
結構日常生活っていうか
そこを描いているようなシーンもあって
そういうすごく詩集の中に人柄が出ている
と思っていてですね
人としてアンドヒョンさんすごく好きになりましたね
イラン系ドイツ人になりますかね
ナバエブラヒーミさんの16の言葉ですね
さっきより新地さんの曲で
それも私読んでいて
コマイグミというコマイミドルさんの編集者方が
立ち上げた一人出版社で
最初に出された小説で
これもすごい移民文学っていうところが
本当に考えさせられるところの小説で
私物語自体も面白くて
すごいすごかった
主人公の女性が結構今時の女の子な部分もあって
国と国っていうところもそうなんですけど
今時の女性がそういうところに入っていったら
どう思うのかみたいな
そういった感覚も多分味わうことができたと思うので
すごい読んでよかったですね
村上春樹とコウ・マク・カーシー
そうですね あと今年だと日本の作家だと
村上春樹さんの短編をお互い紹介するっていう
好きな短編ですかね
紹介するという企画一つやりましたし
あと村上隆のコインロッカーベイビーズですね
これねじ巻ラジオさんゲストで
3人で作品を紹介しましたし
エッセイも今年結構やってますね
ハンガーンさんのそっと静かにと
キムソヨンさんの奥歯を噛み締める死が生まれる時
あと日本だと斉藤麻里子さんの本の手裏にぶら下がる
これは読書エッセイですけど
例年よりもエッセイを紹介するっていうのは
今年ちょっと多かったんじゃないかなと
そうですね あとアフリカの日々も
リサクティニセンの
エッセイですね
今年多いですねちょっとエッセイが
エッセイはあれだね
もうちょっと入れていきたいかも
確かにね アフリカの日々と
例えば斉藤麻里子さんの本の手裏にぶら下がる
同じエッセイって言っても全然違う
そうだよね 全然違うよね
エッセイって言っても
人をくくりに
するのも確かにどうかなってことですね
確かに幅がすごくありますし
エッセイってリスナーからするとどうなんだろうって
ちょっと気になるところではあるんだけど
個人的なエッセイは好きだな
いや確かにどれも本当に良かったんで
あとはね 今年文芸誌のモンキーですね
そうですね
紹介してますね
これはモンキーの34号ですね
ボリューム34の特集
ここにもっといいものがあるっていう
柴田本幸さんと岸本幸子さんが
共役という2人でそれぞれ
交互に役を出し合うっていうので
ちょっとかなり変わった作品を出してる
特集ですね
それが3年ほど前に第1弾があったんですけど
第2弾がちょっと今年組まれたんで
ラジオでも第1弾紹介してたんで
第2弾も紹介してこれもすごい面白かったっていう
モンキーですね
あと今年だとドラマとか映画の映像作品ですね
だと2つやっていて
1つがNetflix版の3体
公開ついにされたっていうので
3体のドラマを見て
その感想を語ったっていう回と
あと映画の関心領域ですね
関心領域小説を読んで紹介したんですけど
先に映画の回を
映画の感想をしゃべって
そのあと原作の回をしゃべるっていうので
これはちょっと企画として良かったんじゃないかなと
思ってますね
あんまり他のYouTubeとかでもやってなかったと思うし
すごく詳細に調べてるわけじゃないので
全然かぶってるかもしれないんですけど
関心領域に関しては
映画と原作が全然違う内容なので
確かに両方やって面白かったなと思います
今年をざっとまとめるとこんな感じですね
すごいですね多分
台本ないと結局全部まで言ってないかな
ほぼほぼ全て振り返りましたね今
そうですね一気に
すごい
漏れがあったら申し訳ないですけど
読みましたねやっぱり
魔法の夜とかね
結構記憶に薄れてるかなと思ったけど結構
確かに意外とそうですね
魔法の夜のあの世界
まだちょっと思い出せますね
あと今ちょっと振り返りの中で
クオ文学のところですね
今年4冊やっていて
ちょっとベストなところでは
結構しゃべってましたけど
アフリカの日々もそうだし
結婚読とか
北欧文学もかなり
読んでいたっていうのも今年の特徴ではありますね
確かに多かったね
北欧はまだまだ
ディニセンのねまだちょっと
読みたいやつあるからね
読んできたなぁ
って感じはしちゃうなぁなんか改めて
全然なんか
毎週毎週配信しただけだけど
そうですね
毎年ですけど結構年末年始に
来年はどういう本読みたいとか
そういう話をアイさんとするんですけど
一回も
その通りということはほんとなくて
今年もまさか
このラインナップを今振り返ってみて
これを読むことになるとはって
全然思ってなかったんで
来年もまたいろいろ出るだろうね
そうですね
ちょっと来年もまたいろいろ読んでいきましょう
でもまだまだ
年内ちょっとね紹介する本残ってますからね
そうですね
年内最後に紹介する本は
もう決まっていて
コウマクマカーシーですね
いやーね
お亡くなりになってしまいましたが
そうですね
ちょっと今年コウマクマカーシーの新約が
2つ出て通り過ぎ行くものとステラマリス
コウマクマカーシーの最新刊の新約ですね
過去に書いた本の翻訳とかも
ちょっと進んではいるんですけども
早川書房から出たこの2つですね
を今年最後通り過ぎ行くもので
年明け最初がステラマリス
紹介する予定ではありまして
ちょっと順調に進めばですけども
いやーすごいよねこの年末年始
そうですね
コウマクマカーシーで攻める感じはちょっとね
なんか不思議というか
でも面白いよね
ポールオースターでもなくね
ポールオースターの動機本出たけどね
柴田さんが翻訳されたすごい動機本出てるけど
あれでもなく
今年話題になった100年の孤独の文庫
どこでもなく
コウマクマカーシーで年を越すっていう
多分年末年始の浮かれた気分とか全部ね
噛んでしまいそうですけども
大丈夫かな
なんかあれかも
俺いつぞやの正月1月1日
昔どっかで話したかもしれないけど
いつぞやまで1月1日に
必ず映画館に行くようにしてたって話を
したかしてないかちょっとあれなんだけど
僕はちょっと
じゃあこのポッドキャストはしてないんだな
1月1日何気に映画の日なので1日なので
映画が安いっていうのと
あとイオンに空いてるっていうのと
規制する前に見てたんですよ
である年
ゴンガールっていうデビッド・フィンチャーの作品知ってる?
みえさん
いや知らなかったですね
結構えぐい話で
なんで俺これ正月に見たんだろうみたいな
気持ちになりながら
ちょっと実家に帰ったことがあるんだけど
なんか多分そんな感じになるんじゃないかな
でも感動するかな
どうだろうね
全然あらすじもあれなんですが
みえさん大好きマック・アーシーの
そうですね
すごいなんか
責めてる気がする
聞いてくれるかなみんな
紹介会
このマック・アーシーはもうどうなんだろう
正月に触れた作家なんだろうか
もうなんか自分たちが呼んで
それでもまずいかもしれないですね
これ紹介会の時に年末年始で絶対読めるべきとか言ってるかもしれないしね
確かにまだ読んでいないので
そうなる可能性ありますしね
大物を残してきましたねって感じがあっていいですね
じゃあちょっと長々と
今年をほんとにほぼほぼ全ての作品を振り返ってしまいましたが
2024年海外文学ベスト5の紹介
まだねちょっと年明けの挨拶とか
新年の挨拶とか早いタイミングで配信される予定だと思うので
皆さんにはこれまだちょっと年末の空気が出てるかどうかわからないぐらいの
タイミングなのかもしれないんですけど
皆さんもぜひ今年読んだ本とかですね
振り返っていただけたらなと思います
じゃあ最後次回予告して終わりたいと思います
次回はですね
ゲストを迎えての番外編となっております
お楽しみに
番組のサイトになりますがメルマー会員募集しております
こちら無料版有料版とございまして
無料版は毎回のエピソードが長すぎてカットした部分を音源化して配布しております
もっとわれわれのエピソードが聞きたい人のために作っておりますが
最近はですねなかなかちょっとカットした音源がなくてですね
海外文学ニュースみたいなのも最近作って送っているので
そちらをむしろ楽しみにしていただけたらなと思います
有料版はサポーター特典みたいな形になっておりまして
われわれをちょっと応援したい人のために設けております
こちら詳しいことは番組概要欄に記載しておりますので
ぜひご確認ください
番組の感想やリクエストまたこのラジオを聞いて紹介された本を読みました
お迎えしましたのでございましたら
ハッシュタグ空飛び猫たちをつけて教えていただけると大変嬉しいです
Xやインスタの投稿などでお待ちしております
お手本も番組情報欄に載せておりますので
そちらから積極的にですねお便りをいただければと思います
この番組気に入っていただけましたら
拡散共有していただけると助かります
ではまた来週
ありがとうございました
49:15

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