この後ですね、他にも出展が予定しておりまして、12月22日の日曜日、梅屋敷ブックフェスタ、翻訳化編にまたちょっと出させていただきます。
これもまた同じようなグッズ売りますので、ちょっとね、ポッドキャストウィークエンド、文学振りは掘れなかった方は、もし梅屋敷もまたちょっと足を伸ばさなきゃいけない人多いと思うんですけれども。
そうですね。いやでも、梅屋敷ブックフェスタの翻訳化編は、元幸さんとかすごい翻訳家の方々が来られるんで、海外文学好きな人はもうわざとないチャンスだと思うので、何か遊びに来てほしいですね。
もうなんかクリスマスプレゼントだと思って、ちょっと来ていただいた方がいいかもしれないですね。ちょっと豪華だよね。
それと、あとは来年になりまして、年が明けまして1月19日、これも日曜日か、京都の文学振りはですね、こちらに出展します。関西では初めて出展します。
なので関西方面のリスナーの方々いらっしゃったら、ぜひぜひ遊びに来ていただけると嬉しいなっていうのと、やっぱり三枝さんのあれかな、羊を巡るカフェのお客さんとか来る感じかな。
そうですね。配信を聞いてくれていたら来てくれるとありがたいですけどね。
なるほど。楽しみですね。
そうですね。でも久しぶりの再会になる人もいるんじゃないかなと思いますね、京都に行くと。
京都って正直規模感も含めてちょっと分かんないとこなんだけど。
でもやっぱり会場の広さとかは全然違いますね。東京がやっぱりダントツで広くて、大阪も広いんですけど、京都は東京大阪とかに比べるとそこまででもないかなという感じですね。
逆にちょっと落ち着いて。
ああ、そっか。
じゃあちょっとあの喧騒の中でなんか大変な感じ。大変な感じもね、お祭りみたいなもんで楽しいんですけど、またちょっと違う文学フリマが楽しめるかなというところですね。
ちょっとそうだね、文学フリマは毎回純粋な参加者として楽しめないので、京都行けたら楽しみたいけど、買いすぎると帰りが大変そう。
確かにそうですね。遠征していくと帰りのことも考えないといけないですね。
そうだよね。ちょっといろいろ考えて買わないとなというところですね。
次の東京文学フリマ40ですね。5月11日の日曜日。こちらはもう申し込み済みで出展が決まっておりますので、こちらもぜひ楽しみにしていただけたらなと思います。
そんなところですかね。ちょっと長々とやっちゃいましたけど。
そしてですね、このついでとないんですけれども、ちょっと告知一点させてください。
リスナーアンケートを実施しようと思っております。この配信日に合わせて概要欄の方に記載しますので、ぜひリスナーアンケート回答していただけたらなと思います。
内容としては番組開催のためのものになっているので、ぜひ皆さんの忌憚のないご意見いただけたらなと思ってますので、
ぜひぜひ我々の2025年の方針を決める上でも非常に大きなアンケートになるかもしれないので、ぜひお答えいただけたらなと思いますのでよろしくお願いします。
そんなところかな。ちょっと長くなりましたが、本題入っていきましょうか。
まず最初に話したいのは、2024年このポッドキャストで紹介した本。海外文学ですね、主に。海外文学のベスト5をちょっとお互い言っていこうかなと思ってます。
もうなんかざっくり言い合っちゃいますか。
そうですね。
感想言い合いたいからね。
ベスト5は言っていくんですけど、ランキングとかではなくて、トップ5をとりあえず選んで、それを挙げていくという形にしたいなと思います。
もうなんかジャジャンみたいなもんなしに、さらさらさらさら行ってきますね。
じゃあちょっと私の方から考察一気に行きますね。
まずは半岸さんの別れを告げない、白水社から出た斉藤守子さん役ですね。
今年読んだ中では、ちょっとランキングじゃないけど、ベスト1かなと思っておりますので、別れを告げない、ちょっと開けさせていただきます。
半岸さんね、今年ノベル文学賞を受賞して、今もう本当世界中に知れ渡った作家だと思うんですけれども、やっぱり彼女の最高傑作ではないかなと。
到達点ではないかなと思っておりますので、ちょっとこれでも別れを告げない話を始めちゃうと、ちょっと止まらなくなるので、ちょっとこの程度にして、まずは1冊目は別れを告げないかなと思ってます。
2冊目はですね、ケビンチェンさんの二階のいい人、白水道理子さん役で早川処方から出た台湾の本ですね。
こちらちょっと2冊目に挙げさせていただきました。
3冊目はトマスSペダルの歩くこと、または飼いならせずに生きる術、井谷玲子さん役でカボテ処方神社から出ております。
ノルウェーの作家さんの本ですね。
そうですね、ノルウェーの作家ですね、北欧文学ですね。そしてレスリー下高原のリーディングリスト、加藤陽子さん役で北唐津山編集室から出てる本でございますね。
あと最後5冊目はチリニキ家、ジョン・ファンデで栗原敏秀さん役で道谷から出ている本ですね。
ジョン・ファンデは良かったんで、栗原さんの他の役のやつも買ってしまいました。という感じで私の5冊がこんな感じです。
では僕の5冊ですね。まずは花と夢ですね。
チベットの作家さんチェリン・ヤンキー役は星泉さん。こちらは春住社からアジア文芸ライブラリーというのが今年出たんですけども、それの第一弾の作品になります。
次が半岡さんの少年が来るですね。少年が来るはクォンから出ていて井出俊作さん本役の本になります。
大地さんが別れを告げない上げていたんですけど、それとちょっとセットになるような作品ともいいます。
次が大地さんと被ってるんですけど、ケビン・チェーンさんの理解の良い人です。この辺結構被ってるなって。
次がですね、これも最近紹介したデンマークのスーネさんですね。ちょっと本名長いんですけど、
省略させてもらったんですけど、スーネさんが書いたブリクセン・ディーネセンについての小さな本ですね。これも日谷玲子さんが役されて、日谷玲子さんが自身でされている出版社の子供時代から出された本になります。
最後がオリンピアですね。これはカナダのデニス・ボックという作家さんの作品で越前敏也さんが役されて、北カラス山編集室から出た。
北カラス山編集室が海外文学を出したその第1弾で出た本ですね。以上の5作になります。
大地さんはね、歩くことなんですね。
ああ、そうね。これでもね、たぶん人生のベストに残る気がするんだよな、これ。
もうそこまでの。
なんかすごい良かったな。
そうなんです。なんでしょうね、真面目なのかふざけてるのかよくわからないような。
そうだよね。
小説なのか。
そう、エッセイなのか。
エッセイなのか、気候なのかよくわからないような。
なんかノルウェーってこういう本多いなってちょっと思ってるんだけど、クラウスゴールだっけとかもいるんで、
あれなんですけど、そうなんだよな。
これはでも、全部のシーンを思い出せないんだけど、もちろん。
詳細に全部のシーンを思い出せるわけじゃないし、流れも全部覚えてるわけでもないんだけれども、
いくつかのシーンがめちゃくちゃ印象に残ってたりするので、
なんか人生ってこういうことかなみたいなのを感じる一冊だったんだよな。
誰かとここで少し酒飲んだこととか、別に自分の人生において大した意味はないかもしれないけど、
やたら印象に残ってるみたいな。
たぶん、そういうことって結構大事なんじゃないかなとか、ちょっと感じるような。
まあ、めちゃくちゃな話だったけどね。
確かに妙に印象に残るシーンがありましたよね。誰かと過ごすときとか。
なんか真面目に文学をしている人からすると、ちょっとなんか変な感じを受けるかもしれないけど、
でもこのトマセイ・スペタルさんはたぶんめちゃくちゃ真面目に書いてるんだろうなと思ったし、
この自分の何か持っている感じがすごい憧れも含めて刺さったんだよね。
旅をする衝動みたいなものって何だろうっていうのが気になりますけど、
そういうところがやっぱり人ってそれぞれ説明しようがない、そういう衝動とかあるんだろうなと。
衝動だよね、これね。
思いましたし。
ただなんとなくこの小説、いろんな人に読んでもらいたいんだけど、
こう、進めにくいっていうか、説明しにくいっていうか。
これが面白いんだよって言っているけど、これって面白さ伝わるのかな、ちょっと思ったりしてしまう時がある。
なんかオススメないって言われた時にこの本をあげたんだけど、話しながら、
うーん、なんかこれ刺さらないだろうなとか思いながら話してる時があって、
そんなことよりも全然リーディングリストとかさ、2階のいい人とかの方が全然なんか刺さる話し方できんの、絶対。
うーん。
確かに。
ね。
いやー、だから難しいなって。
うん。
こんだけ、なんていうか、200回以上か、作品紹介重ねてきてるけど。
うん。
200回以上言ったらいいか。今78ぐらいかな。
はいはいはいはい。
180回以下いかないかぐらいに今なってると思うんですけど、
まだまだだなってちょっと思ってしまったりし。
うん。
そういう意味も含めてね、なんかやっぱすごい本なんじゃないかなって改めて思ってます。
そうですよね。あと今回挙げた中で被っていたのが2階のいい人で、台湾のケビンチェンさんの作品で、
第一さんはそうですよね、去年もこのケビンチェンさんの亡霊の地がベストっていう。
そうですよ、ベストでしたよ。
挙げていて、今年も2階のいい人がベスト5に入ってきたっていう。
ケビンチェンさんの書く物語というか、多分ね物語の話の進め方が好きなんだと思う俺。
ああ。
ちょっとずつ進んでいく感じの話が、最初全然全貌見えてなかったのに、
ちょっとずつ見えてきて、なんかすごいものに飲み込まれていくみたいな。
あの感じってやっぱすごいなって思ったので、すごく好きな作家だなって改めて思いました。
めいさんはなぜ入れた?
いや、もともとケビンチェンさんのこの文章もそうでしたし、小説を書く時のこの構成というんですかね、構造というか。
なんかそこがすごく複雑で、そこの面白さっていうのもあると思っていてですね。
で、亡霊の地よりも2階のいい人の方が話としては分かりやすかった。
ああ、そうだね。
読みやすいし、入っていきやすいし、しかもちょっとマジックリアリズムな世界観があって。
台湾の地方都市とベルリンと2つ舞台が主にあるんですけど、特に台湾の地方都市の方では結構マジックリアリズム様子があって、
そこの、しかもタイガードラマーみたいな結構大きな流れの物語みたいなのもあって、
そういったところが僕がちょっと好みだ、この作品だったなあっていうので。
しかもそんな台湾とベルリンがちょっと通じ合っていくっていう。
スケールの大きさとかも好きでしたね。
みなさん、さっきに挙げたのは花と夢だったけど、これも今回アジアが多いなっていうところで。
今回のベスト5考えるときに一番最初に浮かんだのは花と夢でしたね。
これも、やっぱり日本でこんなに面白い小説があるんだっていうか、そこのちょっと衝撃を受けたところがありまして。
だから花と夢ってその概要だけ読むとですね、このチベットのラサというところのナイトクラブで働く女性たちの外談味を伴うような、
そんな話ではあるんですけども、でもその概要を読んで思ったときの印象と実際読んでみたときのこの小説の書き方が面白いのかなという気はするんですけども、
小説としての単純なこの面白さ、次が気になってどんどん読んでいく、そこの力強さというか上手さというか、そこがすごい好きで。
この小説を、もちろん面白いだけではなくて、やっぱり結構女性の痛みを伴う物語なので、だんだん読んでいくとちょっときついなと思うところがあったりとかですね、
すごく考えさせられるところっていうのもあるんですけど、そういうのもひっくるめて読む前にこんな面白い小説があったんだっていう。
そこのちょっと発見っていう部分の印象ですかね。そこがすごく強かったなというので、最初にベストって考えたときにこれが浮かんできましたね。
そうだ。確かにね、すごい良かったもんね。
うん。で、チベットの作家さんっていうので、なんかちょっと特殊な物語とか、なんかそういうのかなって思われがちなところあるかもしれないけど、全然そんなことないなと。
本当ストーリー。どこの国とか、そんな取っ払ってもすごく面白い作家さんなんだなっていうのがね、本当分かりましたし。
確かに。こういう作品こそあれだよね。やっぱり同じような苦しみとか悲しみとか喜びも含めてだけど、やっぱり遠い国の、まあでもチベットは遠いって言うまであれかもしれないけど、まあでも遠いか。遠いなあ。
遠い。
遠いよね。まあでも同じようなね、物語が流れてるんだなとか思うし、ちょっと路上の様子を読んだときとは違うね、感動というかね、揺さぶられ方があったよね。
そうですよね、確かに。また路上の様子がすごい良かったんで。
そうだよね、良かったよね。
まあその路上の様子以外にもこんなにまたすごい作家さん、面白い作家さんがいるんだっていうので。
あとあれですよ。大地さんは、このチリニキ系、まあこれも確かにすごいジョン・ファンテのめっちゃね、笑えるし、面白い話でしたしけど。
なんかさ、なんだろうな、こういうタイプの小説、すごい読みたかったなって、読み終わったときに思った。
シンプルに、ああ、俺こういうタイプの小説好きで、こういうタイプの小説しばらく読んだなくて、なんかすごい良かったんだよな、読み終わったとき。
確かに。
なんかラスト切ないでした?
そうですね、まあラストのその感じは確かにありましたけど、でも確かに読んだら、なんかちょっと気持ちが軽くなるような小説だったかもしれないですね。
なんて言ったらいいんだろうな、なんかアメリカのミニシアター系の映画っぽい感じのまとまり感もそうだし、
あと主人公の切迫感とかね、ジョン・ファンテいいなって思ったなって思いました。
チリニキ系と違う作品も持ってるんですよね。
そうなんですよ、ロサンゼルスへの道か、を買いました。
それも。
この秋に。
面白そうですよね。
同じくミンチタリニですね。
クリアハラサンとか。
ハラサンがあるうちのね。
そうですね、訳されてる。
ちょっと読みたいけどね、なかなか今またつんどこの山に放り込まれておりますが。
あとちょっとオリンピアと同じく北からせ山編集室から出ていたウィーグリストですね。
これも良かったですよね。
お父さんと娘の話でね、良かったよね。
お父さんが小説なんかも全然読まないっていうタイプの人で、
エリートビジネスマンのタイプなんですけど、フィクションなんか読まないみたいなね、お父さんだったんですけど。
娘さんが大学で文学を教えているということで、おすすめの文学作品を教えてっていうところから始まっていく。
たぶんなんか紹介の中で話してる気はするんだけど、この小説ってすごくいいなって思うところは、
オートフィクションみたいな感じで結構自伝的な小説、自分のことを多分書いてる小説なんですけど、
文学の研究者を大学でしてるわけだけれども、ちょっとネタバレになっちゃうからあんまり詳しくは話さないんだけれども、
序盤の方の話でいうと、文学を研究するものは感傷的に小説を読んではいけないという話をしていて、
でも私は感傷的に読んでしまうタイプなんだっていうことを言っていて、
その流れが全部リーディングリストになってってるっていうか、感傷的に全部本を受け止めていっている様っていうのが見せられていて、
で、ある最終的にこうなっていくんだみたいなのが描かれていて、なんかやっぱりすごくここが良かったんだよ。
なんか主観で読む読書をすごく肯定してくれるような。
そうそうそう。文学研究とか普通の読者とか小説家とか、
なんかその立場の話をして、それで読み方はこうだよねっていう気は全くないんだけれども、
なんか自分がこう読みたいのにみたいな、何らかの理由でちょっとそれは違うんじゃないかって思ってる人が読むとめちゃめちゃ刺さるとこ、多分。
自分が別にそういうことを考えてるわけじゃないんだけど、でもなんかこれを読んですごく清々しい気分にもなった部分でもある。
確かにそうっすね。なんか清々しさは確かに。
この物語がいろんなことを着て結構悲しみもあるんだけれどもね。もちろん。
結構なんかあれですね。やっぱりこうやって上げてみると後々ちょっと何か寂しさ悲しさが残るような。
確かに。
全体的にはほとんどそうなのかなっていう気はしますね。
なんか今思ったけど確かにこの9冊が超ハッピーエンドはないもんね。
そうですね。
ブリクセン先生についての小さな本はちょっと置いてて。
別ではないのであれですけど、ちょっとオリンピアでまだ言えてなかったんですけど、
オリンピアは主人公の少年が最初は少年として出てきて結構それが将来有望でキラキラ輝いているような子供なんですけども、
大人になっていくとちょっと思っても見ないようなやっぱりキャリアというか人生を歩んでいくっていう、
そこの寂しさとかそういったところはすごくあって、
でもその人の人生をなんだかんだ5つ前向きに歩もうとしているっていうですね。
そんなちょっと明るい面も見れてていうので、
このオリンピアはあれですよね、ちょうど30代とか40代とか20代でもいいかもしれないですけど、
やっぱり人生をちょっと振り返るタイミングとかで読むともうかなりですね、
これは胸に来るものがあるんじゃないかなっていうので、
そこを最後に押しておきたいなと思いました。
確かに。ちょっとリーディングリストとオリンピアは、
北からせま編集室さんが次々良いものを作り出していただくためには売れてほしいですもんね。
そうです。
さてちょっと長くなってしまいましたが、
こんなところにして、ちょっと他に色々紹介してきたけど、
パッとイメージアジアが多かったのと、
でも珍しいとここで言うとエジプトがありましたよね、ミダック横丁。