SF小説のオールタイムベストをマンガで読む、森泉岳土さんによるコミック版のソラリスを前後編に分けて紹介します。
どうも皆さんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組はいろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人が緩くトークするポッドキャストです。
パーソナリティは私、ダイチとミエの二人でお送りします。文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
今回紹介するのは、スタニスワフ・レム原作森泉岳土さんマンガ、ソラリスになります。早川書房から2025年に出版されたコミックになります。
はいこちらですね、早川コミックですね。早コミと言われてますよね。言われてますね。だからサイトもあって、2024年に立ち上がった。そうですね。レーベルになるんですかね。
レーベルになるんでしょうね。あの今多分結構いろいろ出版されてるのかな。あのそして誰もいなくなったと。
同志少女よ敵を撃て。同志少女、そうですよね。敵を撃て。あたりが結構目玉だった気はしますね。
でもね最近、和石黒の日の名残もあるんですよね。マンガ化してるんですか。知らなかった。
あれマンガ面白そうだね。早コミさんなんかですね。いろいろ。じゃあ一応ミステリーSFを中心にっていうことだったけれども、
あれか文学作品も結構あそこにラインナップ入れてきてるってことですね。そうそうそう。
なるほどなるほど。いやーそれはちょっと気になりますね。いやわかんない。3体すごい気になってるんですよ。コミック版3体が出ていて。
これは。1冊9000円ぐらい。あっそうなんですか。そうなんですか。ボリュームがすごいんですよ。1冊700ページぐらいか。
第1巻。あそこにね3体の1巻が。本当だ。収まってるっていう。コミック版3体すごいね。そうなんですよ。
これマンガは誰が書いてるの? マンガは。3体マンガ第一部。
あーでも作画はあれかな。中国の方がやってるのか。そういう。ということはもう完全に翻訳だ。
なるほど。翻訳ですね。なるほど。これやばいね。値段とんでもないな。8800円。
あ、そうか。だから3体は早コミのレーベルではない。あ、でも早川コミックス早コミだから。早コミックが入ってたのか。そうかそうか。
そんな気になる小説がね、どんどんコミック化されている中で、今回このソラリス。
ソラリスですね。早コミさんのこのソラリスなんですけど、今年の5月の文学フリマ東京で早川書房のブースで買わせていただいて、私あのこの森泉たけひろさんのサイン入りのものになってますね。
いや僕もサイン入り持ってるんですよ。うん。あ、それって文フリで買ったんだっけ一緒に。いや文フリじゃなくてその前に。あ、そうか。あれか。SF、そうだよね。
そうです。あの大観山の。出らっしゃいましたね。出らっしゃったんで。あのイベントがあったときに。確かに。そっちは行けなかったんで。
原画の展示もちょうどやっていたんで、それも見させてもらいました。あーいいな。まあ間もなくまた東京の文学フリマ41か。
東京文学フリマ41が開催されますが、そこにはどうやら出展されないそうなんで、あれなんですけど、まあこの早川さんのとこで買うと、ブースで買うと、もしかしたらあの森泉たけひろさんいらっしゃるときもあるかもしれないんで、その時はあのサインいただけるかもしれないですよね。
なのでちょっと半年前ぐらいに買ったやつを今ちょうど読んでいるんです。読んだとこという感じですかね。で、まあ私もめいさんも含めて今回は漫画だけという形で。そうなんですよね。
珍しいですね。そうですよね。いつもは原作とセットでとか。よくちょっとやりがちな我々ですけど、今回は漫画のみという、原作に当たってないっていう。
いや原作がね、ちょっと読むの大変そうなんですよね。まあ初めての試みではありますね。ちょっとどういう感じになるのかあれなんですけど、これ読むともうかなり原作を読みたくなりましたね。
一体これはどういうふうに書かれていたものがこうなったんだろうみたいな。そうですよね。すごい気になる。
原作も意外と読めそうって思いましたね。ああそうだね。漫画を読んだら。なんかソラリスってもうFFの金字塔の一つだと思うので、めちゃくちゃ面白いけど多分読むの大変なんだろうなみたいな。
そうそう。あの、先入観で思ってました。それは。それはあるよね。ちょっとね、なんか哲学的な内容とかも入ってて、難しいんじゃないかって。うん。
なんだけど、まあちょっとこれでだいぶ有給いただきましたね。そうですね。漫画ほんとね、その辺のなんかハードルをすごい下げてくれたような気がしますね。
で、漫画版は上下で分かれてますが、私は多分3時間、4時間はかかってない気がするんだよな。3時間ぐらいで読めた気がしますね。
3時間かかってないかもな。でも今日話すと思うんですけど、結構何回言っちゃ何回じゃないですか。
これをなんかこうスッと入ってくる形って、いや漫画って結構すごいなって改めてちょっと思いましたね。
確かに。本当ですよね。確かに。確かに読めたもののどこまで読めたのかって。それはあるけどね。そう、ありますね。
で、漫画の方は原作の翻訳は沼野光義さんがされていて、それが文庫が早川書房から出ているんですけども、その前単行本は国食観光会から出ていて、
漫画はそれをベースに作られているとなってますね。あとラジオでこうした漫画を紹介するっていうのが今回初めてになりまして、
なんか絵が入っているグラフィックノベルはショータンを過去に内なる街から来た話。
そう言われてみれば確かに。ショータンをね、過去に。もう何年前だったかと思うんですけどね。結構そうですね。
そうなんですよね。いやでもそれ以来なはずですね。そうかグラフィックノベルとかも紹介してないですもんね。
そうですね。話題には出るけど。やりたいなとは思ってたんですよね。漫画とか。
でも今回、これだったらっていうので。確かに。初漫画紹介会ですね。そうですね。
では漫画、上下間あるので、今回もですね、前後編に分けて、今回と次回と続けて紹介していこうと思ってます。
じゃあちょっと、そんなわけで今回2回に分けて話していきますが、ソラレス自体はですね、たぶんSFっていう印象はもう皆さんお持ちだと思うんですけど、
これは思ったよりもすごい、こう哲学というか人間とはなんだみたいな話がすごい強くて、
なんか読み終わってみると結構印象に残るのは、いやこれ自分この島、この島じゃない、この星に行ってしまったら自分はどうなるんだろうってすごい怖くなる。
確かに。ストーリーでしたね。いやいやこれちょっと気が狂うんじゃないかなって思いますね。
そうですね。僕もあの、まず最初読んでみて思ったのは、単純に面白いなって思ったんですよ。
それはやっぱりミステリー要素が特に上巻の方はあって、そうなんですよ。これはどういうことなんだろうっていうので、ちょっと気になってどんどん読んでいける、
なんかそんな話になっていて。下巻になっていくにつれて、だんだんちょっと重たくなっていくのはあるんですけども、
その辺ですごく読みやすさというか、話の面白さっていうのは感じてですね、最後読んでいくとやっぱりね、その人間とはっていうか、
人間とはっていうかあれですね、ソラリスの海ですね。ああ、そうですね。ソラリスの海ですね。
それは何なのかっていうのはすごく思いました。やはりこの配信聞いてられる方でも、このソラリスの原作、単行本や文庫で読まれた方も
多いと思います。多いと思いますけども、この漫画読んで、やっぱりその後ちょっと原作の方で、じゃあこのソラリスの海ってどう描かれてるんだろうかっていうのは、なんか読んでみたくなりましたね、原作の方。
おだしょー そうですよね。なんでちょっとかなり色々気になるところが多いこの小説なんですけど、ちょっと入ってきましょうか。著者についてお伝えしますね。
という背景があって、漫画版は原作の持っているエッセンスって言うんですかね。
そういったのは沼野さんの翻訳からこの漫画の方にっていうのも引き継がれてるんじゃないかなと。
そうですね。
じゃあ具体的に入っていきたいと思います。いつも通りあらすじ読み上げます。
SF少女のオールタイムベストを完全コミック化。
ソラリス、この聖筆なる惑星は意志を持った海に表面を覆われていた。
心理学者ケルビンは惑星の謎を解明すべく派遣されたのだが、人間を超える知性とのコンタクトは可能なのか。
連載中から絶賛の声続々。人気作家が傑作古典を余すことなくコミック化。
というのが今回のあらすじでございます。
これ結構あれですね。連載中から絶賛の声数々ということで話題になってたみたいですね。
そうみたいですね。でもソラリスを漫画にするんだっていうので話題になってたんで。
なるよねこれはね。映画も見たいしねちょっと。
そうそう。やっぱり映像で見てみたい。漫画もそうだし。
ビジュアルをすごく見たくなるような話でソラリスっていうのが。
それで森泉さんが本チャンネルっていうですね。
このラジオでもたびたび何度か紹介している。
本チャンネルに出演されていてですね。ソラリス元々原作を読まれていて、
そこですごい影響を受けたっていうのもところの話であったりですね。
今回それを漫画家がどのように描いていたのかっていうような話をされていて。
それは面白かったですね。
なるほど。
この漫画の特徴的なところがあると思っていて。
一つがその余白がすごく多いんですね。
そうですよね。
余白を作るために鉛筆で描いていたり。
聞くと普段描かれているのは違った手法で描かれているんですけど。
やっぱりその作品にあったタッチっていうか。
そういうのがあるみたいで今回は鉛筆を使って描いていて。
人間は線を描いて、海ですね。ソラリスの海は面で描き分けるようにしていて。
なるほど。
人間が白だったら海は黒みたいなそういう対比ですね。
とかあと海を描くのがだんだん楽しくなってきて。
後半下巻の方ですね。ページが増えてしまったとかですね。
そんな話が聞けたりします。
余白はすごい上手いよね。
そうですよね。
ソラリスのコミックって文章量すごいのかなってちょっと思ったら。
原作は文字びっしりなんですけど。
これでも小回りとかも含めてすごい余白というかね。
入ってきやすい作り方をしているなって思いましたね。
そうですよね。確かに文字がこんなに少ないけども。
成立するんだって。
内容めちゃめちゃ分かるしね。
余白が多いんですけどやっぱりソラリスの海ですね。
海の描写はかなりいろいろなものが詰まっているので。
そこは確かに対比がすごい面白いなと。
これが本チャンネルとあとですね。
ダヴィンチウェブでも泉さんがインタビューを受けられていて。
どちらもすごくこの制作の背景とか。
いろいろ知れる面白かったので。
またちょっと概要欄にリンクを貼っていますので。
参考にしていただけたらと思いますね。
ここからですね。
ちょっと作品の特徴の話をしていこうと思うんですけども。
まずは何と言っても未知とのコンタクト。
コンタクトものをですね。
SFのそこが特徴かなと思っています。
ソラリスという惑星があって。
その惑星は結構大部分が海になっているんですけども。
その海が地球の海とかとは全然違っていて。
有機物なんですよね。
ちょっと形があるというか。
うごみいているというか。
ゼリー状とかですね。
いろんな表現があるんですけども。
どうやらそのソラリスの海は地的生命体かもしれないと。
それがまさに宇宙人というかですね。
人間にとって理解の範疇を超えた存在であってというところですね。
そうしたものとのコンタクトを描いているという。
これはもう今聞いている人に一体何を言っているんだみたいな感じになると思うんですけど。
ソラリスを知らない人のためにちょっと補足していくと。
要は相手は今回海なんですよ。
ソラリスという惑星に人類は行くんですけど。
そこで相対するのは海なんですね。
一応生命体がいると言われているんですけど。
いるのはその海一つだけなんですよね。
海が意思を持っている。
おそらく間違いなく知性はあるだろうと。
知性はあるだろうということで研究をし始めるわけですね。
これちょっと後でいろいろ話したいけど結構怖いと思うんだけどな。
そうですよね。
そこはもうSFの話なんですけども。
特徴の2つ目がミステリーとかヒューマンドラマとかそういった要素も物語の中に含まれているっていうですね。
そこも面白さを感じる点かなと思っていますね。
主人公ケルビンという人なんですけども。
特にこの物語の中でケルビンと奥さんのハリーですね。
この2人の関係ヒューマンドラマとハリーという人が10年前に死んだはずの女性なんですけども。
なぜかそこにいるっていうですね。
そこのミステリーというですね。
他にもミステリー要素はいろいろあるんですけども。
そういったところは作品が気になってどんどん読んでいけるところではありますね。
これはちょっと後で話したいけどかなり確信の部分ではあるんですが。
ストーリーの後でちょっと触れたいですね。
最後の特徴ではコミック版ということで何といってもスラリスの海の描写。
それがたくさんのページでじっくり見れるっていうところですね。
これはもう本当このコミック版ならではですし。
スラリスの海ってこのコミック版見てると結構暗くて不気味なそんな印象があるんですけど。
でもやっぱりこの描き方ですかね。
なんかすごい立体感も感じれてそこ知れない何とも言えないなんか存在を放っている。
これは綺麗なのかなどうなんだろうね。
どうなんでしょうね。
海ってなんかね綺麗なイメージあるけどね。
一応なんか赤い太陽が沈んでいくみたいなちょっと描写あるけど。
一応朝と夜があるってことは太陽の動きもあって光輝いたりするんだろうけど。
そこも一応なんか太陽2つあるんですよね。赤と青の。
なんでそれがどういう風な風景なのかとかもねちょっと気になりますけど。
あとはこの海がいろんなすごく蠢いていていろんな造形物をその海の上で作ったりするんですけども。
それもなんか人間が今まで見たことがないような形のものなんか作ったりとかですね。
それをなんか漫画として表現されていたりするっていうところはですね。
これは多分この漫画でしか見れないものだと思いますので。
この辺りはもうあれですね。一回読んでもなんかその後もまたねちょっと読み返してじっくり。
空に沈んだ海のこれは一体どういうことだったんだろうってね。じーっとそのページをなんか見たくなるような。
なんかそんなやっぱり魅力というかね。なんかもう引き寄せるものありましたね。
でもこれ逆にこの部分は多分描く人によってだいぶ変わるんでしょうね。
で、ステーションでですね、ただちょっと大きな出来事が起きてしまうんですね。この主人公のケルビンが、研究者のギバリアンっていう人がこの海にX線を当てたっていうメモを発見するんですね。
で、それはX線当てるっていうのは、なんかどうやら国連に禁止されている行為だったみたいなんですけど、どうやらそれをやったみたいだと。
っていうのが分かった時に、このステーションの中でケルビンがですね、突然ですけど、裸の黒人の女性を見るんですね。
見るというかですね、自分の横をサッと通り過ぎていくという。最初はちょっと幻覚かもしれないと疑うんですけど、ちょっとですね、これはどういうことだろうというので、スナウトに話を聞きに行くと。
そしたらスナウトもその存在がいるっていうのは知っていてですね。スナウトもどうもそこに悩まされているようだと。そうなんですよ。
で、そこからですね、ギバランの詳細とか、あともう一人サルトリウスっていう人、研究室に閉じこもってるっていう人ともですね、ちょっと話をしに行ったりして、なんかいろいろ不可解のことがですね、どんどん起きようとしていくと。
という中でですね、このステーションでケルビンがですね、眠って目が覚めたらですね、これもね突然ですけど、目の前に死んだはずの妻ハリーがいたと。
ハリーは10年前に自殺していた人なんですけど、なぜかですね、ケルビンの目の前にいると。
というので、なぜその死んだはずのハリーがいるのか。ステーションでは何が起きているのか。あとソラリスですね、ソラリスの海ですけど、一体何なのかっていうですね。
で、ケルビンがですね、このソラリスの謎を探ろうとするし、ハリーと出会ったことで、このケルビンが今後どうなっていくのかっていうですね、というところが物語としてこの先あるという、という話ですね。
これが上巻の途中までぐらいですね。
そうですね、いやこれはそうですね、ちょっといろいろこのネタ化しできるわけではないんですけれども、実際このソラリスの話の中で何があってどうなっているのかって話は来週配信の後編にちょっといろいろお話ししたいと思っているんですけど、
結構このソラリスというこの星がかなり気化界でいろんな現象が起きているっていうのはありますと。で、まあみなさんに言ったけど、このソラリスとは一体何なんだっていう話がいろいろ紛糾していて、もう意見があっちの人とは全く合わないみたいな感じで、学者同士も全然意見の位置を見なかったりするぐらい、いろんなソラリスに対して考え方があふれている中でも、
またこのX戦の勝者によってちょっと大変なことになっているっていうのが、このソラリスのこの3人いたうちのもう一人死んでしまいましたけれども、このステーションでの出来事となってますね。
あの黒人女性もそうだけど、このハリーが現れるあたりからもう怖いっすよね。
そうそう、いやなんかその、黒人女性が現れるところも結構ね、なんかちょっとドキッとする。
なんなんみたいな感じになるけど。
あとハリーが現れて、ハリーも現れてでちゃんとね、コミュニケーション取れるんですよね。普通に喋ったりね、普通に接したり、触れ合ったり。
幻覚ではないっていうね。
そうそう、いやもうまさに本物のハリーなんだけどっていう。
あのそのハリーもね、これまあ自殺されたわけですけど、その時使ったのが注射の何か薬か何かの混乳、何ていうの。
まあ注射で薬油か何かを体に打って亡くなったんですけど、自殺をしたんですけど、それが肩あたりに注射を打ってるんですけど、その後もあるんですよね。
うん。
なんなんだみたいな感じになってきて、何がどうなってるんだみたいな感じになってきますよね。
そうですよね。なんかこのSFの話、心霊現象も同時に起きていくっていう、なんかこれがすごい。
ああ、確かにね。
僕はやっぱ上巻にいる時面白かったですね。まあちょっとね怖い話ではあるんですけど。
そうですね。
そういう意味ではなんか下巻に一体どうなっていくんだろうっていうのが、上巻に呼んでいる時は全然イメージができなかったんですよね。
いや、私そのスラリスっていうのが一体何なのかっていうのも、この上巻に呼んでいる時はなんかもう全然想像もできなくて。
そうだよね。
この話、どう着地していくんだろうっていうのが、もう訳わかんないままもう下巻に行っちゃうみたいなですね。
いやーこれはね、ちょっと下巻の話にいろいろしたいところはあるんだけど、
まあちょっと最初の方に話が、やっぱ道との遭遇なわけじゃないですか。この小説というかこの物語自体は。
こういう視点で考えるともう何でもありというかだし、人間がなんかこう意味づけすることの無意味さみたいなのもちょっと感じる瞬間もあるので、
そこの、確かにこれはもう人知を超えているものがあって、それに対して人間がどうアプローチするかみたいな感じではあるけれども、
アプローチの仕様もないっていうのがなんかきっと、この混乱を生んでいる部分なんだろうなと思いますけどね。
一方でこれ、あのスラリスでは結構その感情のところも描かれるわけですよね。
主人公のケルビンか、主人公のケルビンのあの子の妻、亡き妻、ハリーに対してのどういう思いがあったかみたいな、
すごい描かれていく作品であって、自殺されてしまったっていう状況。
これに対して、まあなんていうんだろうな、引きずっているわけじゃないですか、ケルビンは。
その妻が目の前にまた現れた時のこの戸惑いみたいなのもすごい描かれてはいるので、ここはなんかすごいな。
あとはもう、それが一瞬じゃなくてちゃんと存在してくれているっていう、まあその先の展開ですけど、奥さんがいてくれるっていう。
そんなありえないことが起きているっていう。
という感じですよね。
じゃあちょっといろいろ言葉が詰まってしまうので、多分もうこの後は下巻でちょっとネタバレありで、
ちょっと思いっきり話していきたいなと思うんで、この辺りと思うんですけど、最後になんかちょっともうちょっと話させてもらうと、
個人的にはこれ、何が一番怖いなって思ったのかっていうと、この得体の知れない星に、
得体の知らない生命体である海にステーション作って近づいているこの状況っていうのがすごい怖いなって最初思ってたけどね、
そのまま乗り込まれちゃったら終わるじゃんっていう、何があるかわからないっていうところがすごい怖いなって思うし。
そうですよね。でもあれなんですか、やっぱり100年ぐらい研究されてたんで。
確かにね、100年無事だったっていう。
そうですね。なんかね、一回あれですよね、事故で飛行機、宇宙船みたいなのが墜落したとかっていう話はあったんですけど、
基本的にそんな急な攻撃とかはなさそうっていう。
でも何があるか。
でもね、そうですよね。
本当にわからない。
そう、読めない存在に近づくっていうのは。
もうそれこそSF映画とか見てるとだいたいそれでピンチになるじゃん。
なんか急に不時着した船じゃないや、星で、なんかちょっと大丈夫かと思ったら全然ダメだったみたいなこととかあったりするし。
なんかあと、全然あれだけど、インターステラーっていう映画が有名なSFの映画ありますけど、
クリストファー・ノーランのインターステラーあると思うんですけど、あれ結構怖いなって思うのが、