惑星ソラリスで、心理学者のケルビンは、亡くなったはずの妻のハリーと遭遇する。
どうやらソラリスが作り出したもののようだが、ソラリスの真意はわからない。
前回に引き続き、ネタバレありで、コミック版ソラリスを紹介します。
どうもみなさんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。
この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、
文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティは私大地とミエの二人でお送りします。
文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快に、それぞれの視点で紹介していく番組です。
今回紹介するのは、スタニスワフ・レム原作、森泉岳土さんマンガのソラリス後編になります。
かわしゃ坊から2025年に出版されている本になります。
はい、前回に引き続きというところで、まぁちょっと軽く冒頭では前回のストーリーの部分ですね、振り返っていきたいと思いますが、
だいぶね、セーブして前編は話していると思うので。
そうですね、はい、その確信の部分は明かさずに、ソラリスに触れてきたと思うので。
どうなんだろうね、よく最近、最近でもないか、結構我々のこの文学ラジオを聞いていただいている方からのご意見で、
ネタバレとネタバレじゃないとこのLINEが絶妙だってよく言われるんですけど、あんまり意識してないよね。
そうですね、もちろんいろいろ考えて話はいるけど。
まぁ結構感覚的ですけど、でもやっぱり自分たちだったら、これはネタバレになるかなっていうのは避けるようにはしてますので。
逆にある人にからすると、いやめちゃめちゃネタバレしてるんじゃんって思われてはいる可能性はつかないかもしれないですね。
まぁでもね、紹介している本、結局はなんかね、読んでみたらね、あんまネタバレしてたかどうかっていうのは関係なかったっていう。
そんなケースの本がほとんどかなと思いますので、文学作品でね、紹介してきているのは。
そうですよね、うん、確かに。
多分、個人的にはネタバレ以上に考察とかですね、そっちの方がやっぱり作品読む際の影響ってあるのかなと思うんですよね。
あー確かに。
ソラリスは、つまりこういうメッセージを持っているんだとかですね、なんかそういうことですね、ソラリスはこういう意味を実は裏にはあるんだとかですね。
確かに。
そういう深い考察とか解説とかは、このラジオでは基本はしていないので、今回もそうですね、前回に続きですけど、特にソラリスに対しての考察とか解説とかは、
忘れず、漫画版をあくまで読み通して、そこで思ったこととかをちょっと話し合っていくっていう、そういうスタンスでいこうと思ってますので。
そうですね、早速なんでどんどん行きたいと思うので、行こうと思うんですが。
じゃあ、もう前編でいろいろストーリーも話しているので、ちょっと細かいところは省きますが、前回までのですね、ちょっとお話しした部分、特にストーリーの部分ですね、ちょっとお話ししたいと思います。
ソラリスというのはですね、地球から離れた場所にある惑星でして、本来なら軌道が安定しないはずなのに、なぜか軌道が安定しているという惑星で、それは原因はなんだということで、このソラリスに人類はアプローチし始めているんですけど、
行ったらですね、海が、海の惑星なんですね。まあ陸地は一応あるのかな、ちょっとあるんですけど、海の惑星で、その液体がどうやら生きているぞという器物であるということがわかって、
これ人間が触ろうとしてもですね、なんか膜ができて触れなかったりするっていうね、ちょっと不思議なもので覆われている惑星なんですね。
で、ある日ですね、ステーション、地球から派遣されている人たちが滞在しているステーションがあるんですけど、そこの連絡が取れなくなってしまったので、この物語の主人公であるケルビンというですね、心理学者、研究者がですね、
ちょっとそのステーションに行きましたと。で、そこで3人の男がいたはずなんですけど、1人は自殺していて、で、もうある1人は研究室に閉じこもっていると。で、ある1人からいろいろな話を聞くんですが、ちょっと不可解なことがいろいろ起きていて、
このケルビンのですね、10年前かなに死んだはずの妻、ハリーという女性がですね、朝起きると目の前にいるという、これは夢なのか、何なのかみたいな感じのところまでちょっとお話ししたいかなと思います。
ではここからですね、ちょっと前回の続きのストーリーを話していこうかなと思います。で、ケルビンがソラリスにやってきたら、死んだはずの奥さん、ハリーとまさかちょっと出会ってしまうというですね、そんなことになるんですけども、ただこのハリーですね、不可解な点が多いと突然ちょっと傷を負ってしまったと。
なんかその骨折したりとかですね、血が出たりとか、そういう傷を負ったと思ったら、すぐにその傷が消えていたり、あとハリーが10年前に亡くなっているんですけども、亡くなった後にケルビンが知り合った男性のことをですね、知っていて、その男性の話をしたりしてですね、でもこれ本物のハリーではないんじゃないかと。
ケルビンは思って、でやっぱりちょっと怖いんですね。怖いし、これは良くないんじゃないかなという。というのでですね、ケルビンは偽物であるだろうと思うハリーをロケットに閉じ込めて、宇宙に放ってしまうんですね。ちょっともうおさらばしてしまうということをね、そうします。
その後ですね、研究者で唯一話し合いができるスナウトという人ですね、が来てですね、ケルビンにゲストが来たんだろうと声をかけるんですね。ゲストっていうのがどうもソラリスの海が作り出した、人の脳の臆測の抑圧された思い出を形にしたものですね。
ケルビンにとってはハリー、スナウトにとってはまた別の人。で、他の研究者2人いたんですけど、にとってはまたそれぞれの脳の奥底のある思い出が現れたっていうですね、そんな、それをゲストとスナウトと呼んでたんですけど、どうもですね、X線の放射実験というのを以前にしていたんですけど、それは本当はやっちゃダメと言われているのをこの研究者のね、人がちょっと内緒でやってしまったんですけど、
どうもそのX線の放射実験の後にそのゲストが現れるという現象がステーションで起きるようになったみたいです。
で、このちょっとゲストを補足すると、いわゆるその、例えばこれハリーがそのままハリーで復活しているわけではないというか、あのハリーが10年前にもう亡くなっているんでこの10年間のこと知らないはずなんですけど、ケルビンの記憶の中からその他のそのこの10年間のこととかもなんかこう多少吸収しているんですよね。
あれハリーは知らないはずのあれをなんで知っているんだとか、そういうなんか情報が少しこう脳からいろいろ取られているっていう、だいぶ怖い状態なんですけど、っていうのがもう具現化したハリーっていうなんかこう未知のこのゲストがいるっていうことですね。
なかなか定義しづらい存在なんですけど。でまぁ、ソラリスの海がそういう意識を具現化したようなことって、なんか過去にも事例はあったみたいなんですね。なんかベルトンの証言みたいなですね、なんかそんなマルヒ情報みたいなものが過去にあったりしたんですけど、ただそういうのはもう、なんかその、いやそれって幻覚見ただけじゃないのとかですね。
なんて言うんですかね、その地球上では認められなかったというか、そんなのなんか何かの間違いでしょみたいな扱いだったんですけど、ただどうもそれがあの実際には本当にあったみたいっていうのが今このステーションの中で起きていると。
で、スナウトがですね、ケルビンに言うんですね、なんかハリーはね戻ってくるぞと。そうしたらですね、実際ケルビンの元にまたハリーが戻ってきたんですね。
ケルビンの目の前にいるハリーっていうのが、もう本当にその本物の人間のハリーにしかやっぱり見えないので、あのケルビンはもうハリーを受け入れて、ちょっと生活をしていくようになります。
で、そのハリーの細胞を分析して、一体どういう存在なんだろうというので、ケルビンがですね調べていくと、まあこれ推測なんですけど、原子より小さなニュートリノですね。
それで作られているんじゃないかな。ニュートリノっていうのが本来不安定な物質で、その形にはなかなかならないものなんですけど、このソラリスの海の力によって
ニュートリノが安定して、なんかその形になっているだろうという。ニュートリノなので脅威的な耐性があったり、再生能力があるっていうですね説明がつくと。
それでなんか死んだと思っても、また復活したりとかですね、すると。で、そういうふうにソラリスの海っていうのが、なんかどうしてそういう意識を具現化するような、
変形するようなものを作ったりするのかっていうのがですね、結局なんかでも人間は理解できないままいると。なんか特になんか人間への攻撃性を見せたりもしないし、
何かね、その一体なんでソラリスそんなことするんだろうという。謎のままですね。でもなんかうまいことその人の脳の中を形にしちゃうみたいなことはしてくると。
これ普通に考えたら何か意図があったりとか、なんかわかんないですけど、この人間をどうにかコントロールしようとしているのかとか、まあいろんなことを考えちゃうよね。
そうですね。なんかその自分のそうそう、星にやってきたからもう一体目合わそうとかですね。
そうですね。まあ敵意悪意みたいな部分も含めてですね。
そんなのがあってもおかしくないと思いつつも、どうやらそういうものもなさそうだっていう。一体何なのかっていう。そんなこんなでちょっと上巻は終わっていきます。
ここから下巻の話をしていこうと思うんですけども。で、そのソラリスの海が人の意識の具現化みたいなものを作っているのが、どうも人が眠っている間ですね。
睡眠中にそれを行っているみたいで、あそこでですね、逆にこっちからそういう情報を提供しようというのは、なんかケルビンのノウハウになるんですかね。
それをX線でソラリスの海に送ろうという、まあ照射しようというですね、計画が持ち上がります。
また別の計画もあったんですけど、それはニュートリーノを破壊する計画っていうのも立てられてはいたんですけど、ケルビンがですね、それ反対してニュートリーノを破壊するようなことをしたら、もうハリーが存在がなくなってしまうので、
まあそうじゃなくて、自分のノウハウを提供する、そっちの計画でいこうというですね。で、ただケルビンがそういうふうに、ちょっとハリーが壊されるのは嫌だっていうですね。
っていうのはですね、もうスナウトとか、ちょっと他の人にはもうバレていて、というのでですね。まあそれで、ケルビンはハリーを守りたいけども、他の研究者はまあハリーの存在
それはですね、たびたびケルビンがスナウトとソラリスについて議論し合うんですね。いったいソラリスって何なんだろうっていう話をするんですけどね。ケルビンはですね、本のように人の記憶を読み取ることができて、ソラリスの海に意思があるんじゃないかなというふうに言えば、スナウトはですね、いやそれどうかなと反論して。スナウトは何かソラリスっていうのは何か生まれたばかりの神なんじゃないかなと。
それつまりですね、未来の神のユリカゴーだったというのがソラリスの海であるというですね。なんですごい力を持っているけども無邪気というか、生まれたばかりみたいなですね、そんな推測をすると。そうすると結構ケルビンもですね、それになるほどと納得したりもするんですけど、というので、とはいえですね、ソラリスの海っていうのは一体どういうものか、この先そこで何が起きるのかっていうのは本当まだまだわからない状態なんですけども、
そんなですね、ソラリスの海を巡ってここまでのストーリーがあって、最後ケルビンがですね、ソラリスの海の上にですね、まあちょっと降り立つと。今まであのステーションの中にいて、ちょっとその外に出たソラリスの海の上に立ったことがなかったので、まあちょっとそこにソラリスの海に。
そうですね。
ちょっとね、降りていくっていう。そんなところで話が終わるという。これがね、ソラリスですね。
そうですね。今はこう割と淡々とあれだったんですけど、説明いただいたんですけど、結構やっぱピークはやっぱハリーがいなくなると。これはハリーは自分がこうケルビンの一機能から作られたものだってことを自覚して、手紙を残して、そしてまあ本当に自分が亡くなることを望んで消えていくっていう。
その後のケルビンのこのハリーへのこの喪失感みたいなのがある中で、一体ソラリスとは何なんだろうみたいな形で終わっていくっていうところですね。
まずはあれですよね、ソラリスとは何かっていうのは明示はされないんですよね。
そうですよね。最後にちょっとスナウトとケルビンが生まれたばかりの神じゃないかみたいな感じで。まあそれ確かにね、ナルホドトメチツでもそんなのわかんないというか。何かは。
これもう神とは何だっていう定義付けのところになってきちゃうからね。
そうですよね。
いうところなんですけどね。
いやーこれ、漫画、最初読み終わった時僕はこれで終わりなんだっていうちょっと。
まあ確かにね。
なんかあのあっさりと終わったなっていう印象だったんですけども。
やっぱり読み返していくとですね、この特にケルビンのやっぱり感情移入するところは大きくて、このハリーがいなくなったけどもケルビンはこの後どうやって生きていくんだろうかっていうですね。
なんかそこをかなりまあモヤモヤしながら読んで、なおかつこのソラリスってあれこれ神やったのかいや、そんなことないよね。
いやでも一体何なんだろうっていうですね。
なんかよくわからないモヤモヤも残りつつっていう。
本当ですよね。
うん。
モヤモヤというかオープンエンドですね。
まあそうですね。
ですよね完全に。
まあみんないろいろ考える部分ではあると思うんですけど、結局このソラリス自体はおそらくあんま人間のことなんかどうでもよいというか、なんか汚くらいな感じで多分接していて。
でまあ興味関心があるのかさえわからない。
ソラリスが知性を持っていて何かを考えて決断をしているのかさえもわからない。
ただの反差で何かやってる可能性もあるし。
人間にこんなことされたからこんなこととりあえずなんか反射しましたみたいなだけでゲストが生まれてる可能性もあるし。
っていうちょっとこうどう解釈していいか本当正解はなくて。
でも逆に何かいろんなことを考えちゃうのはもう人間がこういろんなことを考えられる。
考えられるか考えてしまう生き物だから。
ソラリスに対してねこういろんなことが出てくるんだろうなっていうところがありますよね。
そうですね。
結局この物語のものとしては人知を超えた宇宙の生命体とのコンタクトで
人間ってもう相手にされてないって言い方しちゃうとあれだけど
向こうからしたら関係ないなっていうものなんですよね。
そうですよね。
なんかそれも向こうが何か力を働かせて
例えばその意識の具現化みたいなものを出してきているのか
それともなんかそのソラリスの海に近づいたら
何か自然発生的に何かそういう意識の具現化みたいなことがね
引き起こされてしまうのか
その辺さえももう読み取れないし
そういえばちょっと最後の終わりのところで
前回の前編の時話したいんですけども
沼野光義さん役の原作の小説ですね。
これを手元に持っていてですね。
中身全然読めていないんですけど
最後の終わり方のところをですね
ちょっと漫画と原作とで少し漫画で面白いところがあってですね
原作はケルビンがこの先どうやって生きていこうか
どうしていこうかってですね
考えながら終わっていくんですけども
なんかその文章としてはですね
この先どういうふうに
特にこのハリーのことですね
ハリーの戻ってくることを望むのか
いやでも望みなんてなかったと
でも自分の中には期待が生きていたと
ただそれってどんな期待なのかとかですね
すごく悶々と考えが呑みられていて
何もわからなかったと
それでも残酷な奇跡の時代が過ぎ去ったわけではないという信念を
私は揺るぎなく持ち続けていたのだっていうので
最後終わっていくんですけども
漫画コミック版の方ですね
これも特徴的な言葉ですね
っていうところがあって
ソラリス自体はこういろんな会社が
できてしまうけれども
その影響で出てきた
ハリーとかは一体何だったんだっていう
ところで
これちょっとここから
ソラリスっていうよりは
ケルビンとハリーの話
もうちょっと最後
いろいろしたいんですけど
ハリーは自分が作られたものだと知った後
ケルビンと過ごしたりしてるし
ケルビンももうハリーは
ケルビンはもうあえて
消えたんだと思うんだけど
失ってしまったハリーが再び生活ができてる
っていうことで
それだけでケルビンにとってはもう感覚が麻痺していく
要因
大きな要因だったと思うんですけど
ここはあんまり
どう思っていたのかっていうのは
ちょっと気になるところですよね
ソラリスの海で
現れたハリーっていうのは
やっぱりハリーそのもの
だったと思うんですね
持ってる記憶とかですね
その辺は
10年前のハリーとは違っていたとしても
人としての
なんでしょうね
確かに
どういう状態なんだろう
再現度がよくわかんない
ソラリスの海が
見せてくれる
意識の具現化したものっていうのが
結構純粋な
その人を作ってくれてるんじゃないかな
っていうのは
思って
ハリーなのに
元のハリーの純度が高い
そこに変な
小細工とかをしなかったり
なんかその
すり込みみたいな
ハリーに憑依して
人間を
滅亡させようみたいな
そんな悪いこともしないし
よくSFとかであるよね
中見エイリアンみたいな
あるんですよね
リュージキンの小説だったら
地球人の強みは嘘をつけることで
人間の強みは
宇宙人は思ったことを
やっぱりそれを全部
出してしまうみたいな
電波しちゃう
人間対策で
人間作り出して
大切な人を作って
そこに憑依して
相手をコントロールすれば
人間に勝てるみたいな
多分そんなリュージキンでなくても
ですけど
人間VS
宇宙人みたいな構図で考えたら
そういう
作り出したものを利用しようみたいな
そんな道具として
見ちゃいかねないんですけども
でもソラリスの中で描かれている
ハリーっていうのは
どう見ても道具とかではないんですよね
作り出す
結構純粋な
10年前に
亡くなったはずの人が
本当にそのまま
その
世界から
逃げて
いったい
人間の
働きを
自分の
人生から
死ぬ
っていう
そういう
面白いですね
と思いまして
まあ
ずっとそこで待つのかどうなのか そこの自問自答とかも
そこはやっぱり道具としてのハリーじゃなくて やっぱりそのまんまのハリーが現れたから
もしかするとケルビンも何でしょうね そこに対してずっと待ったりとかどうしようかって
言ってたのかもとかですね そうですね そうだなぁ
これ何とも言えないですね でもハリーは自分が死んだってことも結構ショックだと思うんですよね
これはすごいなんか色々視点をどこに置くかとか感覚をどこで置くかによって全然ハリーっていう存在が全然変わってきちゃうから
何とも言えないんですけどね ケルビンはもうハリーのことを得体の知れないものからもう徐々に
受け入れって言って受け入れの結構早かった気がするんですけど その後はもうハリーとして扱ってますもんね
これが自分がケルビンだったらどうするかマジでわかんないなっていう 感覚っすね
いや怖いなこれでもなぁ ケルビンはやっぱり10年前ハリーが自殺した時って
ちょっとその仲がうまくいかなくて いいあいになったからですけどそれでハリーが自殺してしまったんですけど
やっぱそこでへの後悔とか まあねとかやっぱりハリーへの本当の気持ちみたいなものっていうのがその後
膨らんでいったので それがまあ
ここに来て突然またハリーが現れたってなったら そこへのねやっぱりハリーへの執着というか
またやり直そうって思うっていうのはあるのかな まあやっぱでもそうなるかな
いやまあ別にケルビンはハリーのこと嫌いなわけでもないし 失いたくない存在だったわけだから
人として構成されている物質がちょっと違ってるだろうっていうので ニュートリーなのだったら
ケルビンが夜の考えていることとかが結構伝わってしまう
だからね 自分がケルビンだったらとか考えると何も言えなくなってくる
感じはありますね 普通に一緒に食事してるしさ
なんかそういう普通の生活を遅れている状態っていうのがなんか どんどん麻痺させてくる気がするね
それもなんかこの作品の中で見るそういうハリーってなんか異常な状態ですけど
でも人間とはそもそも何だっていうところでいくと 結局違いって何なんだろうなっていうその
構成されているものが原始かニュートリーのかの違いで 肉体的な変化の違いもそれによって生じたりするんですけど
でも人としては従来と全く同じハリーがいると それってもう全く同じ人間じゃないかなって思いますし
なんかこう構成している物質が違うけど なんか全然現実として立ち上がってくるものが同じだったらもう
受け入れるようなっていうちょっと思いますね そうですよね
結構ね なんかこのスラリスの海って一体何だろうっていう まあそこで何か人間とは違う未知の存在って何だろうっていうのと
あと人間とは何かっていうところも このハリー通じてなんかすごく考えさせられますし
いやそうですよね なかなかこれはでもちょっと そうですね やっぱ怖い話ではありますね
まあそうですね でもすごく 人間とは何かとは
いやそうですよね 僕はちょっとこの沼野満義さん役の原作の解説の方で やっぱり述べられていて
なんかそのスラリスっていうのが スラリスにおいて人間と理解し合える理性を持っているかどうかも不明の宇宙人を
スラリスの海という人間とは似ても似つかない形で提示することによって アントロポモフィズムを批判したって書いてて
アントロポモフィズムって人間形態主義とかですね 擬人化するようなことであったりですけど