だいちさんが読書会をずっとやってるのも会社にいたときから知ってたので、コロナでそういう活動もなかなか難しくなったんだろうなっていう、そういう感想も抱きしつつ、文学が好きな人がラジオ始めたっていうのですごくいいなと思って、それで毎週月曜日が配信の日だと思うんですけど、欠かさずに聞いています。
ありがとうございます。
ありがたいです、本当に。
ラジオがきっかけで何冊か、スイカ塔の日々とか、全ての見えない光とか読んでみて、すごい感動したので、良かったなと思ってまして。
3体は読んでないんですけど、1巻しか。だからもう配信されるたびに、そらとび猫たちのラジオが楽しみでそっちを聞くみたいな、そんな感じで聞いてます。
3体は売上に貢献できないということですね、我々は。
買ってはいるんですよ。
そうなんですか。ラジオをやるって紹介したのは、その時そんなに再生もされてなかったので、誰かしら聞いてくれて意見が欲しくなった時に、リソースが欲しいなって思ったのが実は一番の下心で。
そんなこと考えたんですか。
個人的にはね。あの時って全然まだ始めたばっかなんで、本当に再生されなかったじゃないですか、当たり前だけど。
その時にどうしてこうかなって時に、誰か意見を聞ける人を立てておこうと思って、実は声をかけたのが裏の話です。
なるほど。
期待通りだったというか、全部聞いてくれたのでありがたかったです。
えりんぎさんはちなみに毎週どういうシチュエーションで聞いてくれているんですか。
朝ですね、ちょうど家出てから会社に着くまでの時間帯に聞いてますね。
それでちょうどいいのか。
月曜日の出勤の時。
そうです。そのタイミングで聞けなかったら、帰りとか、あと家で何か家事して、ちょっと手がふさがってるけど耳が空いてるみたいな時に聞いてます。
まず、リスナーから見た文学ラジオ空飛び猫たちについて、えりんぎさんに聞いてみたいと思います。いいですか。
はい。
緊張しますかね、大丈夫ですかね。
大丈夫です。ラジオの印象を。
もうちょっと聞いちゃいますか。もう率直に聞いちゃいますか。
率直に言うと、なんかすごいなと思っていて、聞いているのがスポティファイを使ってるんですけど、
なんか他にレコメンドされるような番組の中で、文学に特化しているものってこれ以外にあんまり見たことがないなと思っていて、
もちろん知り合いがやっているものっていうところもあって、優先的に聞こうって感じはあるんですけど、
でも、週1で毎週月曜日に欠かさず配信してきているのが1年以上続いているみたいなところも本当にすごいと思ってますし、
お二人の掛け合いもすごい好きで、結構癒しになってます。
お二人の声の感じとかもやっぱ違うのがまたいいなみたいな。
なるほど。
なかなか男の人が2人で喋ってるって聞く機会なかったんで、今まで。
すごくいいなって思ってますね、印象としては。
ありがとうございます。頑張って週1配信してきた甲斐がありますね、みえさんね。
そうですよね。配信は頑張りすぎずにやってるんで、そこがかえって良かったのかもしれないですね。
声の感じとか。
でも週1定期的に毎週毎週っていうのは頑張らないとできないんじゃないかって私は思っちゃうんですけど、
そんなに無理してやってるっていう感じはないってことですよね。
そうですね、結構出たとこ勝負で収録することが多いですね。
それがほんとすごいなと思って。
無理してるとしたらあれだよね、めっちゃ長い本を読むときだよね、ボンフックとかね。
長編ができたときは大変です。
ちょっとそれぐらいかなって感じ。
それで言うと、日本翻訳大賞あったじゃないですか、5週連続でしたっけ。
5週連続翻訳大賞ノミネート作品っていうやつやってましたよね。
あれは完全に狂気だと私は思って。
この人たちちょっと狂ってんなみたいな。
もちろん褒めてるんですけど、文学ラジオもそうだし、日本中でこんなことやってる人たち多分絶対いないじゃないですか。
私調べてないけどいないと思う。
しかもこれが最終候補作ですよって出てから、それから大賞発表の間までに毎週毎週行って、
多分長編もいっぱいあったと思うんですけど、ほんとすごいなと思って。
しかも予想したじゃないですか、2人で。
何が大事かどう思いますかみたいな。
それぞれ大志さんはこれ、みえさんはこれっていうふうに言ったやつが、
ダブル辞書っていう結末がこんなことってあるみたいな。
ほんと聞いてる方からしたら、やばいこれみたいな。
確かに、ワーダーボットはびっくりしたね。
そうですね、ネタのつもりで言ったのに、まさか当たると思って。
そうそう、2人で同じのこれって決めても多分つまんないと思ったんだろうなって、
リスナー的にもそういう感じで捉えてたんですよ。
結果聞いてびっくりみたいな。
私そのノミネス作品一個も読んでないんですけど、これ聞いてたおかげでどういう本だったのかもわかったし、
お祭りに参加できたみたいなのがすごいよね。
だからまたこういうクレイジーな企画があったら是非頑張ってください。
これに関して言うともう完全に俺の、結果的に言うとみえさんが載ってくれてるからだけど、
結構俺がやりたいっていう感じで話がじわじわ。
最初はちょっとね、最初疑ってたんですよ、これ本当に言ってるのか。
そうだったんだ。
冗談っぽく言ってるのか。
でも俺もね、アコーディオンまで読むとは思わなかった。
アコーディオン以外なら行けるかなっていう感じで話をしてたんだけど、
最終的にあれだもんね、ゴールデンウィークあったからみたいな感じもあるけど、アコーディオンまで行っちゃったもんね。
そう、でも今回やっぱり最初に読んだのが1984年に生まれてっていう作品だったんですけど、
それがすごい良くて、結果5作品ともすごい感銘を受けるくらいの良さがあって、
ラジオの収録とかは一旦置いといて、
単純に作品として一個一個がすごく良かったっていうのが全部やれた要因かなと思って。
いい話ですね、それ。
それはまさしくそうで、あの5作本当に面白かったもんね。
なんか普通に読んで全部感動したから、すごい贅沢だなと思いましたし。
そういうのやったことないんで、なんかいいなと思いましたね。
確かにね、これがちょっとどっかが義務感出ちゃったらあんな楽しくはなかったなと思って、
やっぱり作品の持ってる力っていうのがすごかったよね。
ラジオ1年で毎週できてるっていうのも、やっぱり毎回取り上げてる本がすごい面白いね。
やっぱありますよね。
このラジオだけ聞いてても、やっぱりいろんな面白い本あるんだろうなっていうのが伝わりますよね。
なので、私もすごい自分は読書好きだなって自覚あるんですけど、
あんまりその本読む習慣身についてないなとか、
そういうライト層っていうか文学好きライト層みたいな人たちにとっては、
なんかさらにはまるんじゃないかなと思って、この空飛び猫たちが。
やっぱり自分はこれ結構集中的に読むなみたいな本以外の作品もたくさん取り上げられてますし、
興味が出たけど、ちょっと今それ読んでる時間ないみたいな場合でも、
やっぱりこのラジオ聞くと、機会あったら読んでみたいなって、
そこのリストに加わることはあるんですよね、作品が。
たくさんあるし、さっきの1984年に生まれてもすごい興味持って読みたいリストに入ってるんで、
他にもいっぱいあるんですけど、
だからこのラジオはそういう人、
あんまり読書バンバンしてないみたいな人にも届いてほしいなって個人的には思ってますね。
ありがたい。
でもちょっと狙ってる部分ではあるから。
そうですか。
このラジオの、そもそもの目的って結構そういうところがあって。
狙い通りだったっていう。
エリンギサイトっていうのはね。
いや、たぶんこのラジオをすごい文学好きの人が聞いたら、
ツッコミどころ満載なんで。
たぶんそういう人には逆にはまんないと思うんですよ。
そうですね。
やっぱちょっとそのいわゆるライト層を狙ってるっていうか、
そういう人たちに届けばいいなって思ってやってるのはあって。
そういう人たちが一冊でも読むきっかけになったら、
すごいいい意義がありますよね。
本当にそう思ってます。
本当ね。
でも確かに海外文学って難しそうっていうイメージがあると思うんですけども、
個人的には芥川賞とか直樹賞の作品を興味持ってるような人とか、
本読めてないけど学生高校とかで読んでたと思うんですね、みんな。
そういう人は読めるはずなんですね、海外文学の小説も。
本当はそんなに難しくなくて、本当はすごく楽しめるはずなんで、
やりたいなというのはラジオを始めるときに大切な話ですよね。
そうですよね。
エリンギさんにすごくいいことを言ってもらえたので、
ちょっと逆にこちらからエリンギさんに聞いてみたいなと思うことがあってですね、
エリンギさん普段いろんなポッドキャストを聞かれてると思うんですね、
コテンラジオであったり、いろんな番組聞かれている中で、
このそらとび猫たちって点数つけるとしたら何点くらい?
難しい質問になりましたよね、これ。
いやー怖いな、怖いしすごいね。
本当にいろんなポッドキャスト聞いてる人だからちょっと聞いてみたいなと。
確かにそうだね。
いろんなっていうかなんだろう、
コテンラジオ、三重さんが前紹介してくれてたので、
それきっかけで聞くようになってすごい大ファンなんですけど、
そこから派生する番組ぐらいしかあんまり聞いてないんですよね、実際は。
でもなんかその比べてっていうのがちょっと難しいなと思ってて、
なんかやっぱりその番組一つ一つのコンセプトとか個性とか、
誰に届けたいかみたいなところが結構バラバラっていうか、
もちろんオリジナリティがそれぞれあるので、
比べてっていうふうには難しいと思うんですけど、
でも空飛び猫たちは私の中では80点ぐらいなんじゃないですかね。
すごい。
私の個人的に結構高い点数なんですけど。
なんか嬉しいですね。
そうですね。
100って言っちゃうとなんかほら、向上したのがあれじゃないですか、
だから80点ってことなんですけど。
そうですね、これ100だったら完全に4位賞してもらって。
逆になんか嬉しくないよね。
80か、いいですね。
でもやっぱりコンセプトがちゃんとあって、さっきも聞かせてもらいましたけど、
コンセプトあって定期的にちゃんと配信をしてみたいなことができているポッドキャストの方が多分少ない、
少数派だと思うので、
さすがにコテンラジオみたいにもなんかちょっと事業の一環みたいな感じで位置づけているものとか、
あと企業がやっているポッドキャストとか、
あとラジオ局で流したやつのポッドキャストバージョンみたいなことになってくると、
もちろん定期的に更新して、クオリティも担保してっていうことになっていると思うんですけど、
個人の人たちがやっているポッドキャストの中では相当すごいと思っています。
ありがとうございます。
でもいろいろあるからね、今ね。
そうですね。
超増えたよね、こう以前ね、ポッドキャストね。
そうですね、だと思います。
とりあえずやってよかったっていうのがあるかもしれないですね。
そうですね。
最初も15点の敵でも出してしまおうっていうので、
だいちさんと始めたんで、やっている間に続けていくと何かあるんだなって本当に思いますね。
本当にそれは思いますね。
Appleのランキングにもバッて上がる瞬間もあれば。
あるから、すごいね。
そうです。
そういうの聞くとこっちも嬉しいんですよね。
そうなんだ、すごい。
盛り上がってるんだ、みんな。
ビジネスの面からも面白いなって思う本で、
この本に対して2人にプレゼンしたら、
多分結構読みたくなると思うんだよね。
いや、もう読み面白そうって思ってます。
だからあんまりビジネス書の棚に行かない私みたいな人っていうのは、
そういう本を読む機会を失っているので、
時々行くとすごい面白かったりするんですよね。
だから嫌いしてるっていう感じも自分ではないんですけどね。
ただあんまり触れる機会が自分の行動パターン的にあんまりないみたいな感じなのと、
仕事でもあんまりマーケティングとか関わっているわけじゃないので、
やっぱり仕事っていうのもあるのかもしれないですね。
何やってるかどうかみたいな。
先生、学校の先生だったらそういう本をたくさん読むと思うし、
お医者さんとか医療系だったらそっちの本を読むと思うし、
だけどそうじゃない人が読んでもそれはそれで結構面白いとは思うんですよね。
難しいかもしれないけど。
今の話を聞いてると、えりんぎさんも多分自分の趣味とか興味の幅がある程度決まってて、
そこに引っかかるものだったら読みたいと思うんだけれども、
話を戻すとおそらく小説しか読まないとかビジネス書しか読まないみたいな人は、
幅の種類が結構限定されてるのかなって今話しながらちょっと思ったけど。
目的が必要だから読むとか、好奇心があるから読むとかっていうのがあるとしたら、
必要だから読むっていうところに比重が傾いているってことですかね。
そうだね、そうだよねきっとね。
なんとなくそれって疲れないって思うんだよね。
疲れるっていうのはなんだろう、窮屈とかそういうことですかね。
そうだし、その読書をし続けると読書好きなままでいられるのかなみたいなと俺は思ったりするんだけど。
一つあるなと思うのは、読める量って人それぞれあるじゃないですか。
どれぐらいの量の分をどれぐらいの時間をかけて読めるみたいなこととかもあると思っていて、
私あんまり早い方じゃないんですけど、そうするとやっぱり読める本、人生で読める本の総量ってあるじゃないですか、そういうの。
すごいわかる。
だから選ばざるを得ないみたいな。
だからここはもう諦めるみたいなことも結構でかいなとは思いますね。
なるほど、優先順位をつけていって。
そうそう。だから本当はこの作品読んでみたいけど、私の人生的に時間ないなみたいな。
僕がちょっともったいないなと思うのは、ビジネス章は読むけど他の小説は読まないと。
それで否定してしまう人がいたらちょっともったいないなと思うんですよね。
読んでもいないものを、小説読んでるけどビジネス章は読みませんっていう人も同じかもしれないですけど、
それが選択肢に入ってるのか、それとも読んでいない状態なのに否定しているのか、ここは結構違いあるなと思ったりしますね。
でもこれちょっともしかして語弊があるかもしれない。語弊がめちゃくちゃありそうなんですけど、
語弊がめちゃくちゃありそうだけど、ビジネス章に、もちろん専門的な研究者しか知らないようなことっていうのは、それはそれとしてあると思うんですけど、
もうちょっとふんわりとしたタイプのビジネス章があるとすると、読み手のそれぞれの頭の中に漠然とあったようなことをちょっとわかりやすくまとめてくれてるみたいな、
そういうことってあるような気がしていて、だから自分はビジネス的な言葉とか用語みたいなことに馴染みがないんだけれども、
普段仕事してる時にそういう考え方してたなみたいなことが、また待ってる本を読んで、
自分ちょっとできてたから、もうちょっとこれ頑張ろうみたいな、そういうきっかけになったりとか、自分の中にあったものをもう一回再編集してくれるみたいな、そういう役割もありそうだったなと思っていまして、
小説は感覚を植え付けてくれるものみたいな、そういうイメージもあって、ちょっとふんわりしたことしか今言ってないんですけど。
でもおっしゃりたいことはわかりますか?
ビジネス書に限らずですけど、本じゃなくても置き換え可能なものってあると思うんですね。
本で読まなくても動画見たり、教えてもらったらもうそれで十分っていうものが、実用的なものとかだったらそうだと思いますし、学問的なものもそうだと思うんですけど、
小説とかはもうやっぱり本じゃないとやっぱり味わえないものがどうしてもあるんで。
確かにそう、すごいいいとこつきますね。
小説でしか味わえないものってありますよね。名文化するのめっちゃ難しいですね。
そうなんですよ、これがね説明が難しいんですけども。
動画とかっていうのはかなり受動的なメディアですけど、本は能動でしかないじゃないですか。
能動的に本読まないと進まないし理解もできないんで、そういう違いもあるし、ここらへんとか結構本がいいなって思うところではあるような気がしますよね。
確かに、それって吸収する効率の話なのかな。
例えば小説みたいな文学作品とか置いといて、さっきの俺のソロエコノミーの話とかを本で読むのか動画でやるのかで言ったら、
多分吸収できるものは同じだけれども、能動的に読むから自分は吸収率が上がる。
受動的に受け取るから自分は吸収率が上がるみたいな、人間の種類がいるみたいな話かな。
でも基本的にやっぱり本読んだほうが定着するんじゃないかと勝手に自分があるとせず。
それは思う、それはわかる。感覚だけどね。
例えばだけど、映画とかも2時間とかで見るじゃないですか。
でもやっぱり細部見落としてるはずなんですよね。
本も細部をちゃんと覚えてないことはあるけど、自分に引っかかった表現なのであれば、結構パンと入ってくるみたいなことも経験としてある気がするので。
同じセリフでも、映画と小説で読んだ時と見た時じゃ、映画だとさらっと流しちゃったりとかするけど、後々小説読むと、あれ、なんかすげえいいこと言ってたんだみたいな時とかあるよね。
あるある。あるし、映画ってめちゃくちゃ、映画の感動と小説の感動もまたちょっと似てそうで全然違うなっていうのも感じたりしますね。
ちょっと話をですね、戻すと、なぜ本を読むのかっていう話、戻すとですね。
なんかね、この話をしながらね、自分の中で答えが出ちゃったんですけど。
あ、すごいすごいすごい。答え話してくださいよ。
これテーマを決めた時に、なんで本を読むんだろう俺ってちょっと考えたんだけど、要は好きだからだなってずっと思ってたんだけど、好きだから、好きなもんだからっていう話を広げるしかないかなって思ったんだけど、
さっきも話してて、あ、俺多分こういうことなんだなって思ったのは、多分ビジネス書だろうが小説だろうがなんだろうが、自分の世界を広げてくれるものが好きなんだよね。
自分が知らなかったりとか知らない知識が入ってきて、あ、こういう考え方があるんだって自分の世界が広がるのと、
あと小説で感動した時に、それはもしかしたらただ自分の中に深く刺さっただけで広がってないかもしれないんだけれども、
感覚としては、なんか新しい体験を得てるなとか思うことも多いので、広がってるなっていう感覚を持つことができる。
先々週とね、村上春樹の世界の終わりとハードボールでワンダーランドを紹介して、これ読むの実際2回目だったのに、自分の世界が採読して広がった感じもあったりとかしたので、
多分こういう感覚が欲しいから本を読み続けてるんだろうなとちょっと思いました。
僕も結構近い理由ですね、なんで本を読むかっていうところ。
ただ、詩って言うと、ちょっと小説に限定しているところは、文学に限定しているところはあるんですけども、
今までの自分の体験だと、最初は高校生の時のモンテクリスト博だったんですけど、
その後大人になって2666というボラーニューの小説とか、アレクサンドリア・シジュウソーというすごい長い小説とか読んだ時に、
一つの本当に世界に入り込んだような感覚があって、それはもう絶対その小説を読んだ時しか感じることができないような感覚で、
よく小説を読むと現実逃避できるとかって言われたりすると思うんですけども、
僕の感覚では現実逃避もできるし、さらにその現実逃避した先で結構自分と向き合うような感覚もあって、
そこにはすごく世界を広げているような、広げてくれているような感覚もあるんですけども、
これが何とも説明が難しいんですけども、
確かに違う世界、自分の知らない世界に連れて行ってもらったような、やっぱりその醍醐味がたまにそういう本に出くわしたりするとたまらないので、
小説読むところの理由ってそこかなっていうのはちょっと思いましたね。
同意って感じですね。
なるほど。
やっぱり私も自分とか他人とか、そういう人間全般に対する興味っていうのが深くて、
だけど自分の人生しか生きていけないじゃないですか、一人で。
だけどやっぱり小説とかってなると、他人の人生追体験できるなっていうふうに思っていて、
そうするとその人が自分に置き換わったっていうか、自分がその人に置き換わったときに、
みえさんみたいに、自分だったらどうするんだろうとか、自分だったらこう考えるとか、どう考えるんだろうとか、
そういう自問自答を繰り返しながら小説読み進めていくことも結構あるなっていう気がしてて、
一方で没頭してすごく楽しめるような話もありますけど、
やっぱりそういうことが面白いから読むのがやめられないみたいなところは、自分の中にあるなっていう感じがありますね。
2人の話を聞いて思いました。
ワイン好きな人がワインやめれないのとかと、なんか近いような気がするんですよね。
そうですね。
ワインって本当においしいのって思う人もいれば、たまらないっていう人もいるのと。
なんでもそうかもしれないですね。
スポーツとかももしかして、自分を追求していくじゃないですか、アスリートみたいな人たちって。
なんかいろんなジャンルで起こってる気がする。やっぱり探求ですね。
そうですね。
まとめるつもりないですけど。
でもそうなんでしょうね。
すごい語弊を恐れずに私も言わせてもらえば、
たぶん自分がビジネス書しか読まなくて、小説を共同して読むよって言った人に対して感じてるのは、
そういう探求がないんだろうなってちょっと思ったのかもしれない。
もしかしたら上辺だけを吸収してるなみたいな印象を持ったんだと思います。
ありそう。
たぶんそういう人ばっかりじゃないと思うんだけど、ビジネス書すごい好きで読んでる人って、
もっといろんなタイプの人がいると思うんだけど、
たまたまそういう人とちょっと話す機会があったんだろうなと今思い返しましたね。
次のテーマなんですけど、書くことについてちょっと話したいと思ってまして、
これはもう今回来ていただいているエリンギさんがですね、
トルソーという同人誌に参加されてらっしゃるので、
そのあたりのことをちょっとお聞きしたいと思ってます。
このトルソーなんですけど、
簡単にトルソーの説明だけしてもらいましょうか。
ありがとうございます。
トルソーというタイトルの同人誌を作っていまして、
きっかけとしては、私が大学時代に卒論指導とかでお世話になった先生がいらっしゃるんですね。
そのタテノマサヒロ先生っていう明治大学の先生なんですけれども、
声かけてもらって、最初できるかなって思ったんですよ。
私も自分のお世話になった先生がガンガン書いてる雑誌に、
自分の原稿を載るなんて思ってたんで、
だから最初は本当に感想でいいですよって言われたんですよね。
本を読んで感想、4号の特集が水上勤だったんですけど、
なんでもいいので、彼の作品1冊読んで感想まとめて載せたらいいって言われて、
それがきっかけですね。小説とかは書かないので私は。
だからやっぱり、読んでインスピレーションを得たものを書くっていうことだったらできるみたいな、
それだったら自分にもできるかなみたいなことで、今まで続けてきてるんですけど。
なるほど、ちょっとわかりますね。
私も文学部だったんで、日々レポートみたいなのを書かされるじゃないですか。
そのときに読んでて、それをアウトプットしたときに、
ちょっとでも自分なりの視点が入ってきたりすると、楽しかった記憶があるんで。
やっぱり読書感想文って、意外と難しいもの、ジャンルとも言えないと思うんですけど、
作品のあらすじを書くだけじゃ感想文とは言えないし、
やっぱり主観がないと、その人の感想にならないんですよね。
だから読書感想文っていうのは、主観をガンガン書きなさいみたいなことも、
たての先生に指導されましたし、論文についても、
その先生ってアカデミズムのところをガンガン行かない人だったので、
アカデミックな論文を文学でやっても、そんなに面白いものは書けないんだから、
読書感想文の延長でいいみたいなことを言われて、それで論文を書いたっていう経緯もあって、
やっぱりその主観、その人の主観があれば、
本を読んだ感想であっても、やっぱり作品として成り立つような気もするので、
だからこれからもし、書けるなーとか思ってる人がいたとしたら、
それちょっと気になるかなって思いますね。
確かにいい話ですね。
三重さんってなんか書いたりとかする?
書きたい願望、本当はあるんですよね。
ずっと自分で小説が書けたらいいなーとかですね。
本読んだ感想もそうです。
言ってるだけで、もう願望があるだけでできていなくて、
三重さんってすごいTwitter見てると、
トルソーも書いてるし、ノートも書いてるし、
情報の発信がすごいコンスタントにパンパンパンってされてるなーっていう印象があって、
そういうのでどうやってできるのかなって思います。
すごい憧れますね、情報発信がたくさんできるって。
憧れだなんてそんなそんなって感じですけど、
やっぱり今はトルソーを結構頑張りたいなと思ってるので、
っていう感じなんですけど、
さっきお伝えしたみたいに、やっぱり本読んでた感想を書くだけでも、
全然乗るような感じになるんで、
しかもモチベーションになるんですよね。
わかるわかる。
今度これ書くから、一生懸命書こうみたいな。