2025/06/23
サマリー
このエピソードでは、防災関係人口という概念とその重要性を考察し、地域住民の防災意識を高めるための方法を探ります。
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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
毎朝更新している恋の日記です。今日も最後までお付き合いください。 昨日、私はオンラインである会議を主張しました。
防災関係人口の意義
何の会議だったかというと、内閣府地区防災計画学会連携シンポジウムというものです。
3時間の長い時間でして、すっごく勉強になったので、アーカイブがあればよかったんですが、残念ながらアーカイブが残らない、その場限りの配信だったんです。
ですが、一番印象的だったことを一つだけ今日はお話しするとすると、それは防災関係人口という言葉です。
行政用語で関係人口という言葉はあります。ですから、昨日の会議の中で、もしそれを名付けるとするならば、防災関係人口と言うだろうかというような感じで、正式な言葉ではないんですね。
そもそも関係人口って何かというと、住民票を写していないのに地域と継続的に関わる人のことと定義付けられているもので、
二拠点生活をしている人だったりとか、ふるさと納税で地域に思い入れを持つ人などを指します。
つまり、住んでいなくても地元と縁がある人のことを関係人口と言います。これは行政用語として ちゃんと定義付けられています。
その関係人口に防災を掛け合わせるとどういうことになるかということをちょっと考えてみると、例えば私は秋田県に住んでいますが、
今東京に暮らしていても帰省のたびに家族と避難経路を確認する人だったりとか、あるいは sns で秋田の大雨情報をリツイートする人とか、
フォロワーに注意を呼びかけてくれる人、これはもう秋田に住んでいなくたってできますよね。
こういう行動をする人たちを防災関係人口と呼ぶということですね。
なるほど、そうやってつながっていくとその人口って多くなるなっていうふうに思いました。
無関係人口の課題
いいことばっかりだなって思ったんですけど、一方で地元に住んでいても防災に無関心な人もいます。
これは結構いると思います。この層をあえて無関係人口と呼んでいて、昨日はですね、どう掘り起こしていくかっていうのが課題だっていう、そんな指摘もありました。
じゃあいきなりこの無関係人口の層の人たちに自分ごとにしなさいよって言ったとして、とてもじゃないけどハードル高すぎますよね。
それはゆるく、ゆるく巻き込むというのが合言葉という話をしてました。
防災のこういうイベントをするからドコドコ町内の人来てくださいって言うとちょっとハードルが高い。
だけどドコドコ町内のイベントの中にちょこっと防災を入れ込む、もともとあったイベントの中にちょこっと防災を入れ込むって言うとまた全然違うじゃないですか。
だから地域の祭りもいい機会だよねっていうお話もしてました。
こんな小さな関わりでも続ければ立派な防災関係人口になるんだろうと思います。
防災関係人口の発想っていうのは、住んでいる人の数を増やすということではなくて、助け合う手の数を増やすアイデアだなって感じました。
無関心な人を責めるんじゃなくて、緩やかに巻き込みながら防災力を底上げしていきたいものだなと思いました。
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それではまた明日。
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