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おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、視界やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
ちょっと嫌だなと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、最終的に良かったねと思えるように考え方のコツなどをシェアしていきます。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は、秋田県で記録的な大雨となったことについて、私が感じたことをお話しします。
秋田県内では、いまだに避難指示が出されている区域もありますし、雨が止んだとしても、土砂災害には今後も少しの間気をつけなければいけないんですけれど、
大きな被害のあった秋田市や、県の北部の八方町、そして五条目町、この辺からは雨の中心がずれると思うんです。
じゃあ、ずれてどの辺に降るのかっていうと、東北地方ということで考えると、
宮城とか福島、山形の辺りに降るんじゃないかなって思います。
ということで、秋田県内としては、曇りの天気が中心になりそうです。
ということは、各地で片付けが進むと思うんですよね。
災害ボランティアの方も、昨日から活動がスタートしました。
ということで、発災後のフェーズとしては、生活再建、復旧のフェーズに入っています。
そこで感じたことを大きく2つお話しします。
1つ目、私がこの災害で感じたこと、というか実感したことと言えるかもしれないんですけど、
超高齢化社会というのは、こういうところでもろさがあるなと感じたんです。
洪水がの後のこの片付けというのは、水を含んで重くなったもの、これが災害の廃棄物として、
うちの中から寄せるという作業があります。
ということは、マンパワーが必要なんです。
秋田県は高齢圏ですから、例えば、ご高齢の方が一人暮らしをなさっていたら、
これどこから手をつけていいのかわからないし、いや、手をつけられないんじゃないかなと思うんですよね。
畳1枚、いや、一人で持つのは無理でしょうと思うので、災害ボランティアの方の存在が本当にありがたいですし、
ひとたび災害が起きたときに、超高齢化社会であるということが、
危険なことなんだと強く感じました。
そこから派生して、空き家問題にも目を向けてみると、そこは一体誰が片付けるんだろうって思うんです。
普段そこに住んでいないから空き家になっているわけですよね。
持ち主が近くに住んでいたらまだいいかもしれませんが、今回の場合は近くに住んでいたら両方とも被害にあったかもしれませんし、
その場合は当然です。
当然、今住んでいるところの方が優先されますから、もちろん空き家の方が後回しになるわけですよね。
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洪水害、浸水害っていうのは、何も綺麗な水が上がるわけじゃなくて、泥水、汚泥が家の中に流れ込むわけですよね。
その汚泥っていうのは、いろんなものが混じっているわけですよね。
その混じっているものが発酵したり、虫が湧いてきたりして、放置すれば放置するほど、
ものすごい匂いになるんです。
なので、できれば早く掃除をして、消毒もするっていうところまではやってしまいたいところなんですが、
どうしてもこのような優先順位になりますと、空き家は最後になりますよね。
この匂いってどんな感じかっていうと、アンモニア臭に近いかな。
もっと、とにかくきつい匂いなんです。
その中で作業をしていると、それだけでも気持ちが悪くなるんですけど、
そういう匂いなんです。
これは健康な若者でも、作業をしていると辛くなると思うんです。
それを高齢の方たちが作業をするとなると、本当に大変なことだなと思うんですよね。
この災害に遭った私たちは、これから生活再建のフェーズに入っていきますけれど、
改めて超高齢化社会であるということが、こんなにも大きな問題なんだと突きつけられた気がします。
もう一つ、
まずは、街づくりの在り方についてです。
洪水の種類は、内水氾濫と外水氾濫、内と外っていう2種類があるんです。
今回は、太平川という川が氾濫しましたので、あふれたので、これは外水氾濫なんですけど、
それと同時に、内水氾濫も起きているんです。
例えば、マンホールから水があふれたりとか、
これって、水の流れる場所がなくなって、
行き場をなくして、
街中にあふれたっていう状態だったんですけど、
これ2つが重なって、秋田市に大きな被害をもたらしました。
この内水氾濫については、街づくりの在り方がすごく重要なんです。
例えば、東京都では、地下にものすごく水をためておくような空間があるんですよね。
都内で猛烈な雨が降りますと、そこに一旦排水されるんです。
そこで、都市機能が保たれて、
そういう街づくりをしているんですね。
じゃあ、秋田はどうだったのかっていうと、
今回のような雨には、もう耐えられないような、
やわな街の作り方であった、ということなんです。
この大きな2つの問題が、今回のことで浮かび上がってきたな、という気がします。
ただ、この2つとも、一長一短になるものではなくて、
もちろん長い時間をかけていかなければいけないことなんですけど、
このことは、
ちゃんと向き合っていかなければいけないな、と思います。
なんだか大変だったな、地球温暖化でしょうかね、異常気象ですね、と、
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それだけで終わってしまっては、何にもならないと思うんですよね。
まずは、生活再建のためのフェーズではあるんですけれども、
その先、いろんな課題が浮かび上がってきましたので、
私もできるだけ声を上げていきたいと思いますし、
一人一人市民が高い意識を持てるように、
なるといいな、と強く思います。
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ではでは、明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。