TSUTAYA書店の閉店
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
まずは、昨夜23時15分ごろ、地震がありました。
震源は青森県東北岸で、震源の深さは50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.2と推定されています。
この地震で、津波注意報が出されました。
私がいる場所でも、震度3を観測しました。
緊急地震速報が鳴って、ほどなくして横揺れが始まりました。
それがずいぶん長い時間横に揺れてるなっていう感覚でしたね。
これはかなり大きなエネルギーが動いてるぞって思いました。
マグニチュード7.2でした。
もしかしたら、今朝はあんまり眠れなかったっていう方もいらっしゃるかもしれませんね。
どうぞ安全にお過ごしください。
さて今日は本屋さんのお話です。
うちから一番近い本屋さん、少し前に閉店しました。
TSUTAYA書店。近くにあって当たり前だった場所です。
そこにある時間がとっても長かったので、私の中では街の一部になっていました。
でもTSUTAYAってもともとレンタル文化ですよね。
アメリカンドラマの24はTSUTAYAでずっと借りていたと思います。
そんな記憶があるんですが、映画とか音楽は今、全部配信の時代です。
少し前の話ですけれども、ゲームソフトも中古で投げ売りみたいにしていて、もう役割が変わってきていたんだろうなぁと感じていました。
そして本そのものも買われ方が変わったんですよね。
私自身もあまり利用はもうしていなかったなぁと思います。
Amazonが出始めた2000年頃は、まだネット注文をしたものは本屋さんで受け取りという仕組みだったんですね。
e-booksみたいな、そんなサービスでネット注文して受け取りに行っていたという記憶もあります。
受け取りついでに本屋さんをぐるりと回って、平積みになっている本なんかは手に取ったりして、
そうやって本に出会う場所でもありました。
特に欲しい本がなくても棚を眺める時間が楽しかったなって思います。
今日はどんな本に出会えるかなーっていうふうに思ってたんですよね。
でも今は逆でして、欲しい本が決まっていて、この本が欲しい、どっちを買おうかなーみたいな、そんな買い方になりました。
だから私は行動としては本屋さんを利用しない人になっていました。
なのに本屋さんがなくなるのは寂しいと思っている。
街の風景の変化
感情と行動が完全に矛盾しているんですけれど、そんなふうに感じていました。
昨日お仕事の帰りにちょうどその本屋さんの前を通りかかりました。
運転してたんですけど私は。
そしたら建物が解体されていました。
閉店してからこっち、なんかすごく綺麗にしていたので駐車場がラーンとしてるんですよ。
そして入り口の窓からは中身が空っぽになっている様子も見えました。
何か別のお店になるのかなーとも思っていたんですけれども、違いました。
もう昨日は壁がありませんでした。
手前の壁がなくなっていて、奥の壁が見えるような状態になっていたんですね。
駐車場にはコンテナが置かれていて、解体作業が進んでいる様子が見えます。
建物って空っぽになると小さく見えるんだなーと思いました。不思議ですよね。
そこは同じ場所なのに、お店の中身が空っぽになっていて、
奥まで風景が通って見えちゃうと、街が変わったなーと感じました。
もし別の店舗が入っていたら、建物の向こう側は見えませんから、道路からは。
なので景色はそんなに変わらなかったはずなのに、今は向こう側まで見えるわけですね。
結構住宅建っているんだなーって見えます。
いや、景色変わっちゃったなーって本当に思いました。
街の本屋さんって、普段から通っていなくても、そこにあることが安心だって思ってたんです。
そこが明かりのような役割にもなっていたので、なくなると困ると、なくなると寂しいと。
そんな存在だったなーって思うんですね。使っていなかったのに寂しい。
もう、この矛盾は私の中ではどうしようもなかったんですけど、
ああ、本当に街が変わっていくんだなーって思いました。
いつもあると思っていたものが、気づいたらなくなっていることってあるんじゃないでしょうか。
いつか行こう、そのうち行こうと思っている場所って、
意外といつまでも残っていないのかもしれません。
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それでは、ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
