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2025-04-04 05:15

【1036】2025/04/04 黒板とホワイトボードの歴史と今

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2025/04/04

サマリー

今回のエピソードでは、ホワイトボードと黒板の歴史について詳しく解説されています。黒板は1800年代から使用され始め、ホワイトボードは1960年代に登場して以来、時代や場所に応じて進化を続けています。

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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。毎朝更新している声の日記です。今日も最後までお付き合いください。
私の仕事場にはホワイトボードがあります。年間計画表のほか、諸々の資料を貼っていたりします。書き込むというよりも、貼り付けるのが主な役割になっています。
この音声は仕事場から発信していますが、仕事場をちゃんと整えようとした2013年にホワイトボードを購入しました。
ところが、昨年の秋、本棚を新調したんです。この配信の中でも本棚の話はしていると思いますが、それを設置するのにちょっとホワイトボード邪魔だなと思ったので、一時、寝室に避難をさせたんです。
避難させたままそのままになっていて、気づけば半年ほど経ちました。寝室の隅に立てかけられていて、静かに過ごしていたわけですよ。
でも最近、やっぱり必要だなと思って仕事部屋にちゃんと戻しました。今は活躍の場を取り戻しています。
私の場合はデスクマットに資料を差し込むだけじゃなくて、さっきも言ったようにホワイトボードにいろんなものを貼り付けて、常に資料を見える化するという、そういう役割を持たせています。
やっぱりパッと見える場所に情報がありますと、頭が整理されやすいなと改めて実感したところです。
というわけで、今日はホワイトボードの歴史を見てみようと思いました。ついでに黒板も見てみようと思います。
黒板の歴史
まず黒板の歴史からなんですけど、黒板が誕生したのは結構古いです。1800年代の初めだそうです。イギリスとかアメリカの学校で誕生しました。
それまで先生たちはどうしていたかというと、小さな石板、いわゆるスレートを使って生徒一人一人に盤書してたんです。
でもそれだとやっぱり効率悪いですよね。ということで教室の前に大きな板を設置して、みんなに向けて一度に説明できるようにしたというのが黒板の始まりです。
日本にも明治時代に取り入れられて、今でも多くの学校で使われています。一方のホワイトボードはどうかというと、ずっと後です。
黒板よりもずっと新しくて、1960年代のアメリカで誕生しました。
当時チョークの粉で部屋とか服が汚れるのが悩みだったという、いわゆるチョークの粉問題があったので、粉の出ないボードが求められていたんです。
そういう背景があって、ホワイトボードはマーカーで書いてサッと消せますし、そして粉が出ないということで大きな支持を得て、日本でも90年代に一気に広がりました。
黒板のいいところって、チョークで細かく書けたりとか、書き心地が良かったりとか、筆圧で表現に幅が出せることだったり、やっぱり何よりもコストが安くて長持ちするっていうのが黒板のいいところだったりします。
一方のホワイトボードは粉が出なくて拭き取りが簡単です。さらにカラーマーカーで視覚的に分かりやすいという利点もありました。
じゃあ今主流はというとどうなっているんだろうと思ったら、場所によって大きく違うというのが正解です。
学校では今でも黒板が現役です。特に中学校、高校、大学ではチョーク文化が根強いということが分かりました。
逆にオフィスとか会議室ではほとんどがホワイトボードが使われています。
さらに最近は電子黒板だったりデジタルホワイトボード、さらにパーポイントとかキーノートとかグーグルスライドといったような映像プレゼンが主流になっているので、ホワイトボードさえも登場しない打ち合わせというのも珍しくなくなりました。
実はホワイトボードの初期型というのはガラス製だったそうですね。でもやっぱりガラスって硬化だし重いし扱いにくかったので、メラニン樹脂とかスチールといった感じで軽くて丈夫な素材に変化していきました。
うちの仕事場にあるのもそうなんですけど磁石が使えるホワイトボードもありますし、プロジェクターを投影できるタイプも登場しています。
ホワイトボードも黒板に負けないくらい進化しているんですね。
黒板、ホワイトボード、そしてプレゼン映像、どれも時代とか場所に合わせて選ばれてきた道具ですよね。
皆さんの身の回りはどれが一番活躍していますか?
便利さとか効率も大事なんですけど手書きで作業することでアイディアが整理されたりとか、あるいは伝わりやすくなることもありますよね。
私自身はこれからもホワイトボードと仲良く付き合っていきたいと思いますし、今割と資料を貼るだけになっていますが、マーカーで自分の手で書きながらまたもっともっと仲良くしていきたいなと思います。
この配信はアップルポッドキャストを他各種プラットフォームでお届けしています。それではまた明日。
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