2025/05/09
サマリー
このエピソードでは、人生の進路を考える際に「動詞で考える」ことの重要性が述べられています。名刺や肩書きにとらわれず、自分の本当にやりたいことを具体的な行動として表現することが、選択肢を広げる鍵であると説明されています。
動詞で考える重要性
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
毎朝更新している恋の日記です。今日も最後までお付き合いください。 昨日、ある町の教育委員会に行ってきました。
新年度からその町の教育長になった方が、遠い昔、自動車学校でご一緒した方だったからです。 その方が教育長になったことを新聞で知って、ご挨拶に行くことにしました。
自動車学校だった当時というのは、私も彼女も大学生だったんです。 大学生で春休み中でした。
彼女は京都の大学で、私は千葉にいたんですけれども、春休み中でずっと長い間帰省しているという状況だったんですね。
なので、やることもないので、毎日毎日自動車学校に行っていた。 毎日顔を合わせていたんです。
だから私も覚えていたんですね。 なので、大学生の時に会ってますから、先生になったことも知らなかったんですよ。
で、先生になってたんだということを知って、またうちは周りがみんな教職員なので、彼女と職場を共にしたという家族もいて、
ご挨拶に行ったら話が盛り上がっちゃって、30分の予想で私は出かけて行ったんですけれども、なんと90分も話しちゃいました。
私はただただ懐かしくて出かけて行ったんですけれども、思いがけず家族が彼女とつながっていて、いろんな話に花が咲いちゃったんですね。
私は先生だった時代があって、退職して今の仕事に就いていますから、そういうことにも非常に興味を持ってくださったんですね。
ということで、今日は進路であるとか、これからの生き方を考える時に、どう考えたらいいのかということについて、少し違った視点から話してみようかなと思います。
その視点ってどういうものかっていうと、動詞で考えるということです。
例えば名詞で考えるっていうのはどういうことかというと、お医者さんになりたいというようなことです。
この時、お医者さんというのは名詞ですよね。
つまり、肩書きであるとか職業名で考えている状態なんです。
これ名詞で考えますと、一見ゴールがはっきりしているようには見えるんですけれども、実はそのイメージは曖昧なままということが多いです。
これを動詞で考え直しますと、人を助けたいとか、誰かの痛みを和らげたい、あるいは誰かに安心を届けたいというように、自分がしたいことが具体的な行動として現れてきます。
つまり動詞で考えると、気持ちをより具体的に言語化できるということですね。
ぼんやりとしていた思いとか気持ちとか、それが行動として形を持ち始めるということなんですね。
私も小さい頃は先生になりたい、先生になるんだって言ってました。
でも本当の気持ちを動詞に落とし込んでいくと、人の成長を支援したいとか、人を育てたいとか、そういうことだったかなって思います。
さっきの医者になりたいっていうところ、少し分解して考えてみますと、職業名とか肩書き、何になりたいかっていうことに焦点があるのが名詞レベルです。
医者になりたいってそうですよね。
じゃあそのなぜ医者になりたいと思うのかというところをちょっと言語化していきますと、人を助けたいとか、その動機の中に自分がどう動きたいのかというヒントが隠れているように思います。
じゃあその思いの奥にある動きっていうのをちょっと拾っていくっていう作業をしていくとすると、
自分らしい道を見つける
例えば人を助けたいという気持ちがあるのだとすれば、それを動詞で表すと、助けるとか支える、癒す、寄り添う、あとは励ます、なんかがこれに当たってくるかなと思います。
ここで初めて自分のしたいことの行動レベルが見えてくると思います。
そしてその動詞がちょっと見えてきたところで、職業とか手段っていうところに落とし込んでいきます。
助けたいとか癒したいという動詞って、医者に限りませんよね。
医療従事者である必要はないです。
アロマセラピストだったり、カウンセラだったり、保育士も当たるかもしれません。
それから行政の福祉課に勤務するっていうこともあるでしょう。
あとは警察とか消防、自衛隊も職業名としては見えてきます。
なんなら警察官のように職業名ははっきりしてはいなくても、警察組織内の経理の部署にいるということでも、
人を助けたいという、人を助けるということにつながってくるんじゃないかなって思います。
そう考えてくると名詞、肩書きに縛られずに、動詞で考えてくると選択肢がぐっと広がりますよね。
こうやって医者になりたいという名詞を出発点にして、なぜそう思うのか。
そして動詞に置き換えて行って、行動に結びついていくっていう、そうやって整理をしていくことで、
本当に自分がやりたいことへの本質に近づいていけるなって思います。
私なんかは絵を描くのはあんまり得意ではないんですけれども、
でも美しいものを見たときに美しいと感じられる瞬間ってとっても好きなんですね。
美術の授業で絵を描くのは苦痛の時間でしかなかったんですが、
美術の教科書で美術史を勉強するのは楽しかったなって思います。
でも圧倒的に絵を描く時間の方が長かったので、美術は好きな時間ではありませんでした。
でも動詞で言うと美しさを感じたいとか、誰かとその感動を分かち合いたいというような、そういう動詞は浮かんでくるわけですね。
ということは美術の時間は好きではなかったけれども、美しいものを集めて展示するとか、そういう行動にはつながっていきますよね。
そうやって自分らしい道を見つけていきますと、今は整理したばっかりだと何も目の前にはないんですけれども、景色は一気に明るく感じられるんじゃないかなって思います。
何かに迷った時に何になるかというよりも何をしたいのかという動詞で考える、動詞で問い直すということ。
これが思考を抽象的な夢から具体的な行動に変えていけるだろうなって思います。
動詞で考えると自分のやりたいことへの手触りを感じられるようになるんじゃないかなって思います。
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それではまた明日。
07:04
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