1. 鶴岡慶子/花火・天気・ことば
  2. 【0258】日本の気象予報は精度..

2023/02/16

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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では、司会やナレーションを通じて、また花火鑑賞し、気象予報士として日々感じたことなどをお話ししています。
日本の秋田県から発信しています。
昨日は、秋田放送にラジオ収録で行ってきました。
レギュラーの番組2本、1ヶ月分撮りますので、合計8本の番組を撮ります。
今回、2つの番組のうちの1つが、200回目を迎えたんです。
放送されるのは3月の中旬だったと思いますけど、4年続いたことになるんですよね。
もうそんなにも経ってしまったか、という気持ちもありますし、逆にもう十数年やっているような感じもします。
収録の時は、毎回拍手のところからスタートするんです。
拍手の状態で放送局に出かけて行って、その場で打ち合わせをして、何を話すか、というところからスタートするんです。
2つの番組、8回分ということになりますよね。
8回分を、この日は何を喋るか、この日は何を喋るか、こっちの番組では何をしますか、ということを打ち合わせをして、そこからフリートークで収録していきます。
どういう質問を投げかければ、こういう話に持っていけるんだろうか、というところを構成しながらやっていきますので、生番組を長くやってきた力がここに生きているなって感じることもあります。
ただ収録番組は時間が結構厳密に決まっているので、そこからあまりにもはみ出してしまったりすると、そこも良くないんですよね。
時間管理もしながら、構成も考えながら、その番組自体の落とし所を考えながら、結構頭を回転させていると思うんです。
終わった後はものすごく疲れます。
と同時に達成感があります。
今回も面白かったって思うんです。
昨日も充実感いっぱいで帰ってくることができました。
この番組については、2つとも来年度も引き続き担当することになるようですから、月1回放送局に出かけるというこの生活は続きそうです。
今回番組としては200回目を迎えましたので、次は300回だねっていう話をしてきました。
さて昨日は結構雪が積もってたんです。
一昨日と比べると10センチほど多くなっていました。
実は火曜日の昼にお友達から、この後雪はどうかなって言われたんです。
私はこの後は降らないと思うよっていう話をしたんです。
あんまり詳しく資料は見てなかったんですけれど、確かそんな感じだったなっていうことを言ったんですね。
そしたらその友達が、よかった雪かきをしなきゃいけないかなと思って心配したんだという会話をしてたんです。
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ところが昨日朝起きたら相当積もっていたので、失敗したと私は思いました。
その友達が雪かきの時間を取らずに結構のんびり起きていたとしたら、本当にごめんなさいって思いました。
よく天気予報ってどうしてそんなに外れるんですかって聞かれたりするんですよね。
これは私がっていうことももちろんそうなのかもしれないんですけど、
例えばテレビとかラジオで言っている天気予報がどうしてこんなに外れるんですかって言われるんです。
実は日本の気象予報っていうのは相当世界的に見ても精度がいいんです。
なのにどうして外れるって思うのかっていうと、自分の頭の上がどうなっているかっていうのが基準だからなんですよね。
天気予報ってどうして皆さん見るかっていうと、洗濯物を外に干していいのかどうか。傘を持っていくかどうか。
気温を見ていれば服装を考えるとか、そういう時に天気予報って役に立つ情報だと思うんですよね。
でも自分の頭上が雨が降っていたら、あら傘を持ってこなかったわ。曇りだって言ってたのに。雨は降らないと思ってたのにっていう、そういうことになるんですよね。
で、なぜ精度がいいって言われているかっていうと、日本の気象情報は数値予報という形で、数値っていうのは数ですけど、結局スーパーコンピューターで弾き出しているんですよね。
その弾き出す時に格子状のマス目が地図上にあって、相当細かいんですよ。
大まかに弾き出す天気図と細かい天気図っていうのがあるんですけれども、本当に細かいと、今そのマス目が250メートル四方なんです。
ちょっとそこまでじゃないですか、250メートルっていうと。そんな細かい格子状のものを、今データを全部集めて、それを次の予報に活かしているんですよね。
ものすごく精度が高いんです。気象予報の世界では、外れたっていう言い方よりも、ずれたっていう言い方をするんです。
ただ、気象予報士として予測業務をしている場合には、ピンポイントの予測が必要になるので、そこはずれたって言ってられないので、もっともっといろんな事例を見て、総合的に判断をする。
最終的には、その気象予報士が判断をするということになるんですけれど、おととい昨日の積雪の状況については、どうしてこうなったかなって、ちょっと資料を紐解くと、低気圧が南北にずれたんだなっていうことが分かりました。
ちょっとずれるだけで、風向きが変わりますし、強さが変わるんですよね。気象予報士の仲間は、毎日予報をツイートしている方たちがたくさんいるんですよね。
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私は自信がないですね。いつかあんな風になれたらいいなと思いながら、経験を積んでいきたいなと思っています。
鶴岡慶子の花火と天気と言葉と、アップルポッドキャストを他8つのプラットフォームで配信しています。
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