2025/09/07
サマリー
株式会社コムプラスの大塚直美さんのインタビューでは、異文化コミュニケーションの重要性とその理解がもたらす効果について語られています。特に、異文化の違いを知ることがコミュニケーションの改善に繋がることが強調されています。
異文化コミュニケーションの重要性
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 今日は、インタビュー記事の発行日です。
今回登場いただくのは、株式会社コムプラス代表の大塚直美さんです。 このコムプラスの事業の柱は、異文化コミュニケーションに特化した研修だったり、
ワークショップ、コーチングです。 研修会社って色々あるんですけれども、このコムプラスは異文化ギャップにフォーカスしているのが大きな特徴なんですね。
この異文化コミュニケーションという分野は、私も大学時代に授業を受けたことがありまして、非常に興味深い分野です。
大塚さんは、幼い頃お父様の海外赴任に伴って、イギリスとオランダで暮らした帰国子女です。
最初に受けた教育も海外でした。 9歳で日本に戻ってくるんですが、担任の先生に、あなたはね、お友達にはっきりものを言いすぎる
ということで注意をされたということなんです。 海外では自分の考えを言うということが自然なことだったので、どこまで行っていいのかももう分からないし、
空気を読むことが前提になっているっていう、そういう生活に強い戸惑いを覚えたということでした。
これ以上言わない方がいいんだということを感じて、授業中に手を挙げることをためらうようになってきました。
そんな話を聞いていたら、なんかその子供の気持ちってどんな感じだったんだろうと思ったら、本当かわいそうになってきて、もっと自分を出していいんだよって声をかけてあげたくなります。
さて、このことの背景には日本の文化的な特徴があります。 日本はハイコンテクスト文化と言われます。
言わなくても相手に伝わる、空気を読むということが重視される文化です。 一方で欧米はローコンテクスト文化ということで、言わなければ伝わらない、
きちんと説明するということが当たり前の文化なんです。 コンテクストのハイとロー、つまりこうていということです。
ああそうか違うんだなということがわかるだけで、まずはイライラすることが少なくなるというものですよね。
どうしてわからないの?じゃなくて、文化が違うからこうなんだなっていうことがわかったら、相手を責めることもなくなりますし、
大塚さんの子供時代の時のように、自分を責めることもなくなるっていうことですよね。 こういうことが子供時代にわかっていたら、先生も含めてですけれども、
辛いことだったり、イライラすることってなかったと思うんですよ。 そういう時間は少なかっただろうなって思うと、本当にその時にこの異文化コミュニケーションという考え方が、
大塚さんのキャリアと視点
みんながわかっていたら全然違っただろうなって思います。 大塚さんは大学卒業後は大手の外資系銀行で秘書としてキャリアを積んで、
結婚や出産を経て、また再び、今度は別の秘書ではない形で社会に復帰するんですね。 営業とか人材開発とか、そして研修コーディネーターとして経験を重ねた後に、
現在の株式会社コムプラスを設立しました。 大切にしていることは違いを恐れず違いを楽しむという姿勢です。
異文化コミュニケーションのことをよくわかってくると、 英語が例え、例えばトーイックで900点とか取っていても海外で活躍できない。
これは言語の問題、言葉の問題だけじゃなくて、文化とか価値観の違いを理解できていないと、やっぱり活躍できないんですよね。
言語だけじゃないっていうことです。 この文化の違いという視点を知っていると、国同士の分断は起きないし、相手のことをまず受容するっていう姿勢ができますし、
今後よりグローバル化が進んでいった時に、これって当たり前の視点になっていくんだろうなぁと思いました。
株式会社コムプラス代表の大塚直美さんの記事は今日正午公開です。 この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
それではまた明日
04:25
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