響屋大曲煙火株式会社の紹介
おはようございます。花火鑑賞士・気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日は、花火シリーズインタビュー記事の公開日です。
今回は、秋田県響屋大曲煙火株式会社のお話です。
私は、響屋さんと井川町の花火大会でご一緒しています。
響屋大曲煙火は、明治から後代続く大曲の花火作りの家計、新山家が支える会社です。
お話を伺ったのは、斉藤健太郎社長です。
健太郎社長は、新山家の産なんで、独立して響屋を立ち上げました。
新山家は、大曲花火科学工業だったんです。長男がついていたんですね。
それが、兄弟一緒になる形で響屋大曲煙火がスタートしました。
お仕事を一緒にしながら、響屋さんって新しい技術に取り組んでいる花火屋さんだなっていう印象でした。
平均年齢が35歳。ほんと若い力が集まって、エネルギーを感じるなって思ってました。
伝統技術と新技術の挑戦
ところが、新しいものをもちろん追求はしているんですけれども、
古い技法の復刻にも挑んでいるってお話を聞きました。非常に印象的でした。
昔の花火のプログラムを紐解くと、ものすごく手の込んだ花火があったりして、それって時間がかかるんですよね。
今、スピードも求められる時代にあっては、ちょっと合わないということで、作る花火屋さんが少なくなっているんですね。
そうやって忘れられてしまう花火っていうのがあるのはとても残念だということで、古い技法の復刻に挑んでいるってそういうことなんですね。
これもまたチャレンジだなって思います。
もう一つチャレンジしていることがあって、響屋大曲家はヨーロッパ輸出に欠かせないCEマークの取得だったり、アメリカ衣装のためのEXナンバーも取得しました。
ということで国際ルールへの対応にも先陣を切って取り組んでいるんです。
伝統技術の継承と最先端の国際基準の両立、これは簡単なことじゃないですよね。
コロナ禍で打ち上げが止まった時も、開けた後に向けて準備する時間だというふうに捉えていて、新しい技術を生み出していこうという時間に当てたりとか、
あと、輸出のための準備を着々と進める時間、そういう時間として捉えていたようです。
花火の美しさの裏側、伝統の守り方、未来への挑戦というような、そういうキーワードが浮かんでくるようなお話でした。
インタビュー記事の公開
非常に読み応えのある記事になっていますので、ぜひお昼の時間にチェックしてみてください。
花火シリーズ第4弾、響きや大曲り演歌株式会社のインタビュー記事は、今日正午公開です。ぜひご覧ください。
この配信はApple Podcastsと他各種プラットフォームでお届けしています。
Listenではこの配信のテキスト版を公開しています。合わせてご覧ください。
それではまた明日。