萩原玲司の発見
はい、おはようございます。本日の放送は2025年の11月18日火曜日です。
本日は第1360回目のお話となります。 このタンネルは福島県郡山在住の特撮アニメマンガ大好き親父のピョン吉が日々気になったことをダラダラと話をしていくという番組です。
よろしくお願い致しまーす。
さてさて、前回は福島県出身の漫画家白石愛さんを見つけて、なんで今まで気づかなかったんだ自分と頭を抱えたという話をしました。
自分のアンテナの低さにガックしてきていたわけですが、なんと今回またしてもとんでもない福島県出身の漫画家に気づいてしまいました。
まさに宝の山まだまだあった問題です。 今回ご紹介するのは萩原玲司さん。
白石愛さんは女性向け作品が多いので自分の好みの領域とちょっとズレがあったのは理解できます。
しかし、しかしですよ。萩原玲司さんに関しては自分の興味とど直球で重なっているのに、これまで完全にスルーしていたというなぜどうして案件なのです。
漫画ペディアによると1967年福島県生まれ、さらにコミック版日本の歴史戦国人物伝斎藤さんの著者にも福島県出身とあるので、これはもう間違いなさそうです。
ただそれ以外の詳しい経歴はまだ謎が多い。でも作品歴がとにかく濃い。
1984年に第15回小学館新人コミック大賞の歌職を受賞。この賞を受賞者の名前を見るだけでザワッとします。
かかはしるみこさん、島本和彦さん、浦沢直樹さん、そこに並ぶ新人賞ってもう名門といって差し支えないでしょう。
その後1985年86年頃に少年サンデーの別冊や増刊でデビューしたと言われています。この頃のサンデーめちゃくちゃ元気で自分もガッツリ読んでました。
究極超人Rだの、遠いだの、黄金期ですよ。なので実は自分デビュー作は当時リアルタイムで目にしていた可能性大なんですよね。
記憶にないだけなんで。1987年には高段車モーニングでレッドを連載。2年後の1989年タケショボの別冊近代麻雀で勝手にジャンキーロードを連載開始し人気作に。
これ気まぐれオレンジロードっぽいパロディ麻雀漫画なんですよ。自分アニメの気まぐれオレンジロードも普通に見ていたはずだし、
当時の麻雀雑誌のカオスな雰囲気も好きだったのになぜかスルーしていた。謎。
さらに1991年荒又博史さん連作の地球暗黒記七ヌーンを書きます。いやこれ荒又さんの帝都物語シリーズ読んでた時なんですよ自分。
七ヌーンも読んでたのになのに漫画版を認識していない。どういうことなんでしょう。ブラックホールにでも吸い込まれたのか記憶が。
1994年には筒井克也さん連作のパプリカの漫画版を連載開始。自分筒井作品もめっちゃ読んでたんです。
作品の魅力
久々にガツンと来たSFだなぁって楽しんでたのにこっちも未チェックアップ。 2006年金里氏監督のアニメ映画で話題になった時でも気づかなかったのは今となっては本当に不思議。
2000年サンデイGXに掲載の天使だけが翼を持っている。これだけ読みました。 しかもすごい面白いじゃんと正面から刺さった作品でした。
舞台は2050年のロシア。SFの雰囲気、世界設定、キャラの空気感、どれも好みど真ん中。 しかも単行本の魔王島で突然始まる押井守論。
押井守監督自分も大好きなんです。赤い眼鏡、ケルベス、地獄の番犬、実写までちゃんと映画館で見てるネベル、さらにタルコフスキー好きという共通点もあって読んでいてどうしようとなりました。
映画がめちゃくちゃ好きな漫画家というのが作品からバシバシ伝わってきて強烈に共感。
2017年タンクバトルズ鉄磁師の死の連載を開始。ちょうど自分ガルパンにはまり始めていた時期ですよ。
そのタイミングで戦車漫画を書いていたのにまたスルー。センサー故障していたのか自分のアンテナ。
そして最近まで艦隊のシェフを連載。日本海軍の食事事情を描いた作品でこれがまた面白そう。
全10巻で完結しているらしいのでこれは近々読んでみる予定です。
萩原玲司さん、振り返ってみると自分の好みとど直球で被っているタイミングが何回もあったのに見事に全部スルーしてきたという驚きの事実。
今回読んだ天使だけが翼を持っているだけでもその大量は十分以上に感じました。
これは完全に追いかけるべき漫画家です。
というわけで今回は福島県出身で自分のど真ん中の好みに刺さる漫画家を新しく発掘したよという報告でした。
それにしても本当に不思議だよ自分。
はいそれではまたもしよろしければピョキチのオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聴きくださいまして誠にありがとうございました。