マンガサミットのエピソード
はい、おはようございます。本日の放送は、2025年の12月6日、土曜日です。本日は、第1378回目の話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、日々気になったことをダラダラと話をしていくという番組です。
よろしくお願いいたします。昨日は、いわき市で開催されたマンガサミットについてお話ししましたよね。
その中で、議長である石ノ森翔太郎さんが、本来マンガ宣言を読み上げるはずだったのに病気で欠席して、その代わりに千葉哲也さんが勤めた、そんなエピソードを紹介しました。
ところが調べてみると、閉会式の後には石ノ森さん本人がひょっこり姿を見せていたらしいんですね。
宣言はしなかったけど、議長として最後にはちゃんといわき市にいたらしいです。 今回はその続きのお話になります。
さて、時は流れて2018年9月、今から約7年前のことです。
宮城県遠目市にある石ノ森翔太郎ふるさと記念館で千葉哲也さんのトークイベント&サイン会が開催されました。
私も参加したのですが、これがまあとても濃いイベントでして、 石ノ森さんのゆかりの地位ということもあって、笑いの中心は当然のように石ノ森さんとの思いで。
若い頃千葉さんが怪我で漫画を描けなくなった時、 時はその仲間たちが総出で手伝い、締め切りの穴を開けずに済んだ、という漫画ファンには有名な友情エピソードがありますが、本当に長い付き合いなんだなぁと感じさせられました。
そんな中でも特に印象的だったのが、いわきの漫画サミット直後の温泉旅行事件です。
なんでもサミットが終わった後、石ノ森さんが千葉さんにこう言ったそうなんです。
ちょっと近くにいい温泉があるんだけど一緒に行かない。 気軽な誘いですよね。で千葉さんはいいですよと答えるわけです。
ところがその近くの温泉というのがですね、 着いてみたら秋田県の玉川温泉だったという衝撃の展開。
いわきから秋田の玉川温泉まで車で直行しても5時間半以上かかっています。 当時ならもっとかかっていたはずです。
もうすぐ着きますからもうちょっとですからと言われ続け、気づけば山奥。 全く帰れない。千葉さん完全に逃げ道なし。
温泉旅行の衝撃
なぜそんな場所へ行ったのか。 玉川温泉は強い酸性と天然の放射線で知られ、
がん治療の当事場として有名なんですね。 石ノ森さんは1992年に悪性妊婦症が発覚しており、その療養の一環として行っていたのだそうです。
何も知らずに連れてこられた千葉さんですとが、そこは秋田の山奥。 電話もないようなところ。
帰る足もないので、結局そのまま3泊以上石ノ森さんの当時に付き合うことに。
2人で温泉に浸かり、のんみり語り合い、時間を共有する。 そんな貴重な日々を過ごしたそうです。
そして石ノ森さんは空いた時間に旅館の皿に絵をさらさらっと描いていたんだとか。
実はその皿、ふるさと記念館にずらりと並んで展示されているんですよ。
私も何度も見ていたのですが、説明がなかったのでファンがもらったサイン皿だと思っていました。
まさか、晩年の石ノ森さんが自分が描きたいから描いた絵皿だったなんて、
知った瞬間ちょっと鳥肌が立ちました。 ここの隣が聖火です。そのそばにある記念館に子供に描いたように好きで描いた絵が並んでいるなんて、すごくくっときませんか。
こういう話、ぜひ説明パネルに書いておいてほしいですよね。 いい話を聞かせてもらったなぁと思ってたら、後で
youtube で調べたら千葉さんがそのエピソードを語っている動画を発見しました。 石ノ森プロが公開している石ノ森翔太郎を語る千葉哲也編という動画です。
興味ある方はぜひチェックしてみてください。 というわけで今回は岩岸でのマンガサミット後、石ノ森翔太郎さんが千葉哲也さんを、ちょっとそこまでのノリで秋田県まで連れて行かれた温泉エピソードをご紹介しました。
それではまた、もしよろしければぴょん吉のオタクな話にお付き合いくださいね。 本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。