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2025-12-05 06:04

#1377 まさかの福島県いわき市発!1996年、伝説のマンガ国際会議の話

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1996年9月、福島県いわき市で“第1回マンガサミット”が開催されていた――そんな事実、知っていましたか?
日本・韓国・台湾・香港・中国のマンガ家が集結し、あの石ノ森章太郎さんが大会議長を務め、「マンガを愛する人間は平和を築く」と宣言した歴史的イベント。その存在が、いまではほとんど忘れられているんです。

今回は、当時の資料が残りにくかった時代の“消えかけたマンガ史”を掘り起こし、いわき市が果たした驚くべき役割を紹介します。マンガの国際交流の出発点が、実は福島にあった――その意外すぎる物語をお届けします!

サマリー

1996年に福島県いわき市で開催された漫画サミットには、日本や韓国、中国などの漫画家が集まり、漫画文化を真剣に議論します。今も続くこのイベントは、漫画の国際交流や法整備において重要な存在であり、いわき市はその歴史的な舞台となっています。

漫画サミットの開催
はい、おはようございます。本日の放送は、2025年の12月5日、金曜日です。
本日は第1377回目のお話となります。 このチャンネルは福島県郡山在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が響きになったことを
だらだらと話をしていくという番組です。よろしくお願いいたします。
昨日ですね、何気なくエックスツイッターを眺めていたら、とある方のツイートが流れてきたんです。
1996年に郡山で漫画サミットがあったと。 えー郡山?と一心テンションが上がったんですが、よくよく見たらこれ書き間違いです。
場所は同じ福島県でもいわき市でした。 同じ県内なんだから別にいいじゃんと思うかもしれませんが、
郡山といわきって距離で言うと大阪と京都の1.5倍ぐらい離れてます。 県内だから近いなんて幻想なんですよね。
1996年といえば29年前。 インターネットなんてまだ一般家庭には普及しておらず、当時のパソコン通信のデータもほぼその機械の中
だけに保存されてた時代です。 古いパソコンが壊れればデータも消える。
今振り返るとまるで砂漠に書かれた落書きみたいに、当時のデジタル資料は残りにくかったわけです。
そんな中で開かれた漫画サミット。 実はこれ今も続いていて、なんと今年は香港で20回目が開催されたそうです。
もともとは日本、韓国、台湾、香港、中国の漫画家の交流から生まれた国際会議で、 漫画文化の生涯を真剣に議論する場なんですよ。
1996年の東アジア漫画サミット96がスタートで、 そこからソウル、台北、北京、マカオと東アジアの潮越をめぐり、
今では東アジアを飛び越えて世界規模の大会になりました。 日本の漫画が現在世界中で這いされているには、
こうした国際交流や法整備の呼びかけが積み重なっているわけで、 漫画サミットって実はめちゃくちゃ重要な存在なんです。
なのにその第1回が福島県いわき市で開催されたという事実がほぼ忘れられている。
いやこれ普通に福島県の宝エピソードですよね。 自分がそれを気づいたのは宮城県富士にある石上翔太郎ふるさと記念館の横に立っている
石上さんの聖火を訪れた時でした。 聖前に関係したものとして飾られていたのがあの漫画サミットのポスター。
実は石上翔太郎さんその漫画サミット絶好委員会の議長だったんです。 そこに堂々といわき市と書かれていて、
え?いわきだったの?と一瞬テンションが上がったんですが、 当時はですね自分は車を運転しておらず、いわき市まで行くのはちょっとした旅行。
しかも1996年当時は漫画は大好きでもこういうイベントに突撃するタイプのオタクではなかったので、
情報に触れずにスルーしちゃってたんですよね。 ちなみに1996年の東アジア漫画サミット96は1日目が東京、2日目4日目がいわき市で行われました。
漫画宣言の重要性
舞台になったのはいわき明星大学、現在の医療創生大学です。 当時はですね理工系の大学で、いわきニュータウンの中にあって周辺がちょっとおしゃれな街並みなんですよね。
あの雰囲気好きだったなぁ。 ところでなんで開催地がいわき明星大学だったのか、ここめちゃくちゃ気になっています。
誰か知ってたら教えてほしいです。 いわき市で行われたそのシンポジウムには日本、中国、香港、台湾、韓国から漫画家が集まりました。
日本勢だけ見ても超豪華です。 沈黙の艦隊の川口介二さん、花鳥島工作のひろかね賢治さん、デビルマンの長井豪さん、
つり吉さんぴちの矢口孝夫さん、アルヘイムの騎士の中山聖華さん、 怪奇漫画の日野秀さんまで。
今なら確実にニュースになる豪華さです。 さらにいわき市立漫画館では原画展まで開催されてたらしいんです。
そこには手塚治虫さんのコーナーもあったとか。 ちょっと待ってその規模感、これ本当に副社までやったの?って驚くレベル。
そしてイベント最終日、いわき市で閉会式が行われ、ここで漫画宣言が採択されます。
体調不良で欠役したイジノモリ翔太郎さんに代わって千葉哲也さんが宣言文を読み上げられたそうです。 その中で宣言されるんです。
漫画を愛する者は平和な世界を築くと。 今東アジアがいろいろギスギスしているからこそ改めて読み返す価値がある言葉。
福島県いわき市はこの漫画宣言が誕生した土地なんです。 これもっと誇って良くないですか。
いわき市、歴史的にすごい100割を果たしているんですよ。 当時の資料も少なくなっているからこそ、今こそその情報をまとめて発信していってほしいです。
というわけで今回は福島県いわき市で漫画の第1回国際会議が開かれていたぞというお話でした。
次回はそこからさらにつながる別のちょっと面白い話をしていこうと思っています。 お楽しみに。
はいそれではまた。もしよろしければぴょん吉のオタクな話にお付き合いくださいね。 本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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