2024-08-31 09:13

#916 飯舘村を舞台にしたマンガ『星の輝き、月の影』を読んだ話

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仙台市在住の漫画家じんのあいさんの『星の輝き、月の影』を読みました。原発事故後の飯舘村、復興を目指す飯舘村について描いたマンガです。ビックコミック増刊号に連載後、全2巻のコミックスになりました。作品を読んでの感想について語っております。

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はい、おはようございます。本日の放送は2024年の8月31日土曜日です。 本日は第916回目のお話となりまーす。
このチャンネルは福島県郡橋在住の特撮アニメ漫画大好きウエシのピョン吉が響きになったことを、だらだら話をしていくという番組です。
よろしくお願い致します。
昨日はですね、陣の愛さんのね、星の輝き月の影という作品を読みました。
星の輝き月の影です。 今回はですね、この星の輝き月の影を読んでね、話をしていこうと思っております。
陣の愛さんはですね、仙台市在住の方なんですね。 陣の愛、すべてねひらがなで書きます。
素敵なお名前なんですけどね。どんな作品を他に書いてるのかなと思って検索したんですよ。
そしたらですね、谷崎純一郎さんのね、知人の愛の話ばっかり出てきちゃうんですよね。
知・陣の愛、お名前がね、この有名な作品に近いっていうのでね、覚えやすいんですよね。ちょっと大変ですね。
陣の愛さんはですね、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を題材とした、星の輝き月の影というね、漫画をですね、
周平社のビッグコミック、造感語でですね、2021年にですね、全10話を連載したんですね。
そしてそれを2022年に全2巻のコミックスとなったわけです。 福島県を題材にした漫画というのはね、もう少し早く自分気づいても良かったんですよね。
なぜか自分のセンサーに今回引っかからなかったんですよ。 で今頃になってしまいました。
最近センサーなんかにぶってきてる感じですよね。 物語の舞台のモデルになっているのはですね、福島県の飯舘村です。
原子力事故の前まではですね、美しい村とね、言われていた村なんですよ。 またですね、マデイな村とも呼ばれていたところです。
マデイっていうのはね、丁寧なだったとかね、真面目なという意味の方言なんですよ。 そしてね、現在もね、勝田の村を取り戻そうと頑張っている村なんですね。
漫画ではですね、宝沢村という村になっています。 物語ではですね、教師になりたかった里子っていう女性が主人公なんですね。
地元の村役場で働くようになりましたね。 同級生の牛の落農家の北山と出会うんですよ。
北山とともにですね、村の魅力を発見して、それを都会に発信する活動を続けていきましたね。 そして村で生きていく目的、目標を見つけるんですね。
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そして北山とパートナーになることを決意するんですね。 その時ですね、震災が起きるんですね。
浜通りで出かけていた北山がですね、そのまま行方不明になってしまうんですね。 そして原子力発電所が爆発。
北山がですね、行方不明のままなんですね。 数日後、安全と思われていた村もですね、全村、避難指示が出るわけですよ。
それは第一話のお話です。 1年数ヶ月後ですね、仮設住宅の出来事がエピソードとしてその後描かれていくんですね。
これは第一巻です。 二巻ではなんとか村に戻れるようになったんですよね。
でも暮らしは以前とはやっぱり異なるんですね。 その異なっているところが描かれるんですね。
復興期間の村の街で放射線路の周知を巡って現実を伝えようとする青年団。 それに対して風評被害を懸念する役場。
意見が対立したりですね、放射線路に振り回される日々なんですね。 世の中はですね、東京五輪と書いてね、浮かれている方向に進んでいるわけですね。
それでも古里世代でね、里子だとかね、青年団の人たちの努力がね、描かれてるんですよ。
陣野さんはですね、2018年にですね、福島市出身の父親とともにですね、初めてね、飯舘村を訪れたそうです。
そして牛のいない牛舎だとかね、荒れた草場などを見ましてね、人がいなくなってしまうとね、こういうふうになるということを実感しましたね。
村の情景をですね、見てね、自然と創作意欲が湧き上がったそうですよ。 そして震災をテーマにした短編漫画をね、書き上げたそうなんですね。
その10回のね、構成などを経まして、そして連載となったそうです。
震災とね、原発事故の影響を知るためにですね、入念にですね、取材してね、飯舘村だとかね、岩手県のね、仮設住宅、そして足を運びましてね、住民と交流を深めたりね、研究者と勉強会にもね、積極的に参加して作り上げたそうです。
この漫画、良い漫画だと思うんですね。 こういう漫画はですね、原発事故後ですね、11年経って描かれ、そして出版されたことがですね、非常に素晴らしいことだと思います。
原発事故の後ですね、たくさんのね、原発関係のね、漫画が出ました。
ですが世の中の注目度が減るとともにですね、その出版されがなってきてですね、そんな時にですね、ストレートにですね、その漫画として描いたこと、
小学館という大手出版社がね、どうでも手に入る形で出版したことを、出版したこと、非常にありがたいと思っています。
そして福島県の飯舘村の人たち、それに寄り添ってくれてありがとうと思いました。
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そう思うんですけども、漫画として大事なのはですね、新しさという視点がね、ないのがね、少ないのがね、気になったんですね。
福島県に住んでいる世界はですね、こういうの以前どっかでね、見聞きしたことあるよなーって思ってしまうんですね。
見当たらしいところが少ないんですよね。 この漫画は上下でですね、1巻2巻でですね、合計2660円なんですね。
そういう見合うものをね、見合うものをつい期待してしまうんですね。 飯舘村がいなければですね、もっといろいろあるでしょ?とつい思っちゃうんですよね。
ごめんなさいね。自分作ってるわけじゃないのにね。 ちょっとそこはね、はいはい、良い感じがいたしました。
ちなみにですね、タイトルのね、星の輝き月の陰っていうのはね、原発事故の時ですね、よく流れた坂本旧さんの上を向いて歩こうの歌詞ですね。
悲しみは星の陰に、悲しみは月の陰に、というところですね。 そこを少し変えたんですね。
悲しいことは天井の輝きの裏側に隠してね、明るく前を向いて歩こうという意味でしょうかね。
ですけどもね、隠してばっかりじゃやられねえぞっていうね、行き通りみたいなね、そういうのも少し欲しかったなーって気がするんですね。
というわけでですね、陣の愛さんの星の輝き月の陰を読んでね、作品を作ってありがとう。 でももうちょっとね、新しいの欲しかったなーっていう話でした。
現在の飯舘村の期間率、戻った人の率は23%ぐらいだそうです。 飯舘村の人々ね、この漫画を読んだ感想とか知りたいですね。
はいそれではまた次回よろしくはぴょん吉のお宝の話にお付き合いくださいね。本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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