1. ピョン吉の航星日誌
  2. #791 菅野雪虫さんの『海のな..

南相馬市生まれの菅野雪虫さんの新作『海のなかの観覧車』を読みました。中学男子が主人公の現代的なジュブナイル小説。一気に読了しました。作品中で事件は変えられていますが、福島原発事故後の人々の苦悩が題材なのはたしか。いまなお苦しんでいる人がいることを知ってもらうために、多くの若い人に読んでほしいですね。

--- Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/fukutan/message
00:00
はい、おはようございます。本日の放送は2014年の4月28日、日曜日です。
本日は第791回目のお話となりまーす。 このチャンネルは福島県小山市在住の特撮アニメ漫画大好きおやじのピョン吉が響きになったことを
ただただ話をしていくという番組です。 そんな親父の人々が大きくなりまして、もしもあなたの心に何かが残ってしまったら
ごめんなさい、我に言わなかったんです。 不幸にこの番組共有を持ってしまったら、ぜひ今後もご悲喜のほどよろしくお願い致します。
本日はショートバージョンです。 昨日はですね、菅野雪虫さんの新作
海の中の観覧車という本を読了いたしました。 高段車が5月1日に発行となっている本です。
本屋さんに発売されたばっかりの本なんですね。 紙の本ならですね、1870円。自分は少し安い電子書籍で購入いたしました。
菅野さんは南相馬市出身の児童文学、自分が得る小説の作家さんです。 異世界ファンタジーの天山の巫女ソニーシリーズだとかね、またアイヌ神話を題材にしたファンタジーなどを書いています。
今度新作が出たというので、読んでみたわけですね。 250ページほどの作品ですよね。出だしがミステリー風ってこともありましてね。
そしてまた、もしかしてこれファンタジーなのかなというね興味もありましてね。 グイグイと引き込まれているうちにですね、あっという間に読み終えてしまいました。面白かったです。
5歳の頃にですね、帰国がないと。 中学3年生の少年が主人公です。
謎めいた始まりなんですね。少しですね、精神的にトラブルを抱えながらですね、 一生懸命に働く母親と二人暮らしをしているんですね。
ヤングキャラに近い状態なんですね。 そこにですね、黒い砂が入った謎めいた手紙が届くわけですよ。
と、ミステリーになってましたね。 5歳の時にですね、自分がある事件の当事者であることに気づかされるんですね。
少年はですね、5歳の夏に自分が訪れた場所へ向かおうとするんですね。 この先にね、話をする関係者さんにネタバレしなきゃいけないんですね。
申し訳ないです。 読めば数分がわかりますけどね、この本明らかにですね、福島原発事故で避難となった人々、
その人々のね、その本についてのね、を題材にしてるんですね。 そのままでは直接過ぎるってね、まあそういうこともあるのか、別な事件に変えて表現していますがね、
03:01
誰が読んでもそれは明らかなんですね。 福島ならぬですね。幸の島っていう地名になってますね。
またハッピーアイランドって言ってますからね。作者はね、隠そうとしていないんですね。 南相馬市生まれの作者としてはですね、この問題はいつか書きたかった題材だったと思います。
福島県の子どもたちに行われている工場船検査などによる不安。 また元の生活を失う一方ですね、多額の賠償金をもらったことで生活が狂ってしまった人々。
賠償金の金額による妬みなどによって破綻してしまった地域コミュニティ。 また賠償金が支払われたこと、復興作業が行われていることね、すでに終わってしまったという外部の人々。
しかし現地の人々はまだ苦しみ続けているんですよってこと。 少年はですね、医師だとかね、あるいは秘書などの大人の男性と会うことですね。
それで使われて成長していく一方ですね。 父親は実効化として優秀らしい人物なんですよね。
ですも人間的には大したことない人物として描かれているんですね。 また離婚だとかね、ヤングキャラなどもしっかり描いているので、それが現代的な小説だと思いました。
また10年前にね、同じ場所にいて一緒に遊んだ双子の子がですね、 一人はね、攻撃的な人物に成長していて、一人はね、ご当地アイドルに選ばれるほど美しくなっているというのもね、面白いですね。
それから事件を起こした人物と、医師との関係も明らかになりましたね。 そして君たち、読んでいる人たちの前にですね、天使と悪魔、二つの未来があるんだよ、とどう伝えたい?
ということみたいですね。 さすがジュブナイル小説です。
その少年の物語にですね、眠り姫の物語を重ねているのが面白いですね。 個人的にはですね、最初魔法使いという言葉が出てきたので、もしかして本当に異世界ファンタジーなのかなぁなんてね、
期待したんですがね、そんなことがなかったのがちょっと残念ですね。
一つですね、気になったのはですね、村野森美っていうね、福島県出身の漫画家、アニメーターの方がいるんですよ。
その人のね、一文字違いの方がですね、医師として出てくるんですね。 自分ですね、好きな作家さんなんでね、わざとなのかなぁ、たまたまなのかなぁとね、
悩んだんですが、多分たまたまなんでしょうね。 というわけでね、今回はですね、
菅野幸虫さんの新作、海の中の観覧車を読んでみたらですね、 福島県の問題を題材にした、しっかりとした作品になっていた。
06:04
で、良かったよって話でした。 はい、それではまた次回よろしく。ペンキッチンのお宅なしは落ち着けくださいね。
本日もお聞き下さいまして誠にありがとうございました。
06:35

コメント

スクロール