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2026-01-09 08:18

#1412 宍戸淳監督、唯一の劇場アニメ『とある飛空士への追憶』を今ごろ観た話

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2011年という特別な年に公開され埋もれてしまったアニメ映画『とある飛空士への追憶』を、今さらながら初鑑賞。
震災の記憶と重ねつつ、作品の魅力や評価の分かれた理由、
そして、福島市出身の宍戸淳監督の仕事について語ります。
時間が経った今だからこそ、静かに刺さる一本でした。

サマリー

アニメ映画『とある飛空士の追憶』についての考察が織り交ぜられ、監督の四四土純氏がこの作品に込めた思いが語られています。2011年という特異な時期に公開されたこの映画は、ファンタジーの要素を持ちながらラブロマンスが中心となっています。

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はい、おはようございます。本日の放送は、2026年の1月9日、金曜日です。 本日は、第1412回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、日々気になったことを、だらだらと話をしていくという番組です。
よろしくお願い致します。
作品の概要と背景
昨日ですね、ちょっと変わった気分でアニメ映画を一本見ておりました。 作品は、とある飛空士の追憶。
2011年に作られたアニメ映画です。 ご存知の方いらっしゃいますでしょうか。
とある飛空士の追憶。 2011年といえば、もう説明するまでもなく東日本大震災があった年です。
個人的にもですね、あの年はもう毎日がバタバタバタバタ。 地震、津波、そして福島第一原発事故。
ニュースを見ない日はないし、落ち着いて何かを楽しむ余裕なんて正直全くなかった。 なので、その年に公開されたアニメ映画、ほぼノーチェックだったんですよ。
アニメ映画を見に行こうなんて気分にはどうやってもならなかった。 結果として、このとある飛空士の追憶、存在自体をほとんど知らずに今日まで来てしまったわけです。
それがですね、今回ふとしたきっかけで見てみたら、あれこれなかなかいい作品じゃない? という印象を受けまして、今回はそのお話をしようと思います。
とある飛空士の追憶は、2011年10月に劇場公開されたアニメ映画です。 原作はガガガ文庫から2008年に出たライトノベル。
全1巻のファンタジー小説ですね。 ライトノベルとしては比較的早い段階で評価され、2009年には漫画化もスタート。
アニメ映画が完成する前に漫画版はすでに完結していたようです。 いわゆるメディアミックスがうまく回っていた作品なんですよね。
小説があり、漫画があり、そして劇場アニメ化。 かなり期待値の高い状態で映画化された作品だったんだろうなぁというのは後から知りました。
ジャンルとしてはファンタジーなんですが、魔法、ドラゴン、剣と魔法というタイプではありません。 空を飛ぶ戦闘機、空中戦、飛行戦艦、そういった要素が前面に出ていて、むしろ
架空戦機ものにかなり近い感触です。 太平洋戦争前後くらいの飛行機技術をベースにした世界観というと伝わりやすいかもしれません。
舞台となる世界には大陸が2つしか存在しません。 西欧大陸と東方大陸。
この2つがですね、中央海と呼ばれる巨大な海を挟んで、なんと1万2千キロメートルも離れている。
1万2千キロですよ。日本からアメリカより遠いです。 感覚的には日本から南米とかイタリアあたりまでの距離。
隣国なんて言葉が全く通用しない世界です。 しかもその中央海の途中には大幕府と呼ばれるとんでもない滝が存在する。
東西を分断する高低差1300メートルの巨大な滝。 もうこの時点で地球とは全然違う構造の世界だというのがわかります。
その世界で覇権を争っているのが、西方大陸を支配する神聖レバーム公国と東方大陸を支配する
帝政天津神。この2国だけが存在していて、100年前に接触して以来ずっと対立して続けている。
物語の主人公はレバーム公国に雇われた傭兵飛空士シャルル。 そして彼と共に旅をするのが公国の次期公助であるファナです。
つまりお姫様ですね。 この二人がですね、小さな副座式の水上偵察機サンタクルスに乗って
12,000キロという木の遠くなるような距離を横断する旅に出る。 当然敵国である帝政天津神の戦闘機が黙っているわけではなくて次々と襲ってくる。
果たしてこの旅はどうなるかというのが大まかなストーリーです。 設定だけ聞くとかなりメカメカしくて理屈っぽい作品に思えるかもしれません。
実際飛行戦艦なんていう空飛ぶ戦艦も登場しますし、 戦闘機は海水を酸素と水素に分離して燃料にするという設定もあります。
ただこの作品、科学交渉をガッチガチに詰めるタイプではありません。 どちらかというと理屈よりもロマン。
設定はあくまでドラマを成立させるための土台という印象です。 むしろですね、まずラブロマンスを書きたいという核があって、それを成立させるために
世界観、国家、歴史、飛空士という職業、そして科学技術が後から組み上げられたように感じました。
これは完全に個人の感想です。 作者さんに直接聞いたわけではないのですみません。
ちなみにこのとある飛空士シリーズ、実は続きものなんですよね。 登場人物を変えながら全部で4作が書かれています。
その中の2作目、とある飛空士への恋歌はテレビアニメ化もされています。 それだけ聞くとかなり人気のシリーズだったんだなというのがわかります。
監督の宍戸淳について
ライトノベル原作としてはかなり成功したぶりでしょう。 さで、そんな作品をなぜ今更見たのか。
理由は一つ。この映画の監督が宍戸淳さんだったからです。 宍戸淳純さん、
福島県福島市出身のアニメ輸出家監督です。 福島市周辺って宍戸性多いんですよね。
俳優の宍戸錠さんのお父さんもですし、。 この番組ピョン吉の航星日誌でも実は2年10ヶ月前、
シャープ396回で一度四四土さんの話をしています。 テレビシリーズでは奥様は女子高生、
幸運国物語、はじめの一歩第2期第3期、 そしてかつて神だった獣たちへなどを監督、マットハウスと組むことが多い監督さんでもあります。
そんな四四土純さんが唯一劇場映画の監督を務めた作品が、 このとある飛空士の追憶なんです。
それを知ったらそりゃ気になりますよね。 34歳という若さで監督したアニメ映画。
個人的にはかなり良い仕事してるなぁという印象でした。 ただ世間的な評価を見るとどうもあまり評判は良くなかったようです。
声優さんへの不満だったり、 原作の良さが生かされていないという原作ファンの厳しい意見も多かった。
裏を返せばそれだけ原作への思い入れが強いファンが多かったということでもあるんでしょう。 期待値が高すぎたが故の不満という面もあったのかもしれません。
四四土純さんははじめの一歩や進撃の巨人などで演出家としても確かな実績を積んでいる方です。
そろそろですねこれは歴史に残るぞというレベルのドカーンとした代表作をまた世に送ってもらえないかなぁ
と勝手ながらそんな期待をしております。 というわけで今回は四四土純さんが監督したアニメ映画
とある飛空士の追憶を今更ながら見てみるとなかなか良い作品でしたよというお話でした。 2011年という特別な年に埋もれてしまった作品。
時間が経った今だからこそ静かに見てほしい一本かもしれません。 はいそれではまたもしよろしければ
ぴょん吉のおたけな話にお付き合いくださいね。 本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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