映画『スーパーマン』の魅力
はい、おはようございます。本日の放送は、2025年の12月3日水曜日です。本日は第1375回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉だ。
日々気になったことをダラダラと話していくという番組です。よろしくお願いいたします。
今日はですね、今年の7月に劇場公開された映画スーパーマンをAmazonプライムでレンタルしてようやく見たので、その感想を熱く語っていこうと思います。
レンタル代は550円。映画館で見逃していた自分にまずは軽く説教したいですね。面白かったです。
で、この映画スーパードッグのクリプトが登場するんですよ。犬好きにはもうそれだけで入場確定。
ヒーロー映画のくせにやけに明るい空気感があって、見終わった後気持ちがふわっと軽くなるタイプの作品でした。
でね、実はこの映画を思い出すきっかけは、たまたま昨日ニュースで目にしたすごい話なんですよ。
アメリカのオークションでスーパーマン第一簿、つまりスーパーマンの漫画本の総刊号がなんと約14億3000万円で落札されたんですって。
14億ってもう家とかじゃない、スーパーマンの家とか要塞とか建つんじゃないかっていう値段ですよ。
世界最高額の漫画本の記録を更新したらしくて、スーパーマンここに来てまた歴史作ったなって感じ。
でそのニュース見ながら、あれそういえば新しい映画見るつもりだったのに完全に忘れてたと。
アマゾンでレンタルに来ていると知って慌てて再生ボタンを押したというわけです。
はい、では本題です。
結論から言いましょう。ジェームスガンがやってくれました。
ジェームスガンありがとう。
映画スーパーマンこれは単なる新しいスーパーマン映画ではありません。
これは新しい時代の希望ののろしです。
再スタートした新DCユニバースの記念すべき第一作目。
そしてその一作目でいきなり王道ヒーロー映画ってこうだろうという答えを叩きつけてきました。
そんなわけで今回はこの映画がなぜここまで傑作なのか5つのポイントで掘り下げていきます。
ネタバレもするので未視聴の方はお気をつけてくださいませ。
まず一つ目。とにかくキャラがいい。全員が魅力的すぎる。
まず最初に言いたいこと。登場人物が多いのに全員がちゃんと魅力的。
ジェームスガン作品らしく物語の都合で動かされるキャラがいないんですよ。
みんな自分の意思で行動していてそれがちゃんとストーリーに結びついています。
スーパーマンである主人公のクラクケントはヒーローでありながら悩んだり戸惑ったりするとても人間らしいスーパーマンです。
クリプトン人としての出自と地球のヒーローとしての責任、その間で揺れる若者感がすごく丁寧に描かれていました。
そして宿敵レクスルーサー。今回のルーサーはただの世界征服を企む天才悪道ではありません。
むしろもっと人間的でもっと嫌なタイプの悪役です。
彼の動機はなぜ自分ではなくあの異星人が愛されるのだという嫉妬心。めっちゃ現代的でしょ。
SNS時代によく見る他人の成功を許せない人の延長上にいるヴィランなんですよ。
ロイス・レイン、ジミー・オルセン、ペリー編集長などデイリープラネットの人たち。
これらもただの脇役じゃなくて作品全体を明るくしてくれます。
見てて落ち着くチームって感じ。ルーサーの恋人だけど後半で鍵を握るイブ・テッシュ・マッカーの存在も良かったですね。見事に決まっていました。
続いて語りたいのが最高に面白かったデコボコチームジャスティス・ギャング。
キャラクターと物語の深み
メンバーはこの3人。ミスター・テリフィック、グリーン・ランタン、ホーク・ガール。
はい、このチーム。もうジェームス・ガンブシが雑裂。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとかスイサイド・スクワットが好きな人は絶対に笑いながら見るはずです。
個人的なMVPはグリーン・ランタンのガイ・ガードナー。完全に態度悪いけど憎めない奴として作品にスパイスをまき散らしていました。
彼が出てくるだけで場の悪意が一段階明るくなるんです。
ジャスティス・ギャングが出てくることで、これは勘なるスーパーマン映画じゃなくてこれから広がる新しい世界の第一PGなんだというワクワク感が自然と生まれるんですよね。
最後にもう一人登場して次回を期待させます。
犬好き必見クリプトが最高すぎる。
今回予告編で犬が出てきて気になってた人多いと思います。
はい、あのスーパードッグクリプトですね。
結論から言うといえ想像以上に重要キャラクターでした。そして普通の犬でした。
物語の序盤、スーパーマンが敵に敗北した時に彼を救ったのはクリプト。
南極の孤独の要塞へ連れて行ったのもクリプト。
クライマックスでも大活躍。もう活躍するたびにえらいやったと声を出したくなるくらい。
そして何よりめちゃくちゃ可愛い。ここが一番大事。
過去作の焼き直しじゃない新しい物語と世界観。
本作が良かったのはリブート作品なのに騎士感を感じないこと。
オリジン省略の大胆さ。
映画はスーパーガンがヒーロー活動を始めてすでに3年経ってる世界から始まるんですよ。
赤ちゃんで宇宙船に乗ってっていうおなじめの導入がばっさり省略されています。
これむちゃくちゃフレッシュだった。
観客の分かってる感を信頼している演出なんですよ。
そして周辞状の衝撃的な解釈。
そして驚いたのが今回のスーパーマンの生まれの事実。
彼が地球に送られた理由が
クリプトン人を復活させるために地球を征服するという目的だったんです。
これかなり攻めた設定ですよね。
でもその生まれを超えて育ちによって人は変われる。
その象徴となるのが育ての父ジョナサンケンとの言葉です。
産みの親が誰かではなく、どんな選択をしてどう生きるかで人は決まる。
このテーマが作品全体を占めていて本当に美しいです。
そして本作のもう一つの大きな特徴は明るい。
マンのスティールとかジョーカーとかあたりの闇深めの永遠ひとい線を隠して
石室界も石室界もアルミナーはあるのに
雰囲気も希望に満ちています。
レビューではちょっとマーベル感があるって言われていますが
むしろ今のDCにはこの方向が必要だった。
新しいDCユニバースの方向性はこれだと宣言するような作品だったんです。
そして最後のポイント。
現代社会そのものを映すスーパーマン。
この絵が実はかなり現代社会の問題を描いている作品でもあります。
ルーサーがスーパーマンの両親のメッセージをアークリーを持って編集して
世界中にスーパーマンイコール侵略者というフェイクニュースを流すんですよ。
その瞬間世論は一気に反スーパーマンへと。
これまさに今のSNS社会ですよね。
フェイクニュース切り抜き炎上。
どれだけ占領でもほんの数秒の映像を編集されただけで評価が180度変わる。
スーパーマンは絶対的な善の早朝なはずなのに
世間の声と自分のアイデンティティの間で苦しむ姿がめちゃくちゃ現代的なんです。
現代社会の問題を映す作品
ヒーローは強さより信頼を失う方が怖いというテーマが今作で深く支えました。
というわけで映画スーパーマンのまとめです。
これは最高のスタッフダッシュでした。
キャラクター、物語、テーマ、世界観、ユーモア、全部いい。
特にジャスティスギャングの今後は絶対に面白くなるやつだ。
そして何よりスーパーマンというキャラクターがまた新しく、
そして前より魅力的に生まれ変わった。
それが本当に嬉しい。
この新しいDCユニバースめちゃくちゃ期待しています。
はい、それではまた。
もしよろしければピョン吉のオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。