パイロット版の困惑
こんにちは。
こんにちは。
さて、今回はですね、送ってくれた方が共有してくれたブログ記事、
仮面ライダーゼッツ論、パイロット版の困惑、というこの抜粋についてですね。
はい。
最初の1話から3話までがパイロット版という位置付けらしいんですけど、
なんかどうにも分かりにくいぞと、そういう感想ですね。
えー、かなりストレートな意見が書かれてますよね。
ですよね。
じゃあ、この資料をちょっと深振りして、送ってくれた方がなぜそう感じたのか。
あと、特撮におけるパイロット版ってそもそもどういうものなのか。
その辺りを探っていきましょうか。
はい、ぜひ見ていきましょう。
まずあの、送ってくれた方が疑問に思ってるのが、そもそも1話から3話までをパイロット版と呼ぶこと自体。
えーと、制作側はそう考えてるらしいですけど、3話も使うのって特に子供向け番組だと、まあ珍しいんじゃない?って。
うーん。
この長さと、あと分かりにくさ、これ誰に向けてるんだろうっていう、そういう疑問なんですよね。
確かにパイロット版っていうのは、まあシリーズ化の前に方向制度を見るものですけど、3話っていうのは、うーん、ちょっと長い感じはしますよね。
ですよね。
資料にもありましたけど、宇宙大作戦とか、あのちこちゃんみたいに、本放送と違う部分があるのは、まあよくあることなんですけどね。
うーん。
でも、この長さには何か、こう、意図があったのか。もしかしたら、すごく複雑な設定を最初に見せたかったのかもしれないですけど。
あー、なるほど。
でも、主題歌もまだないっていう状況だと、送ってくれた方が言うように、やっぱり視聴者、特に子供からすると、ちょっと戸惑うかもしれないですよね。
うーん、それはあるかも。
しかも、4話以降で大きく変わるかもしれないって示唆されてるのもまた気になりますよね。
そう、そこなんですよ。で、その分かりにくさの、じゃあ中身なんですけど、ナイトメアの脅威とか、主人公の幕が戦う意味、これが3話まで見ても正直よくわからなかったと。
うーん。
ナイトメアが現実に出てくる展開、ボマーナイトメアの自爆とかはまああったけれども、
えー。
どういう理屈で、その夢と現実が繋がっちゃったの?っていう、一番知りたいところが、なんか説明不足なまま進んじゃったなーっていう感じみたいですね。
あー、なるほど。その根幹の部分ですよね。さらにその、幕が戦う意味についても、ちょっとブレてるんじゃないか?という指摘ですね。
あ、ブレですか?
えー、最初は見て見ぬふりできない正義感みたいな感じだったのが、3話になったら急にフジミっていう刑事を助けるためみたいに、こう変わったように見えると。
過去作品との比較と期待
ふむふむ。
でもそのフジミとの関係って、送ってくれた方も書いてますけど、職務質問されたぐらいの。
あー、その程度と。
えー、かなり薄い関係じゃないですか。これだと戦う動機としてはちょっと弱いんじゃないかと。むしろなんかゼロっていう司令官なのかな?
その人からのミッションだから、まあ仕方なく戦ってるだけに見えちゃうっていう、結構鋭い分析ですよね。
うわー、なるほど。言われてみれば。
1話と3話で言ってることに辻褄が合わないと感じる点も結構あったみたいですね。
うーん、キャラクターの動機ってやっぱり物語の核ですもんね。そこがちょっとこうフラフラして見えると確かに見てる方は混乱しますよね。
そうなんですよ。
資料では、あと現代のドラマ制作の事情についても触れてますね。撮影してから放送するまでの時間が短いから、視聴者の反応を見てすぐにテコ入れするのがもう難しいんじゃないかっていう。
あー、その視点は面白いですね。タイムラグの問題?
ええ。
さらに興味深いのが、過去の特撮作品との比較をしてる点ですね。
はいはい。
マイ・イージャックとかシルバー仮面が大幅に路線変更した話とか。
あー、ありましたね、そういうの。
あと仮面ライダーひきもぎも前後半でだいぶ雰囲気変わりましたし。
うーん、確かに。
そしてやっぱり初代の仮面ライダーですよね。
藤岡博史さんの事故っていうアクシデントがあったけど、それをきっかけに初期のちょっとホラーっぽい路線から明るいヒーロー路線に変えて、それが大成功したっていう歴史。
はい。
送ってくれた方は、こういう例を出しながら、Zにもまだ大化けする可能性あるんじゃないのっていう、そういう期待も込めてるんですよね。
あー、なるほど。単に分かりにくいってだけじゃなくて、過去の例があるからまだ希望はあるぞと。
そうそう。だから単なる批判っていうよりは、ちゃんと歴史も踏まえた上での期待感みたいなものが伝わってきますよね。
なるほどな。
じゃあ送ってくれた方の資料をこうまとめてみると、要するに仮面ライダーZの最初の3話は、パイロット版という名前はついてるけど、物語の基本的ななぜの部分ですね。
世界のルールとか、主人公が何で戦うのかとか、そこがちょっと不明瞭なまま進んじゃってて、それが結構見てる側の困惑を生んでるんじゃないかと。
でも過去作みたいに、これから変わっていく可能性にも期待しつつ、現状はちょっとモヤモヤしてるよっていう、そういう感じですかね。
まさにそういうことだと思います。過去の作品がそうであったように、番組ってやっぱりいろいろな要因で変わっていくものですからね。
そこでですね、この分析を踏まえて、送ってくれた方にちょっと一つ考えてみてほしい問いがあるんですよ。
お、問いかけですか。
それは、もし自分が制作スタッフの一員だったら、この序盤の分かりにくさをどうやって解消して、Zをもっと面白く魅力的にするために具体的にどんな一手を打ちますかっていうことです。
なるほど。自分が作る側だったらどうするかと。
そうなんです。過去の成功例とか失敗例も踏まえて、自分ならどういう風に修正していくか、変えていくか、そういう視点で考えてみるのも、また作品を深く味わう一つの方法かもしれないなと。
いやー、それは面白い視点ですね。作り手の立場で考える。
ぜひ。
というわけで、今回はこのあたりで。
はい。
次回の配信もお楽しみに。
さよならー。