奥野竜也の特撮キャリア
こんにちは。
こんにちは。
さて、今回はですね、送ってくれた方から情報をいただきまして、特撮会で今すごく注目されている若手の方がいると。
福島県ご出身の助監督、奥野竜也さん。
この方についてちょっと深掘りしていきたいなと思ってます。
いやー、これは非常に興味深いキャリアの方ですよね。
ですよね。
これもスーパーセンター、仮面ライダー、そしてウルトラマン、このいわゆる3大特撮シリーズ、全部で助監督を経験されたっていう。
それがファンの間でいう特撮三冠ってやつですね。
そうなんです。その達成が特にすごい点かなと。
まず奥野さんの基本的なところから確認しましょうか。現在29歳。
福島県のご出身で、一番新しいお仕事だと今年の仮面ライダーゼッツですか?
そうですね。第6話で助監督としてクレジットされていますね。
しかもキャリアのスタートがかなり早いんですよね。
そうなんですよ。記録をたどると2017年の宇宙戦隊キュウレンジャーの第36話。
この時に計算すると、なんと21歳。
21歳。若くしてこの厳しい世界に飛び込んでるわけですね。
それはすごいですね。
やっぱり一番のポイントはその特撮三冠助監督っていう。
はい、これですね。
俳優さんだと時々聞く話ではありますけど、助監督ではかなり珍しいと。
めちゃくちゃ珍しいですね。
それはなんでまたそんなに珍しいんですか?
これはですね、やっぱり制作会社の壁みたいなものが大きいんですよ。
なるほど。
スーパー戦隊と仮面ライダーはご存知の通り東映ですよね。
はい、東映。
ウルトラマンはエンタニープロ。
エンタニープロ。
この2つの会社ってやっぱり制作の体制とか文化も結構違うんです。
なので、俳優さんがゲストで出るのとはまたちょっとやきろ違って、
スタッフ、特に将来監督を目指すような助監督クラスが、
この垣根を越えて両方で経験を積むっていうのは、これは滅多にないことなんです。
東映の効率的な週間放送のノウハウと、
エンタニープロの緻密な特撮のこだわりみたいな。
そうそう。ミニチュアワークとかVFXとか、
その両方を肌で現場で深く知るっていうのは、
単に珍しいだけじゃなくて、すごく価値がある経験なんですよね。
なるほどね。文化の違いを知ってるってことですか?
福島出身の俳優さんだと、斎藤昭哉さんとか、
唐橋光さん、上尾裕さんが3巻達成されてますけど。
ええ、いらっしゃいますね。
助監督では、じゃあ本当にレアケースなんですね。
そうですね。過去には、東條翔平監督みたいに、
エンタニープロから東映に移籍されたっていう例はありますけど、
近年では本当に稀だと思います。
奥野さんのキャリアの足音をもうちょっと詳しく見ていくと、
まず2017年のキュウレンジャー、
それから2018年のルパンレンジャーvsパトレンジャー、
これは東映ですね。
ええ、東映でしたとして。
その後エンタニープロに移られるんですね。
そうなんです。2019年にウルトラマンタイガー、
そして翌年2020年のウルトラマンゼット。
ああ、ゼット。
このゼットでは田口清高監督とか坂本浩一監督とか、
名だたる監督の下でやられてて、
あと福島出身の先輩にあたる荒川史上監督とも一緒に仕事されてますね。
ああ、荒川監督も。
ちなみにこの荒川監督も仮面ライダーのOVAに関わったことがあるので、
もしかしたら広い意味では彼女も三冠女監督と言えるかもしれないですけどね。
なるほど、そういう繋がりも。
で、奥野さんはその後もウルトラマンシリーズで。
そうですね、ウルトラマンデッカーを経てウルトラマンブレイザー。
この時は監督助集王っていうちょっと変わった肩書きでしたけど。
監督助集王、王っていうのはこれはどういう。
正式な定義はちょっとわからないんですが、
おそらく応援の王とかそういう意味合いでスポット的な参加というか、
サポート的な役割だったのかもしれないですね。
なるほどなるほど。
そして今年仮面ライダーZでコスの投影に戻ってきて、
これで見事に次監督としての三冠を達成されたと。
将来への期待
いやすごいですね、こうやってみると着実にステップアップされてるのがわかりますね。
本当ですね。
そもそもその次監督っていうお仕事自体がものすごく大変で滝に渡るんですよね。
そうなんですよ。
よくチーフ、セカンド、サード、フォースとか言いますけど、
チーフはもう現場の振興管理の用ですし、
セカンドは主に俳優さん回り、
サードは美術とか小道具の準備、
フォースは新人さんの指導とか、まあ雑務全般。
うわーやることいっぱいですね。
これを投影と縁にょないらば、やむにょない、両方のスタイルで経験したっていうのは、
例えばですよ、投影で求められるスピード感の中でのスケジュール管理、
それと縁にょないで求められる細かい美術とか特撮の四備の調整能力、
その両方を多分高いレベルで身につけている可能性があるってことなんですよ。
まさにハイブリッドなスキルセットを持ってるかもしれないと。
そういうことですね。
今回送ってくれた方のおかげで、
普段僕たちが楽しんでる作品の裏側でこういうドラマがあるんだなっていうのを知れて面白いですね。
本当にそう思います。
特に投影と縁にょっていうこの2大プロダクションの両方の現場を知ってるっていうのは、
将来もし監督になられた時に、これはもう間違いなく大きな武器になりますよ。
視野の広さとか引き出しの多さとかが違ってきそうですね。
まさに。
今後の仮面ライダーZでのご活躍ももちろんですけど、
いずれ監督としてデビューされる日が来るのかどうか、楽しみですね。
どんな作品を作られるのかすごく期待しちゃいますね。
最後にですね、これ送ってくれた方もぜひちょっと考えてみてほしいんですけど、
3大特撮、全部の現場を深く経験した人がいざ監督になった時って、
それぞれの作品文化のなんか良いとこどりみたいなのはあるかもしれないですけど、
それをもしかしたら超えるような全く新しい特撮の表現とか、
そういうのが生まれる可能性ってどうなんですかね。
なんかちょっとワクワクしません?
いや、それはすごく刺激的な問いかけですね。
可能性は大いにあると思いますよ。
ですよね。
というわけで、今回は奥野龍也女監督について、
送ってくれた方の情報をもとにいろいろと深掘りしてみました。
いやー面白かったです。
今後の活躍本当に目が離せませんね。
次回の配信もお楽しみに。
さようなら。
さようなら。