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2025-12-30 03:59

#222 エロスと民俗学の地獄めぐり『村祀り』全20巻面白かった!

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ピョン吉の航星日誌「#1402 因習村ホラーの沼へ――マンガ『村祀り』全20巻一気読みした話」をNotebookLMでポッドキャスト化したものです。

サマリー

ポッドキャストでは、漫画『村祀り』の全20巻について、ダーク民話ホラーとしての魅力や物語の構造が語られています。特に、主人公である本造学者を通じて描かれる村の因習やエロスの描写が、物語に深みを与えていることが強調されています。

村祀りの魅力
こんにちは。こんにちは。さて、今日はですね、送ってくれた方が、なんと、年末の大掃除、そっつのけで一気読みしてしまったという漫画。
おー。村祀り全20巻についてじっくり見ていこうと思います。はい。仕様によると、ジャンルは現代ダーク民話ホラー。
神仏とか先祖と向き合う儀式としての祭りをテーマにした、かなり濃厚な作品のようですね。
この作品の何がそこまで引きつけて、そして最後の最後で少し残念に思わせてしまったのか、その構造を解き明かしていきましょう。
Kindle のおすすめから10年連載の作品に出会うって、面白い体験ですよね。えー、なかなかないですよね。
ここでまず興味深いのが、主人公の設定なんです。はい。よくある民俗学者とか考古学者じゃなくて、本造学者。
本造学者。植物とか鉱物、あと民間伝承への深い知識が物語にどう影響を与えているのか、ここは注目したいポイントですね。
なるほど。では中身を紐解いていきましょうか。送ってくれた方のメモによれば、最初は閉鎖的な村の奇妙な風習を扱う、いわゆる因集村者の印象が強かったと。
あー、なるほど。エロスとか結構残酷な描写も多くて、完全に成人男性向けの内容だったみたいで、それでも読み進めてしまう魅力があったと。
それは半村涼とか諸星大二郎といった、あの王者の電気ロマンの系譜を感じさせる骨太な物語だったからだそうですね。
うーん、わかります。物語の構造が途中で変化していくのがこの作品の面白い点なんですよね。最初は一話完結に近い形で各地の会議を追っていたのが、黒い仏像っていうキーアイテムと、ミドロっていう強烈なサイコパスのライバルが登場することで、物語に一本の太い勘ができるんです。
なるほど、一本の筋が通るわけですね。
そうです。資料には悪役の側が主役に近づいていくとありますが、これは物語が深まるサインなんですよ。
あー。
敵役の背景が描かれることで、単なる完全上揚じゃない複雑な人間ドラマに発展していくわけですね。
そしてここからが本当に面白いところなんですけど、20巻を読み終えた感想が一言、え、これで終わり?
うーん、なるほど。
主人公の動機に関わるキャラクターたちの出番が、なんかこう薄れてしまって、物語が少し投げっぱなし気味に終わってしまったと。
えー、これはあの、すごく重要な問いを投げかけますね。物語の終わり方についてです。
物語の終わり方
終わり方?
送ってくれた方の考察が鋭いんですが、電気小説の元祖と言われる、国枝志郎の神宗高潔城も実は未完なんです。
あ、そうなんですか?
そうなんです。そう考えると、この村祭りのスッキリしない後味も、もしかしたら意図的なものかもしれない。
意図的。
神事を超えたものを扱う電気っていうジャンルは、そもそも全てが合理的に説明されて綺麗に完結すること自体がそぐわないのかもしれない。
はあ。
その割り切れなさとか、謎が残る感覚こそが、このジャンルの本質的な魅力なのかもしれない、ということですね。
つまり村祭りは、日本の土着的な恐怖とか伝承の世界に深く分け入る旅であって、その旅は必ずしも明確な終着点を約束するものではないと。
そういうことになりますね。
でもここで一つ考えてみてほしいことがあるんです。
はい。
人知の及ばない怪異とか謎を描く物語において、読者が納得するような綺麗な結末っていうのは、果たして誠実な終わり方とは言えるんでしょうか?
うーん、深い問いですね。
送ってくれた方が感じたその物足りなさこそが、もしかしたら作者が最も伝えたかった恐怖の本質だったのかもしれないですね。
まさに、そのモヤモヤした感覚こそが、この物語の本当の独語感だった、ということでしょうね。
次回の配信もお楽しみに。
さよなら。
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