松田幸之助の仕組み化経営のヒント、このチャンネルでは仕組み化経営コンサルタントの松田幸之助より、
仕組み化経営の考え方や成果を出すためのヒントをお届けする番組です。
皆さんこんにちは。パーソナリティを務めます仕組み化経営コンサルタントの本間亮介です。
本日は、マネジメントの失敗から学ぶ実行確率を高める仕組み化について松田さんにお話をお聞きしたいと思います。
松田さん、よろしくお願いします。
はい、お願いします。
ではですね、マネジメントの失敗ということで、
そもそも松田さん自身、マネジメントの失敗と聞いて何か思い出すことや経験ってあったりしますか?
そうですね、マネジメントの失敗ですね。
何かありましたかね?本間さんは何かあったんですか?
マネジメントの失敗に関しては、
そうですね、コミュニケーションエラーというか、
私の場合は、社内恋愛によるスタッフの暴走という失敗の経験があります。
それは誰が社内恋愛したんですか?
私です。
あっ、そもそもさんが社内恋愛したことによって。
違うスタッフさんより、それは店長としてどうなのっていうような形で、
そのスタッフが、私に含めた他のスタッフさんに対しての当たりが強くなって、店舗が一時崩壊しかけた。
なるほどですね。一時崩壊しかけた。もう崩壊したのかもしれない。
そうですね、私はそんなにマネジメントで大きなエラーみたいなのは、そこまで多分なかったかなと思うんですけど、
ただ、今よりも全然、まだまだ仕組みかという部分の考え方も浅かったなというのもあるんですけど、
コミュニケーションをちゃんと取っていれば、マネジメントは機能するみたいな風に思っていた時期があって、
とにかく私もアルバイトからやって、店長やって、スーパーバイザーやって、みたいな感じでケリアアップしていってるんで、
とにかくいろんな、店長も見てますし、SV、スーパーバイザーも見てるしってなった時に、
コミュニケーションがとりあえずうまく取っていないと、さっきみたいに本間さんみたいにメンバーさんから、
なんで店長そんなことするんですか?って思われちゃったら、やっぱりなかなか機能しなくなるじゃないですか。
なので、コミュニケーションをちゃんと取っていれば、つまり仲良くなれば、マネジメントうまくいくだろう、みたいな思ってた時期は、
20代前半ぐらいの時はあって、そのコミュニケーションがうまく取れば、たくさん取れば成果が出るかというと、そういうわけではないというのがあったので、
コミュニケーションを取れば、マネジメントが良くなって成果がつながると思ってて、
それが今を振り返ると間違ってたところはあるなというふうに思いますね。
最初はスタッフさんとコミュニケーションを取って、いわゆる仲良くしようというか、信頼を築こうという形で進めてきていたけども、
それがちょっと失敗というか、間違ってたかなというところですか?
そうですね。コミュニケーションを取っていくと、当然仲良くなるじゃないですか。
仲良くなってくるとどうなるかというと、仲良く遊びたいんですよ。
つまり仲良くすること、コミュニケーションを取ることが目的になってしまって、
本来のマネジメントの目的である、何かわかります?
仕組み掛けでいうマネジメントの目的は。
実行確率。
そうなんですよ。実行確率を上げることがコミュニケーションを取る目的なんですけれども、
ある時からコミュニケーションを取ることが目的になってしまって、
そうすると実行確率を上げるというふうにならないんですよね。
そこが一つ失敗だったかなというふうに思います。
仲がいいと、好きだから依頼した仕事をやってくれそうな感じがするんですけれども、
そこがそうはならずに、まささまささんと来ちゃって仕事をやらないという感じですか?
というよりも、コミュニケーションは一定必要だと思います、もちろん。
コミュニケーションは一定必要なんですけれども、どこかで提言みたいなのがあって、
100時間ホンマさんと一緒にいてコミュニケーションを取って得られる実行確率を上げるという部分の得られる効果と、
50時間やって得られる効果って多分差ほど変わらないんです。
例えばですよ。
そうなった時に、じゃあ100時間本当にかける必要があるのか。
そうなったら50時間でほぼほぼ同じくらいの効果が得られるのであれば、
目的を実行確率を上げることと定義をするのであれば、50時間いいかもしれない。
あくまでもコミュニケーションというのは決定サイクルを早く回すための、
潤滑油というんですか、あれは。
そうですね。
潤滑油なんです。
コミュニケーション取れてると報告もスムーズになる、決定もスムーズになる、
実施もスムーズになるしチェックもスムーズになるじゃないですか。
なので潤滑油として機能するのがコミュニケーションなので、
そこを履け違えてしまうとうまくいかなかったなというところは今振り返ればあるかなというところですね。
コミュニケーションにある実行確率のアッパーワールド来ちゃっても
もっとコミュニケーション取らなきゃってなっちゃってるってところですかね。
そうですね。
なるほど。ありがとうございます。
そのコミュニケーションで、いわゆる潤滑油としてやっていくというところで、
その先をもっといかなきゃいけないというところじゃないですか。
そこをいわゆるマネジメントでうまく回していくというイメージですか。
ですね。
そうすると松田さんの考え、このマネジメント、いわゆる本質の部分かなと思うんですけど、
ここって何に当たりますか。
これが先ほどお伝えした実行確率を上げることなんですね。
じゃあ実行確率はどうやって上げるかというと、
この2作目の方ですね、人材教育の仕組み化の方に書きましたけれども、
マネジメントの方程式というのがあります。
それがスキル×モチベーション×ベクトルです。
この3つの掛け算でマネジメントのレベルをグッと上げることができます。
マネジメントというのは、つまり実行確率を上げることなので、
実行確率が上がるとどうなるかというと、決定サイクルが早く回るんですね。
私たちはマネジメント、ニアリー・イコール、コミュニケーションだと思っているので、
マネジメントとコミュニケーションって近い距離にはあるんですよ。
ただ完全なるイコールではない、ニアリー・イコールなんで、
そこはやっぱり組織で見たときに履き違えてしまうと、
コミュニケーションで成果が出るとは思うんだけれども、
コミュニケーションだけで成果が出るわけはないんですよね。
そこはやっぱりプライベートとかのコミュニケーションというのと、
組織として、仕事としてのコミュニケーションというのは
分けて考えないとうまくいかないかなというところがあるかなと思いますね。
ありがとうございます。
昔思えば、組織としてのコミュニケーションじゃなくて、
個人としてのコミュニケーションとか、
そっちの方に比重が多かったかなって振り返れば思いますね。
じゃあご飯行こうよとか、そっち系に振り切ってたって感じですか?
というよりも、ゴールが決定サイクルを早く回すとか、
実行確率を上げるっていうことにはなってなかったので、
コミュニケーションを取るっていうのは、
さっきのスキル・モチベーション・ベクトルっていったところの、
モチベーションが上がる可能性とかあるかもしれないですね。
でもコミュニケーションがどうなったって言ったら、スキルは別に上がらないと思うんですよ。
ご飯食べに行く、ご飯食べに行ってスキルが上がるって言ったら、
なかなか難しいじゃないですか。
っていうふうな部分で、
何を目的においてコミュニケーションを取っているかっていうところが、
多分なかったのかなと思いますね。
その人のモチベーションを上げる目的でコミュニケーションを取るのはいいけど、
とりあえず仲良くしよう、これがマネジメントだろうってやるのは違うってことですね。
最初その目的次第ですよね。
決定サイクルをスムーズに回すために信頼関係を獲得しよう。
そのためにまずはコミュニケーション、自己開示を通じてコミュニケーションを取って、
まずはちゃんとお互いにキャッチボールができる状況にしよう、
って思う目的でコミュニケーションを取ればいいと思うんです。