メンタルヘルスの矛盾
倉木凪です。
倉木は常々思ってきたのは、精神的な健康を損ねてしまっている人って、
精神的な健康を取り戻したとしても、
その分、実は自分が大事にしてきたものを犠牲にしてしまっていることに気づいてしまっているからなんですね。
でも、まったく思ってその通りなんですよ。
人間ってね、矛盾を抱えてますから、
矛盾でできてると言ってもいいですから、人間は。
だから、他に何か大事なことがあったりしたとしてね、
例えば、あんな健康がどうだこだい、今言ってられないと、
大事なプロジェクトの締め切りっていうか、期限が詰まってると。
倉木は以前ね、ジブリのドキュメンタリーを見てて、
宮崎さんが健康的にもう危ないと、健康的な面で言うと、
でもそれでも病院に行ってね、ドクターストップかかってるあれだから病院に行けないっていう状況で、
やらざるを得ないと。
でもここまでのことはなかったとしても、
自分の人生において健康が大事なことか、健康がね、
大事なことの100を占めるのかっていうと、
優先順位で言うと、一番のとしてもね、人間その他、
大事にすべきことたくさんあるわけですよ。
で、健康を精神的に何とかしたいと、健康になりたいと、
病気を治したいと、
しようとするほど、なんかこじらしていくっていうのは、
すごい勘のいい人だと、病気を治そう治そうとしてしまったりするんですが、
前回話したように、焦ってね、何かやらなきゃいけないことがあったりして焦って、
で、今回話したいのは、そっちの方が頭にあるとですね。
で、矛盾してますよね。単純に病気を治したかったら、そこに注力すればいいわけだけど。
意識がどっかにあってね。
で、結果、精神病逆に悪化するっていう。
何となくイメージできますかね。
逆に焦って病気を治そうとして。
なんか気まじめな人ってね、そういう人ってね、いそうじゃないですか。
だから、睡眠なんかも同じことで。
寝よう寝ようとすればね、寝れなかったりするわけですよ。
でもね、睡眠で大事なことなんて誰だってわかってるはずなんですよ。
昼間運動したりして、疲れなかったらそれは夜、目覚めて寝れないってわかってるはずなんだけど。
人間って矛盾が抱えてますよね、だから。
自分で余計なことして、メンタルヘルスにかなってないことをしちゃうってことですよ、だから。
日ごりのことをしちゃうんですよ。
だから大事なのは、今何をやったって精神的に健康を維持できるか運次第で、
それをもう治そうとしたところで、今はね、やるべきことに注力した方が良くて。
無駄な抵抗だと自覚することですよね。
ストレスケアの盲点
あとちなみに鬱病で言うと、治すために必要なのは完全に休むということですね。
これは精神的な病気だと考えちゃダメなんですよ。
体の病気だと思ったほうが良いですね。
だから気合でなんとかなるようなものじゃないし、
頭でどうのこうの考えてなるようなものでもないし。
完全に休むこと。
だから骨折してる人をイメージしてもらったらわかりやすいかな。
骨折してる時に筋トレを前より少なくしたりしたところで意味ないじゃないですか。
完全にもう筋トレどころか歩くのさえやめなきゃいけないでしょ。
足の骨折だとしてれば。
そういうことなんですよ。鬱病というのは。
あとはね、こうやってポトキアスが聞いてくれてくださってありがたいんだけど、
例えばいろんなものが読み漁ったり聞き漁ったりなんとかね、
ダイエットを経験した人もわかると思うんですけど、それと同じように、
なんとかストレスを減らそうとしたり、
心が折れないようにしようとしてる人って、
そうやっていろんなものを見漁ったりしてる状態がね、
もうストレスを貯める原因ですよね。
でもね、それをやめろなんていう無責任なことは暗くは言うつもりないんだけど、
いかに矛盾があるかってね、人間ってのは。
それを自覚することですね。
だから、そこであんまり気真面目になってはいけないな、
もうちょっと気楽にね、メンタル減らす目で考えていこう、
なんていう風に今度したら、それはそれでうまくいかないですね。
そう単純なもんじゃないですね。
まあ、そん単純なものであると思いたいですよね。
これでこうやってダメなら、じゃあこうやればいいんでしょって思いたいですよね。
で、そんな答えなんてないことを自覚することですね、まず大事なのは。
で、精神的な健康を考えてる間は、
多分精神的な健康の方向に向かってないっていうこともあると。
例えば、自分は今集中してるのか考えてる時ってね、絶対に集中してないんですよ。
まあ今、自分は健康なのかどうかみたいに客観的に捉えようとしてる間はね、
何をすべきかって答えは見えてこないっていうのも最後にお話しして。
それでは、したっけ。