強迫性障害と記憶の不確かさ
倉木 凪です。 今回は強迫性障害の話、この前したけど
もう少し踏み込んだ話なんですけど ちょっとわかりにくかったと思うんで、あの
倉木はですね、まず本題にすぐ行っちゃいますが もう1秒前のこと、もう一瞬前のことですね
と言ってしまっていいと思うんですよ。ほんと一瞬前のことが わからなくなるんです。自信がなくなるんですね。
で、どういう感覚かって言うと、例えば何か確認作業をしてて
強迫性障害って確認作業多いですから
次の作業に移って その時に
うん
確認も終わったし、次の作業行こうってならないんですよ。 まあ人間ってこうやってできてると思うんだけど、例えばパッと
確認作業終わって
食事中ね、パッとお皿見て食べる順番を考え始めようとしましたってやったら 今舌を見る直前
本当確認作業終わってたのかってなるんですね。 別に記憶喪失でもないし
訳のわからない自信のない方でもないし
うーん でもこうやって客観的に考えてみて、やっぱりよくわからないんですね
ルーティン通り行けば確認作業終わってから舌を向いてる
まあでもそうでない時もあるからなのかな
もしかしたら今確認作業終わってなかったんじゃないかっていう考えが 浮かぶんですよ。確かに
まあ確かにね
確認作業を これもそうなんですよ。あの1秒前の記憶
なくすから確認作業終わったっていう
確認をしている時に その前に考えてた別のことをちょっと忘れるというか
だからあることはできててもそれ以外のことを忘れているのではないか 結果的にすべてをちゃんと終わってるのかみたいな、まあそういうことだと思うんですよ
1秒前のことを忘れてないかどうかっていう 1秒前の確認があるんですね
だからねパッと舌を向いて その1秒前のことは自信がなくなるんですよ
1秒前の記憶が不確かになるということですね でさらに自信がなくなるんですよ
どういうことかクラゲも昨日 ちょっと客観的に見てみたん
後から振り返ってみたんだけど 自分が記憶があるかあったのかどうかっていう記憶がないっていうのかな
1秒前にちゃんと しっかりその記憶があって
まあでも今話してるから話してて思うけどすごい複雑ですね 1秒前はその1秒前のことが忘れてるかもしれないし
そうやって1秒前のこと 自分自身がなくなるんですよ
1秒前にしっかりそれまでのことを記憶して ああ大丈夫だと思って次のことに移ってるかわからなくなるんですね
だからよく 教学生障害の本なんかに書いてる
鍵をかけてる時ルーティン通りに やってるんだけど途中で
少しでもずれてしまったら
位置からやらざるを得ないというのもそういうことだと思うんですよ どこまでやってたかわからなくなるんでしょうね
これはね教学生障害じゃなくてもルーティン やってる人はみんなそうだと思います
少しでも崩れたらね もうてんやわんやっていう感じになってしまうんですよ
これは全員に人類全員に入れることだと思うんですけど やっぱりねそうやって
記憶の確認作業の影響
身動きをとった時 体を動かした時って
必ず心が動いたりして つまり
感情が動く分 その1秒前の記憶動く前の記憶を忘れちゃうんですねだから
瞑想の時なんかは なるべく一定の姿勢を保つのはそういう理由だと思います
それで心を落ち着けるわけですよ 特に何かに驚いたりした場合
クラキはね 何が
あったのか1秒前のことを忘れるし しかもパニクルして
全く何を今何をやってるのかもわかんないし 1秒前の自分に対して
自信を持てないし この1秒前の自分に対して自信を持てないってねしょっちゅう起こるんで
本当苦労してますね だからね今何をしてたかわかんなくなるし
食事中これも本当に重症だと思うんだけど 口の中にパッと入れますよね行動を取りました
したら今何をしてるかわからなくなるんですよ だからすぐ味わおうってなんないんですよ
あとはパッと皿を持ち上げました 今何をしてるかわからなくなるんですよ
さっき話すの忘れてましたが 食事中下をパッと向いて
1秒前のことを確認しようとしたら 1秒前のその1秒前 つまりパッと下を向いて直後にやるルーティンをしそびれてるから
あれ何をやるんだっけ 自分は今下を向いたけど
いつも通りできてるのか 他の機械で下を向いた時と
こんがらがあるんですねどっちなのかってわかんなくなるんですよ だから手を洗ってる時確認ごと少しでも
考えごと少しでもしちゃったら 今いつも通りちゃんと手を洗えてたのか
わかんなくなったり順番飛ばしてないか 蛇口ひねって
ハンドソープ取ってて どっかの順番飛ばしてないかっていう不安に駆られるだけです
1秒前だったり5秒前の自分に全く自信を持てないんですね 特に30秒前の自分なんてもう
全く 信頼してないんですよ
で いやでもね
1秒前何をやってたかって 例えばさっき言った確認作業終わったっていうのは
そういうのは意識して確認することじゃなくて 無意識にわかることじゃないですか
例えば鍵閉めたななんていうのも 鍵閉めたかって確認をしなくても
今鍵閉めたっていうなんとなくの頭にぼんやりそういう記憶が残るわけですよね
そういう風に ネズミだろうが猿だろうが人間だろうができてるわけですよ
前増物実験でありましたねそうやってね やっぱり短期記憶って必ずほうに類にはあって
覚えてるわけですよ だから別にそんな確認する必要ないんだけど
それもわかるのはわかるんだけど 1秒前の自分には絶対自信持てないんですよ
その記憶が確かな記憶だとは 到底思えないんですよね
別に自分が作り上げた記憶だとは思わないけど だから確認作業が多くなるんですよ
確認作業をしている最中にやるべきことをできないからまた確認作業が増える
だからもう自分なりにさすがに学んで 作業終わるまではもう
考え事をしないようにしようと いつも通り平成を揃ってやろうとしたら今度はそれはそれで
何を確認作業しなきゃいけないのかって忘れちゃうから これは板挟みですよねどっちが正しいかわかんないんですよ
でもどっちが正しいと信じてやってはいるんだけど それではしたっけ