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ポッドキャスト総研。この番組は、ポッドキャストスタジオクロニクル代表の野村高文と、新しい経済編集長の志田良佑介が、面白い音声コンテンツや音声ビジネスの可能性について、あれこれ語っていく番組です。
こんにちは、野村高文です。
志田良佑介です。
はい、ポッドキャスト総研第8回始まりました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、いきなり冒頭からどうでもいい話をするんですけど。
はい。
野村さんと私が収録時点で、ちょうど前日にお酒を飲んでたんですよ。
そうなんですよね。
はい。
昔、一緒にプロジェクトをやった、弦頭社のミノワさんも含めて楽しくお酒を飲んでいたんですけど。
すごいですね。2日酔いで収録をするっていう、久々の感じを今は味わってます。
いや、そうなんですよ。だから、もちろんコロナで早い時間にあれしたんですけれども。とはいえ、結構楽しく飲んだのもあって。
だから、飲み会はリアルでやって収録はリモートでするっていう感じで、僕と野村さんは今退治してるわけですけれども。
そうなんですよ。
若干お酒残ってるなって感じはするかもしれない。
そうなんですよね。互いにオンラインで画面が見えたときに、なんか顔むくんでるなみたいな感じがありまして。
そうですね。
はい、すいません。ただ、そういった中でもこういうポッドキャストはちゃんと楽しく話していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
はい。
今日は話題としては、YouTubeがポッドキャスターに動画作成のために30万ドルの助成金を出しているという報道っていう記事を取り上げたいと思います。
これ、第1報が日本版だとエンガジェットさんが報道していまして、もともとはブルームバーグの方なんですよね。
そうですね。
海外、アメリカで。この記事によると、YouTubeが結構ポッドキャストに注目というか本格的に参入するんじゃないかっていう予測が出ていまして、現状、ポッドキャスト制作者に最大5万ドル。
だから500万円ですね。500万円強。
ポッドキャストネットワーク。ポッドキャストネットワークって、私のクロニクルも一応ネットワークのうちの1つなんですけど。
なるほど、なるほど。
制作会社のことです。
いくつかの番組持ってると。
一番でかいのはギムレットメディアさんとか。ネットワークに最大30万ドルの助成金を提供しているということで。
これを記事見ていてもそうだし、私も最近ちらほら見るなと思ったんですけど、もともとポッドキャストなんですけど、それにちょっとした絵をつけたり、もしくは収録の様子を動画に収めて、YouTubeとして配信しているプレイヤーさんも結構いらっしゃるんですよね。
いますね。
日本で言うと、この番組の話題に上がってきた、例えばゆる言語学ラジオさんとか。あれもともとYouTubeですかね、あれは。
そうですね。YouTubeで収録風景も流してるってことですよね。
そうなんですよ。古典ラジオさんもYouTubeで収録風景流してますし、あとケビンの英会話っていう非常に面白いSpotifyの上の方にいる番組もあるんですけど、それなんかもずっとYouTubeやってるんですよ。
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結構そのポッドキャストとYouTubeっていうのを両方配信しているプレイヤーさんがいるにはいるっていうことなんですけど、その垣根っていうのがだんだんと溶けてきたのかなっていう感じでして。
我々も結構ここ悩ましいところなんですけど、ポッドキャスト用に作ると、そもそも絵がないじゃないですか。
そうですね。
ですよね。それを静止画だとしてもやっぱり多少はちょっと字幕を用意しなきゃいけないかなとか、動画として収録風景を撮るんだったらそれなりにいいカメラ用意しなきゃいけないかなとか結構変数が増えるんですよね、動画にしちゃうと。
ただやっぱりYouTubeの圧倒的な数の、圧倒的なリスナー数というかユーザー数っていうのはやっぱり結構魅力的だなと思って。
そうですね。
結構ここ悩ましい問題なんですけど、今回アメリカではYouTubeがそういうポッドキャスターに対して動画化に関する費用を助成金として出しているっていうことなんですよね。
なるほど。
記事によると、Googleはまだこの件に関してコメントを控えているそうなんですけど、ただYouTubeがポッドキャストに結構ちゃんとやりにくるっていう状況証拠はいくつかあって、
2021年にはポッドキャスト責任者という方が任命されて、カイ・チュック氏という方らしいんですけど。
この方は割と長年YouTubeの幹部を務めている結構重要プレイヤーらしいんですね。
なるほど。
重要プレイヤーがポッドキャスト責任者として一気に乗り込んでくるんじゃないかみたいな話があったりとかですね。
あとですね、元々YouTubeってバックグラウンド再生とか音声だけの再生って有料版にならないと使えなかったんですよね。
プレミアメンバー。
はい、プレミアメンバーなんですけど、カナダではプレミアムメンバー以外にもバックグラウンド再生の機能を解禁したらしいんですよ。
へー、そうなんだ知らなかった。
そう、へーって思ったんですけど。
だからそれは要は耳だけで聞く人を取り込もうとしてるんじゃないかっていう分析が記事ではなされていますね。
なるほど。
ということでどうなんですかね、このポッドキャストに映像をつける動きというか、
あとはそもそも映像プラットフォームでポッドキャストを流していくっていう動きが今後広まっていくのかどうかって話なんですけど、
千田さんは思うことあります?
いくつかの、もちろん正式なGoogleの発表がないですし、あったとしても真意というのは推測になってしまうかもしれないですけど、
いくつか切り口があるかなと思っていて、
まずは単純にもしかしたら世界的に有名なポッドキャスターみたいなのが生まれてきていて、
彼らの、逆に言うと音は彼らがいろんな配信を持ってるんですけど、
映像というのが特にまだどっかにも、
Spotifyは今ビデオポッドキャスターでやってますけど、そこにやってないんであれば、
要はそれなりにそこに顧客のいるポッドキャスターをYouTubeもしっかりと誘致したいと考えたのかと。
以前の回でも言いましたけど、やっぱり耳で音声コンテンツでつながってるファンとかってエンゲージメントが高かったりするので、
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そこをYouTube側もちゃんと引き寄せていきたいのかなっていう意図なのかなとも思いつつ、それが一つで。
もう一個が、逆にもしかしたらそういう人たちがYouTuberになっていくんじゃないんですけれども、
本当に垣根がわかんなくなってきてるなと思っていて、
じゃあポッドキャスターがビデオポッドキャスターみたいなのを始めつつもやっていくと、やっぱり映像表現をしだすわけですよね。
今までそれがコストとか手間の問題、ただ手間って言っても実は制作時間は同じだったりするんで、
まあ動画も音も撮れた方がいいよねっていう考え方もあるわけですよ。
そんなにコスト高くないと。それでやってみたところ、始めポッドキャスターだったんですけど、
結局YouTubeで動画を出し出して、そうすると見てくださいこのカバン、
あ、そうかごめんなさい、ポッドキャスターの人はわかんないですけどみたいな表現をしだすようになるような気もするんですよね。
実際今、両方やってる番組とかでそういうことよく聞くんですよ。
なっていくと、これはわかんないんだけど、意外とポッドキャスターとしてYouTubeを始めて、
もしYouTubeで回り出しちゃったら、YouTuberメインのポッドキャスターになっていくような人もいるんじゃないかなと。
だからその音声コンテンツを取り込みたいのか、もしくはYouTuberの卵的にポッドキャスターを取りに来てるのかみたいな、
いろんな想像ができるなと。そもそもその垣根ってなんだろうなっていう気もしだしてくるなっていう気がしました。
そうなんですよね。全てはYouTubeのプラットフォームに集約されるのかみたいな説もあったりしますもんね。
そうなんですよ。確かにバックグラウンド再生ができることで、僕なんかYouTubeプレミアムメンバーじゃないですけど、
映像を流しながらポケットに入れてバックグラウンド再生、普通に聞いてたりはするし、パソコンだったり。
他のアプリは触れないけど、別に他の作業をパソコンでしてるときはそれでよかったりするじゃないですか。
要はプレミアムメンバー以外にも相当音だけで楽しんでる人って多いはずなんですよね。
だからここどうなっていくのかなみたいな、すごく気になる動きというか。
ただ今コンテンツの雰囲気ってプラットフォームに依存してるような気もしなくないので、それも一概に言えないのか。
YouTubeはちょっとデカすぎるんであれですけど、とはいえYouTuberって想像した人とTikTokerって想像した人とPodcasterって想像する人との
ペルソナみたいなのを仮に思い浮かべてみたら、ちょっと着てるファッションとか雰囲気が違うと思うんですよ、皆さん頭の中で。
で、それがどう混ざっていくのかみたいのはすごい僕も気になっているし。
ただそれぞれが結局見るコンテンツに最適化されているフィルターバブルみたいなのが働いちゃうので、
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一概に僕の頭に浮かべたTikTokerと野村さんが頭に浮かべたTikTokerって違うかもしれないんですけどね。
ただメディアの境界線みたいなのがなくなっていく中で。
でも僕はいろいろ話しましたけど、この流れは進むかなと思っていて、
僕も別でやってる欲望のSNSっていうPodcastもちょこちょこ更新してるんですけど、
そっちでは実はZoomで収録した動画をとりあえずYouTubeに流してるんですよ。
そうですよね。やってますよね。
別にそれはもう正直YouTubeから見たらZoomそのままじゃんだからクオリティは高くないんだけど、
でも別に流さないよりは流した方がいいじゃんぐらいの感じで、編集せずに出したりするんですね。
だからそういう意味で言うと、やっぱりPodcasterが動画配信するっていう流れは一緒の時間だし撮るのはみたいな感じで、
こういうグランツというか助成金もあったりすると進んでいくような気もしなくはないですね。
一回やってみますかね美容Podcast。結構私顔出しというか抵抗あるんですよ。
そうなんですよね。
でも一回ものは試しにやってみてもいいかもしれないですね。
一回そういうのをやってみる手はあるかもしれないし、
ただやっぱりとはいえ、ごめんなさい僕ちょっと今日2日酔いなんで、理論もごちゃごちゃになってますけど正直。
ただなんかとはいえPodcastとYouTubeってやっぱり体験価値違うよなっていう思いもあるんですよ。
そうですね。そんな気がしますね。
だからなんか映像をつけることで損なわれるようなものもあるか、
僕らが出していくコンテンツが何か変容してしまうかもしれないとか考えると、どっちなんだろうなっていう。
映像が見れてしまうこと。
まあ引き算の価値ってのもありますからね。
そうなんですよ。だからまあ難しいですね。
ラジオ局さんとかPodcastじゃないですけど、もちろんYouTubeやってたりとかいろいろ映像配信もしてますけれども、
基本的にはやっぱり音をメインに置いてるじゃないですか。
そうですね。
で、別にたぶんやろうと思えばラジオ局ってずっとYouTubeで、
例えば24時間スタジオを流しておくことできたと思うんですよね。
はいはいはいはい。
そこに広告乗っける可能性あったと思うんですけど、もしくはラジコンの中では映像付きですってできるはずなんですよ。
しかも有名人とかいっぱいタレントさん出てるし。
でもね、なんかね、それをそこまで踏み切ってないことに何があるのかなってことをなんかいろいろ考えちゃいましたね。
そうですね。はい。
今回もお聞いただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
ちなみにこの番組はしだらのむらが音声プラットフォームボイシーで配信している風呂敷タタミニンラジオにもアップしています。
タタミニンラジオでは音声コンテンツの話だけではなく、ビジネスやキャリアのお話もしていますので、ぜひそちらもお聞きください。
またオーディブルではですね、みんなのメンタールームというリスナーの皆さんのお悩みにお答えをしていく番組も配信していますので、そちらも併せてお聞きください。
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この番組への感想はハッシュタグポッドキャスト総研。ポッドキャストは英語、総研は漢字で投稿いただけると嬉しいです。
それではまたポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
さよなら。