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2022-03-04 12:07

#05 書籍編集者は音声プロデューサーに向いてる気がする

制作者として音声コンテンツにどっぷり浸かっている、Podcast Studio Chronicle代表の野村高文と、あたらしい経済編集長の設楽悠介が、おもしろい音声コンテンツや、音声ビジネスの可能性について、あれこれ語っていく番組です。毎週火曜・金曜配信。第4回のテーマは「書籍編集者は音声プロデューサーに向いてる気がする」。

【出演】

野村高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表) twitter.com/nmrtkfm

設楽悠介(幻冬舎「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長) twitter.com/ysksdr

【参考URL】

JAPAN PODCAST AWARDS ジャパンポッドキャストアワード

https://www.japanpodcastawards.com/nominations/

【関連リンク】

・Voicy「風呂敷畳み人ラジオ」 : https://voicy.jp/channel/607

・Audible「みんなのメンタールーム」公式情報 : https://www.audible.co.jp/pd/B09PWM1R7Z

・Podcast「News Connect」https://open.spotify.com/show/1EiRggj17tBgkoZHpv34Cn

・Podcast「あたらしい経済ニュース」https://open.spotify.com/show/4vN7EuZftQIDGoKIkoWQsX

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この番組は、Podcastスタジオクロニクル代表の野村高文と、新しい経済編集長の志田良佑介が、面白い音声コンテンツや音声ビジネスの可能性について、あれこれ語っていく番組です。
こんにちは、野村高文です。 志田良佑介です。 はい、Podcast総研第5回始まりました。よろしくお願い致します。
早速なんですけど、今日のテーマがですね、書籍編集者は音声プロデューサーに向いてる気がするっていうタイトルをつけました。
なるほど。これ、いささかちょっとポジショントーク感がある。 なんでかというと、我々一応書籍編集もやった実績があるんですけれどもね。
そうですね。ちょっとユーザーさんの皆さんへのディスクレーマーとして、ポジショントークですね、これ。
でも、まあ客観的に見てもっていう話を今日したいってことですよね。 そうですね。
で、これね、なんでそんなことを思ったかっていうと、ポッドキャストの大事なポイントが2つあるなと思ったんですよ。
なるほど。 これちょっとコンサルっぽい話をしますね。まず2つあります。 さすがですよ、出ましたよ、元コンサル。
1つはですね、これ皆さんイメージできると思うんですけど、聞き手としての能力ですね、まず。 なるほど。
ちょっといきなり本題すっ飛ばしちゃった感じもするんですけど、結局ですね、ポッドキャストって深い話をできる方っていうのは、世の中にちゃんと見ていくと結構いらっしゃる感じがするんですよ。
例えばなんですけど、それこそメディアに出てくるような専門家の方々ってそうですよね。 特に学者さんとか。 そうですね、大学教授とかでね。
大学教授とか、あと経営者の方々とか。あと最近ポッドキャストでやっぱり人気なのは、大学教授でも経営者でもないんだけど、実はその道を当事者としてすごい突き詰めていて、すごいマニアックな知識を語ってくださる方っていらっしゃるじゃないですか。
めちゃくちゃいますね。 農家さんであるとか、言語学のプロであるとか、歴史にめちゃめちゃ詳しいとか、もう多分それぞれ番組名が皆さん思い描いてあると思うんですけど、いらっしゃると思うんですけど。
ただ、やっぱり自分がすごく思ったのは、一人語りってめちゃめちゃ難しいんですよ。 難しい、本当にそうです。
シザーさんもやったことありますよね、一人語り。 あります。実際今も新しい経済の方でやってたりするんですけど、やっぱり一人で配信ってかなり難しい。
そうですよね。私の体感で言うと、5分くらい。毎朝ニュースをやってるんで、5分くらいの解説だったら一人でいけるんですけど、例えばそれが20分、30分、それとも1時間、一人で喋り続けられるかっていったら、やっぱりきつくて。
あと聞いてる方もちょっと飽きてくるんですよね。音楽もなかなか入らなかったりした場合もあると思うんですけど、音楽も入らない場合とかは、やっぱりずっと一人の人が喋ってるのを聞いてるわけですから、なんか疲れてくるっていうのもあって。
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そうなんですよね。それすごい分かりますね。結局、やっぱり変化がないとリスナーっていうのは多分飽きるんですよね。自分がリスナーでも飽きるんですよね。
だから逆に言うと中田敦彦さんのYouTube大学みたいに、あれってもうずっと一人語りをしながら飽きさせないじゃないですか。あれとか本当にすごいなと思いますね。
たしかにそうですね。
なんで、本当にプロの話芸ぐらいいかないと一人語りってきついんですけど、それをやっぱ解消するのが聞き手だなと思っていて。
なるほど。
その聞き手が、ある意味適切にその人の話っていうのをディレクションしていって、導いていって、ちょっと分かりづらい箇所だったり、もにょもにょっとした箇所があったら、適切に突っ込んでいくっていうことが重要なんですよね。
これってすごく編集者的なスキルで。
僕も聞いてて思いました。本当そうですね。
そうなんですよね。やっぱその背景には、一人で喋ってると、自分の話のどこが本当に面白いのかって分かんないんですよ、実は。
分かってるようで分かんなくて。でも聞き手が聞いてくれると、ここって結構反響あるんだみたいなことが分かったりするんで、すごくやっぱ喋りやすいっていうのがあるんですよね。
で、聞き手からするとやっぱりリスナーのある意味大弁者になって、ここもっと聞きたいっていうところがあったら適切にやっぱり突っ込んでいく。
だからその役割って本当に重要で、想像している以上に重要だなと思っていて、それがやっぱり書籍編集者は慣れてるなと思ってるんですよね。
まさに作家さんとか名人が書いたメッセージを、ここがちょっと多いだの、少ないだの、これだと読者に伝わらないとかやっていう作業をするのが書籍編集者ですからね。
ですですですそうですそうです。まさしく本当にそうですね。で、結局書籍編集者の仕事って、もちろん手におはを直すとかそういうのも仕事なんですけど、どっちかっていうと、どの情報はもっと欲しくて、どの情報はいらないのかっていうのを結構主射選択する役割だったりするんですよね。
で、それってやっぱりポードキャストでも非常に必要で、ここはまだあなたの話では食い足りないんで、もっと喋ってくださいっていうことを伝えれるかどうかだと思うんですよね。
で、ちょっとなんか話がだるくなってきたなと思ったら、すっと次に行くみたいなことも求められたりするんですよね。
なんでまずその聞き手としての能力っていうのが一つあって、でもう一つは構成の力だと思うんですよ。構成って直す方じゃなくて、ストラクチャーの方ですね。
で、これ何かっていうと、書籍における構成って要は何かっていうと、情報を何から並べて、どういう順番で展開していって、で、どこで落とすかって話ですね。
まあ衝立ての話ですね、要は。これはそのポッドキャスト1個だけ、例えば15分とか20分のポッドキャストだけを想定してもそうだし、あとはシリーズものですね。
例えばその10回とか12回とか、そういうもので、どういう順番で何を並べていくとリスナーにとってはやっぱり体験価値が高いかっていうのを考えるのもやっぱり書籍編集者の仕事なんですよね。
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で、なんていうか、ポッドキャストの場合、最初からなんかいきなりパッケージ化はせずに、まあ結構雑多にこう話していって、で、リスナーさんの反響を見て面白いものを伸ばしていくみたいなやり方もあるんですよ。
あとそのすごくオムニバス形式に、つどつど15分でぽつぽつと面白い話をしていって、で、ニュースものよりハウツーのがウケるのかみたいな感触を確かめてハウツーに寄せるみたいな、そういう作りもあったりするんですけど、ただやっぱりその情報の出す順番っていうのがすごい大事で、それをやるのが書籍編集者だなと思ったんですよね。
だから結構目次の並び方とか、例えば雑誌にしても台割りみたいなのってめちゃくちゃ大事だし、それによってはね、本当にもしかしたら売れる売れないにも関わってくるところですよね。
結局、あの特に書籍作る時思うのは、やっぱり冒頭で離脱、どこで離脱するかみたいな話があって、で、たぶんポッドキャストも間長率みたいな話あると思うんですよ。YouTubeの最後まで見る率とか、それって同じようなことが求めて本もやっぱり本屋で立ち読みされてまあいいやだと、要はもうゼロ円なので売り上げが、少なくとも家に持って帰りたいなと思わせるぐらいの並びにしないとダメですよね。
そういうことを考えて僕らも本作ってるので、まさにそこで野村さんおっしゃってたようにポッドキャストに通じるような気がするな。
そうですよね。なんか結局、その何かコンテンツを作るときって、雑誌の場合はそのメイン特集でメインのインタビューみたいなことだと思うんですけど、書籍の場合もその一番おいしい部分って何なのかって考えるじゃないですか。このコンテンツの売りは何かってことをやっぱりすごく考えるんですけど、ポッドキャストも全く一緒だなと思っていて。
もちろんその15分20分あるんで、雑多な話もあれば、繋ぎのための話もあると思うんですけど、本当にこのコンテンツでの売りって何なのかっていうところを考えたポッドキャストはやっぱりと聞かれてるなーって思うんですよね。
そうですね。 それはそのメッセージの内容ももちろんそうなんですけど、いろんな要素があって、例えばその音楽とか、その音質の良さとか、あと最近やっぱポッドキャストで重要なのは2人の関係性とか、なんかこの2人のこうなんかコンビ芸が聞きたくて、やっぱついつい聞いちゃうみたいな、ちょっとクスッと笑えるみたいな。
結構そういうそのトータルのパッケージで一体どこで価値を訴求するのかみたいな話が大事だなと思っていて、これって本当にまさしく編集者的な仕事だなって思うんですよね。
そうですね。だから、ある意味今ポッドキャスターって、多くのポッドキャスターがまだ特に日本においては、要は自分で企画をして、自分で喋って自分で終わると。要は確実にソロギターというかですね、ソロポッドキャスターが多いと思うんですよね。
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そうですね。そう思いますよ。本当に。 それってやっぱり、本で言うと作家さんが編集者つけずに本をそのままKindle Direct Publishingで出すみたいな話なんですよ。
なので、もしかしたら、まさにポッドキャスター自身だからこそ編集者的なスキルがあって、それをメタ視点で発揮できればソロプレイでいけるんですけど、そういう意味では編集者みたいな人を企画とか、それこそ利き手につけるっていうのもありかもしれないですね。今ポッドキャスターやってる方でちょっと改善したいと。
いやそうなんですよ。これね、まさにね、私がこれ商売にできるんじゃないかなと思ってる人もね。 そうなんですよ。なんか、おそらく、例えば何か発信をしたい有識者の方、深いものというか濃いものを持ってるんだけど、届くポッドキャストにするためには1個距離があるんですよ。
そのまま生声で喋っても、やっぱり結構聞くのが大変なものができちゃうことが多くて、あとやっぱり意外に難しいから、やり始めるとその続かないみたいなこともあったりするんですよね。だからそこをこうなんでしょうかね、こういうふうにしたらいいですよっていうふうにご提案して、何なら利き手もして、最後配信するっていうところまで持ってくっていう役割が、たぶんしだらさんも普通にできるし。
はい。私もそれを1個強みにしたいなと思っていて、だからそのビジネスモデルを整理させるっていうのが今年結構私のテーマなんですよ。
いやでも本当にそうだと思う。書籍でいうと裏話みたいなことをすると、あとそこの聞き手スキルってめちゃくちゃ大事で、例えば書籍も取材して本にしたりするんですけど、そのライターのインタビュースキルによって本の内容が変わったりするわけですよ。
本当にそうですよね。
そう。やっぱりテレビとか見てても思うと思うんですけど、目立たないんだけどこのモデレーションがあるからこの人面白い話喋ったなってことが起こるんですよね。
今日はポジショントークなんで言わせてもらうと、僕と野村さんはもう何百人と取材してきてですね。
ボディアまで。ポッドキャストも動画も含めて、もうその相手の良さを引き出してきた実績がありますんで、ちょっとポッドキャストやってるときあんまり伸びないなとか、
そこを引き出せる力がやっぱりあるかっていうのがすごく大事なんですよね。
だからぜひDMいただければと思います。一回試してみたいと。
いいですね。露骨なPRが最後に入るっていうね。
露骨なPRですけれども。
ということで、お後がよろしいことでということですね。
そうですね。
というわけで、今回もお聞きいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
ちなみにこの番組はですね、我々二人が音声プラットフォームボイシーで配信しています、風呂敷タタミニンラジオにもアップロードしていきます。
タタミニンラジオではポッドキャストの話だけではなくてですね、ビジネスやキャリアのお話もしていますので、ぜひお聞きください。
また、オーディブルではですね、みんなのメンタールームというリスナーの皆さんのお悩みにお答えしていく番組も配信していますので、併せてお聞きください。
この番組への感想は、ハッシュタグポッドキャスト総研。ポッドキャストは英語、総研は漢字で投稿いただけると嬉しいです。
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それではまたポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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