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ポッドキャスト総研。この番組は、ポッドキャストスタジオクロニクル代表の野村高文と、新しい経済編集長の志田良佑介が、面白い音声コンテンツや音声ビジネスの可能性について、あれこれ語っていく番組です。
こんにちは、野村高文です。
志田良佑介です。
ポッドキャスト総研、第20回始まりました。よろしくお願いします。
お願いします。
20回目、なんか意外に続きましたね。
続きましたね。
これは幕場に話してたんですけど、この番組は我々が話していて、一番精神的負荷が少ない番組なんですよね。
それはサボってるって意味じゃないですよ。何も考えずとも言葉が出てくるぐらい、話すことがあるっていうことかな。
やっぱね、これポッドキャストってどういうテーマ選定したらいいですかっていうふうにたまに聞かれるんですけど、これなんですよね。
たぶん勝手にほっといても話しちゃうテーマっていうのが一番続きやすいっていうところがありますね。
これめっちゃ大事よ。だから要はこの放送を撮る前に、もちろんそういう番組もあるし素晴らしいんだけど、資料集めで何時間も使うとかさ。
その資料集めが楽しいものだったら多分いいんだけど。
そうそう。
まあコテンラジオなんかそうだと思うんですけど。
資料集め自体が、自分がテンション上がったら全然アリなんですけど、すごい苦痛な思いをして資料を集めて。
そうね。
っていう感じにすると、やっぱりちょっとね、続けづらいっていうのがありますよね。
というところで、今日のテーマはですね、サブMCのリテラシーが問われる話っていうテーマ設定をしまして。
おー、なるほど。
サブMCは、ポッドキャストにおいては、メインの話し手がいて、その相方役みたいなイメージですね。
本当最近そういうポッドキャストさんすごく番組いっぱい増えてますけど、詳しいメインMCと詳しくないサブMCみたいなパターンっていうのがいくつかあると思うんですけど。
ちょうど、某人気番組を配信しているパーソナリティの方がおっしゃってた話で、私もなるほどなと思ったのが、やっぱりサブMCの人があんまりものを知らないと、メインMCの人がいくら面白い話をしていても、ポッドキャストの体験価値が落ちるってことをおっしゃってますよね。
なるほど。はいはいはいはい。
これはですね、書籍編集者・音声プロデューサー向いてる説に結構近いんですけど。
繋がるね。
はい。要は出てきた話っていうのが、すごい常識破りのすごい話なのか、聞いたことがある話なのかっていうのをサブMCが知ってないと、やっぱりその反応がミスるんですよね。
その一瞬の反応が遅れたりするんですよね。たまぎわに弱くなるっていうんですかね。
はいはいはいはいはい。わかる。めちゃくちゃわかる。
めちゃくちゃわかるんですよね、この話。
そうそうそう。で、結構やっぱり注意なのは、メインMCの人の方が詳しいんですよ、当たり前ですけど。
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例えば典型的なのは、学者さんと素人の人みたいなコンビで何かやっていくときに、当たり前ですけど、学者さんの方が知識が詳しいんですよね。
ただ、その学者さんの話っていうのが、えーそうなんですかなのか、あー確かにそうですよねなのかっていう価値判断は、やっぱり素人役の人もできなきゃいけなくて。
で、これがやっぱりミスると、なんだこの番組が、てかこの人知らないなーっていうふうにやっぱり印象付けられてしまうと。
そうですね。
で、なんかちょうど私が雑談したその人気パーソナリティさんがおっしゃってたのは、例えば、社会学者マックスウェーバーっていう名前が出てきたとするじゃないですか。
で、マックスウェーバーって、社会学をやってた人からすると、もうイチローみたいなものなんですよ。
まあ、イチローね、わかりやすいでしょ。
はい、プライベートで言うと。
つまり、社会学を学んだ人がいたら100人知ってるっていう名前なんですよね。
で、ただ、どうでしょうかね、そういう公民とか倫理とかやってない人は耳なじみが薄い。
須田さん知ってます?
いや、でも僕ね、あんまり詳しくないですよ。
名前はもちろん知ってるし、社会学とかそういうことは知ってるんですけれども、具体的には僕はだから明るくないですね、マックスウェーバーに。
たぶん、リスナーさんのリテラシーによって知ってる知らないが分かれると思うんですけど、
ただ、強要的な打ち出しをしている番組で、マックスウェーバーって誰ですか?みたいなこと言ってると、ちょっとやっぱそれは物足りなくなっちゃうんですよね。
まあ、もちろんそうですね。
ただ一方で、誰にでも分かるように話しますみたいな、中学生でも分かるなんたらみたいな、たてつけの番組だと、マックスウェーバーって誰ですか?っていうふうに言っても、そんなに違和感がない。
確かに確かに。
結構これって番組の期待値設定と密接に関わる話で、できたら私はテーマに応じてそこら辺の濃淡は、濃淡っていうか火力は調節できた方がいいと思うんですよ。
なるほどなるほど。
でもやっぱその調節をするためにも、ある程度のリテラシーがサブMCには必要だっていうところなんですよね。
いや本当そうです。
だからサブMCってある意味は、いろんな番組の構成とか近くにもよりますけど、ある意味リスナー代表でもあるってことですよね。
そうですね、はい。
だからもう知識ゼロからの○○みたいなポッドキャストだったら、究極知識ゼロであればいいと。知りたいという欲望さえあればいいのはあります。
でも、ただそれでも実は知って、それなりに素地がある方がいいだろうし、もっと教養とか、今の社会問題をどうこうみたいな話だと、一定レベルそれ知っとこうよみたいな常識がないと、面白い話も拾えないですからね、サブMCが。
そうなんですよ。なんかメインMCが乗ってこないと思うんですよね。あんまり当たり前のところで質問が来ちゃうと。
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そうそう。これはだからなんか、一応もちろん野村さんそういう人だと思うんですけど、別に教養が悪いとかだからいいって言ってるわけじゃなくて、ジャニーズの番組だったら僕ら歯が立てないですよ。
そうですね、もう絶対できない。
サブMC多分できないよね。
無理無理。
ジュニアの名前がわかんないから。
たぶんね、本当ね、ジャニーズファンの人からするとね、なんだこいつはって耳障りだなって思われちゃうんですよ。
あのサブMCなんだみたいな、ジャニーズ知らねえなみたいな。
そういうところをうまくどう設計するかだし。
あとまあこの放送で伝えたいのは、実はだからサブMCの力ってめっちゃ強いんだよ。下手したらメインよりも大事かもみたいな。
いやそうなんですよ。
だから私は本当に、ポジショントーク入りますけど、聞き手の社会的地位を上げたいなと思っていて。
いや本当にそうです。
今やっぱり足りないのは聞き手なんですよ。とにかく足りないのが。
でその聞き手っていうのは、流れ通りに物事を聞ける人は結構いらっしゃるんですけど、適切に情報の価値判断ができる聞き手ってすごく少ないんですよね。
少ない。
少ないですよね。
し同じ登壇者とかメンバーでも、僕なんかも一定の業界で結構セミナーとか登壇するんで、わかるんですけど、全く似たような登壇者でもやっぱり聞き手が変わると、全然盛り上がりも得られるインサイトも変わるんです。
要はスピーカーたちのね。スポットキャスターのイベントとかで。
それはまあ手前味噌ですけどすごく実感するんで。他の人のやつ聞いて、全然引き出してねーなみたいな。
【笑い】
ねーこれ何なんでしょうね。
でもそこに実は本当に野村さんが言う通り光が当たってないのが結構悔しいから、ほんと上げていきたいですね。
だからこれちょっともうネタバレしちゃうと、ボイシーの尾形さんとこの話で実は盛り上がったんですけど、聞き手のいいネーミングはないかっていうことを話してて。
だからそのMC、インタビュアー、モデレーター、なんか微妙にどれもかすってるんですけど。
走りテーターとかね。
走りテーターとか。かすってるんですけど、なんか全部を表してない感じがしていて。
スター感がないしね、なんかその響きにね。
そうなんですよ。そうなんですよ。
で、これって結構高度な仕事だと個人的には思ってるんで、それを端的に表すような。
多分アナウンサーとかじゃないんですよね。司会者とかでもないんですよ。
ないないない。
多分アナウンサーとか司会者にイメージされるのは、もうちょっと台本通り進行するみたいな役割だと思うんで。
ホストなのか?みたいな。
引き出す人だよね。
そうそう。有識者の言葉を上手く引き出して、オーディエンスに伝えていくっていう仕事の上手い名付けっていうのをしたいなと思ってます。
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いや本当にそうだね。
それができればね、結構ね、この仕事いいじゃんっていう風に思う人もいるでしょうし、多分コンテンツ作る側もこの仕事の価値に結構気づくんじゃないかなと思うんですよね。
いやそうなんですよね。だからやっぱりそういう意味ではそういうスターも生まれてくる必要がある。
野村さんとかもまさにスター候補だと思うんですけど、何かしら色々なところに出てきて聞いてるなみたいなこの人。
そうですね。で、この人は結構コンテンツ面白いぞみたいな風になるってことですよね。
そういうことが広がっていく必要があるなと思ってるんで、でも本当に重要なんですよね。全然違うからね。
そうなんですよ。全然違いますからね。
だから著名人のインタビュー記事が雑誌とか媒体によって全然面白さが違うように、実は違うので。
そうですね。これ多分ね、テキスト以上に差が出やすいと思うんですよ。
出やすいな。
うん。テキストの方って割とそのなんでしょうかね、その有識者の方が擦ってる話だと、そんなにその聞き手のテンポとかって関係ない。
でもそうか、テキストの場合は多分別の能力なんですよね。もっとファクトを積み上げて深く突っ込むみたいな、あと問題意識がすごいみたいな別の能力なんですけど。
はいはいはい。
音声コンテンツもね、本当に技術の差が出ますんで、そこっていうのは。
いやーそうですよね。今度、野村さん今思いつきました。
はい。
今後ジェスト読んでるとか色々この番組やってきますけど、よく考えたら僕らサブMC得意二人じゃないですか。
そうですね。
メインMCもやっておりますが。
まあまあサブMCですね、属性的には。
出身サブMCじゃないですか。
そうですね。
だから、でまあ編集者ってサブMCみたいな仕事だしね。
そうですね。
なので、ちょっとこのぽっちゃつぞっていうのも何回も言われてるんですけど、サブMCスキルについてノウハウみたいなのやっていきません?
あー面白いですね、確かに確かに。
まあ結構ティップスというか、こういうことやればサブMCとしてスキルアップするよとか。
確かに。
なんかそういうノウハウも僕らあるんで、それもなんか先々公開していければなと。
そうですね。
ちょっと思いました。
もう全然ね、理論化できたら面白いですね。
理論化できて、でほぼできてるし多分僕と野村さんの中で。
そうですね。
まあ最終的にちょっとね、書籍化とかね、目指して頑張りましょうかね。
確かに。
そのぐらいまでね、サブMCがね、光が当たれば。
そうです、光が当たれば。
ということで、はい。
あの興味があるあの半元の皆さまによかれましたら、ぜひご連絡いただけると。
サブMC力みたいな。
そうですね。
だから名前だね。
そうですね。
サブMCがね、ちょっとね、あの名前としてもうちょっとあるはずなんですよね。
そうだよね。
はい。
うん。
じゃあこれをね。
ちょっとそれも考えます。
考えましょう。
考えましょう。
うん。
はい。
ということでこのところですかね、今日は。
はい。
今回もお聞きいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
ちなみにこの番組は、しだらのむなが音声プラットフォームボイシーで配信している、風呂敷タタミニンラジオにもアップロードしていきます。
タタミニンラジオでは音声コンテンツの話だけではなく、ビジネスやキャリアの話もしていますので、ぜひお聞きください。
またオーディブルではみんなのメンタールームというリスナーの皆さんのお悩みにお答えしていく番組も配信していますので、そちらも併せてお聞きください。
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番組への感想は、ハッシュタグポッドキャスト総研、ポッドキャストは英語、総研は漢字で投稿いただけると嬉しいです。
それではまたポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
さよなら。